【2010年2月1日〜2月7日】
●治安部隊が、バジョールのテロリストの拠点だったダマドーラを制圧した。日曜日に軍は、6年間抵抗勢力が占拠していたこの地域に国旗を掲揚した。
●国境警察報道官が土曜日に語ったところによると、ダマドーラに入った際に抵抗はなく、地元住民から歓迎されたという。作戦を開始した時点から、テロリスト60人と兵士7人が死亡した(後略)。
Forces retake Damadola after six years●土曜日に北西辺境州大臣のバシール・アフマッド・ビロールが、米関係者を警備するためにブラックウォーターが州内にいると述べた。
●「ブラックウォーターが、北西辺境州の米大使館や国際NGOのスタッフを警備している」と、ロワー・ディールの自爆攻撃での負傷者を見舞った病院で発言した。
Blackwater present in NWFP, admits Bilour●確認されてはいないものの、パキスタン人タリバン指導者がアメリカの無人偵察機による攻撃で死亡したと報告されるなか、彼の後継者争いがすでに始まっている。そのうちの1人が、今週テレビ局が放映した男性2人と10代の少年が鞭打ちされるビデオに登場した。
●鞭打ちを見守男性は、モーラビ・ヌール・ジャマールといわれるオラクザイの住民で、パキスタン人タリバン指導者として行動しているという。
●(中略)ヌール・ジャマールは、クラム部族地帯のタリバン指導者として権力の座にのしあがった。パキスタン軍が南ワジリスタンで作戦を開始した際に、隣のオラクザイの指導者の地位も与えられたらしい。
●(中略)ジャマールはマスードの腹心と言われていたために、マフスードに代わる人物の候補者となりうる。残虐であることでも有名で、このビデオでもこれが証明される。
●「鶏を殺害するように、人間を殺害する」と、去年ヌール・ジャマールの軍隊に指名手配されたためクラームから逃げた、ある住民が語った。
●ヌール・ジャマールは30代後半といわれ、マフスードによりクラームのタリバン指導者に任命される前は、地元宗教学校の講師件祈祷指導者だった。
●携帯電話で撮影されたこのビデオは、オラクザイのマモザイで撮影されたといわれる。マフスードの2人目の妻の家がある場所である。
●パキスタンの治安関係者によると、南ワジリスタンでパキスタン軍と戦ったタリバンがオラクザイに避難したために、この地域は彼らの拠点になりつつあるという。この地域には、パキスタン人タリバンと結託する他の過激派司令官やパンシャーブ州のタリバンも集っている。
●(中略)この地域には少数派のシーア派の住民がおり、タリバンの標的になっている(後略)。
With Taliban Leader Reported Dead, New Pakistani Figure Emerges●パキスタン北西部で米兵3人を殺害した自爆犯は、車を兵士たちが乗った車に激突させたことがわかり、犯人が隊がどこにいたか、内部情報を入手していたかどうかが疑問視されている。
●(中略)警察関係者のナイーム・ハーンが語ったところによると、自爆犯がパキスタン軍を訓練している兵士たちがシャヒ・コトを通過することや、5台からなる車列のどこに米兵がいたかを知っていたかを調べているという。
●「きのう大掛かりな捜索を実施した。現在容疑者35人の取り調べを行ない、誰が自爆攻撃を首謀したかを突き止めようとしている」という。
●米関係者は水曜日に、兵士たちが攻撃の標的ではないようだと述べたが、最新の情報から、訓練プログラムに関して過激派が情報を持っていたかが注目されている。
●水曜日に諜報幹部関係者が、アメリカの隊テロ関係者は、パキスタン人タリバン責任者のハキームッラー・マフスードが死亡したいると信じていると述べた。パキスタン人タリバン関係者は最初ハキームッラーは元気であるこを証明するといいながら、その後その必要はないと述べ、前言を撤回している。
●(中略)米関係者によると、死亡した3人の米兵のうちの1人は地元政府が肯定的なニュースを発行するために協力していた班のメンバーだったという。この場合は女子校開校のニュースで、米大使館がアメリカの人道支援の協力を得て行なっていた。
●車列にいた地元ジャーナリスト2人によると、パキスタン兵が語った言葉から、一般市民の服装をした兵士たちを米国人ジャーナリストだと思っていたという。
●テレビレボーターのアムジャッド・アリ・シャーによると、車列が準軍隊基地を出ようとしていたところ、パキスタン兵が部屋に入って関係者に語ったという。米国人たちに関して、「外国人ジャーナリストが到着しました」と述べた。
Pakistani police: Bomber rammed US soldiers' car●水曜日にタリバンの自爆攻撃で米兵〜人が死亡したことで、これまで口外されていなかった、アメリカがパキスタンに与えている軍事援助が明らかになった。
●死亡した兵士は、パキスタンの国境警備隊を訓練する特殊部隊チーム60〜100人の人間である(中略)。参加していたのは、オルソンの特殊作戦指令のメンバーである。
●(中略)訓練について、少数の米国人やパキスタン人が知っていたが、パキスタンの主権を侵害し、また反米感情が高まることを恐れ、できるだけ伏せられていた。
●(中略)米兵は、無人偵察機による攻撃の報復として標的にされたと考えられるが、そうだとしたら、タリバンが米兵が国境警察に協力しているという諜報情報を受けていたかどうかが疑問視されている。
●(中略)米兵たちは、伝統的なパキスタンのシャルワール・カミーズを着て、目立たないようにしていたという。装甲車は遠隔操作爆弾や地雷を避けるための電子ジャマーを装着し、国境警察が運転する車輛が前後に保護する形で走行していた。
●しかしタリバンは、この包囲を突破することに成功した。全部で131人が負傷したが、そのうちの大半が女子学生だった。
●アメリカが国境警察の訓練にあたっていることは、これまで公にされていなかった(中略)。去年の夏、米軍訓練士たちがスワートで行き場所をなくした難民たちに食料や水を分配したが、このことも極秘にされていた。
●米兵がパキスタン国内にいるのかが、国民の間でいつも話題にあがってきた(後略)。
Soldier Deaths Draw Focus to U.S. in Pakistan●水曜日にロワー・ディールの爆弾事件で死亡した米兵3人は、国境の部族地帯でアルカイダやタリバンと戦う国境警察の諜報活動や戦術を向上させるために訓練を行なっていた、特殊部隊のメンバーだった。
●米兵がパキスタン国内で殺害されたのは、2001年10月以来初めてのことだ。イスラマバードの外交筋に詳しい関係者によると、死亡した米兵は、2008年にパキスタンに派遣された100人からなる米軍特殊部隊訓練隊のメンバーだったという(中略)。
●パキスタンの軍訓練プログラムは、国内に米軍関係者がいることを嫌がる野党の反対を防ぐために、これまで公にされていなかった。米資本の訓練コースは、国境警察隊員たちに教室での講義と野外訓練を行なっている。
●当初米軍訓練士は、安全上の理由から訓練所内に留まっていた。しかし最近はタリバンやアルカイダに対する特殊ゲリラ作戦を実施するために、パキスタン軍に同行するようになった。その結果、水曜日のロワー・ディールの事件が起きた。
●死亡した米兵3人は、コト女子高校の開校式に出席するために、ジャーナリストや政府関係者と一緒に隊の車列に同行していたところ、簡易爆弾の攻撃を受けた。
●この学校は2009年1月に爆破されたが、その後アメリカの国際開発機関USAIDの援助を受けて再建された。2008年から2009年にかけてスワートのファズルッラーの軍隊により、ロワー・ディールの女子校多数が爆破された。
●TTP報道官のアラム・タリークが犯行声明を出したが、死亡した米国人はアメリカのブラックウォーターの職員だったと述べた。軍報道官のアサール・アッバスは、米兵は国境警察隊員を訓練するためにパキスタンにいたと述べた。
●イスラマバードの外交筋によると、この訓練プログラムはペンタゴン資本の1億ドル援助の一部で、国境警察に新しい装甲服や車輛、偵察機器を提供するものである。来年は7500万ドルをさらに使用する予定で、国境警察を訓練して装備を与える。情報源によると、ペンタゴンは国境警察の訓練のために米海兵隊員を派遣するだけでなく、特殊部隊アドザイザーや通信専門家、技術専門家や戦場の応急医療医師からなる特殊チームを派遣し、アメリカとパキスタンの関係者がアルカイダやタリバンに関する情報を共有するための、国境に協力センターを設置しようとしている。
Killed Americans were part of 100-strong commando unit●火曜日の北ワジリスタンにおける米無人偵察機による攻撃の犠牲者は、その後水曜日に瓦礫の中からさらに14人の遺体が発見されて、全部で31人にのぼった。
●ミランシャーの政府情報源によると、犠牲者のうち7人が外国人だったというが、国籍は明らかではない。地元・外国の幹部司令官は含まれていない。政府関係者やタリバンは、ジャラウディッ・ハッカーニが無人偵察機で死亡したという噂が流れているが、事実無根だと述べた。「誰がテレビ局にあのような情報を流しているのだろうか。重要なことなのだから、よく調べてから発表するべきだ」と、ミランシャーの政府関係者が述べた。タリバンも、ジャラウッディン・ハッカーニが死亡したという報道に驚いているという。「モーラビ・サヒーブのようなタリバン幹部が、無人偵察機がうろうろしているようなダッタヘールにいるはずがない。彼は元気でここから離れたところにいる」という。
●無人偵察機が、山中にある抵抗勢力のキャンプ7ヵ所を攻撃したと報道されている。タリバンは仲間を多数失ったことを認めたが、その数に関しては異論を唱えている。「無人偵察機を対空銃で攻撃していた場所だけが狙われた」という。アメリカは、アフガニスタンで多数の犠牲者が出ていることに、いらだっているようだと述べた(後略)。
Drone attack death toll climbs to 31●水曜日にバジョールで抵抗勢力と治安部隊が衝突し、司令官を含む抵抗勢力12人がさらに死亡した。
●情報源によると、軍はダマドーラを制圧するために前進してマモンド地区のセワイ地域に自分たちの拠点を確保しようとしていたところ、攻撃された。
●情報源によると、軍は報復して抵抗勢力たちを一掃したという。戦闘ヘリコプターやジェット戦闘機が出動して、マモンドのセワイ、アザラノ、サパレイ、ハザ、ダマドーラなどを攻撃した。その後、軍はセワイとその周辺を制圧した(後略)。
12 more killed in Bajaur action●フィリピン政府は、パキスタンに対するアメリカのミサイル攻撃で死亡したといわれていたフィリピン人テロ容疑者が、殺害されたかどうか疑わしいと『AP』の記者に語った。
●パキスタン軍諜報関係者が、アメリカに指名手配になっていたアブドゥル・バシット・ウスマーンが、1月14日に北ワジリスタンに対するアメリカのミサイル攻撃で死亡したと述べた。彼と一緒に11人の抵抗勢力が死亡している。この攻撃は、パキスタン人タリバン責任者のハキームッラー・マフスードを狙ったものだったといわれる。
●(中略)フィリピン軍報道官のロメオ・ブラウナーが語ったところによると、諜報情報によるとウスマーンは国を出ておらず、南部のムスリムゲリラの拠点に隠れているという。
●(中略)死亡したのは、やはりウスマーンという名前の別の過激派のようだと、アメリカとフィリピン軍関係者が述べた。
●フィリピン軍関係者が語ったところによると、ウスマーンは先週南部のマキンダナオ州の近くで目撃され、彼が国内にいることは99%確かだという(後略)。
Filipino militant not killed in Waziristan strike: report●パキスタン北西部の学校近くを通過していた車列が攻撃され、米兵3人を含む10人が死亡した。警察によると、米兵1人と女子校の学生63人を含む70人が、ロワー・ディールの爆発で負傷したという。
●兵士たちは、国境警察隊を対抵抗勢力の作戦のために訓練していたと思われる。政府関係者2人が、パキスタン国内に米兵がいることを否定した。また米大使館も、コメントを拒否している。
●軍報道官のアサール・アッバス准将が、米国人が軍の訓練士として国境警察隊に派遣されていたと述べた。
●(中略)政府は公式には、米外交官や援助活動官が国内に増えていることを憂慮していると述べている。また政府はこれまでラホールやペシャワルで、米政府関係者たちを逮捕している。しかし非公式には、タリバンと戦うためにアメリカに依存しているといえる。
●一行は、ロワー・ディールのマイダンで新築された女子校の開校式に向かっていたらしい。爆発はコトにある別の学校のそばで起きた。道路沿いの、人口が多い地域である。
●警察によると、犠牲者のうち3人は女子学生で、警備員と地元のジャーナリスト3人が負傷者に踏まれているという。
●反米感情が強いパキスタンにおいて、米兵3人が死亡したという事実は、パキスタン政府にとっては大きな屈辱である(後略)。
Pakistan blast kills US soldiers●水曜日にパキスタンの治安部隊と同行していた米兵3人が、パキスタン北西部の女子校のそばに仕掛けられた道路脇の爆弾の爆発で死亡した。女子校の学生も、犠牲になった。
●兵士3人は、これまであまり公にされていない、国境警察隊を訓練するためアメリカのプログラムに参加していた。
●米大使館はコメントすることを拒否した。しかし米政府がこれを認めた場合、アフガン国境沿いの抵抗勢力にとっては、大きな勝利となる。
●ロワー・ディールのシャヒ・コトで、開校を祝っていた女子校のそばで爆発が起きた。パキスタン兵を含む7人が死亡した。女子学生を含む70人が負傷し、コト女子高校が大破した(中略)。
●その後3人の外国人の遺体と負傷者2人が、ロワー・ディールのアリー・シーファ病院に運ばれたという(中略)パキスタン軍や諜報関係者がおり、外部の人間が入ることを禁じている。
●(中略)米軍は、2008年以来パキスタンの国境警察隊を訓練していた。パキスタン政府は、パキスタン国内で米軍が存在することを禁じているために、これらの訓練プログラムは公にはされていない。国境警察隊関係者によると、このコースには教室での講義や野外授業があるという。米関係者によると、「訓練士を訓練」するプログラムで、米国人は作戦を実施しているわけではないという。
3 US soldiers killed in Pakistan blast●火曜日にアメリカの無人偵察機がパキスタンの部族地帯にミサイルの雨を降らせ、抵抗勢力17人が死亡、数人が負傷した。
●ミランシャーの政府関係者によると、無人偵察機9機が前代未聞の攻撃を行ない、ミサイル18発を発射したという。多数の犠牲者が出た。
●さらにミサイルが撃ち込まれることを恐れて救出活動ができないために、犠牲者の数は増える可能性があるという。抵抗勢力のほかに、村人も犠牲になった。
●(中略)タリバンが無人偵察機を撃墜させたと主張しているダッタヘール地域のディーガン村で、もっとも犠牲者の数が大きかった。無人偵察機がミサイル8発を発射して、家屋数軒と駐車していた車が攻撃された。ディーガン村は、ミランシャーから30キロ離れた場所にあり、これまでもたびたびアメリカの無人偵察機で攻撃されてきた。「ディーガンはタリバンの拠点と見られている。死亡したのが抵抗勢力なのか村人なのかはわからない」という。
●ディーガン村のあと、同じ地域にあるトゥース・ナレイ村に、ミサイル4発が発射された。4軒の家が攻撃され、7人が死亡し、6人が負傷した。
●またモーマンド・ヘールとハール・カマル村も攻撃された。モーマンド・ヘールでは、最初の偵察機による攻撃のあと、救出作戦のために家から出てきた村人2人にミサイルが発射された。
●無人偵察機が早朝から現場上空を飛び、抵抗勢力たちがダブルキャビンのトラックから対空銃で撃っているのが見えたという。
●(中略)諜報関係者によると、無人偵察機は抵抗勢力が設置した小さな検問所を攻撃していた(中略)。火曜日のミサイル攻撃で死亡したのは、抵抗勢力のうちでもそれほど重要ではない者たちと村人だったという(後略)。
17 die as drones rain 18 missiles on NWA●アフガニスタンとの国境近くで、アメリカの無人偵察機による攻撃で少なくとも10人が死亡した。北ワジリスタンのミランシャー上空で偵察機5機が、ミサイル8発を発射したという。犠牲者の中には、外国人が少なくとも3人いた。
●地元関係者によると、抵抗勢力が使用していた隣接した2つのキャンプが攻撃されたという。
●「当初の報告では、抵抗勢力4人が死亡したという。犠牲者はさらに増えそうだ」と、北ワジリスタンの治安関係者が述べた(後略)。
At least '10 dead' in Pakistan drones strike●ハキームッラー・マフスード死亡説が出回るなか、オラクザイからの報告によると、地元タリバン司令官のマリック・ヌール・ジャマール別名モーラナ・トゥーファンが、TTP責任者として活動しているという。
●報告によると、マリーク・ヌール・ジャマールは、TTP首脳部が今後の活動を決定するまで、組織を率いるという。TTPは月曜日にもハキームッラーが死亡したという報道を否定した(中略)。
●無確認情報によると、ハキムッーラはオラクザイの義父の家で、傷のために金曜日に死亡したという。マモザイのサマ墓地に、去年スタラ・ガッダ村でアメリカの無人偵察機による攻撃でタリバンとともに死亡したカカと呼ばれるパレスチナ人戦闘員の墓の隣に、埋葬されたという。
●また未確認情報によると、ラーマンというハキームッラーの義父は、マモザイ地域に移住してきたアフリディ族だという。娘がハキームッラーの2人目の妻で、去年結婚し、息子が生まれた。
●報告によると、ハキームッラーの治療のためにハングからマモザイまで医者を連れてくることができなかったという。彼を治療したといわれたある医者がいたが、この医者は関係がないことがわかった。
●(中略)ハキームッラーのある腹心が、一連の報道は政府のプロパガンダであり、彼は元気であると述べた。近々司令官が生きていることを証明する証拠を提供するという。
Maulana Toofan new acting TTP chief?●日曜日に治安部隊がバジョールのマモンド地区セワイ地域を制圧し、抵抗勢力の拠点だった場所に国旗を掲揚した。7年ぶりのことである。
●また戦闘で抵抗勢力20人と部族民2人が死亡し、兵士2人が負傷した。情報源によると、衝突で抵抗勢力の隠れ家や避難壕が破壊され、各地で砲撃や空爆があったという。
●情報源によると、戦車や戦闘ヘリコプター、戦闘ジェット機などで援護された治安部隊が抵抗勢力と激しく衝突したあと、セワイを制圧した(中略)。セワイは抵抗勢力の中枢機関がある場所で、自分たちの法制度を施行していた。
●情報源によると、抵抗勢力20人が死亡、兵士2人が負傷した。このほかに一般市民2人も死亡したという(後略)。
Forces take control of militants stronghold after seven years●日曜日にアメリカとパキスタンの諜報関係者が、パキスタンタリバン指導者者が死亡したという報告を調査しているという(中略)。
●ホワイトハウスの幹部関係者によると、マフスードが死亡したことは95%確かだというが、別の米関係者は、まだ調査中だと述べた。
●(中略)ハキームッラーは当初1月14日の無人偵察機の攻撃で死亡したと報道されたが、その後自分は生存しているという声明を2度出した。その後1月17日に2台の車が標的となり、彼が負傷したと報道された。日曜日にオラクザイの部族民長老が、4日前にハキームッラーが埋葬されたと語ったと報道されたが、裏付けはない(後略)。
Leader of Pakistani Taliban thought to be dead after U.S. strikes●土曜日にパキスタンとアメリカの関係者が、パキスタン人タリバン指導者のハキームッラー・マフスードが無人偵察機により負った傷で死亡した可能性が高くなったと述べた。
●イスラマバードやペシャワルの政府関係者は、マフスードが死亡した可能性は高いが、証拠はないと述べた。
●オバマ政権関係者は、週末に入ってきた諜報情報から、マフスードが1月14日の無人偵察機による攻撃で受けた傷から死亡し、部族地帯に埋葬された可能性が高くなったと述べた。確率は90%だという。
●(中略)1月14日の無人偵察機のあと、タリバンはハキームッラーの声が録音されたテープを2本発表した。そのうちの1つでは、ハキームッラーが1月17日という日付を口にしており、彼が生き延びたことの証拠となっている。
●しかし諜報関係者や地元部族民は、ハキームッラーは重傷を負い、妻の親戚がいるオラクザイに運ばれたという。
●パキスタンのテレビ局の記者であるアズマット・ハーンによると、無人偵察機による傷がもとで、死亡したという。部族民の長老2人が語ったところによると、1月27日早朝、オラクザイのマモザイ地域タジャカ村で葬儀が行なわれたと語った。ハーン自身は葬儀に参加したわけでなく、遺体は見ていないという(後略)。
Pakistani Taliban Leader Is Reported Dead●政府が日曜日、TTP責任者のハキームッラー・マフスードが無人偵察機によるミサイル攻撃で死亡したという、テレビ報道の真偽を調査しているという。
●(中略)諜報関係者によると、ハキームッラーは1月14日の攻撃では生き延びたが、1月17日に殺害された可能性があると述べた。TTP責任者は、北ワジリスタンの抵抗勢力を乗せていた車2台が偵察機に攻撃され、その時に負った傷により死亡した可能性があるという。
●アサール・アッパス軍報道官は、「私の情報源は、彼が生きているか死亡しているかを確認していない」と述べた。
●タリバンは1月14日の攻撃のあと、ハキームッラーは現場となったシャクトイにいたことを認めたが、攻撃の1時間ほど前に現場を離れていたと述べた。
●タリバン報道官は日曜日に、ハキームッラー死亡説を再び否定した(中略)。
●最近発表されたオーディオ・メッセージで、ハキームッラーは政府が発表しているように無人偵察機による攻撃ではなく、撃たれて負傷したと述べている。
●土曜日に発表されたメッセージでTTP責任者は、シャクトイから別の場所に車で向かっていたところ、左耳をかすかに負傷したと述べた。
●情報源によると、彼の車が無人偵察機により破壊されたことを認めたが、彼は生きており、安全な場所にいる述べている。自分の死亡説をテレビで見ているが、これはアメリカを満足させ、彼の部下の戦闘員たちに混乱を生じさせるためのものだという。
●TTPのある重要関係者によると、ハキームッラーは20日ほど前にオラクザイのバラマード・ヘール・ママザイ村のグンダ・メーラ地域にある妻の実家を訪れ、2人目の妻の父親であるイブラヒーム・ハーン・アフリディの家にしばらく滞在したという。
●無人偵察機による攻撃の目撃者によると、攻撃のあと、ハキームッラーが自分の車から降りて、別の車に乗るのを見たという。「彼が攻撃を逃れたことは確かだと思う。負傷した人間が、車から車に1人で乗り移ることはできない」。
●諜報組織は、ワジリスタンやカイバル、クラムの反タリバン部族民の協力を得て諜報活動を行なっているが、これらの情報源が、ワジリスタンに対する無人偵察機による攻撃で彼が死亡したことを確認した。
●内務省や他の政府関係者は、ハキームッラーは彼の意思に沿って、2人目の妻の村に埋葬されたという報告を受けているという(後略)。
Army investigating reports of Hakeemullah's death