【2010年5月17日〜5月23日】


■タリバン、北ワジリスタンでスパイを爆殺[100522 News]

木曜日に北ワジリスタンで、タリバンがスパイ行為をしたという2人の男性を、残虐な方法で処刑した。男たちの情報により、無人偵察機による攻撃で35人が死亡したという。

情報源によると、タリバン戦闘員数十人が手錠をかけられた2人の男性を連れてやってきて、村人たちにダッタヘールのディーガンとムハンマドヘール村に集るように命じた。タリバン司令官たちが村人に、2人はアメリカのスパイで、35人のタリバンと地元民が殺害されたいくつかの無人偵察機攻撃に関与していたことを告白すると伝えていた。しかし村人によると、時間がなく、無人偵察機に攻撃される恐れが在るために、2人が公衆の前で話すことはできないと言ったという。タリバンは2人に爆発物を大量に詰めた袋を縛り付け、箱の上にたたせた。村人たちにはその場所から離れるように言い、離れた安全な場所までケーブルを引っ張って行き、その後起爆装置を入れた。

村人によると、最初のスパイがディーガン村で爆殺され、2人目はムハンマドヘールで爆殺された。目撃者によると、遺体の破片が四方八方に飛び散り、埋葬のために集めることができなかったという。

政府関係者によると、爆発は非常に強力で、ミランシャーにまで聞こえた。最初は無人偵察機による攻撃があったと思ったという。殺害された男性の身元はわからない。タリバンは金曜日に別の部族民も処刑し、銃で撃たれた遺体が道路に遺棄されていた。

garrTaliban blow up spies 'in' NWA
Mushtaq Yusufzai

■爆弾事件で逮捕された2人の中にパキスタン陸軍少佐[100521 New York Times]

タイムズ・スクエア爆弾未遂事件の犯人の行動を知っていたとして逮捕されたパキスタン人の中に、陸軍関係者とビジネスマンがいたことが、米諜報関係者から明らかになった。

陸軍関係者が、ラワルピンディで逮捕された。男は軍に対する不満を持っていたようで、彼が爆弾未遂事件の犯人のファイサル・シャーザッドと関係していたことで、パキスタン軍がこの事件に関係していたとは思えないという。

名前は明らかにされていないが、陸軍少佐と米大使館のケイタリング会社社長のシルマン・アシュラフ・ハーンは、シャーザッドがアメリカからパキスタンに帰国したあと、彼に協力していたという。

(中略)パキスタン政府関係者が金曜日に、タイムズ・スクエア事件関連で逮捕された数人のパキスタン人の中に、ハーンと少佐がいると述べた。

(中略)パキスタン陸軍報道官は今週になって、事件との関連で軍の関係者が逮捕されたことを否定した。この少佐は、宗教的な理由で戦うことを拒否したから逮捕されたという。

シャーザッドと同様、ケータリング会社社長のハーンはアメリカの大学出身である。シャーザッドを援助した、イスラマバードの教育を受けた中流のパキスタン人組織の人間の1人のようである。

イスラマバードでの逮捕や捜査は、海外に住むパキスタン人で、テロ攻撃の訓練を受けるために帰国することを望む人間を集める組織を中心に行なわれているようである。

(中略)ハーンの逮捕は、米大使館がパキスタンにいる米国人に、彼の会社ハニーフ・ラージプット・ケイタリングを使用しないように警告したことから、明らかになった。「テロリスト組織が、関係を持った可能性がある」という。

(中略)土曜日の夜に予定されていた米大使館の晩餐会の予約が、突然金曜日にキャンセルされたと、会社のセールス・マネジァーが語った。数年前に大使館の警備が強化されたあと、マリーンのための定期的な晩餐会に、会社が使用されていたという(後略)。

hoonPakistani Army Major Among 2 New Arrests in Bombing
JANE PERLEZ、ISLAMABAD

■米無人偵察機、パキスタンで6人殺害[100521 AFP]

土曜日にパキスタン北西部の部族地帯で、アメリカの無人偵察機が過激派のものと思われる建物を攻撃して6人を殺害したと、治安関係者が述べた。

狙われたのは、ミランシャーから25キロ離れたムハンマド・ヘール村にある、過激派が使用していた家である。

「アメリカの偵察機がミサイル4発を発射し、過激派6人が殺害されたと報告されている」と、ペシャワルの治安関係者が述べた。家は、地元の部族民ヒヤリ・ジャンのもので、ハーフィズ・グル・バハドゥールと関係のある過激派組織に貸していた。犠牲者の中には重要人物がいるかどうかは、わからない。

hoonUS drone strike kills six in Pakistan: officials
MIRANSHAH

■パキスタン、北ワジリスタン問題で悩む[100521 Asia Times]

(前略)キアニ陸軍参謀長は、追い詰められている。もし北ワジリスタンを攻めれば、過激派たちは拠点を失う。さまざまな組織に属す少なくとも5万人の過激派たちがパキスタン全土に広がり、大変なことになるだろう。

キアニはパキスタンを訪れている、アフガニスタンの司令官であるマクリスタル将軍と米中央指令部のベトラウス将軍に、北ワジリスタンを攻撃を躊躇していることを伝えた。

キアニは11月27日に引退予定で、国防省のチョードリー・アフマッド・ムフタールは、彼が留任することはないと述べた。キアニも、留任を望んでいない。またザルダリ政権は、パキスタン軍に口を挟むことはできない。従って、キアニの決断は決定的だ。

米国人が今週パキスタンに到着する前、キアニはラワルピンディにおける警察司令官たちの集まりで演説した。北ワジリスタンの作戦と関連する、いくつかの話題にも触れた。パキスタンの経済は最悪の状態であるために、イスラマバードがアメリカの戦争に協力するという条件つきで、アメリカは援助を約束している。

(中略)過激派たちが、停戦協定に乗り気であれば、北ワジリスタンに関する決断も簡単だったはずだ。従ってサウジ政府の協力を得て、今年初めにハリッド・ハワジャとマフムード・アル・サマライを含む使節団が北ワジリスタンを訪れ、過激派との和平協定の可能性を探った。

元ムスリム同胞団のメンバーであるイラク人のサマライは、1980年にソ連と戦うためにアフガニスタンに行った人間としては、ビンラディンの次に年長の人間である。彼はまだアフガニスタンに住むが、アルカイダと接触するためにパキスタンのサウジ大使館とも関係している。

ハワジャとサマライは北ワジリスタンの様子を探り、ある程度の手応えを感じた後、今度はアミール・スルタン・タラールを連れて再訪した。しかしエイジアン・タイガーという組織が一行を拉致し、ハワジャを殺害した。

あるアルカイダ系のパキスタン人組織が語ったところによると、「我々はハジャワとサマライの努力を認める。ムジャヒディンたちは、全員和解を歓迎していた。パキスタン国内で戦いを望む者は、誰もいない。しかし、エイジアン・タイガーがこれを台無しにした。ここにいる人間はみんな、彼らを操っているのは外国の組織だと考えている。何が何でも、北ワジリスタンで作戦を実施することを望む組織だ」。

イスラマバードには、パキスタンと戦うことを望んでいるものは誰もいないというメッセージを届けたという。もし戦いが開始すれば、「不運な出来事で、いやいや戦うことになる」という。

月曜日にはアフガニスタンのヘラートでイタリア兵2人が死亡し、火曜日にはカブールでNATO軍兵士が死亡した。さらに水曜日にはバグラム基地が攻撃され、タリバンの春の作戦は血気盛んだ。カブールでは平和ジルガが10日後に予定されているが、抵抗勢力たちはその前に明らかなメッセージを送っている(後略)。

hoonPakistan torn over North Waziristan
Syed Saleem Shahzad、ISLAMABAD

■パキスタンのイスラーム主義者指導者、殺害される[100520 BBC]

タンクの近くでパキスタン人元国会議員の射殺死体が発見されたと、警察が発表した。

モーラナ・メラージュッディンは、モーラナ・ファズウル・レーマンが率いるイスラーム神学者協会の部族地帯における責任者だった。モスクから帰る途中、自宅近くでバイクに乗った2人の男に射殺された。

「モーラナ・メラージュッディンが、ムルタザ村の自宅のすぐ近くで、午前6時頃に射殺された。モスクから帰るところだった」と、南ワジリスタン行政官のシャーハブ・アリ・シャーが語った。

地元のイスラーム神学者協会責任者のモーラナ・ニアーズ・アリ・シャーによると、事件は準軍隊の検問所の近くで、外出禁止令が出ている時間に起きたという。犯人はあきらかではないが、モーラナ・シャーには、「政府が彼を殺害したと思う」と述べた。「彼は、政府がタリバンに対抗する部族民軍隊を結成するように要求していたが、これを拒否していた」という。

モーラナ・メラージュッディンは、2005年に南ワジリスタンで政府とパキスタン人タリバンとの間を仲介して、両者の間では和平協定が締結された。また2007年には、南ワジリスタンでバイトゥッラー・マフスードと停戦協定を結ぶための使節団の一員となった。

政府は現在、南ワジリスタンで軍事作戦を実施する前に避難してきたマフスード族数千人に、自宅に戻るように説得している最中である。また情報源によると、政府は、部族民指導者たちにハキームッラー・マフスードのグループと対抗するために、地元の軍隊を結成するように促しているという。

hoonPakistan Islamist leader killed

■オラクザイでタリバン60人と兵士4人死亡[100520 Daily Times]

軍の情報源が、水曜日にタリバンと治安部隊の間で衝突があり、少なくともタリバン60人と兵士4人が死亡したと述べた。

水曜日にタリバン200人以上が、オラクザイのダボリ地域にある検問所を襲撃して、兵士4人が死亡、20人が負傷した。その後タリバンと治安部隊の間で衝突し、タリバンが少なくとも60人が死亡し、70人が負傷したという。

情報源によると、タリバンは最初ロケット推進手榴弾を治安部隊の検問所に撃ち込み、その後銃撃した。軍はすぐに応戦して激しい戦闘となり、戦いは3時間続いたという。

また水曜日にジェット戦闘機がダボリ地域を空爆し、タリバン5人を殺害、数人を負傷させた。この空爆で、タリバンの隠れ家3ヵ所が破壊された(後略)。

hoonFour soldiers, 60 Taliban killed in Orakzai clash

■アフガン、タリバン「知事」を逮捕[100520 Reuters]

木曜日にアフガニスタンの諜報局が、少なくとも2件の攻撃を首謀したと思われる、タリバン陰の知事を逮捕したと発表した。

(中略)諜報局によると、サマンガン州のタリバン「知事」だというグリスタン師の取り調べを実施しているという(後略)。

hoonAfghans detain Taliban "governor"
KABUL

■ハワジャの息子、テレビアナウンサーを殺人で告訴へ[100520 Dawn]

殺人と、有名なテレビアナウンサーと過激派司令官との間の会話との間の謎めいた話題が、さらに発展した。

水曜日にハリッド・ハワジャの家族が、テレビアナウンサーのハミッド・ミールを告訴するつもりだと主張した。

「数日のうちに警察と最高裁判所に行き、父がパンジャビ・タリバンに殺害される原因を作った件で、ミールを告訴する」と、ハリッドの息子、オサマ・ハワジャが述べた。

(中略)息子によると、テープの第2の声は「ウスマン・パンジャビ別名ウメルの声であることがわかった。父が拘束されているときに、彼と5〜6回話したことがあるので、わかった」という。「ミールと過激派との間の会話を入手した。電話は4月19日のもので、父の告白ビデオは、4月23日にメディアに発表されている。この事実から、自信を持った」。

オサマによると、父親が拘束されている間、ウスマン・パンジャビはミールの他にも別のジャーナリストと接触して、父に関する「見解」を求めたという。「これらのジャーナリストたちが裁判では私の味方をしてくれる」という。

smellKhwaja's son to file murder case against TV anchor
Zulqernain Tahir

■アナウンサー、テープは修正されたと主張[100519 Dawn]

先週ウェブに公開された、有名なパキスタン人ジャーナリストとパキスタン人タリバンとの間の会話を録音したオーディオ・テープが、波紋を起こしている。ジャーナリストでテレビのアナウンサーは、今になってこの件に関与したことを全否定し、真実の究明を訴えている。

ハミッド・ミールは、テープの会話は修正されていると言っていたが、自分の声ではないと主張し始めた。これを国家の諜報局(IBD)の仕業とし、彼を含む数人の人間を陥れるための陰謀だという。

電話の会話は、イスラーム過激主義者で元ISI工作員のハリッド・ハワジャの役割についてで、彼がまだエイジアン・タイガーに拘束されていた時期のものである。ハミッド・ミールだという男性が、ハリッド・ハワジャが2重スパイで、CIAからカディアニスに至る人間のために動き、ラール・マスジッド事件において、悪役を演じたことを非難する。

このオーディオ・テープが聴けるウェブサイトによると、この電話の会話はハミッド・ミールとパンジャビ・タリバンとの間のものだという。またハワジャが殺害されたのは、ミール氏のためだと非難するサイトもある。この会話があった数日後に、ハワジャの「告白」ビデオが発表され、彼がラール・マスジッドのサーガに関与し、CIAのために動いていたという、会話と同じような内容が発表されたからだ。このビデオが発表された数日後に、ハワジャは射殺された。

しかしハミッド・ミールは、会話とは一切関係ないとし、またこのような事件に関与したこともないという(中略)。さらにテープをウェブサイトに掲載したのは、諜報局がザルダリ大統領の指図で行なったことと述べた。諜報局には、声を変える特殊な装置があると主張した。

(中略)ミール氏によると、テープは最初PPPに関係する人間のブログに掲載されたという。このテープの中でミールはタリバンに、CIAやラール・マスジッドとの関係に関してハリッド・ハワジャを尋問するよう要求している。またハワジャがCIAの工作員であることを示す、いくつかの出来事を述べる。ハワジャが、CIAと関係するマンスール・イジャーズとイスラマバードで会談したことを指摘。さらにハワジャの依頼を受けて、自分がラワルピンディにある軍の病院で、アルカイダのアブドゥル・レーマン『アル・ケネディ』の未亡人が息子と会えるように取りはからった出来事を語った。この女性はカナダ国籍を持ち、CIAの工作員であったという。

テープの内容に関してミール氏に尋ねると、最近はPPPの事務所の召使いとハリッド・ハワジャに関して電話で話しただけだという。しかしパキスタンでマンスール・イジャーズと会ったことはないと述べた。しかし、自分が「ハワジャに頼まれて、軍の病院で女性が息子と会えるようにとりはかった」ことは認めた。しかし後に女性の息子の1人がアメリカに住み、CIAで働いていることがわかったという。テープの会話のように、女性がCIAの工作員であるわけではないと述べた。

ミールによると、マンスール・イジャーズに会ったのは1995年にニューヨークで会ったのが最初で最後だという。当時のベナジール・ブット首相の使節団の1員として会ったという。「マンスール・イジャーズはブット女史に会うためにやってきたが、代わりにザルダリに会った」という(後略)。

smellAnchor claims damning tape doctored
Amir Wasim and Nasir Iqbal

■オラクザイで過激派28人と兵士1人死亡[100518 News]

月曜日にオラクザイで抵抗勢力と治安部隊の間で激しい衝突があり、抵抗勢力28人以上が死亡、17人が負傷した。

兵士側も1人が死亡、5人が負傷した。過激派の一団がオラクザイ中央部にあるハラシャ地域にある治安部隊の検問所を、両方向から攻撃したという(後略)。

hoon28 militants, soldier killed in Orakzai
KALAYA

■アフガン・パキスタン国境で過激派分裂[100518 Asia Times]

(前略)2010年の初めに実施された軍事参戦のために、南ワジリスタンのマフスード族の戦闘員が北ワジリスタンに入り、アフガンタリバン司令官のシラージュッディン・ハッカーニと北ワジリスタンのタリバン指導者のハーフィズ・グル・バハドゥールに保護された。両司令官とも、パキスタン軍と和平協定を結んでいる。

反シーア派過激派のラシュカレ・ジャングヴィ(LJ)のメンバーも、北ワジリスタンに入った。

これらのさまざまな「避難」組織がミール・アリを含めた北ワジリスタン全体に広がり、ここを拠点とするようになった。地元の組織よりも数が多く、強力になり、これらのマフスードやLJの過激派たちが、アルカイダのイデオロギーや戦略を採用を含め、あらゆるものをコントロールしようとし始めた。

無人偵察機の攻撃にさらされたことで、これらの組織は一致団結した。しかしアフガン抵抗運動、アルカイダ、パキスタン人タリバンとアルカイダ系と自称する組織の間には、大きな違いがある。

ミール・アリでイデオロギー上支配的だった組織は、以前LJとつながり、首謀者は故タヒール・ユルダシェフだった。アルカイダ系のウズベキスタン・イスラーム運動の指導者で、南ワジリスタンで活動していた。彼らの信念は、混乱を作り出すことで、パキスタンにイスラーム革命を起こすことだった。ムシャラフ大統領やベナジール・ブット元首相暗殺未遂事件などに、関与していた。

最近ハリッド・ハワジャが殺害されたことからも、彼らがオマール師やバハドゥールの命令に耳を貸さないことが、明らかになった。アルカイダのメンバーを殺害すると、脅迫さえしている。

ハワジャを殺害したエイジアン・タイガーは、まだ「イマーム大佐」を拘束している。彼らはLJの派生組織である。彼らを率いるのが、ムハンマド・ウマル(タリバン・メディア・センター報道官としては)、またはパキスタンではイムラン・モタ、部族地帯ではウスマン・パンジャビなどというさまざまな名前を用いる人間である。

ウスマンの組織のメンバーは、カラチに住んでいたマフスード族パシュトゥーンで、反シーア組織のLJの分派だった。この組織は2009年12月にアフガニスタンのCIAを攻撃した、カリ・フセインとも関係がある。

北ワジリスタンのエイジアン・タイガーの活動のために考えられた、ウスマン・パンジャビという名前は、選び抜かれた名前である。この地域には、もう1人ウスマン・パンジャビがいる。イリアス・カシミーリの運転手である(過激派にとって運転手という地位は、副官のようなもので重要である)。

エイジアン・タイガーのウスマンがハワジャ一行を拉致したとき、すぐにカシミーリと彼の運転手に疑いがかかった。カシミーリはこれを快く思わず、タイガーの指導者に文句を言ったところ、介入すれば彼の組織を攻撃するとぶっきらぼうに言われた。

タイガーのウスマンは、ハワジャを解放するべきだというオマール師の主張も退け、イマーム大佐もいまだに拘束している。オマール師自身からの音声またはビデオメッセージがなければ、これを受け入れないという。

「北ワジリスタンの組織の間では、エイジアン・タイガーなる組織は外国の諜報組織が生み出した組織で、地元のムジャヒディンとパキスタン軍を対立させ、北ワジリスタンで作戦を開始させようとする陰謀だという噂がある」と、あるアルカイダ系過激派が述べた。

「我々は拉致直後にハワジャの家族と接触し、アルカイダと関係のある組織は関与していないことを明らかにした。エイジアン・タイガーの人間が、外国の諜報組織に利用されているのか、彼らのために動いているのか、現在調査中だ。いずれにしても、それなりに対処する」という。

エイジアン・タイガーが外国の諜報組織と関係があるかどうかは、明らかではない。しかし過激派内の関係が危ういことは、明らかだ(後略)。

hoonMilitant splits span AfPak border
Syed Saleem Shahzad、ISLAMABAD

■パキスタン北西部で自爆、11人死亡[100518 AP]

火曜日に、自転車に乗った自爆犯がパキスタン北西部でパトロールしていた警察を攻撃した。警察官3人と一般市民8人が死亡した今回の攻撃は、デーラ・イスマイル・ハーンを走行中だったパトロール車を狙ったものだったと、地域警察責任者のグル・アフザル・ハーンが述べた。

犠牲者のなかには、警察幹部と護衛と運転手が含まれているという。一般市民のなかには、学童2人がいる。この他に15人が負傷した(後略)。

hoonSuicide attack kills 11 people in NW Pakistan
ISHTIAQ MAHSUD、DERA ISMAIL KHAN

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2010.