【2010年7月5日〜7月11日】


■米軍、アフガンタリバンとパキスタン過激派組織を関係づける[100711 Longwar Journal]

ここ数日のうちに、米軍はパキスタンを拠点とするラシュカレ・タイバなどの外国人戦闘員やパキスタン人タリバンが、アフガニスタンの同盟軍やアフガン軍の脅威となっていると公言し始めた。

これまでISAFや国防省は、アフガニスタンの抵抗運動とパキスタンにいるそのスポンサーとの関係を公言したことはなく、これは劇的な変化である。

タリバン司令官とタリバン協力者と戦闘員2人をナンガルハル州で逮捕したことで、この新たな動きが開始された。「この司令官はフギアニ地区のタリバン指導者と直接関係があり、さらにこの地域にいるラシュカレ・タイバの援助を受けてきた」という記者発表があった。

その4日後、ISAFはナンガルハル州のフギアニ地区で、ラシュカレ・タイバと関係のある別のタリバン司令官を逮捕した(中略)。

このような記者発表がある以前、ラシュカレ・タイバに言及されたことは3度しかない(中略)。3件ともインドとの関係で言及され、アフガニスタンとは関係がなかった。

ラシュカレ・タイバに関する発表があった翌日、米軍はガズニ州で、パキスタン人、アラブ人、チェチェン人戦闘員の関係のあるタリバン司令官に言及した(中略)。さらに今日も、タリバン戦闘員がアルカイダとパキスタン人タリバン指導者と関係があるという発表を行なっている(中略)。この戦闘員とは、南ワジリスタンのワジール族タリバン指導者、ナジール師のことである。ナジールはアルカイダやアフガン人タリバンと関係があるにもかかわらず、「良いタリバン」とされている。パキスタン国家に抵抗しないからである。パキスタンはナジール師と、いくつもの協定を結んでいる。これまでアメリカは、ナジール師に言及したとこがなかった(中略)。

ラシュカレ・タイバとチェチェン人戦闘員はこれまでもアフガニスタンの同盟軍やアフガン軍と戦ってきたが、アメリカはこれらの組織を直接名指しすることを躊躇してきた(中略)。

米軍や文民指導者たちは、ハッカーニの組織やクエッタ・シューラ・タリバン、ヘクマチアルなどをアフガニスタンの脅威と名指ししてきたが、ラシュカレ・タイバが正式に非難され始めたことは、新しい動きである。軍は彼らを脅威と感じ、正面切って彼らを標的にし始めた。

hoonPakistani terror groups
BILL ROGGIO

■パキスタンの部族地帯で自爆攻撃、数十人死亡[100709 BBC]

アフガニスタンと接するパキスタンの部族地帯の村で自爆攻撃があり、少なくとも50人が死亡した。モーマンド部族地帯のヤカブンド村で起きた爆発で、少なくとも100人が負傷した。

犯人はバイクでやってきて、地元行政官の事務所の門の近くで自爆したという(中略)。

爆発は商業地区で起こり、車や店舗を破壊し、多数が瓦礫の下敷きになった。近くの刑務所も被害を受け、囚人の一部が脱走した。

目撃者によると、行政官の事務所の外で、多数の人間が待っていたという(後略)。

garrSuicide attack in Pakistan tribal village kills dozens

■アルカイダの新人、パキスタンを注目[100708 Asia Times]

5月にアルカイダのナンバー3でアフガニスタンの作戦責任者であるムスタファ・アブ・アル・ヤジドが北ワジリスタンで無人偵察機により殺害されたことで、アルカイダのアフガン戦争の1章が終わった。

新たな司令官であるエジプト人シェイク・ファテ・アルミスリが任命されたが、彼はアフガニスタンで戦った経験のあるアルカイダではなく、戦いの経験が長いアラブ人戦闘員である。彼が任命されたことで、アフガニスタンにおけるアルカイダの戦術がゲリラ戦に移行したことがわかる。パキスタンにおけるアルカイダの作戦は、国境の反対側にいる外国軍との戦いを補強するために行なわれる。

前アルカイダ司令官であるリビア人のアブ・ライス・アル・リビは、2008年1月にパキスタンに対する無人偵察機による攻撃で死亡したが、彼もミスリと似たような背景を持つ。元々はアルカイダのメンバーではなく、リビア人たちを率いて、パキスタンとアフガニスタンで活動していた。2007年に作戦司令官に任命され、じきに戦場の中で自分の力を証明した。他の組織との協力態勢を、すぐに展開した。

情報源によると、ミスリはアフガン戦略を微調整するものの、そこでの戦争はパキスタンと切り離すことはできないと見ている。例えば先月、パキスタンの陸軍参謀長のキアニ将軍とISI長官のアフマッド・パシャ長官がカブールを訪問し、タリバンとの話し合いを開始しようとした。パキスタン人たちは多数のアフガン組織と接触し、アルカイダとアルカイダ系パキスタン組織と戦わせようとしている。

これを熟知しているミスリは、ラホールの礼拝所に対する攻撃を行なった。この攻撃でカディアニ派の95人が死亡、100人以上が負傷した。過激派たちは、治安部隊と救助部隊の様子を観察した。その後、多数の過激派が、ラホールに派遣された。近隣地域やカラチの過激派組織、カイバル・パフトゥンハワ州の人間である。

彼らの標的は、過激派の目から見た「非ムスリム」である。カディアニ派やシーア派などである。

パキスタンの諜報組織は攻撃を察知し、カディアニ派やシーア派などが使用するラホールの礼拝所を監視して、警備を強化した。一連の取り締まりで、爆発物2万8000キロが押収された。

過激派たちは先週神経質になり、北ワジリスタンの幹部指導者の許可を得ずに、ラホールのスーフィーの聖人廟に対する二重自爆攻撃を行なった。

この攻撃は過激派の注意を引いたが、アルカイダたちは、このようなことを行なうと反動があることを知っている。2007年にイラクで起きた、シーア派最大の聖なる場所である、イマーム・ハッサン・アスカリのサマーラ廟の攻撃が、そのよい例である。このあと宗教抗争となり、流血沙汰が続いた(中略)。したがってパンジャーブ人タリバンは、この攻撃に関与していないと発表した。

「何でそのような作戦をする必要性があるだろうか」と、パンジャーブ人過激派報道官のムハンマド・ウマル、別名ウスマン・パンジャビが語った。「アフガニスタンにも数百の廟があるが、タリバン政権時代、1度も攻撃されたことがない」という。

サイード・アリ・ハジュウェリ廟への攻撃で、デオバンド派(タリバン系)とブレルヴィ派(反タリバンのスーフィー)の間が対立した。

多数のスンナ派組織がストライキを予定したが、ムルタンの廟の管理人であるギラニ首相は、テロとの戦いに連帯するための議会を開くことを表明した。

しかし結果的にデオバンド派の学者たちは、廟に対する攻撃を非難するに留まり、目的は自分たちへの攻撃だと述べた。パキスタンのブレルヴィ派(スーフィー)学者たちはインド分裂時代にまで遡り、パキスタンの政治勢力との関係が深くない。いっぽうデオバンド派は政治勢力とのつながりがあり、マドラッサやモスクを多数所有する。

その結果、右派は、どれほどタリバンやアルカイダに近かろうと、デオバンド系の人間を怒らすことができない。したがって、先週の廟に対する攻撃のあと、右派のナワーズ・シャリーフ元首相は記者会見を開き、タリバンとの話し合いが重要であることを強調した。

彼によるとアフガニスタンにおける外国の政策、つまりアフガニスタンにおけるアメリカの戦争を支持する政策が、パキスタンのテロの根源になっていると述べた。シャリーフの声明は、すぐにPPPに非難され、彼が過激派組織の支持を受けていると付け加えた。

過激派たちは、パンジャーブ州での支持を失っている。しかし、恐怖を人々に植え付けている。そのために、アフガン政府とのタリバンとの間の取り引きをお膳立てしようとするパキスタンの熱意に、水を差している。

しかし、別の局面がある。カイバル行政区の国会議員で、慈善省の連邦大臣である有名なスーフィー、ピール・ヌールル・ハク・カドリの見解である。彼によると、カイバル行政区全体が、スーフィーのブレルヴィ派に属すという。「我々は商人で、したがってこの地域に平和がほしい。過激派たちは、ひっそりこの地域に入ってきた。自分たちに対立するような人間を選んで暗殺し、廟を爆破し、混乱を起こした。2008年中頃になると、人々の意思は完全にくじけ、彼らに対抗する者がいなくなった。2008年以後、カイバル行政区はまったく別の場所になってしまった。過激派の支配下にある。パンジャーブの過激派の取り締まりが、叫ばれている。しかしラールマスジッドの作戦が、亡霊のように政府につきまとう。パキスタンの汚点が、再び表面化することを恐れる。2007年7月に、治安部隊が過激派の温床になっていたタリバンが支持するモスクに突入した。これにより、国内の過激派の活動に火がついた。

国家規模の討論の結果、政府はパンジャーブの特定のマドラッサや、いくつかの活動を禁じられている組織を取り締まることにするかもしれない。これには時間がかかる。しかし実現すれば、宗教抗争になる。これにアルカイダが便乗するだろう。アルカイダはオラクザイですでに軍に勝利し、その大半を支配している」。

新司令官のミスリは、アフガニスタンとパキスタンを攻撃する時期を狙っている。

garrAl-Qaeda's new man eyes Pakistan
Syed Saleem Shahzad、ISLAMABAD

■パキスタン軍過激派殺害を問われる[100708 BBC]

火曜日に北西部でパキスタン軍に殺害された過激派23人の親戚が、犠牲者たちは死亡時には逮捕されていたと述べた。

ディール地区の長老が、容疑者たちの多数は地元の村の議会により、軍に引き渡されたと述べた。

軍は、男たちはディールのマイダンで実施された捜索活動の際に銃撃戦となり、殺害したと発表した(中略)。

攻撃されたことの報復として、パキスタン軍がタリバン容疑者を超法規的に殺害した疑いがかけられている。軍はこれを否定している(中略)。

火曜日にディールの軍が容疑者の家族23人に、地元の病院から遺体を引き取るように申し渡した。男たちは、捜索活動で殺害されたという(中略)。

しかし犠牲者の親戚たちが語ったところによると、殺害された容疑者全員が、ティメルガラの準軍隊基地で拘束されていたという。「ほとんどが学生だった。タリバンに感化され、スワートの訓練所に参加した。しかし本当の戦闘に参加する前に、両親たちに連れ戻された」と、地元の長老で元国会議員のサイード・グルが語った。

「他の者たちは、有名な過激派の親戚だったり、恐怖のために過激派を匿った人間だった」という。そのうちの1人は癲癇持ちだったために、スワートの訓練所に行くのをやめたと、男の家族をよく知る人間が語った。別の犠牲者は、去年の11月9日に治安部隊に逮捕され、逮捕に関しては同日ディールの軍報道官がメディアに発表していた。

garrRelatives question Pakistan army on militant killings
M Ilyas Khan

■友人、拉致されたカナダ人女性の安否を心配[100706 CBC News]

2008年にパキスタンで過激派に拉致されたカナダ人女性の安否が、10ヵ月前から途絶えている。

ウェスト・バンクーバーのフリーのジャーナリストで、イスラーム教徒に改宗してからはハディジャ・アブドゥル・カハールの名前で通っていたベブ・ギズブレヒトが、バヌーで拉致された。彼女の親友のグレン・クーバーが解放のための話し合いに尽力していたが、彼女と最後に話したのは、2009年8月だという。当時でさえ、56歳のギズブレヒト・カハールが、すでに30歳年老いたような声だったという。

拉致された当初、犯人たちは35万ドルの身代金を要求し、彼女を殺害する期限が何度も更新されていった。

クーパーによると、過激派寄りだった彼女のジャーナリズムの性格ゆえに、解放するに値しないと考える者たちがいるようだという。「パキスタン政府内には、このように考える人たちがいることは確かだ」と、クーパーが語った。

この地域や政治に詳しい専門家は、彼女の行為は軽卒だったと語る。報道組織や政府のサポートなしに、1人で行動していた(中略)。

外務省報道官は、カナダはカハールの解放のために、パキスタンとの協力を続けているとだけ語った。

領事問題批評家のダン・マクティーグによると、現在どのようなことが進んでいるかは明らかではないという。「外務省が何をしているか、イスラマバードの領事館が何をしているか、何もかもはっきりしない。カナダ人たちが、この事件が10ヵ月前に終ってしまったと思ってもしかたない」(後略)。

hoonAbducted B.C. woman's friend fears worst

■パキスタン軍、北西部で過激派と衝突[100706 BBC]

パキスタンの北西部で軍と過激派が衝突して過激派23人が死亡したと、警察が語った。ロワー・ディールのマイダンで捜索活動を行なっていた軍に過激派が発砲したあと、殺害されたという。

日曜日にロワー・ディールの準軍隊が駐屯する城塞で自爆攻撃があったために、捜索活動が実施された。

(中略)マイダンの住民が語ったところによると、捜索活動が実施される前の月曜日の夜、地域全体に外出禁止令が敷かれた。280人が逮捕されたが、逮捕者の中に過激派がいるかは明らかではないという。

軍によると、ロワー・ディールのキルパニ村で「過激派の動き」があるという報告があったために軍が捜索活動をしていたところ、「抵抗分子」が発砲し始めたという。

日曜日には、車爆弾とロケット砲で武装した自爆犯4人が城塞を攻撃し、兵士1人を殺害した。

hoonPakistani army clashes with militants in the north-west

■CIAとISI、スパイ合戦[100706 Dawn]

去年パキスタン人がイスラマバードのCIA関係者に接触して、パキスタンの核計画に関する情報を提供すると申し出た(中略)。しかしCIAは怪しく思い、男はISIのスパイであると結論づけた。

CIAはパキスタンに警告し、パキスタンは調べてみると約束したが、両者とも男が二重スパイであることに触れないまま、出来事はそのまま立ち消えになった。

(中略)CIAは何度もISIに入り込み、パキスタンの核計画を探ろうとしている。ISIは部族地帯におけるCIAの対テロ活動に関する諜報情報を収集するとともに、CIAが核計画について何を知っているか探ろうとしている。

部族地帯にいるCIA指令部は、スパイを確保するとともに無人偵察機の攻撃を計画する。CIAは、ISIとたびたび衝突する。無人偵察機は、「ライン」として知られる、パキスタンのバローチスタンにある基地から離着陸する。

(中略)ISI関係者は、CIAの活動に関する情報収集のために、二重スパイを送り込んでいないと主張している。しかし2009年には、多数の二重スパイが送り込まれた。約12人の二重スパイが数年間活動していたことが判明している。これは、ISI長官のアフマッド・シュジャ・パシャの対諜報情報プログラムの一環である。

パキスタンがアメリカに二重スパイを送り込んでいることに、CIAは頭を悩ましている。パキスタンとグルブディン・ヘクマチアル、さらにハッカーニ組織との関係のためだ。

CIAはパキスタンの核計画を警戒するだけでなく、ヘクマチアルとハッカーニが拠点を置いている北ワジリスタンに軍事作戦を行なわせようと、やっきになっている。

(中略)CIAは、テロリストや過激派を追跡して殺害する工作員を雇うことを最優先事項としているが、これは大変なことだ。彼らを捜し出すことができなければ、無人偵察機は攻撃できない。それにはパキスタンの協力が必要であり、アメリカは毎年30億ドルをパキスタンの軍事・経済援助のために支払っている。

パキスタン自身も、アメリカ人のことを気にしている。ブッシュ政権一期目にアメリカと諜報情報を共有したところ、CIA所長が情報をイギリスに流したことが判明して激怒したことがある。これでCIAとISIの関係が悪化して、不信感が高まった。パキスタンはCIA所長を、パキスタンから追い出した。

英治安関係者は、「事件はパキスタンとアメリカの問題だ」と述べた。

(中略)CIAは、アルカイダや過激派組織をスパイするために、人を雇う。ISIもそうだ。同じ人間を雇うことがたびたびある。つまりCIAは常に、スパイが誰のために働いているかを考えなければならない。アメリカか? パキスタンか? 敵か?

これまでISIは、CIAに誤った情報を提供するために二重スパイを使ったことはないと米関係者が語る。ISIはアメリカの作戦に関する諜報情報を収集し、CIAはいかに反応し、情報がいかに使用されたかを偵察する。

CIA関係者によると、米工作員の世代が若くなってきたために、部族地帯の作戦が難しくなったという。アメリカは部族地帯では情報源を開拓するために、巨額の資金を使っている。

2001年の攻撃のあと、CIAはアルカイダのスパイを雇うために、パキスタンとアフガニスタンに多数の若い工作員を送り込んだ。若い工作員は、パキスタンに長年雇われていた人間を知らずに雇うこともあり、パキスタンはこのような人間を二重スパイにした。

元CIA関係者多数は、去年ホーストで起きたCIA職員7人が死亡した爆弾事件は、CIA工作員が経験不足であったためだったと語った。CIAはザワヒリの情報を知っている人間を探し出したと思ったのに、二重スパイであることが判明した。

皮肉な事にも、CIAは、この情報源から話を聞くためにイスラマバードに連れて行けばISIに気づかれてしまい、このアラブ人が正式な書類を所持していないことで逮捕される可能性もあると見て、ホーストに連れて行なった。

しかし、経験だけが問題なのではない。

いかに両者の関係の危うさが作戦の障害になっているかを示す一つの例が、北ワジリスタンのミランシャーにあるCIAの基地である。米軍とCIA関係者は、パキスタン軍に保護されながら、ミランシャーでISIと一緒に活動しているが、基地は厳重に包囲されている。

CIAとISIは時々アルカイダに対して合同作戦を実施するが、情報を共有することは稀だと、元CIA関係者が述べた。ハッカーニのスパイは、CIAがそこで活動していることを知っており、たびたび迫撃砲やロケット砲で攻撃される。

基地に詳しいCIA関係者が語ったところによると、基地にいるアメリカ人たちは体操して「のらくらしているだけ」だという。基地から出るだけでも大変で、映画「ショーシャンクの空に」にちなんで、基地を「ショーシャンク」と呼んでいる。

CIAは去年、安全のために基地を閉鎖した。基地に関することは、公にならなかった。諜報収集の鉄則である。

smellCIA and ISI locked in aggressive spy battles
WASHINGTON

■タリバン司令官殺害[100705 AFP]

パキスタンが月曜日に発表したところによると、23万4000ドルの賞金が懸かっていたタリバン司令官が、北ワジリスタンで兵士との銃撃戦の結果死亡したという。

軍によると、パキスタン人タリバン幹部司令官の1人、アミールッラー・マフスードが殺害された(中略)。彼はカリ・グード(びっこの男)またはマズルームヤール(圧政を受ける者の友)というパシュトウ語のあだ名がついていた。

マフスードはミランシャーの検問所で射殺された(中略)「2000万ルピーの懸賞金が懸けられていた。兵士2人も負傷した」という。

hoonPakistan says wanted Taliban commander killed
PESHAWAR

■廟攻撃で平和が犠牲に[100705 Asia Times]

(前略)信頼のおける情報源によると、アメリカの警備会社がパンジャーブで過激派組織を捜索し、取り締まりのためのアドバイスを行なおうとしている。

これまで軍から反対されていたが、今回のラホールの攻撃がある数日前、アメリカの民間の警備会社関係者を含む50ヵ国の関係者がパキスタンに到着した。

情報源によると、これらの米国・英国・インドを含む外国人関係者は、以前パキスタンの大使館からビザの発券を禁じられた。しかしその後、アブダビとアラブ首長国連邦のドバイ大使館よりビザを発券された。これはパキスタンの内務省、国防省、治安組織の許可を得ずに行なわれた。

「これまでブラックウォーター(クセ・セービス)と関係していると疑われていたために、ワシントンのパキスタン大使館がビザの発券を拒否した米国人12人以上が一行に加わっている」と、情報源が語った。ビザは通常90日間しか許されないが、6ヵ月から2年間のビザだという。

外務省報道官のアブドゥル・バシットは、コメントを拒否している。

smellPeace sacrificed in shrine attack
Syed Saleem Shahzad、ISLAMABAD

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2010.