【2011年3月14日〜3月20日】


■悪魔の取り引きに高い代償[110318 Asia Times]

(前略)デイビスの逮捕は、パキスタンとアメリカの間に大きな影響を及ぼした。緊張が毎日高まるなか、軍幹部が2月22日にサウジアラビアの介入で、オマーンで会談を開いた。

アメリカを代表するのが統合参謀長のマイク・ミュレン総督、アフガニスタンのISAF司令官のデビッド・ペトラウス将軍、米特殊部隊司令官のエリック・オルソン総督、米マリン・コーブスのジェイムズ・マティス将軍、米中央指令司令官であったと、米軍紙のスター・アンド・ストライプが報道した。

パキスタン側はアシュファク・パルヴェズ・キアニ陸軍参謀長、ジャヴィッド・イクバル陸軍長官が含まれた。

オスロの会談が実現した裏には、3人の人間の働きがある。まずISI長官のシュジャ・パシャ少将。彼はデイビス釈放の2日前に、2期目を任命された。そして駐ワシントンのパキスタン大使、フサイン・ハッカーニである。ハッカーニはボストン大学教授で、米政府と非常に良い関係にある。当時のブッシュ大統領に、ムシャラフに代わってザルダリを大統領にすることを約束したのも、彼である。そしてジョン・ケリー上院議員である。

危機を迎えるとすぐにハッカーニが行動した、両陣営のリーダーにできるだけ早く問題を解決するように促した。ワシントンを脅迫することは、効果的ではないと考えた。すでにアメリカはアフガニスタンに関する戦略会議から、パキスタンを除外していた(中略)。

デイビスの問題が勃発すると、パキスタンは米国人に、CIAがパキスタンで行なうのは事務的な活動に限り、領事館や大使館内に留まり、パキスタンに関する報告所を作成するに留まらなければならないと述べた。諜報作戦は、すべてISIを通じて行なう。

パキスタンは米国人たちを協力させるために、あらゆることをした。北ワジリスタンで軍事作戦を行なうことを拒否し、パキスタン国内で攻撃を行なっているにもかかわらず、過激派と停戦協定を結んだ。右派の宗教政党が反米デモを行なうことも許可した。また部族民たちがイスラマバードに行って、イスラマバードのCIA本部長の身元を特定することを許した。そして裁判所や警察が、アメリカの国防省請負人を乱暴に扱うことを許した。

米政府はパキスタンの変化に神経質になった(中略)。この時点でサウジアラビアが仲介し、その結果オマーンの会談が実現した。パキスタンに対する新たな取り引きもあった。インドよりも南アジアにおける大きな戦略的な役割も約束され、あらゆる諜報上の取り引きにおいて、パキスタンではISIがすべての権限を持つことになった。

この外交争いで勝利したのはパキスタンで、敗北したのがアメリカである。

しかしパキスタン政府幹部の中には、多くのものを失ったとみる。アフガニスタンにおけるタリバンとの戦いが開始するなか、アメリカは北ワジリスタンで軍事作戦を行なうことを主張するはずだ。行なわなければ強硬手段でくるだろう(後略)。

hoonHigh cost to a devil's bargain
Syed Saleem Shahzad、ISLAMABAD

■パキスタン、40人を殺害した無人偵察機の攻撃に復讐を誓う[110318 BBC]

アフガニスタンとの国境付近で40人がアメリカの無人偵察機で殺害されたあと、北ワジリスタンの部族民長老たちが復讐を誓った。「我々は復讐をするために、100年待つ人間である。敵を決して忘れない」と、長老たちが声明を発表した。

木曜日の攻撃に多くの者が激怒した。犠牲者のほとんどが、屋外でジルガに参加していた部族民長老や警察だった。

オブザーザーたちによると、今回の無人偵察機の攻撃に対する怒りにより、パキスタンはワジリスタンにいるタリバンに対する作戦を先延ばしにすることになるかもしれないという(中略)。

木曜日の攻撃は、2機の無地偵察機によって行なわれた。ミサイル1発が、過激派と思われる男たちを乗せた車を攻撃した。さらにミサイル3発が走行中の車輛を攻撃し、車と近くで行なわれていたジルガに命中した。

車に乗っていた過激派4人が死亡したが、その他のほとんどが長老や地元の商人、部族民警察だった。「死亡した40数人の人間の何人がアルカイダのメンバーだったか、世界は調べるべきだ」と、長老たちが述べた。「地元の習慣に従って開催されたジルガにすぎず、ダータ・ヘールの有力な長老たちが問題を解決するために集まっていた。米国人たちは、我々の長老さえ殺害した」。

長老の1人のマリーク・ファリドゥッラー・ワジール・ハーンは、ミサイル攻撃があった30分後に現場に到着した。親戚4人が殺害されていた。「現場は血の海だった」と述べた。「遺体なんかなかった。体の一部、手や足、眼球が散らばっていた。誰1人として、身元がわからなかった。人々は買い物袋に散らばった遺体の一部や衣服の切れはしを集めた」。彼によると、現場で44人が死亡し、そのうちの13人が子供だった。7歳の者もいたという(後略)。

garrPakistan: Calls for revenge after US drones kill 40

■米無人偵察機、ダータ・ヘールのアルカイダ拠点を再び攻撃[110317 Longwar Journal]

北ワジリスタンのダータ・ヘールで再びアメリカの無人偵察機の攻撃があった。2日前にも攻撃があったばかりである。

犠牲者や標的に関して、さまざまな報告がある。『Geo News』は、CIAの無人偵察機が建物にミサイル2発を撃ち込み、「過激派」14人を殺害したと報道した。『アルジャジーラ』はタリバン戦闘員35人が死亡し、建物は訓練所や集会所に使用されていたと報道した。

『ドーン』紙や『ロイター』は、標的は建物か建物の外の車輛で、犠牲者の数は22〜25人とし、一般民かテロリストなのかは特定していない。建物は北ワジリスタンのタリバン指導者のハーフィズ・グル・バハドゥールのもので、「中で2つの対立する過激派組織の間を取り持っていた」という。バハドゥールの長老たちと話し合っていたのはどの2つのグループなのかは、明らかにしなかった。

バハダールの幹部だったシャルバット・ハーンや外国人戦闘員数人が攻撃で殺害されたと、『AP』が報道している。しかしパキスタン人たちは、一般市民や警察官が犠牲になったと主張している。ハイバル・パフトゥーンフワ州知事のサイード・マンスール・カウサールは攻撃を非難し、「部族民のジルガ」が攻撃されたと述べた。

「攻撃を強く非難する。ジルガが攻撃され、部族民長老や警察官が殉教した。パキスタン政府はこのような攻撃を我慢しない。パキスタンの主権に反するものだ」と述べた。後にパキスタン陸軍長官も、攻撃を非難した(後略)。

hoonUS Predators strike again in al Qaeda stronghold of Datta Khel
BILL ROGGIO

■パキスタン、CIA工作員デイビス釈放に怒り広がる[110317 BBC]

パキスタンの法律家や政治政党が、CIA請負人のレイモンド・デイビスの釈放に怒りを表している(中略)。

パキスタンの関係者によると、「慰謝料」はサウジ政府の仲介で、サウジアラビアで遺族に支払われたという。

デイビスの居場所は明らかではない。アフガニスタンにいるという者もいるが、確認できていない。

イスラーム協会などは、カラチとラホールで小規模な抗議運動を木曜日に行なった。しかしイスラーム神学者協会(JUIF)は、デイビス釈放に関して注意深い態度を取っている。これはデイビスがシャリア法のもとで釈放されたためかもしれない。JUIF報道官は、パンジャーブ州政府が遺族に慰謝料を受け取るように強制したかどうかを調査しているという。

遺族の代表を勤める弁護士のファイザン・ハイダルは水曜日に、自分の知らないところで慰謝料の支払いが決まり、それが決まる間、自分は拘束されていたと述べた。

批評家たちは、4日前、遺族たちが慰謝料ではなく正義がほしいと述べていたことを指摘している。

(中略)いっぽう犠牲者の遺族に対して支払われた慰謝料に関して、新たな事実もでてきた。パンジャーブ州の連立政権の一つてあるPML-N報道官ティディクル・ファルークによると、遺族たちは今月初めにメッカに巡礼に行き、パキスタンに帰国する前に慰謝料をもらったという。パキスタンのメディアが水曜日に、慰謝料を受け取ったと報道したあと、遺族の居場所はわからなくなっている(後略)。

smellPakistan anger over release of CIA killer Raymond Davis

■パキスタン軍参謀長のキアニ将軍、米無人偵察機に関して憤慨[110317 BBC]

パキスタン軍責任者が最近の無人偵察機による攻撃を、「我慢ならず、違法なこと」と非難した。

アシュファク・パルバズ・キアニによると、40人近くが殺害されたこの攻撃は「完全なる人権侵害」と述べた。

犠牲者のほとんどが、北ワジリスタンの部族会議に出席していた一般市民だったという。

(中略)キアニは、このような「暴力的な行為により、テロリズムと戦うことを困難にしている」という。「長老などを含む平和的な一般民のジルガを、不注意に無神経に攻撃することはとは、人間の命を全く無視するものだ」。

関係者によると、ダッタ・ヘールで、2度にわたって無人偵察機で狙われた。最初のミサイルは、過激派が乗っていた車に当たった。地元の部族民によると、無人偵察機は屋外で行なわれていたジルガに、ミサイル3発を撃ち込んだ。

車はジルガの近くを走行していて、ミサイルは車とジルガの両方を狙ったという。

部族民によると、ジルガはこの地域の亜クロム酸塩採掘所の所有を巡って話し合っていた。関係者によると、無人偵察機はハーフィズ・グル・バハドゥール系の過激派を狙っていた。彼の司令官の1人で車に乗っていたシャルバット・ハーンが殺害されたという(後略)。

hoonPakistan army chief Kayani in US drone outburst

■ミサイル、パキスタン北西部で過激派16人殺害[110317 AP]

木曜日に間を置かずに無人偵察機がミサイル2発を過激派36人が集会を行なっていることを攻撃し、少なくとも16人が死亡したと、パキスタンの治安関係者が述べた。

3分間隔で、北ワジリスタンのダッタ・ヘールで攻撃が行なわれた(後略)。

hoonUS missiles kill 16 militants in NW Pakistan
RASOOL DAWAR、MIR ALI

■北ワジリスタンで無人偵察機、22人死亡[110317 Dawn]

木曜日に北西部の部族地帯にアメリカの無人偵察機の攻撃があり、過激派22人が殺害された。

ダッタ・ヘールにミサイル2発が撃ち込まれた。「米無人偵察機がミサイル2発を撃ち込んで家屋を破壊した。過激派22人が死亡したと、ペシャワルの治安関係者が述べた。

hoonUS drone kills 22 in North Waziristan
MIRANSHAH

■デイビス、自由への道を買う[110317 Dawn]

1ヵ月半緊張が続いた劇が、水曜日に突然終止符が打たれ、米国人のレイモンド・デイビスが釈放されてすぐにパキスタンから出国した。1月27日に殺害された2人の若者の遺族が、慰謝料を受け取ったと地元の裁判所に述べた。

警察関係者が語ったところによると、各犠牲者は慰謝料として1億ルピーを受け取ったという。

しかし米国務省のヒラリー・クリントンは、慰謝料の支払いはないと述べた。アナリストによると、慰謝料は直接米政府が支払ったのではなく、デイビスの家族か家族をとおして支払われた可能性もあるという。いずれにしても、アナリストたちは、パキスタンの諜報組織とワシントンとの間の取り引きの結果、慰謝料またはディヤートが支払われたという。

(中略)外務省は外交官特権に関しては明らかにせず、ラホール最高裁判所は決議を法廷に持ち込んでいた。

デイビスの弁護士は、パキスタンの法律で認められているディヤート、つまり慰謝料を支払って問題を解決する可能性を模索していた。

2人の犠牲者の遺族は、慰謝料を受け取ることを当初拒否していた(中略)。釈放の数日前の記者会見で、遺族の2人がパキスタン人政府関係者に、自分たちに取り引きを受入れるように強制しないでほしいと要求した。

デイビスが釈放されて国外への脱出が確保された際、2人の犠牲者の家族とシャッバース・シャリーフ大臣の不在が注目された。犠牲者の家族はこれまで監禁されていた家から姿を消し、シャリーフ氏は兄で党のリーダーであるナワーズ・シャリーフの「具合が悪い」ためにロンドンに急行しなければならないと説明した。

デイビスを米政府関係者に引き渡したことで、パンジャーブ政府に対する抗議運動が広がった。

政府の情報源によると、裁判所に出廷していた各家族に、1億ルピーが支払われたという。

しかし犠牲者を代表していた弁護士のアサド・マンズール・ブットがメディアに語ったところによると、自分は刑務所関係者により数時間拘束され、遺族たちは慰謝料の書類にサインすることを強制されたという。治安組織がファヒームとファイザンの家族を火曜日の夜に拘束し、監禁されたと疑っている。

警察関係者によると、家族は法組織に「保護されている」という。

政府の情報源によると、犠牲者の家族はブット氏を解雇し、新たに2人の弁護士ラジャ・イルシャッドとシャビール・フセインを雇い、水曜日に慰謝料を受け取ることを正式に決めたという。

違法に武器を所持していたことに関しては、デイビスは2万ルピーの罰金を支払った。

裁判が閉廷すると、米大使館の代表と一緒に犠牲者の家族と新たに雇った弁護士が、6台の車輌で車列を組んで厳重に警備されながら、刑務所の建物から立ち去った。デイビスもこの中にいたという。

デイビスは、すぐにアメリカの特別機でパキスタンからアフガニスタンに飛んだ(後略)。

ohDavis buys his flight to freedom
Wajih Ahmad Sheikh and Asif Chaudhry、LAHORE

■米ミサイル、過激派5人を殺害[110316 AP]

金曜日に、アメリカのミサイル2発がパキスタンの部族地帯で過激派5人を殺害した。2度目の攻撃は、遺体の回収をしていた過激派を狙ったものだった。

ミサイルは、北ワジリスタンのスピンワム村に撃ち込まれた(中略)。

金曜日の最初の攻撃で、過激派3人を載せた車が狙われた。その30分後に、再びミサイル2発が歩いていた過激派を狙った。この過激派は最初の攻撃で死亡した仲間の遺体を回収しようとしていたと、2人のパキスタン人諜報関係者が述べた(後略)。

hoonPakistani intel: US missiles kill 5 militants
ISHTIAQ MAHSUD、DERA ISMAIL KHAN

■CIA関係者、慰謝料と引き換えに解放される[110316 New York Times]

ラホールでパキスタン人2人を殺害したとして投獄されていたCIA関係者が、米とパキスタン政府関係者の間の極秘取り引きの結果、水曜日に釈放された。パキスタン政府は裁判所に政治的圧力をかけるいっぽうで、犠牲者の家族には数百万ドルの「身代金」が支払われた。

(中略)パキスタン人関係者は水曜日に犠牲者の家族と6時間以上話し合った結果、「血の金」と呼ばれている慰謝料が支払われることになった。犠牲者の弁護士とパキスタン人政府関係者によると、全部で230万ドルの慰謝料が支払われたという。

(中略)パキスタンの米関係者は水曜日に、ラホール最高裁判所が、デイビスに外交官特権があるかどうかを決議する前に、問題を解決することに必至だったと述べた

詳細は明らかではないが、関係者によると、パキスタン政府はナワーズ・シャリーフの家族を含むラホールの有力な政治家に依頼し、裁判所にデイビスの裁判を延期するように圧力をかけた。慰謝料の支払いや最高裁判所の決議なしに問題を解決したことで、パキスタンの弱体政府はなんとか面目を保った。

米政府関係者は、文民政府関係者やキアニ陸軍参謀長に、デイビスが釈放された場合パキスタンに年間30億ドル以上の援助を支払うことを決議してほしいと主張した。

(中略)クリントン国務省長官は、米国は「慰謝料を支払っていない」と述べたが、アメリカ側の依頼により、家族に身代金が支払われたかどうかという質問に対しては、答えなかった。米政府関係者によると、家族に慰謝料を支払うことを決めたのはパキスタン政府であり、米政府はパキスタン政府の費用を持つという。「米国とパキスタンの間には、取り引きはなかった」と、関係者は述べた。

しかし、パキスタン人関係者はこれを否定し、CIAは、ISIの知らないところでパキスタン国内で行なう極秘作戦の数を減らすことに同意したという。「我々を仲間として扱い、信頼・尊敬し、我々の背後で活動しないという要求も含まれている」という。

パキスタン政府は、先週から犠牲者の家族と直接交渉し始めたようだ。イスラマバードの最高裁判所の弁護士ラジャ・イルシャッド・キヤニは、2日前に遺族から連絡があり、自分たちの代わりに交渉を行ない、裁判所では代理人を引き受けてほしいと依頼されたという。

以前家族の弁護士だったアサッド・マンスール・ブットは水曜日に、依頼人たちの電話がつながらなくなったと述べた。仲間と一緒に水曜日に裁判所の公聴会に到着すると、4時間部屋に閉じ込められ、家族と会うことを許されなかったという。

いっぽうイルシャッドは、法廷の裁判官がデイビスを起訴し始めようとしているところに、イスラマドードから到着した。弁護士は裁判官に、殺人罪で起訴することを取り下げ、慰謝料を受け取ることの同意書を提出した。

家族が取り引きを受入れるように強制されたかどうかは明らかではないが、政府がブット氏やデイビスの釈放に反対していた宗教政党と、家族を接触させないようにしていたことは確かである。ブット氏によると、イスラーム神学者協会に頼まれ、家族のために無料で弁護を引き受けたという。

デイビスに死刑を要求していた宗教政党や反米組織は、今後は巻き添えを受けた3人目の犠牲者に関する裁判を行なうために、抗議運動を続けると見られている。

水曜日の裁判に出席した弁護士たちによると、ラホール米領事が法廷にいたという。デイビスは手錠をはめられ、鉄の檻の中のベンチにこしかけていた。

ohC.I.A. Security Officer Is Freed in Pakistan as Redress Is Paid
CARLOTTA GALL and MARK MAZZETTI、LAHORE

■パキスタン、CIA工作員に対する見解に相違[110314 New York Times]

パキスタン政府は月曜日、二重殺人を犯したCIA工作員に外交官特権があるかどうかの決議をさらに延期することにした。

(中略)パキスタン政府は、銃撃に対する世論の怒りが収まるまで、決議を延期しようとしている。野党の圧力や経済に対する不満のために、政府は親米と見られることを避けようとしており、問題を外務省と最高裁判所に委ねている。

デイビスが外交官特権を持っていたかどうかの決議を法廷に委ねたとで、裁判は長引き、即時に釈放を求めている米政府は不満を感じることになる。デイビスは起訴状にサインすることを拒否しているが、殺人に関する裁判は水曜日の公聴会で始まることになる。

最高裁判所は街頭の圧力に影響されやすいために、デイビスにとっては不利になる恐れがある。宗教政党や過激派はデイビスを絞首刑にするように要求している。米関係者によると、デイビスのチームはラシュカレ・トイバの情報を収集していたという。

外務省は、デイビスが外交官パスポートを所持し、外務省によりビジネス・ビザが発行されていることを確認したと、月曜日に副弁護士のナヴィード・インヤット・マリークが裁判所で述べた。外務省には、デイビスの外交官特権に関する記録はないという。

イジャーズ・アフマッド・チョードリー裁判官は、政府はデイビスに特権があったかどうか明らかにしていないと不平を述べ、法廷において殺人罪で起訴できると述べた(後略)。

hoonPakistan Defers Ruling on C.I.A. Operative
WAQAR GILLANI and CARLOTTA GALL、LAHORE

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2011.