【2004年3月08日〜3月14日】


■アメリカ、パキスタンと北朝鮮の関係を注目[040314 New York Times]

先週CIAがホワイトハウスに提出した新たな機密文章によると、パキスタンのカーン研究所が北朝鮮に、ウラン使用の核兵器を作るために必要なすべての機材とテクノロジーを供給していたという。アメリカ高官によると、六フッ化ウラニウムを核燃料に変えるための「完全なパッケージ」だという。(中略)

これらの事実の一部は、パキスタン高官がカーン博士か行なった聴取から明らかになった。アメリカは、直接カーンを取り調べてはいない。「我々が得た情報は間接的なもので、パキスタンがそれを改ざんしている可能性がある」と、あるアメリカの外交官が述べた。(後略)

hoonU.S. Widens View of Pakistan Link to Korean Arms
By DAVID E. SANGER、WASHINGTON


■オサマのテープ、ジハード会議開催を主張[040314 Daily Times]

これまで明らかにされてなっかメッセージで、ビンラディンは欧米に対して聖戦を行なうための会議を開催し、ムスリムを武装化することを主張していたと、土曜日にウェブサイトが発表した。

1月にアルジャジーラ・テレビがビンラディンのメッセージを伝えたが、Dirasat Web siteが、その声明の全体を発表した。メッセージでは、ムスリム戦士たちに軽武器、ロケット弾や対戦車砲を持たせるために、会議を開催するべきだと述べたはいう。「学者、発言力があるリーダーや商人たちが安全な場所で集い、アラブの君主制に対立し、これらの政権を追放し、その無能力によって生じた穴を埋める努力をするべきだ」。

hoon"Osama" tape urges clerics to form jihad council
DUBAI


■Lashkar、容疑者逮捕できず[040314 Daily Times]

南ワジリスタンの長老たちは、容疑者を探し出し、降伏を説得するために10人からなる使節団を組織した。「Zalikhel族の最終勧告に対して反応はないが、ジルガは容疑者たちにさらに、さらに降伏のための期限を儲け、平和的に降伏するのを待っている」と、長老たちは述べた。「使節団が戻ってから、次の対策を考える」という。ジルガは再び日曜日に開催される予定である。

「使節団は部族の伝統に基づいたものであり、lashkarが容疑者に寛容であるわけではない」と、ある部族民が述べた。

いっぽうある情報源によると、容疑者はまだワジリスタンに隠れており、1週間前にも彼らと会ったという。「容疑者のうちの1人に会ったが、意気揚々としていた」という。部族の軍隊が彼を捜索していると述べたら、「lashkarは好きなことをやればいい」と笑い飛ばしたという。7人の容疑者が隠れている場所は、地雷に取り囲まれているらしい。

これとは別に、行政側は土曜日にlashkarの進行具合を話し合った。「Zalikhel族には、行政はもう待てないことを知らせた。lashkarはすばやく目的を遂げなければならない」と行政官が述べた。

《AP追記》

土曜日に行政官は、南ワジリスタンで新たな作戦を行なうと述べた。作戦はいつ開始され、どの部隊が参加するからはまだわからないが、正規軍か準軍隊になるだろうとMohammad Azam Khanは述べた。「いつでも開始できる」という。

hoonLashkar fails to arrest wanted men as deadline lapses
PESHAWAR


■タリバンの攻撃で、国境で4人、殺害される[040314 AP]

タリバン戦士がパキスタンの国境付近で政府高官を攻撃し、戦士が3人殺害されたと、日曜日に警察が発表した。

土曜日にカンダハル州で銃撃戦があり、アフガン兵1人が死亡、2人が負傷したと、カンダハル警察のGen. Salim Khanが述べた。

これとは別に、ラグマン州でロケット弾が2発撃ち込まれ、市民が1人死亡したと州知事が日曜日に発表した。

また米軍が3人のタリバン容疑者を逮捕したと、アフガン高官が述べた。

カンダハル南東のShorabak地方で、60人のタリバン戦士が州責任者の事務所を襲ったとKhanが述べた。彼らが乗っていたトラックから、戦士たちはパキスタンを越えてやってきて、再び戻っていったことがわかったという。この銃撃戦には、同盟軍は参加しなかったという。

タリバンの情報官だというQari Mahmoodは、「攻撃を行なった」と声明を発表した。

これとは別に、日曜日、ジャララバードでロケット弾が3発撃ち込まれた。負傷者はいない模様。土曜日にはロケット弾が、カブールの国連事務所、米軍本部、治安支援部隊事務椎の上を飛んだという。

hoonTaliban Attack Leaves Four Dead at Border
By STEPHEN GRAHAM、KABUL


■アフガン攻撃でタリバン3人拘束[040314 Reuters]

アフガニスタン南東部における米軍の捜索で、3人のタリバン司令官が逮捕された。今週末の米軍の作戦で、少なくとも12人のタリバン戦士が殺害された。

抵抗分子は日曜日にジャララバードでロケット弾を発射し、2人を負傷させた。

3人のタリバンは、金曜日にザーブル州で逮捕された。3人はMullah Naimatullah、 Mullah Saleh Mohammad、Mullah Baluchで、タリバン前州知事Mullah Abdul Razzaqを捜索する際に逮捕された。

カンダハルでトラックが空爆され、12人のタリバン戦士が殺害された。

hoonThree Taliban held in U.S. Afghan offensive
SPIN BOLDAK


■アメリカ、ビンラディンに対して新たな作戦開始[040313 Reuters]

米軍主導の軍隊が、アフガニスタンの南部と東部でビンラディン捜索のための新たな作戦を開始した。

「山嵐」と名づけられたこの作戦は、3月7日に開始され、1万3500の米軍主導の軍隊が空軍に援護されて行動すると、米軍情報官Lieutenant-Colonel Bryan Hilfertyが土曜日に述べた。(中略)

タリバン情報官によると、米軍は少なくとも2つの東部の州で作戦を開始したが、オマール師は無事だという。「オマール師は非常に安全な場所にいる。ビンラディンについては何もわからない」とAbdul Latif Hakimiが『ロイター』に述べた。

米軍高官によると、特殊部隊Task Force 121が、ビンラディンを含むアルカイダやタリバンゲリラ捜索のために、国境地帯に人員や設備を投入しているという。(後略)

hoonU.S. launches new Afghan push against bin Laden
By David Brunnstrom、KABUL


■アメリカ、アフガニスタンで新たな作戦開始[040313 AP]

米軍は土曜日に、アフガニスタンの南部と東部で、アルカイダとタリバンを標的にした新たな作戦を開始したことを発表した。「圧力をかけ続けることで、テロリストの幹部たちを捕らえることができると思う」と米軍情報官のLt. Col. Bryan Hilfertyが述べた。

今回の作戦は、「1人以上を」捕らえるためのもので、必ずしも今回の作戦の最中でなくても、最終的にアルカイダのリーダーとオマール師を捕まえる自信があるという。さらに、アフガニスタン南部では「小規模な空爆」を行なっているというが、場所と標的などの詳細については述べなかった。

「山嵐」と名づけられた今回の作戦は、日曜日に開始したという。1万3500人の米主導の同盟軍が参加している。カンダハルの米軍基地にいる『AP』のレポーターによると、これまでより航空機の離着陸が多く、C-130貨物機やチヌークヘリコプターが、夜を通して着陸していたという。また大きな作戦を実施する前の慣例にしたがって、夕食にはロブスターとステーキが出たとようだ。

hoonU.S. Announces New Afghan Operation
By STEPHEN GRAHAM、KABUL


■パキスタンとアフガン部族、衝突[040313 The News]

金曜日に北ワジリスタンで、デュランド・ラインを巡って、パキスタンのMadakhel WazirとアフガンのTanai族が武器をもって対立し、緊張が高まった。

北ワジリスタンのLwara地方の近くに住むパキスタン人部族民は、親アフガン政府軍や司令官に支持されたアフガン部族民が、Madakhel族がパキスタン領土と主張するSoonzai地域を占領しようとしていると主張した。

「アフガン軍はTanai族に協力し、Madakhel Wazirに所有権がある地域1キロを占領しようとしている」と、Madkahelの部族長Malik Mumit Khanが述べた。「金曜日早朝以来、国境の両側で迫撃砲やミサイルなどの重武器で、戦いが続いている」。今のところ、負傷者についての報告はない。

Mumit Khanや部族民の情報源は、もしMadakhelが主張を取り下げなければ、米軍が爆撃を開始し、アフガン政府の武力によって制圧されると、アフガン兵が部族民に言ったという。

両陣営とも、この地域に掩蔽壕を掘り始めたという。この地域では、Badarkhelの古い城を、米軍が修復している。ナディール・カーンが建設したこの城は、アルカイダやタリバンを捜索する米軍の基地となる予定である。「Tanai部族民とアフガン兵が、パキスタン側にアフガンのチェックポストを設営することは許さない。テロリストが隠れているからといって、彼らがパキスタン側に入ることは許さない」とMumit Khanは述べる。

Madakhel族の情報源によると、アフガン兵とTanai部族がパキスタン側に偵察員を出そうとしたのを妨害したために、敵対したという。

hoonPak, Afghan tribesmen clash
By Behroz Khan、PESHAWAR


■アルカイダ、まだパキスタンに隠れる[040312 AP]

ムシャラフが約束したように、数百人の兵士たちがタリバンとアルカイダの捜索をしているにもかかわらず、抵抗分子たちはいまだパキスタンに隠れているとアフガン人は述べた。

アフガニスタンの国境警備隊員は、タリバンが入ってくるというパキスタンの方向を指して言った。「あの木が見えるか? あの国境のポストあたりからくる」とパラワン。「あそこから車が来て、タリバンを連れ去った」。

国境の封鎖は今度の春の作戦には、不可欠だ。しかしアフガニスタンの警備隊たちは、パキスタンの治安組織や諜報組織がタリバンやアルカイダシンパには甘い、と主張する。「あそこに住んでいて、テロをやりにこちらに入ってきては、帰っていく」。しかしパキスタン高官はそんなことはないと、否定。「でたらめだ。我々はテロリストと戦っているのであり、匿っているのではない」。

アフガン人たちは、パキスタンの治安組織や諜報組織は、アルカイダとタリバンを区別しているという。「パキスタン軍は、タリバンに対する態度を変えてない」とカブールのInternational Crisis GroupのアナリストVikram Parekhは述べる。パキスタン軍が、「アルカイダとタリバンの間に、線を引くか引かないかが問題だ」。アフガン諜報部高官は、クエッタでタリバン司令官が衛星電話で話しているのを傍受するという。

パラワンは、6月の戦いで死亡したという15人から45人のタリバンが埋葬されているという墓に、案内してくれた。緑や白、花の刺繍が施された旗がはためき、遺族たちが儀礼として置いていった、壊れた皿が散らばる。6月の戦いは、タリバンがアフガン高官を襲ったことが発端だったという。

パラワンは、タリバンの生存者を運び去るために、車がパキスタン側からやってくるのを見たという。後にアフガン側は、殺されたタリバンの遺体を武器とともに、国境に置いたという。パキスタン側から人がやってきて遺体を引き取り、15遺体だけが残った。パキスタンは、パキスタン側からアフガニスタンに越境してないと主張する。しかしこの戦いの直後、パキスタンは国境の警備を強化した。

現在スピンボルダックから続くパキスタンの国境の町チャマンは、見学者のショーケースとなっている。金曜日に『AP』が取材で訪れると、ライフルで武装した兵士たちが、アフガニスタンを凝視していた。「100%ではないが、99%が封鎖された」と国境警備隊のCol. Abdul Basitは言う。「不穏要素」は、北部のそれほど警備が強固ではない場所に、移動したようだという。

hoonAfghans: al-Qaida Still Safe in Pakistan
By ELLEN KNICKMEYER、SPIN BOLDAK


■ビンラディン捜索にハイテク機器[040311 CNN]

ペンタゴンはビンラディンの捜索のために、さらにハイテク機器を充実させる予定である。

米軍はすでに地上センサー、U-2スパイ偵察機、プレデター無人偵察機を24時間用いている。これに付け加えてさらに、E-8 Joint Surveillance Target Attack Radar Systemを使うという。これは長距離の空対地偵察機で、どんな天気であっても、目的の位置を確認、識別、追跡する。250キロ以上の範囲を網羅し、プレデター無人偵察機から発信されたビデオを受信し、攻撃ができる。さらに、電子通信をモニターできる航空機RC-135 Rivet Jointも用いるという。

ペンタゴン高官は、ビンラディンは国境地帯に隠れていると思われるが、正確な場所はわからないという。ブッシュ政権高官によると、ビンラディンは追跡の手が迫っていることを感じ、動き始めるだろうという。

アメリカの諜報部は最近、アフガン側でアルカイダの密使や隠れ家など、ネットワークの形跡を見つけたという。これらのネットワークは、ビンラディンがパキスタンから逃げ出そうと計画しているサインかもしれないという。

米軍はこの地域に宇宙衛星による通信回線システムを持ち込み、すばやく対応できるようにしたという。これらのことは、公的には発表されてない。

hoonU.S. may up high-tech in bin Laden hunt
Barbara Starr、WASHINGTON


■Zalikhel枝族、部族軍隊組織を支持[040311 Daily Times]

Zalikhel枝族は水曜日、7人の部族民容疑者を逮捕するために部族の軍隊lashkarを組織することに同意した。

ワナの行政官Rehmatullah Wazirによると、「Zalikhelはlashkarを受け入れた」という。「いつ容疑者が引き渡されるかはわからない。ただ、私は言葉より行動を重視すると彼らに伝えた」。

Zalikhelの長のMalik Mir Zalim Khanは、今日、150人のZalikhel長老がAzam Warsakバザールに集まり、容疑者の捜索を開始するために誓をたてるという。この後、容疑者にメッセージを送り、降伏しなければ力づくで逮捕すると伝えるという。

いくつかのワジールの枝族がZalikhel族とともに戦うことを拒否したために、lashkarを組織する希望が消えていた。Zalikhel枝族は、ワジール族の50%を占める。彼らは逮捕されていた3人の長老を、無条件で釈放することを要求していた。

行政官のワジール氏は、80万ルピーの保釈金が支払われたために、長老たちを釈放したと述べた。「ワジール氏はZalikhelに、部族民がlashkarを組織するまで話し合いを続けると明言していた。心理戦だった。Zalikhelは行政側に負けたことになった」とある高官が述べた。lashkarは容疑者を引き渡すだけでなく、外国人がZalikhelが支配する地域に隠れないよう、見張るのだという。

lashkarを組織することを認めたからには、部族民が行政側の要求に答えられないときに、たとえ軍が作戦を開始してもZalikhelは文句が言えないと、ある政治アナリストは述べる。600人のlashkarを組織したことは、行政側にとると大きな勝利であり、部族民をテロとの戦争に巻き込んだことになると、このアナリストは付け加えた。

hoonZalikhels back tribal army against wanted men
By Iqbal Khattak、PESHAWAR


■アフガニスタン、春の罠、仕掛けられる[040311 Asia Times]

国境地帯で春の作戦が開始されようとしている最中、パウエル国務長官がパキスタンを訪問する。イギリスのジャック・ストロー外相に続く訪問だ。このあと、米中央指令のJohn Abizaid将軍もパキスタンを訪問予定だ。これらはすべて今後の「ゲーム」のためだ。新たな作戦準備が、最終段階に入った。

《作戦の概略》

今度の作戦は、これまでのものよりも、さらに広い地域に広がるもので、4月に開始される。すでに重要な動きが、アフガニスタンの前線で始まっている。トラボラへの道は封鎖された。この事実は世界的に報道されたが、伏せられている事実もある。ジャララバードの地元アフガン軍とHezb-i-Islamiと関係がある地元軍閥との間に、和平協定が結ばれた。

いっぽうパキスタン側のカイバル行政区とその周辺では、ビンラディンが地下トンネルや掩蔽壕を作っているといわれる。彼がトラボラでたどった抜け道と同様のものだ。情報源が言うには、もしビンラディンがカイバル行政区で逮捕されなかったら、彼を捜すことは難しいだろうと見る。トラボラのほかに、彼が隠れることができると考えられるのは、カイバルだけだからだ。同時に、この地域はゲリラが、次の攻撃に備えて長期間待機する場所でもある。このことは、米軍も良く知っている。したがって、次の標的はカイバル行政区である。

今回の作戦では、パキスタン内部で米軍も活動する。しかし、当然これは伏せられている。パキスタンの代表的な新聞社は、すでにパキスタン内でアメリカが活動している事実を報道しないように警告され、外国メディアに対しては、規制が敷かれた。

ムシャラフは、繰り返しパキスタン国内での米軍の活動を否定している。

《圧力をかける》

春の作戦を控え、アメリカはパキスタンに圧力をかけてきた。この展開の最中、ペシャワルの警察長官Lieutenant-General Ali Jan Orakzaiが辞職した。彼に代わって、Major General Safdar Hussainが地位につく。ペシャワルの情報源によると、Orakzaiは北西辺境州知事になるという。

Orakzaiは去年以来、ワシントンの悪者リストの中に入っていた。訪米したときに、彼はパキスタンにおけるアメリカの態度を強く非難。彼はアメリカに公的に招かれていたにもかかわらず、到着の際に、厳しい身体検査を受けた。

これらの異動は、アメリカのリクエストのもとで実施された。さらにすべてのパシュトゥン高官は、春の作戦からは除外される。その名簿は、アメリカが提出することになっている。Orakzaiはもちろんパシュトゥンだった。いっぽう新たな司令官Hussainはパンジャブ人で、アメリカと友好関係にある。これまでもISIのメンバーとして、米軍と協力していた。Hussainは北西辺境州を熟知している。伝統的にパキスタン軍は、パンジャブ人とパシュトゥン族で構成されてきた。しかしここ2年間で、パシュトゥンは大幅に削減された。最近の異動で18人の准将が少佐に昇進したが、そのうちパシュトゥンは1人だけだ。

パキスタンの重要テロリストのリストが、最近結成されたSpecial Investigation Cellによって作られた。この組織は、パキスタン側はFederal Investigation Agency長官が、そしてアメリカの側はCIA高官が率いる合同組織だ。このリストに沿って、何人かのジハード志願者が摘発された。この事実はメディアに発表されてない。

筆書は、一時期Lashkar-i-Taibaのメンバーだった人物にインタビューした。彼は以前ISIとFBIに拘束され、一緒に、ある時は別々に取り調べを受け、カラチに隠れているアラブ人戦士について聞かれたという。数日間後に釈放されたが、再び拘束され、もう一度取り調べを受けた。彼はアメリカの重要人物リストに入っているために、今後も取り調べられるだろうと言われたという。

この新たな作戦で、Jamaat-i-Islami、Jamiat-i-Ulema-i-Islam(Fazalur Rehman)、Jaish-i-Mohammed、Lashkar-i-Taibaのメンバーが取り調べられるだろう。重要人物としては、2人の有名なジハード志願者、Maulana Masood AzharとAbdullah Shah Mazharが挙げられている。

同時に、アフガン刑務所から釈放された、タリバンとともに戦った者たちは、毎週地元アフガン警察に出頭を求められ、諜報部の取り調べを定期的に受けることになる。アフガン刑務所から釈放されたパキスタン人は、パキスタン当局が拘束しつづけ、法的措置がとられる。

カブールからジャララバードまで、そしてカイバル行政区からカラチまで、アメリカが管理する軍事施設が儲けられ、春の作戦の成功に向けて動いている。近々、国境の両側で戦いが加熱するだろう。しかし、はたしてこれでビンラディンが逮捕されるか。まだ疑問は残る。

ohohgarrAfghanistan: The spring trap is sprung
By Syed Saleem Shahzad、KARACHI


■タリバン、米軍に打撃を与えたと主張[040310 The News]

タリバンは、クナール州で米軍の基地を襲撃するとともに、地雷の爆破などで米軍に打撃を与えたと声明を発表した。

クナール州のタリバン情報官Saiful Ibrar Ibrarは『The News』に、タリバンが月曜日の夜、クナール州のPesh DarraにあるMangiの米軍基地を襲撃したと述べた。「タリバン戦士は基地にロケット弾を撃ち込み、迫撃砲やマシンガンで襲撃した。アメリカがどのくらい打撃を受けたかはわからないが、我々は何の被害もなしに戻ることができた」という。

さらにクナール州Wattapur地方のKamoに埋めこんだ地雷を米軍ジープが踏み、5人が死亡したという。事件は5日前に起きたらしい。

これらのタリバンの攻撃については、確かな情報は入ってない。

《AFP追記》

クナール州知事は火曜日に、ヌーリスタン州で米主導同盟軍によるロケット弾攻撃により、1人が死亡、1人が負傷したという。

米軍基地がロケット弾攻撃を受けた後、月曜日に同盟軍がManogayのDara-e-Pachで発砲し、2人が負傷したとayeed Fazel Akbar州知事がAFPに述べた。負傷者のうち1人は、後に死亡したという。

Akbarは、負傷者はタリバンなのか一般市民なのかわからないと述べた。しかし米軍情報官Lt-Col Bryan Hilfertyは、この事件で1人が負傷しただけだと述べ、米軍基地への攻撃への報復だという。

hoonTaliban claim inflicting losses on US troops


■部族軍隊の組織に意見の対立と妨害[040310 Daily Times]

部族の軍隊lashkarを組織するにあたり、枝族たちの意見は分かれていて、引き渡しを要求されている重要容疑者3人が、自分たちを逮捕したり「外国人を匿うのをやめてはならない」と、脅迫したという。

条件付きで釈放を許された5人の長老のうちの3人、Malik Ali Shah Khan、Malik Khanzada、Malik Sarwar Khanは、出獄することを拒否した。3人ともYargulkhel枝族に属する。残る2人、Ahmedzai族の長のMalik Bismallah JanとMalik Bakhanは、条件付きの釈放を受け入れ、火曜日にジルガに出席したが、部族lashkarを組織することに関して合意に達しなかった。Yargulkhelの長老は、「リーダーなしにlashkarを組織することはできない」と述べた。

「我々は容疑者たちに脅迫されている。lashkarの組織化は難航している。政府が独自に容疑者逮捕に対処したほうがましだ」と、ワジール族の長老が『Daily Times』に述べた。彼によると、火曜日のジルガが失敗におわった本当の理由は「容疑者に脅迫されている」からだという。ワナの副行政官Rehmatullah Wazirは、3人の容疑者が長老たちを脅迫しているという事実は肯定も否定もしてかった。

ジルガでは、Khojelkhel、Ghanghikhel、Toghikhelの3枝族がZalikhel枝族とともにlashkarを組織することを拒否した。「もし自分の氏族が容疑者であれば、逮捕する。Zalikhelは我々よりも大きな氏族だ。援助は必要ないだろう」と、この3枝族の長老はジルガで述べた。しかしWazir氏はワナから電話で、このような話は聞いてないという。

Wazirは、今日、最終的なジルガを開催し、lashkarを組織するという。「はい、か、いいえ、を聞くまで、彼らを返さない。水曜日のジルガで最終決議があるだろう」と述べた。

hoonRows and threats hit efforts to raise tribal lashkar
By Iqbal Khattak、PESHAWAR


■外国援助を受けた学校、受難[040310 Asia Times]

最近パキスタン北部で、学校9校が何者かに攻撃された。Daril Tangirでは女子校7校がダイナマイトで爆破され、Chilasでは男子校を含む1校が、放火された。生徒たちに被害はなかったが、500人が学校に行けなくなった。

政府は、この攻撃はタリバンの影響下の地域で起きたと発表している。23人が逮捕されたが、容疑者は聖戦と関わるイスラム過激派とは関係がないようだ。宗教リーダーや地元の議員たちはこれをテロと見なし、地元民は関わってないという。

学校が攻撃されたのは、これらの学校が外国の援助団体から資金を受けていたからだとみられている。この地域では、これまでも同様な事件があった。7月には、International Fund for Agriculture Developmentの事務所に手榴弾が投げ込まれた。似たような事件が7件起きた。

政府が建てたこれらの学校は、すべて世界銀行が資金を提供したSocial Action Programの一環だった。学校が標的になったのは、このためだと思うと、ギルギットの新聞『Kunjarab Times International』の編集部、Mir Amanが述べる。学校が注目され始めると、「マドラッサへの入学が減った。原理主義者たちは、これを彼らの組織に対する脅威と考えに違いない。この辺鄙な土地の人々はみな宗教的で、女性の教育は無駄だと考えている」。「このような環境のなかで、両親はおそらく、びくびくしているだろう。しかしみんな娘を学校にやりたいと思っている。地元政府は、子供たちの安全を確保し、このような事件が2度と起こらないよう、保証する必要がある」。

現地を訪れたジャーナリストSadat Ali Mujahidは、一般的に信じられていることとは対照的に、学校は共学だったという。「親と話したら、もし事件が日中に起こり、子供たちに被害があったらとても怖かった、と言っていた。地元の人々はこのような攻撃には慣れていた」という。(中略)この教育プロジェクトに対する資金はもうないため、学校を修復することはできないようだ。(後略)

hoonForeign-funded schools under fire
By Zofeen Ebrahim、KARACHI


■パキスタンのマドラッサ[040310 Asia Times]

ムシャラフ大統領が、パキスタンに存在するマドラッサ1万校を改革する理由として、いくつかの私立のイスラム宗教学校が「暴力と憎しみ」を植えつけていると述べた。しかし、原理主義的マドラッサには、いまだにほとんど変化はない。

International Crisis Group terrorismのNajum Mushtaqは、パキスタンのすべてのマドラッサが、イスラム過激派の温床であるわけではないと言う。「マドラッサには、いろいろな種類がある。武装組織とマドラッサを結びつけることは、真実を隠すことになる。真実とは、パキスタン自体が宗教過激派を育成してきたのだ。そもそもアフガニスタンから社会主義を追い出すために、欧米の援助を受けて、原理主義を促進した。その後は、パキスタン自身の戦略や防衛の手段として、原理主義を擁護した。マドラッサは、宗教過激派のゲームにおける駒でしかない。しかも、ほんの一部のマドラッサがこれに関わっていたにすぎない」。

パキスタン政府は先月、マドラッサの現代化のために、1億ドルを投入することを決定した。1万校のマドラッサのうち、80%がこの資金を受けることになっている。ということは、残りの20%は、改革を行なっていないということだ。世界銀行の報告によると、この数は、武装兵士育成のために、学生を訓練所に送り込んでいたマドラッサの数と一致する。

最近イギリスの『Daily Telegraph』が、CharsaddaにあるマドラッサDar ul-Uloomについて報告していた。有名なタリバン司令官、ハッカーニを生み出したこのマドラッサの校長、Maulana Gouhar Shahは、2001年の終わりに、米軍と戦うためにアフガニスタンに戦士を送り込んだことを認めている。

マドラッサを支持する者たちは、マドラッサのおかげでパキスタンの識字率が高くなっているという。しかしムシャラフは、マドラッサで教育を受けた子供たちは、モスクでクルアーンを読むこと以外、何の技能も身につけていないと述べる。去年政府の助成金を受け、3つの「モデル」マドラッサが成立された。しかしほとんどの原理主義マドラッサは、数学や科学、英語などを教える代わりに、「欧米科学」を非イスラム的と拒否する、中世的なカリキュラムを教えつづける。

カリキュラムが改革されても、これまで教えてきた先生たちは、同じ職を維持できる。さらに、この改革は強制されるものではない。保守的なイスラム主義者たちは、政府がカリキュラムに介入することに、抗議を続けている。

ムシャラフが改革を発表したあと、アメリカのCenter for Contemporary Conflictは、改革に何らかの肯定的な結果が見られるまで、数年かかるだろうと述べた。ワシントンのCenter for Strategic and International StudiesのTransnational Threats Initiative会長のArnaud de Borchgraveは、1980年代のアメリカの短絡的な政策により、パキスタンのマドラッサが育成されたと述べる。アメリカはソ連と戦うために考えたことは、「たとえば、国境に沿ってマドラッサを建て、イスラム原理主義を育成すること。パキスタン全土に普及させるのではなく、パキスタンに共産主義のイデオロギーが入って来ないように、理念的バリアを張り巡らすことだった」という。

Mushtaqとは違いde Borchgraveは、パキスタンのマドラッサ全体が、イスラム過激派の源泉だと主張する。「今日に至るまで、アメリカとサウジが広めたマドラッサが、パキスタン全土に広がっている」という。「マドラッサは数十万人の子供たち、今年は1万校から70万人の学生たちを育成している。すべてがサウジのワッハーブ派から資金を得ている。これが、最大の現実的な脅威だ。イラクなどではない。イラクは明確な脅威だったが、差し迫った脅威ではなかった」。

パキスタンの教育相Zobaida JalalはBBCに、マドラッサが過激派を生み出しているという「誤った概念」が世界中に広まっていると述べた。「それは間違った考えだ。マドラッサは過激派を育成しているのではない。これらの学生がマドラッサを卒業したあとが、問題なのだ」という。しかし「政府の改革計画を実行し、教育の本流に戻そうとしている」という。

hoonSlow learning curve at Pakistan's madrassas
By Ron Synovitz


■インフォーマントになった戦士、今度は追放[040309 Wahington Post]

5ヵ月前にギュンタナモから釈放されたAbdurahman Khadrは、自分がCIAの工作員で、ビンラディンやアルカイダネットワークについての情報をアメリカに流していたと公表した。彼の話は先週、カナダのテレビのドキュメンタリーとして、一般に放映された。アフガニスタンにおける彼の家族の生活や、ビンラディンとの関係が明らかにされた。Khadrの父親や兄弟もアルカイダと関わりがあり、ビンラディンの日常生活や作戦について語った。

CIAの情報官は、Khadrについてのコメントは避けた。「我々は、誰に興味を持っているかについては公表しない」という。

テレビ放映のあと、Khadrはほとんど寝てない。トロントのホテルで暮らしている。アラブ人や彼の家族の者たちは、みな彼を憎んでいるという。

Khadrの話は込み入っている。過去に嘘をついたというので、ますます混乱してきた。彼の家族は以前からアメリカとカナダの諜報組織に、国際テロとの関りがあるとして注目されていた。彼の父親Ahmed Said Khadrは、エジプト生まれのカナダ人だ。1977年にカナダに移住してから、アルカイダのリーダーになった。そして1996年、イスラマバードのエジプト大使館爆破事件と関係したとして、パキスタン当局に逮捕された。

9.11以後、Ahmed Khadr、通称al Kanadi(カナダ人)は、アメリカの重要人物リストの中に入れられた。2003年10月2日に、パキスタンの部族地帯でパキスタン軍との戦いで死亡したといわれる。

Khadrには3人の兄弟と2人の姉妹がいる。兄弟はアフガニスタンの訓練所で8年過ごした。兄のAbdullahはまだ隠れているらしい。Abdurahmanは、4人兄弟の2番目だ。弟のOmarは2002年7月にアフガニスタンで逮捕され、現在ギュンタナモにいる。手榴弾をアメリカ兵に投げつけ、殺したらしい。末弟のKarimは、父親が殺された戦いの際に負傷し、現在パキスタン軍の病院にいる。

「Khadrs一族は有名だ」と、トロントのNGOであるMacKenzie Instituteに所属するJohn Thompsonは言う。「9.11以前から、Khadrはビンラディンと親しく、アルカイダの指令部内にいることがわかっていた」。

Khadrによると、父親は1996年に一家でアフガニスタンに移り、そこでビンラディンに会ったという。(中略)彼の父は、なんとかして彼を自爆テロ志願者にしたてようとした。なぜなら、そうすることは家族にとっての名誉となり、また同時に、父の言葉に従わない彼を、やっかい払いするためだったという。「拒否したよ」とKhadrは言う。「自爆テロなんか、信じてなかった。精神的、肉体的な訓練を受けたあと、無実な者を殺害するつもりはなかったら」。

彼の父親が殺されたとき、家族の者は、父親が敵の手で殺されたことに対して、誇りを感じていたようだ。しかしKhadrは、父親の死の知らせを受けても、何の感情もなかった。彼は感情を「拒否」する訓練を受けたという。「感情がない。あまりにも多くの者たちが殺されるのを見てきた。反応しない」。

しかしKhadrは、ムスリム社会が彼を非難するように、ギュンタナモから釈放される代わりに父親の居場所をCIAに売ったのではないという。

彼は2001年11月に、北部同盟に捕らえられた。1万ドルの賄賂を払って釈放してもらおうとしたが、米軍に引き渡されるまで、2ヵ月も拘束された。アメリカ人は、彼に父親のことを尋ねた。「おまえの父親がビンラディンと関係していることを知っている。協力すれば、釈放する」といわれた。質問されたことにはすべて答えた。「兄は訓練所の訓練士だといってやった。でもそれは嘘だった。信頼を得るために、CIAにそう言ってやったんだ。でも今は後悔しているよ。たくさん嘘をついた。拘束されている奴らは、すべてアルカイダだと言ってやった」。

Khadrによると、アメリカは彼をギュンタナモに送り、そこで囚人をスパイさせたという。「でもぼくは以前から、アルカイダとあまりうまくやってなかったから、それほど役に立たなかった。でも5ヵ国語を話せたから、そのうち役立つと思われたみたいだ」。

CIAは彼に5000ドルのボーナスを与え、月に3000ドルを約束したという。CIAは契約書にサインさせたが、今そのコピーは持ってない。10月、CIAは彼をボスニアに送り込み、ムスリム社会をスパイさせようとした。でも1人で仕事をするのがいやになった。11月に、カナダに帰りたいと頼んだ。CIAは彼にモロッコの偽造パスポートを作るように指示し、カナダに帰る理由をでっちあげてくれた。アメリカ人が無一文の彼をアフガニスタンに置き去りにし、カナダの大使館も彼を受け入れてくれなかった、という作り話だ。「これはすべてCIAが、自分のためにでっちあげた話だ」という。

「ぼくは注目されるのが好きだ。ときに命にかかわることもある。でもそれでもいいのさ」。

hoonFighter Turned Informant, and Now Turned Away
By DeNeen L. Brown、TORONTO


■ワジール族、部族民容疑者を今日、捜索する予定[040309 Daily Times]

行政側が5人の部族リーダーを「条件付き」で釈放し、600店舗の封鎖を解いたために、ワジール族たちは今日、会合を開き、部族民容疑者と外国人テロリスト捜索について話し合うという。

5人の部族リーダーの釈放は、「数日間」のうちに1200人の部族軍隊lashkarが「積極的な結果」を出す、という条件との引き換えだという。「3日のうちに容疑者を引き渡さなければならない。部族民たちがこの要求に答えなければ、政府はそれなりの対処をする」と行政官のRehmatullah Wazirが述べた。

行政側は3月3日に、11人の部族民と5人の部族リーダーを逮捕し、兵士殺害事件のあと、Azam Warsakバザールの600店舗を封鎖していた。行政官Wazirによると、Azam Warsakバザールの封鎖が解かれたのは、武器の展示が禁止されているワナバザールでは、lashkarが会合を開けないからだという。「lashkarにすぐに結果を出させたい」という。

最後まで行政に協力することを拒んでいたZalikhel枝族も、600人のlashkarを出すことに合意した。

hoonWazir tribes to plan search for wanted tribesmen today
By Iqbal Khattak、PESHAWAR


■ビンラディンはここにはいない、と部族民[040308 BBC]

南ワジリスタンの地元民の語気は荒い。「ビンラディンはいない」と、地元の行政官Mohammad Azam Khanは言う。Haji Behram Khanも同じ意見だ。「我々の土地に外国人は隠れていない。貧しいアフガン人が、我々のために畑で働いている」。「タリバンやアリカイダではない」。

南ワジリスタンには、ビンラディンやアルカイダが隠れていると言われつづける。しかし部族民は、誰にも知られずに隠れることは不可能だ、という。「この僻地で生きることは、我々にとっても苦しいというのに、どうやって山の中で暮らしていけるというのだ」。「ビンラディンは地元の協力がなければ、長期間生活することはできない」と地元住民Gul Khanは言う。

しかしこの地域の部族民は、タリバンやアルカイダの支持者といわれる。最近パキスタン軍は南ワジリスタンのZari Lita地方で、21人のアルカイダ容疑者を逮捕したと述べる。(中略)

部族民はビンラディンは隠れてないというが、行政側は、アルカイダが隠れている可能性はあるという。この地域の住民はワジール族だ。部族民の中でも、もっとも荒々しい部族といわれる。9つの氏族があり、最大がZali Khelである。19世紀にイギリス軍に対抗したことで有名だ。

地元民が、タリバンやアルカイダを匿っている疑いがかかっているために、政府は強硬手段をとっている。この地域にパキスタン軍がいることを、部族民はよく思ってない。「我々はパキスタンの西の国境を56年間、守ってきた」とZali Khelの責任者Malik Noor Aliは言う。「当時、1インチも譲らなかった。今だって同じだ。だから軍は必要ない」。「何年間も、タリバンはいい奴らだと言われてきた。聖なる戦士だ。しかし一夜のうちに、彼らはテロリストに変わった。それでいてパキスタン軍が彼らを援助し、訓練してきたのだ」と、Malik Behram Khanは怒る。

部族民と間には、緊張が高まっている。しかし地元の行政官は、「部族民を扱うことは、チェスをするようなものだ。我々はどうやって、いつ、どこで彼らに圧力をかけるべきか、わかっている」と、ワナの副行政官Rehmatullah Wazirは述べる。

部族ジャーナリストSailab Mehsudは、アルカイダの捜索は、すでに教育や発展が欠如したこの地域に、悪い影響を与えているという。さらに原理主義を育成し、偏狭になってきた。「世界は進んでいくというのに、我々はまだ17世紀の原理主義に凝り固まっている」。しかし行政側は、状況はすぐに好転すると楽観的だ。「私は楽天家だ。この地域には明るい未来がある」と行政官Azam Khanは言う。

hoonBin Laden not here, say tribesmen
By Haroon Rashid


■人権団体、アフガニスタンでのアメリカの虐待を非難[040308 Reuters]

アフガニスタンの米軍は、逮捕されたイスラム過激派たちに対して暴力をふるい、回避できたはずの市民を死に追いやり、国際法を侵害していると、人権団体が月曜日に発表した。

アメリカの人権団体(ヒューマン・ライツ・ウォッチ)によると、少なくとも1000人のアフガン人と外国人が2002年以来、アメリカに逮捕され、何人かは拷問を受け、正当な権利を剥奪されているという。多くのものは釈放されているが、何人かはいまだ、アフガニスタンやギュンタナモに拘束されている。

米軍情報官は、レポートには武力紛争の法に対する「認識が欠如」していると述べた。(後略)

garrHuman Rights Group Claims U.S. Abuses in Afghanistan
By Mike Collett-White、KABUL


■パキスタン、アルカイダの息子逮捕を否定[040308 AP]

パキスタンは月曜日に、先月ザワヒリの息子を逮捕したという情報を否定した。軍は、当時逮捕された24人の中には、重要人物はいないと発表した。

2月24日の作戦以来、ザワヒリの息子が逮捕されたという情報が出回っていた。軍情報官のShaukat Sultanは『AP』に、この情報はデマだと述べた。「逮捕者の中には、重要テロリストはいなかった。ザワヒリの息子は逮捕された者の中にはいなかった」という。

政府は、逮捕者の身元を発表してないが、中東出身と思われる女性3人と男性1人がいるといわれる。内務相のFaisal Saleh Hayyatも、逮捕者の中にはアルカイダ幹部はいなかったと述べた。

先週エジプトは、ザワヒリの兄弟Mohammed al-Zawahriを拘束下に置いていることを初めて認めた。少なくとも3年前に逮捕されたと見られるが、これまで政府はこれを否定してきた。

hoonPakistan Denies Capturing al-Qaida Son
By PAUL HAVEN、ISLAMABAD


Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003, 2004.