【2004年5月3日〜5月9日】


■中国人技師攻撃の主犯逮捕[040509 AP]

警察は日曜日、先週3人の中国人技師を殺害した爆弾事件の主犯を逮捕したと、発表した。

警察は土曜日の夜にガワダールで、Mohammed Usman26歳を逮捕した。「彼が主犯と思われる」と、警察長官Malik Yasrabが『AP』に語った。自家製爆弾のマニュアルが、自宅から押収されたという。この他に、18人が逮捕されている。

これまでのパキスタンにおける外国人への攻撃は、イスラム過激派の犯行とされてきたが、バローチスタン州では、バローチ族とパシュトゥン族のナショナリストたちが港の建設に反対していた。港の建設は、地元民の利益に還元されていないと訴えている。

garrPolice: Key suspect in deadly attack on Chinese engineers in Pakistan arrested


■外国人2人、カブールで殺害さる[040509 BBC]

アフガニスタン当局によると、外国人2人がカブールで石を投げられ、殺害された。報道官によると、遺体はカブールの中心街からそうはなれてない公園で発見されたという。死亡した1人はスイス人のようで、もう1人の国籍は不明。

「日曜日、Chelsitunの公園で男性2人が石を投げられ、殺害された」と、内務省報道官Litfula Mashalが発表した。2人はアフガン人の服を着ていたらしい。最近パキスタンからアフガニスタンに入ってきたといわれる。

garrTwo foreigners murdered in Kabul


■アフガンで爆発、国連運転手負傷[040509 AP]

土曜日にアフガニスタン東部で国連の車輌に爆発物が仕掛けられ、車が炎上、アフガン人運転手が負傷した。また日曜日にはカブールで、地雷を設置中に爆発し、過激派3人が死亡した。3日前には、イギリス人警備コンサルタント2人を含む国連の職員3人が殺害されている。

国連の車輌は、ナンガハール州のKhogyani地域のGrabawa村近くで襲われた。アフガン職員4人が乗車していたが、負傷をまぬがれた。炎上する前に逃げたという。

garrAfghanistan Explosion Hurts U.N. Driver
By STEPHEN GRAHAM、KABUL


■ダニエル・パール、喉をかき切られる前に鎮静剤を拒否[040509 Daily Telegraph]

新聞記者、ダニエル・パールが殺害される前の、恐ろしい事実がパキスタンの警察の取り調べから浮上した。

パール記者は、喉をかき切られる前に、アラブ人過激派が何をしようとしているのか、掌握していたという。パール記者が殺害される瞬間を収めたビデオが世界中に広がったが、これはほんの一部だったようた。カメラの撮影者が捜査を誤ったたために、彼の死の瞬間を取り逃し、再び取り直したという。

事件にかかわった容疑者数人が逮捕されているが、今のところ告訴されたり、処刑された者はいない。何人かは、この事件とは関係ない別の事件で告訴されている。最近逮捕された最重要容疑者3人はまだ告訴されておらず、逮捕すら、公にされてない。唯一裁判にかけられているのが、誘拐に関わり、殺害を計画したとされるイギリス生まれのアルカイダテロリストAhmed Omar Saeed Sheikhと、比較的軽い罪に問われている3人だけだ。全員に終身刑が言い渡されているが、現在控訴中である。

司法高官によると、「Sheikhの罪が何であろうと、警察が発見した新たな事実関係が明らかされれば、彼の容疑は軽減され、すぐにでも釈放されるだろう」という。Sheikhは、パールが会見を希望していたイスラム過激派を紹介するふりをして、彼を誘拐したといわれる。しかしSheikhの裁判で提出された証拠にもかかわらず、警察は現在、パールが仲介者のSajid Jabbarとカラチのレストランで会った際に、Sheikhは現場に立ちあわなかったと確信している。パールが行方不明になったのは、この会見のあとだ。

取り調べ官によると、シンド警察は、過去3年間に逮捕された過激派たちがパールの事件で取り調べられたら、これまで警察がSheikhに対してかけていた嫌疑が覆され、大変なことになると恐れているという。ある高官によると、「彼らがパールを誘拐し、殺害したことを認めたとしても、これまで起きた事件の重大性を考慮すると、告訴することが全くできなくなってしまう」という。

警察は新たな事実から、パールが捕虜になっていた2週間の様子や、最終的に彼が殺された様子を明らかにした。パールはレストランから強制的に連れ去られたのではなく、自主的にSajidの車に乗り、4人の過激派が彼と同行した。カラチ郊外の家に連れて行かれ、そこに監禁され、殺害された。

ここで手を縛られ、目隠しをされ、別の4人が銃を向けて彼を家の中に引き込んだ。「この時点になっても、パールは誘拐されたことに気づかず、なぜこのようにされるのか質問した」と、逮捕されている容疑者1人が警察に語ったという。2週間監禁されたが、一度だけ、脱走しようとした。「壁を登ろうとしたが、手を縛られていたために、できなかった」。パールは不眠を訴えたという。英字紙や雑誌を与え、部屋の中で運動をすることを許可したようだ。監視人が片言の英語しか話せなかったために、会話が難しかったという。しかし「彼がユダヤ教徒で、妻は仏教徒であることを明らかにした。彼女が祈る様子を真似し、彼女のことを思い出すと、歌を歌っていた」。

最終的に、パキスタンにおけるアルカイダの会計係で、パールが監禁されていた家の所有者であるSaud Memonがアラブ人過激派と接触し、彼を殺すことに決めた。ビデオカメラを携えた、3人のアラブ人がやってきた。Khalid Shaikh Mohammadがその中にいたという。Khalid Shaikh Mohammadのほかには、Abdul RahmanとNasrullahがいたことを、警察は今回初めて明らかにした。2人ともクェート人で、アラブ語、バローチ語、ペルシャ語を流暢に話す。2人はまだ逮捕されてない。

パールが死亡した日、パキスタン人の監視人2人、Ali KhanとFazal Karimが立ち合った。Ali Khanは2週間前に逮捕されたばかりである。Fazal KarimはSaud Memonの使用人といわれる。アラブ人がパールに鎮静剤を注射しようとしたり、お茶に薬を入れたという。「彼は殺されることを知っていたようで、お茶を拒否し、錠剤を飲むことも拒んだ。注射も拒んだ」。殺害される前、ユダヤ教徒としての背景、グアンタナモにいる囚人に対する共感をしゃべらせ、その後喉をかき切った。カメラが作動しなかったために、再びかき切ったという。

Karimは別の犯罪で逮捕され、告訴されている。事実が明らかになったら、Karimもパールの事件に関しては無罪になる可能性があるという。パールの誘拐や監視に加わった別に5人も逮捕されているが、彼らもパールの件に関して告訴される予定はない。Khan、Naeem Bokhari、Faisal Bhattiの3人が逮捕されていることも伏せられている。 (後略)

smellgarrDaniel Pearl 'refused to be sedated before his throat was cut'
By Massoud Ansari in Karachi


■アフガン、パキスタン人解放に身代金を要求[040509 The News]

外務大臣カスーリが土曜日に、アフガン軍閥たちがパキスタンの囚人、643人の釈放に身代金を要求していると述べた。「この問題をアフガン政府と話し合っている最中だ。おそらく近々解決するだろう」という。

外務大臣によるとアフガン政府は、タリバンを支持したとされるパキスタン人612人を釈放したが、まだ643人が軍閥たちに逮捕されたままだという。「彼らは巨額の身代金を要求している。この件に関して、現在検討中だ」という。(後略)

ohAfghans demanding ransom to free Pakistanis: Kasuri
ISLAMABAD


■米軍、パキスタン領土内に再び侵入[040509 The News]

金曜日、米軍が再びパキスタンの領土を侵し、北ワジリスタンに侵入した。

アフガニスタンから数十人の米兵が4台の車輌に分乗し、夜7時45分頃にパキスタン側に入ってきた。今週になって、2度目の侵入である。米軍は約45分間Lawaraバザールに留まり、パキスタン軍がパキスタン国内にいると警告すると、引き返したという。アパッチ・ヘリコプター2機とAPC4機、ジェット戦闘機2機も同行した。

Lawaraの部族民によると、米軍とアフガン国軍は地図を所持し、2国間の国境を知っていたという。越境は意図的で、「部族民にメッセージを伝える」える目的だったという。米軍の越境は地元民を恐怖に陥れている。

いっぽう南ワジリスタン行政官Asmatullah Khan Gandapurによると、この地域にいる外国人たちは、5月10日までに名前を登録しなければならないと述べた。ペシャワルの警察司令官Lt Gen Safdar Hussainとジルガの代表、外国人勢力の代理で話し合った結果、ネック・ムハンマッドは外国人の登録期限の延長は、1週間ではなく3日で十分だと述べたという。また3日のうちに、約60人の登録を予定しているようだ。ほとんどがチェチェン人といわれる。

《AFP追記》

地元民によると、米軍はアフガニスタン側で起きた発砲事件を検証するために、パキスタン側に3キロ侵入したという。

パキスタンは水曜日に、アフガニスタンのコースト州で作戦を行なっている米軍の越境問題に抗議した。しかし軍報道官は、米軍は国境を侵害してないと述べた。(後略)

garrUS troops again enter Pak territory
By Haji Muhammad Yaseen


■米軍、パキスタン領土に、3度目の侵略[040509 The Nation]

金曜日、米軍は今週に入ってパキスタン領土内に3度目の侵入を行なった。

金曜日の夜7時頃、4台の車輌に分乗した米軍が、北ワジリスタンのLawara Mandi地域に侵入した。この情報を受けたパキスタン軍はLawara Mandiに急行し、45分後に米軍に戻るよう申し渡した。米軍はバザールを回ったが、店舗の捜索は行なわなかった。アパッチ・ヘリコプターと2台のジェット機も同時に飛来したために、部族民たちにパニックが広がった。米軍がLawara Mandiに侵入したのは、今週になって3度めである。これまで2回は、店舗の捜索を実施した。

いっぽう、軍報道官Major General Shaukat Sultanは土曜日に、米軍がパキスタン領土に入ったことを否定した。現実には、南ワジリスタンの国境付近にあるLawara Mandiにある国境警察のチェックポスト付近に、米軍の車輌3台が近づいたという。米軍はパキスタンの国境警察に、抵抗勢力がこの付近から攻撃してきたために、捜索を行なっていると述べたという。「抵抗勢力がを目撃したか」と質問したらしい。国境警察はこのような抵抗勢力はいないと述べたために、米軍は引き返したとのこと。

報道官は、今回の出来事はパキスタン領土への侵略とは言えないと述べた。国境警察の検問所がパキスタン領土を監視しており、米軍は抵抗勢力の存在を確認するためには、検問所を超えなければならないという。

garrThird US intrusion into Pak territory >From Haji Mujtaba、MIRANSHAH


■テロとの戦争で難しい役割[040508 Washington Post]

劇的な瞬間だった。村のマドラッサで、私服の軍高官が巨大なターバンと弾薬帯を着用した部族民戦士たちと会見。さびついたライフルや短剣が儀礼的に渡され、敵同士で抱き合った。しかし4月24日の会見は、部族地帯でアルカイダやタリバンを一掃しようとするパキスタンの作戦の失敗を、さらけだした。さらにパキスタンとアメリカとの間の亀裂も、明るみに出た。

アメリカがアフガニスタンでの作戦を開始して以来、いまだにアメリカ高官はタリバンとアルカイダの脅威を主張する。パキスタンとの国境付近では、常に米軍や市民が攻撃目標となり、攻撃が続く。過激派たちは、9月に予定されている総選挙に向けて、攻撃を強化していくと主張している。

米軍とアフガン国軍はアフガニスタン側で捜索を続けるが、パキスタン側のゲリラ一掃は、パキスタンに頼っている。ワシントンの見解からすれば、パキスタンの部族地帯での作戦は、中途半端なものだった。(中略)

パキスタンは、今後もテロ一掃を続けるとアメリカの批判をかわしているが、一般民衆の意見にも耳を傾け、国の平和を維持しなければならないとも主張する。「非常にむずかしい状況で、敏速に行動しなければならない。国内問題を解決しなければ、アメリカのために成果をあげることもできない」。

パキスタンは1億5千万の人口を抱える貧しいイスラム教国だ。宗教的な情熱や武器があふれている。パキスタン人の多くは国家の主権に取り憑かれ、欧米の動機を疑っている。イスラムの原理主義を掲げる者、社会の現代化に反対する者もいる。部族民たちはとくに、自分たちの自治権と伝統的な生活に固執する。

4月の和解では、政府が罰することを誓った組織に恩恵を与えたことになったが、アナリストによると、反抗的な部族民によるさらなる抵抗、軍内部の亀裂、国家のイスラム過激派運動の反動などから、目を反らす結果になったと述べる。「和解は野蛮な現実を受け入れることだった」と、パキスタンの防衛問題の専門家Rifaat Hussainは述べる。「政府は国際社会の信用を獲得したかったのに、国内の反対や国内での反乱を刺激せずに、これ以上やっていけなくなった。国際批判を受けたとしても、新たな前線を開くことを防ぎ、部族地帯で反感を買わないようにすることにした」。

ムシャラフはこれまでも、同じようなことを繰り返してきた。野心的な改革を行なおうとしても、たびたび計画を縮小したり、放棄さぜるを得なくなる。政治的、宗教的、経済的な面から、強い抵抗を受けるのだ。

しかしテロとの戦争に関していえば、さらにジレンマが生じた。たとえば今週、米軍がパキスタンの対応に疑問を投げかけた矢先、米軍がアフガニスタン側からパキスタン側に越境してきた問題で、パキスタンの国会は騒然となった。「パキスタンの国土に、外国人兵士が侵入することを許可するパキスタンは、1人もいない」とPakistan People's PartyのAitzaz Ahsanは述べる。政府はテロとの戦争の必要性を、国家主権と国内伝統、また国家が部族地帯に介入できる法的限界を頭に入れて、バランスをとるべきだと主張する。「外国人がアフガニスタンや第三国を混乱に陥れるために、パキスタンの国土に隠れることは許さない。しかし同様に、政治的システムを無視し、パキスタンの市民権を侵害する準軍隊的作戦も許さない」とAhsanは述べる。「パキスタン内には、外国の要員はいてほしくない。しかしこの問題は軍だけに任せておけない」。イスラム政党はもっと手厳しく、ムシャラフは欧米の手先と非難する。

4月24日に、5人の部族民ゲリラたちは恩赦を与えられた。外国人ゲリラたちも土地に留まることを許された。今週、部族民ゲリラのリーダーのネック・ムハンマドは、外国人戦士を匿っていることを否定した。しかし自分自身はイスラム聖戦士であり、過去においてタリバンとともに戦ったと述べる。

パキスタン国内の意見はさまざまだ。部族地域での和解は、ネック・ムハンマッドのような厄介者を勇気づけ、部族地域における政府の改革に打撃を与えたと見る者も多い。さらにこの和解を、不吉な兆しと見る者もいる。対テロ政策からの戦術的な撤退により、軍がさらにパキスタンの政策に介入するようになるというのだ。「アメリカ人はパキスタンを利用している。カブールにいる高官たちが我々に要求していることは、自殺行為だ」と、イスラーム政党の国会議員Khursheed Ahmadは述べる。「我々はテロリズムを嫌う。しかしアメリカ人は我々に、国民を殺害することを強いる。テロへの戦争により、軍が政策に進出するように仕向けるのであれば、パキスタンにとっては悪いことだ。アメリカにとっても同様である」。

hoonPakistan's Uneasy Role in Terror War
By Pamela Constable、ISLAMABAD


■自爆犯、パキスタンのモスクを攻撃[040508 AP]

カラチのモスクで14人殺害し、200人以上が負傷した自爆テロ犯は、シーア派の聖職者のような服装をしていたと、土曜日に捜査陣が述べた。

自爆犯は7ポンドの爆発物を使用したといわれる。「証言や証拠によると、シーア派聖職者の服を着用していた男が、自爆犯だったようだ」という。今のところ、どこからも犯行声明は出てない。

garrSuicide Bomber Attacks Pakistan Mosque
By ZARAR KHAN、KARACHI


■南アフガニスタンの攻撃で、米海兵隊死亡[040508 AP]

アフガニスタン南部で米軍が攻撃され、米軍海兵隊1人死亡、1人が負傷した。攻撃はウルズガン州で起きたという。

hoonAttack in S. Afghanistan Kills Marine
By STEPHEN GRAHAM、KABUL


■南ワジリスタンで平行線[040508 The News]

南ワジリスタンの外国人の登録の期限は、パキスタン軍と部族のイスラム過激派との言い分の違いのために、1週間延期された。

金曜日に南ワジリスタンで、ネック・ムハンマッドの率いる部族民過激派と文民、軍事高官との間で、話し合いが行なわれた。4月24日の交渉に関わった親MMA議員Maulana Merajuddin QureshiとMaulana Abdul Malik Wazir、前国会議員のMaulana Noor Muhammad Wazir、JUI-FのリーダーAinullah Mahsudも話し合いに参加した。しかし両者の間に対立が続いたために、期限は1週間延期された。

部族地帯に不法滞在している外国人たちは、写真を提供したり、登録したあとに、メディアの前に登場することを拒んでいるという。ネック・ムハンマッドは2つの意見を出したという。ひとつは外国人は写真を登録し、パキスタン政府に自分たちの経歴を提出するが、個人的に当局の前には出頭しない。あるいは外国人は当局に出頭するが、写真を撮らないのどちらかだという。しかしパキスタン軍司令官は、外国人を難民として登録する前に、すべての情報が必要だと主張する。

外国人たちは、自分たちの写真や情報がそれぞれの母国やアメリカに流れ、家族や支持者たちの将来に危険が及ぶことを恐れているという。

ネック・ムハンマッドによると、外国人たちが拒否しているために、登録は難しいという。しかし最終期限が過ぎるまでには、問題は解決するだろうと述べた。「ワナの作戦は、誤解の末に起きた。我々は誤解を解きたい。したがって、今回の問題を解決するために、話し合いをしているのだ」。

ネック・ムハンマッドは、外国人のほとんどはすでに南ワジリスタンを去り、今はどこにいるかわからないという。南ワジリスタン出身の国会議員Maulana Abdul Malik Wazirも同様の意見で、外国人はもうこの地域にはいないと述べた。

アブドゥル・アジーズ、ムハンマド・アッバース、ヌール・イスラームはネックと一緒に警察司令官Lt-Gen Safdar Husainとの話し合いに臨んだ。シャリーフ・ハーンは病のために、欠席した。これに先立ち行政官のAsmatullah Gandapurは、ネックの一行と警察司令官Lt-Gen Safdar Husainが話し合っている軍のキャンプがあるZiaray Noorを訪れ、始めて抵抗勢力と軍との間の話し合いに出席した。南ワジリスタン・スカウトも立ちあった。行政側と国境警察は、これまでの話し合いには出席してなかった。(後略)

hoonDeadlock persists in South Waziristan
By Mushtaq Yusufzai & Sailab Mahsud


■パキスタンの抵抗勢力の最終期限近づく、解決策なし[040507 Reuters]

パキスタン軍は金曜日に、外国人抵抗勢力の捜索のために、再び武力を使う可能性があると発表した。

「いまだにいかにして登録を実施するか理解されてないようだが、最終的には解決すると思う」と、ある高官が述べた。軍報道官のMajor General Shaukat Sultanによると、抵抗勢力には「平和的な解決策と登録という機会を与えた。この申し出を受けないのなら、再び武力を使う」という。

外国人抵抗勢力のために交渉を行なっている部族民によると、外国人たちは、パキスタンが自分たちについての情報を他国に与えることを恐れ、登録を拒んでいるという。「写真を取られたり、自分たちについての情報を与えることで、故郷にいる親戚に迷惑をかけたくないと言っている」という。

逆に部族民戦士、ネック・ムハンマドが、外国人が今後パキスタンやアフガニスタンで攻撃を行なわないということを、個人的に保証すると申し出た。しかし金曜日の話し合いに参加した部族民によると、政府はネック・ムハンマドの保証の申し出には満足せず、彼の所属する部族全体の保証でなければならないと述べたという。

hoonPakistan militant deadline nears, no resolution
By Hafiz Wazir、WANA


■パキスタン南部のモスクで爆弾が爆発、5人死亡、数十人負傷[040507 AP]

カラチのシーア派のモスクで強力な爆弾が爆発、5人が死亡し、少なくとも50人が負傷した。爆発は、モスク内の政府の宗教学校でおきた。犠牲者の多くは金曜日の礼拝に訪れた成人だったという。

garrBomb explodes in mosque in southern Pakistan, five dead and dozens
wounded


■パキスタンで爆弾2発が爆発、2人負傷[040407 AP]

金曜日に、パキスタンの南西部の地方裁判所の駐車場で爆弾が爆発、2人が負傷した。首相が近くで会議に出演する予定だった。クエッタ駅で、自家製の爆弾が爆発した翌日に起きた。

garrTwo Bomb Blasts Rock Pakistan, Two Hurt


■ペシャワルの襲撃、アルカイダ逮捕に失敗[040507 Daily Times]

水曜日にCrimes Investigation Department(CID)Policeが、ペシャワルでアルカイダ容疑者を逮捕するために2ヵ所で捜索を行なったが、誰も逮捕することができなかった。

今回の捜索は、火曜日の夜にインターネット・カフェで捜索が実施され、2人が逮捕された件に続くものである。「2人の容疑者の取り調べにより、アルカイダの存在が明らかになった」という。

《AP追記》

水曜日の捜索は、Abu Sulaimanとして知られるアルジェリア人を逮捕するためだったという。捜索のうち1ヵ所はファイサラバードで、もう1ヵ所はFato Abur Rahmanで実施された。Sulaimanはソ連時代にアフガニスタンで戦ったベテラン戦士で、戦いで片手を失ったという。

hoonPeshawar raids fail to yield Qaeda operatives
PESHAWAR


■殺害したら金とビンラディン[040506 AP]

ビンラディンらしき者がオーディオ・テープで、イラクにいる米軍と国連関係者を殺害したら、報酬として金を与えるという声明を発表した。

木曜日に、過激派のメッセージを発表することで知られる2つのウェブサイトに、約20分間に及ぶ録音が掲載された。声は、ビンラディンのもののようだという。「アメリカはムジャヒディンを殺害する者たちに報酬を約束している」。「我々アルカイダは、ブレマーやアメリカ司令官を殺害する者たちに、金1万グラムを与える」という。(後略)

garrBin Laden Said to Offer Gold for Killings
By MAGGIE MICHAEL


■聖職者、外国人に登録を呼びかける[040506 Daily Times]

メフスード族とワジール族の聖職者による使節団が、外国人対抗勢力との話し合いを開始した。話し合いは、Shakaiのマドラッサで行なわれているという。

外国人抵抗勢力には、投降まであと2日の猶予期限がある。しかし外国人の中でも過激派は、登録することに抵抗を示しているという。「ウズベク戦士のタヒール・ユルダッシュが、このような申し出を受け入れると思うか?」と使節団の1人が語った。「年老いたムジャヒディンは、平和に暮らすことを望むかもしれないが」という。「彼らはジハードに命を捧げている。ジハードを辞めるように説得することは、並み大抵のことではない」と、部族長も語る。

いっぽう、北ワジリスタンのLowaraで開催されたジルガはパキスタン軍に、この地域から撤退することを要求した。部族民は、米軍主導の合同軍に対抗して、西の国境を守ることができるという。Alikhun Khel、Bashi Khel、Nazar Khel、Hizar Khel、Tanarai族がジルガに出席し、約100人の武装した若者たちが、パキスタン軍や準軍隊がいるにもかかわらず、米軍がパキスタン側に越境してきたことを非難した。

火曜日に、米軍がアフガニスタンからパキスタン側に越境し、村の捜索を行なったという。地元の長老Malik Gulalaiが報道陣に語ったところ、米軍はガソリンスタンドを破壊し、カラシニコフと現金を奪ったという。さらに部族民たちに現金16000ルピーずつ渡し、この地域がアフガニスタンの一部に属することにすれば、開発プロジェクトを行なうことを約束したという。

ジルガは、再び米軍が国境を侵害することがあれば、今度は攻撃するという。

garrClerics begin talks to induce foreigners to register
PESHAWAR


■外国人の登録、開始[040506 The Nation]

5人が、南ワジリスタン行政区に外国人客として登録することに同意した。今日から、ワナで登録が始まる予定である。

登録が始まる前に、南ワジリスタン行政官のAsmatullah Gandhapurが、ネック・ムハンマッド、ムハンマッド・シャリーフ、マウルヴィ・アッバース、ヌール・イスラム、アブドゥル・アジズを迎える予定である。ネック・ムハンマッドの一行がワナの行政側を訪れるのは、今回が初めてである。ペシャワルの警察司令官Lt Gen Safdar Hussainも、最初の外国人の登録が行なわれる儀式に立ち会う予定である。

hoonForeigners registration starts today in Wana
SOUTH WAZIRISTAN AGENCY


■パキスタン、ハイジャック計画を暴露[040506 AP]

パキスタン諜報部は、少数のテロリストたちがアラブ首長国連邦に向かおうとしていた飛行機をハイジャックし、爆破する計画を暴いたという。

ジャマリ首相は『AP』に、ハイジャックを計画していた4〜6人のグループがいたことを諜報部がつきとめたと述べた。いつ計画が実行され、アルカイダが関係しているかはわからないという。パキスタン人なのか、そうでないのかについても、語らなかった。

諜報部高官によると、犯人が誰なのかいまだにわからないという。「確信していたら、すでに逮捕しているだろう」。

パキスタンが国内の35の飛行場に警戒を呼びかけた1日後、このハイジャック計画が明るみに出た。(後略)

garrPakistan Uncovers Plot to Hijack Plane
By PAUL HAVEN、ISLAMABAD


■山中の改革・第四部 国王主義派の復帰[040506 Asia Times]

アフガニスタンの波乱の歴史の中で、軍閥はひとつの格言を信じる。「今日の敵は明日の友」。89年にソ連が撤退して政治的な空白が生じたとき、この格言は真実味をもった。そしてタリバンが2001年に撤退して、再び政治的空白が生まれた。さっそく軍閥たちはアフガニスタンのあちこちに、影響力を発揮した。多くの場合、アメリカの占領をだしにした。しかし今は、おおっぴらに抵抗運動を支持する者たちも多い。そこでアメリカは戦略を練り直し、軍閥たちに対抗する力を作り出すことを考えついた。国王主義派たちを利用するのだ。ザヒール・シャー国王の統治は1973年に終わった。義理の弟、ムハンマッド・ダウード・ハーンのクーデターで、追放されたのだ。ダウートはアフガニスタンを共和国とし、大統領となった。

現在、国王が属するPopolzai氏族に属するカルザイ大統領と、カンダハルにいるカリッド・パシュトゥンは、国王派を擁護する者たちだ。しかし彼らは象徴的な支配者にすぎず、本当の権力は、依然として、前ジハード司令官たちが握っている。

しかしアフガニスタンの南部に新たな米軍基地をいくつも造ることで、ワシントンは理念的に、そして政治的に、親欧米派を拡大しようとしている。今日のアフガニスタンにおいては、希有の存在だ。計画としては、問題を抱える地域にアメリカの影響力を拡大し、これらの親欧米派、つまり国王主義派たちに、最大限、協力するのである。いっぽうタリバンは、米軍への協力をやめた軍閥たちと、手を組もうとしている。

アフガニスタンは79年のソ連侵攻以来、ジハードを行なう軍閥たちの舞台となってきた。パキスタンのISIは彼らを統率するために、戦略として軍閥を29のグループに分けた。その後、グループは6つになり、さらに6つはひとつになった。カブールのソ連が支援した政府がムジャヒディンたちの手に陥ると、権力に飢えた司令官たちに引き裂かれた。ISIはアメリカから得て金を用いて、影響力を発揮しようとした。しかし結局アフガニスタンは、軍閥たちに分割され、軍閥たちは互いに戦った。イデオロギーと宗教心は、二の次だった。

こうしてヘクマチアルの率いるHezb-i-Islami(HIA) は、マスード司令官のJamiat-i-Islami(JIA) と対立することになる。ヘクマチアルはシーア派のHezb-i-Wahdatと同盟していたが、マスード軍はカブールのシーア派過激派を追放した。

いっぽうタリバン運動はザーブルで出現し、その後HIAの拠点であるカンダハルに到着。マスードの命令でカンダハルのJIA司令官Mullah Naqeebullahは、タリバンと協力することになり、HIAと戦った。その結果HIAは、タリバンに町を引き渡す羽目に陥った。その後JIA+タリバンは南部と南東部のHIAに属する軍閥たちと戦い、カブールに到達する。そこから彼らはJIAを含むすべての軍閥たちに、ファトゥアを発し、流血を非難した。このことにより、すべての軍閥が結束した。ヘクマチアルのHIAとマスードのJIAは結束し、Abdul Rasool Sayyaf博士が率いるIttahad-i-Islamiなど、全ジハード組織がタリバンと戦う。しかし1996年、タリバンは権力の座に就いた。

タリバン政権時代、軍閥には圧力がかかった。有名なリーダーたちはイランやパキスタン、アラブ首長国連邦などに亡命した。しかし、9.11がすべてを変えた。米軍がアフガニスタンを爆撃し始めると、ヘクマチアル以外の軍閥たちは、新たな侵略者と協力するために戻ってきた。その結果連邦政府内には、何人ものジハード司令官やイスラム過激派たちが配置される。地方行政は、HIAと関係のある司令官たちが牛耳っている。アフガニスタンのロヤジルガの25%はHIAが占めている。

アメリカ側の言い訳にも、道理がある。タリバンの敵ほど、適任者はいないではないか? しかしアメリカは、軍閥たちの格言を見落としていた。今日の敵は明日の友。

《国王主義派の助太刀?》

軍閥たちに裏切られたアメリカは、今度は国王主義派に注目しはじめた。アメリカはヘラート、カンダハル、コースト周辺の、ザヒール・シャーに忠実な者たちを支援し始めている。しかしカンダハルは以前のタリバンの拠点であり、ここでは前HIA司令官とアメリカが支持する国王派との間で衝突が起きている。これとは別にタリバンも、親政府派や米軍に攻撃をしかけている。ヘラートでは、イスマイル・ハーンの息子の殺害を巡り、国王派数人が絞首刑になった。さらに国王派と前ジハード司令官との間で衝突が続く。

タリバンが撤退したあと、トラック運転手をしていたBadshah Khan Zadranがコースト、ガルデズ、パクティア3州の知事になった。しかしジハード司令官たちによって組織される3州のロヤジルガは、「国王派」の就任を拒否し、Badshah Khanは追い払われた。その後、20年前に亡命した、カブール大学の文化人類学者Hakim Taniwalが知事に就任した。しかし彼は混乱を収めることができず、アメリカは再びBadshah Khanを呼び戻すことを考えている(彼以外に、親欧米派はいないようだ)。

Badshah Khanはミランシャーに居を構え、贅沢な暮らしをしている。最新のDVDやVTRに囲まれ、エアコンやダブル・キャビンのジープ、そして膨大な量の武器を持つ。Badshah Khanの息子が、『Asia Times』が午後9時に彼とインタビューをしたがっていると衛星電話で伝えると、Badshah Khanは9時きっかりに電話をよこした。

 Asia Times……コースト知事は更迭された。再びあなたが任命されているようだが。

 Badshah Khan……私はコースト知事には興味がない。3つの州、コースト、ガルデズ、パクティア全州の知事になりたい。カブールはこれを認めないので、私の弟を推薦した。弟のAmanullah Khan Zadranがコースト知事になった。私は次の選挙に立候補するつもりだ。そうしたら私が3州の知事になることを、誰も阻止することはできないだろう。

 Asia Times……弟とあなたの軍がコーストで権力の座につくとして、あなりの力でタリバンを抑えることができるのですか?

 Badshah Khan……民衆の支持を得ている。タリバンについては話したくない。もし彼らも権力が欲しいなら、彼らも選挙に参加すればいい。彼ら次第だ。しかし彼らがコーストを不安定にすることは許さない。タリバンに未来はない。

 Asia Times……選挙について、ずいぶん楽観的のようですね。今のところ、南部や東部では登録者がほとんどいないようですが。

 Badshah Khan……それはそうだ。だけど、地元の勢力者たちにより、新たな組織が作られ、登録も今後はかどるだろう。

 Asia Times……ザヒール・シャー擁護派たちに、どのような未来がありますか?

 Badshah Khan……王はアフガニスタンに戻ってきた。本当の力があるのは誰か、選挙で証明されるだろう。

hoonPart 4: Return of the royalists
By Syed Saleem Shahzad、MIRANSHAH


■タリバン、アフガニスタン南部で10人の警察官と兵士を殺害[040505 New York Times]

タリバンはアフガニスタンの南部でいくつかの襲撃を実施し、24時間のうちに全部で10人のアフガン人警察官と兵士を殺害した。

月曜日にカンダハルからザーブル州に向かった車輌が襲撃され、警察官5人が死亡した。遺体は火曜日に発見された。タリバン報道官Abdul Latif Hakimiは、犠牲者は新たに訓練された警察官だったと、声明を発表した。

これとは別に月曜日の夜、カンダハルの北部のMianishinで5人のアフガン兵士が殺害された。タリバン報道官は、この襲撃に対しても犯行声明を発表している。

先週はカンダハルの南部で、9人の警察官と兵士、援助活動家が殺害された。アフガン治安部隊はこの件に関して22人を逮捕したが、その後も襲撃が続いている。

大統領の報道官Jawed Ludinによると、逮捕された者の中にはパキスタン人数名がいたという。政府軍を攻撃するために、アフガニスタンに入ったことを認めたらしい。その中には、「自爆テロを行なうためにアフガニスタンに入った、さらに大きな組織の一員」がいるという。

garrTaliban Ambushes in South Kill 10 Policemen and Soldiers
By CARLOTTA GALL、Kabul


■タリバン、アフガニスタンで欧米人2人殺害と発表[040505 Reuters]

タリバンは水曜日に、国連がアフガニスタン東部で、選挙のための登録を行なっていた外国人2人とアフガン人通訳を殺害したと発表した。ロンドンのGlobal Risk Strategiesに所属する、2人の欧米人だという。

タリバン司令官のMullah Sabir Mominが衛星電話で、犠牲者はおそらくイギリス人だと述べた。

garrTaliban say killed two westerners in Afghanistan
By Sayed Salahuddin、KABUL


■部族民、抵抗勢力と今日会見する予定[040505 Daily Times]

Mehsudとワジール族聖職者の使節団が、今日Shakai付近で外国人抵抗勢力と会見し、政府に登録することを説得する予定だという。「今日はじめて、外国人勢力と接触する」とペシャワルの高官が述べた。

いっぽうタンクの住民によると、ワナに軍が増強されはじめており、外国人の登録に対して政府が設定した5月8日という最終期限を過ぎたら、作戦が開始されるのではないかと住民は案じている。

ネック・ムハンマッドが率いる抵抗勢力の幹部、マウラナ・アブドゥル・アジーズも火曜日に、南ワジリスタン行政に投降した。アジーズは、4月24日にペシャワル警察長官のLt Gen Safdar Hussainがネック・ムハンマッドのグループと抱き合ったジルガに欠席していた。部族民によると、国会議員のMaulana Abdul MalikとMaulana Muhammad Mirajuddinがアジーズとともに、南ワジリスタン行政官Asmatullah Gandapurと軍司令官に会見したという。

hoonTribesmen meet militants today
By Iqbal Khattak、PESHAWAR


■米軍60人、ミランシャーの商店を捜索[040505 The Nation]

日曜日に、約60人の米兵部隊が北ワジリスタンのDatakhel地方のLowra Mandiに入り、店舗を捜索した。Datakhelの目撃者によると、4台の車に分乗した米軍が突然Lawara Mandi Bazarに現われ、店舗を捜索したという。何店舗かが、所有者の目の前で捜索を受けたようだ。2店舗は鍵をこじあけられ、捜索された。捜索後、再びアフガニスタン側に引き返したという。

情報源によると、Lowara Mandi Bazarから100メートル先に駐屯していたパキスタン軍と準軍隊は、米軍の存在や店舗を捜索していることを知っていたが何もせず、米軍は9時まで捜索を続けていた。

その後、アフガニスタン内に2キロ入った地点に設営された軍キャンプに、何者かがロケット弾とミサイルを撃ち込んだ。被害はなかった模様である。情報源によると、米軍とアフガン軍がこの攻撃後にある場所を爆撃して応戦し、月曜日の朝まで攻撃が続いていた。

いっぽう北ワジリスタンの国境付近に、米軍とアフガン軍数千人が集結しているという。情報源によると軍はこの地域で作戦を開始し、新たな基地を作るのだという。

アフガン軍によると、南ワジリスタンで最近展開された作戦で、アルカイダ容疑者たちがコーストと北ワジリスタンとの間の国境地帯に隠れている可能性があり、これらの容疑者たちが、米軍とアフガン軍を攻撃しているという。

garrsmell60 US troops search shops in Miranshah
From Haji Mujtaba、MIRANSHAH


■山中の革命・第三部 タリバンの目をとおして[040505 Asia Times]

ソ連がアフガニスタンを占領した11年の間に、何人もの伝説的な実物が生まれた。しかしその後伝説は古くなったり道を変更したりして、魅力を失っていった。しかし1人だけ例外がいる。ムジャヒディンが活躍した時代と変わらず、彼の伝説は生きつづける。聖職者ではあるが、タリバンではない。それでもタリバンに従った。アフガニスタンからタリバンが撤退した2001年の終盤、アメリカは彼に最高の地位を与えた。しかし彼は、険しいゲリラの道を選んだのだ。マウラナ・ジャラウッディン・ハッカーニである。タリバン抵抗勢力がアフガニスタンにいる米軍に打ち勝つための、唯一の希望だ。

《タリバンの復活》

タリバンの幹部たちとの長いインタビューを行なうと、抵抗運動が盛り上がっていることを感じる。アメリカが、なんとかタリバンの穏健派と組もうとしていることからも、このことが伺える。これまで、この試みは成功しなかった。しかし今、タリバンは分裂し始めた。タリバン運動の残党たちの間には、2つに分けられる。

まず、マドラッサ出身のタリバンだ。1990年代初期にアフガニスタンで芽生えた軍閥たちと戦うために、戦士となった者たち。原理主義を掲げ、専制に終止符を打つため、1996年に権力の座についた。年齢は23歳から40歳で、オマール師に忠誠を誓う。いまだに彼を崇める。

それから、学生出身ではない者たち。タリバン運動に抵抗せず、彼らに従った者たちだ。彼らにはタリバン政権時代に、さまざまな地位を与えられた。しかし学問を修めてない者(オマール師)に従うことに疑問をもち、タリバン政権が崩壊したあと、パキスタンの部族地帯に戻ることを選んだ。タリバンが再び権力の座につくことに懐疑的で、カルザイ政権とタリバンとの間の和解を望んでいる。彼らは、タリバンとアメリカとの間の溝を埋めるために、有益である。

《ハッカーニの伝説》

ソ連との抵抗運動を指揮したアフガン司令官の中で、ハッカーニはいまだに英雄である。すでに20年の月日がたっているにもかかわらず、アフガン人の親たちは子供たちに、当時の英雄たちについてよく語る。いかにイスマイル・ハーンがアフガン共産党軍を裏切り、アフガン抵抗運動の兄弟たちと手を組んだか。いかにハッカーニがペシャワルに留まることを拒否し、山にこもってソ連兵を誘拐し、その車列を襲撃し、最終的に1991年には、アフガン共産党政権からコーストを奪回したか。

ハッカーニは軍閥ではなかったために、他のどのムジャヒディンよりも人気があった。彼はアフガニスタンの平和のために、戦っているように見えた。タリバンが進出したときに、彼はこの地域の最も強力な人間だった。タリバンは、彼に打ち勝つことができなかった。しかし彼は無条件に投降し、一般人としてタリバン支持に回った。その結果、彼は唯一の非タリバンの大臣となった。2001年にタリバンがカブールから撤退したあと、彼は国境大臣だった。

カルザイには国を平和にする力がないことが明らかになってくると、穏健派タリバンと交渉する案が浮上した。ハッカーニは何度もその対象となった。最近は、カルザイの下で首相になることさえ打診された。彼はすべての申し出を拒否した。すげなく断わったために、弟のイブラヒムが逮捕された。そしてその後、息子の1人、イシャークが北ワジリスタンで逮捕され、いまだにパキスタンの刑務所にいる。イブラヒムとイシャークを囮に、CIAとISIはハッカーニに和解を申し出ている。しかし、いまだに彼は立場を変えてない。

現在ハッカーニは、タリバン運動の中心にいる。最近、米軍は国境を超えて北ワジリスタンに潜入し、ハッカーニを捜索した。しかし彼はみつからなかった。パキスタン軍の報道部は、このような越境があったことを否定しているが、『Asia Times』は事実であると確信する。

《息子の話》

ハッカーニは痩せた小さな男で、彼の息子のシラージュも物静かな男だ。当記者は、シラージュと国境付近で会い、現在のタリバン運動について聞いた。

 Asia Times……北ワジリスタンで私は、Manbaul Ulomのマドラッサを訪れた。あなたの父親のものですね。今は閉鎖され、誰もいません。どう思いますか?

 シラージュ……プライドの問題で、恥ることはありません。マドラッサは悪いことをしたから閉鎖されたのではありません。ジハードのために閉鎖されたのです。

 Asia Times……イラクでは、抵抗行動が米軍に打撃を与えています。なぜこのような抵抗運動はアフガニスタンでは起こらないのでしょうか。なぜ?

 シラージュ……イラクには1万人以上の外国兵がいます。あらゆる所にいる。アフガニスタンとは状況が違います。兵士の数は少なく、基地に隠れている。したがって、負傷者は少ない。

 Asia Times……ということは、あなたの運動は方向性がなく、敵がどこにいるのかわからないということですか?

 シラージュ……そうではありません。時間とともに、いくつかの展開がありました。まず、アフガン政府内のアフガン人たちが、タリバンを支持するようになった。アフガニスタンにいる米軍はこの事実に気づき、したがって、ときおり襲撃を行なう以外、アフガニスタン内でパトロールをしなくなった。アフガン国民が自分たちを支持してないことに、気づいた。彼らは金でのみ傭兵を雇っているが、実際にこの傭兵たちも、抵抗運動を支持しているのです。この事実の証拠として、国連はアフガニスタンの70地域がタリバン支配下にあるという報告を出している。

 Asia Times……ハッカーニが、ISIを通じてアメリカから和平の申し出を受けたと聞きました。それと引き換えに、首相になるという。

 シラージュ……最近友人をとおして、このような申し出がありました。しかし、彼はいくつか質問をした。「アフガン人をこれほど殺害したあと、デージー・カッターなどを使って爆撃しておいて、私にアメリカの言いなりになって政府の一員になれというのか? これを受け入れたら、ロシア人たちと戦い、何千人という友人たちがジハードに身を捧げたのを見てきた、これまでと同じ人間でいられるだろうか?」。ハッカーニは申し出を断わりました。しかし何人かの友人は、アメリカと直接交渉をすることをいまだに勧めています。父は、オマール師と話し合うことなしに、決めることはできません。現在タリバンは、力がある。しかし、我々は司令塔を欠いている。有能な司令官はたくさんいる。しかし毎日の決議や政策を与える司令塔がいないため、戦略があまりうまくいってない。このような司令塔が欠如しているために、司令官たちからの提案を話し合うことができないでいる。

 Asia Times……タリバンは春の攻撃をすることで知られています。力の誇示のために、大きな町を奪回する。しかし彼らは数時間、町を占拠しても、アメリカが空から襲ってくるために、すぐに撤退する。

 シラージュ……タリバンは、一挙にすべてのアフガンの町を占拠することができる。しかし市民が、アメリカの空爆で犠牲になることを防ぎたい。今いくつかの戦略を計画しています。2ヵ月以内に、大きな展開があるでしょう。

ohRevolutions in the Mountain
Part 3: Through the eyes of the Taliban
By Syed Saleem Shahzad、GHULAM KHAN


■抵抗勢力を追った米軍、パキスタン内に迷いこむ[040504 Reuters]

アルカイダとタリバン抵抗勢力を追った米軍がアフガニスタンからパキスタンに入り、国境を侵害してパシュトゥン族の村を捜索したと、パキスタン軍報道官が火曜日に発表した。

6月2日に起きたこの出来事は、アフガニスタンの米軍総司令官が、ビンラディンのメンバーがいまだにパキスタンの部族地帯から攻撃を続けていると非難した1日後に起きた。

米軍は夜間、北ワジリスタンのAlwara Mandi村の商店やガソリンスタンドを捜索したという。目撃者によると、米兵60人ほどが捜索に参加したようだ。

村はパキスタン側に200メートル入った地点にあり、国境を超えていることを知らされると、すぐにアフガニスタン側に戻ったという。「国境を超えたことがわかった時点で引き返した。25分ほどいたに過ぎない」と軍報道官が『ロイター』に語った。米軍ヘリコプターがパキスタン側に迷いこむことがあっても、米軍部隊の国境侵害は希なことだという。

garrsmellU.S. troops hunting militants stray into Pakistan
ISLAMABAD


■アフガン兵5人の遺体、見つかる[040504 AP]

火曜日に5人の政府側兵士の遺体が、アフガニスタン南部で発見された。5人は前日にタリバンに誘拐されていた。遺体はザーブルのSur Ghogan地域に放置され、「腹と胸を撃たれていた」という。

高官によると、月曜日にタリバンがShahjoyとカラットの間で車輌を襲撃し、兵士たちを誘拐したという。

タリバン報道官Abdul Hakim Latifiが月曜日に、兵士たちを誘拐したが全員無事で、今後釈放のために話し合うと発表していた。(中略)

パクティア州では、パキスタンとの国境付近にある基地に、5つのロケット弾が撃ち込まれ、政府側はこれに応戦した。Zakim Khan将軍によると、日曜日に米軍がLwaraに設営した新しい基地が攻撃されたが、被害はなかったという。「アフガニスタン国内から発砲された」と述べた。

コーストでは、米軍ヘリコプターがパキスタンとの国境付近の山に、ロケット弾を数発、発射したという。目標が何であったのかは、明らかにされてない。

garrFive Afghan Soldiers Found Dead


■米軍とアフガン警察の間で銃撃戦で学校職員死亡し、教室も破壊さる[040504 AP]

米軍特殊部隊とアフガン警察の間で銃撃戦があり、外国資本の学校にいた市民が死亡、教室も破壊された。

警察は当初、土曜日にガルデズ付近で起きた米軍との衝突で、警察官3人が死亡したと発表していた。空軍を呼んだ米軍は、特殊部隊の車列がチェックポストを通過したときに、襲撃してきた4人の狙撃兵を殺害したと主張している。

しかし警察長官Haygul Salemankhel将軍は火曜日に、4人目の犠牲者は学校で働いていた一般市民の職員だったと述べた。警察は教室をチェックポストとして使用していたという。米軍のヘリコプターが後になって飛来し、部下たちに発砲したという。「完全な誤解だった」という。「詳しいことはわからない。生存者は、アメリカ人たちに連れて行かれた」。

事件は、Ibrahim Khel村の男子校が舞台となった。これはスイスの援助金で運営されている学校で、アフガニスタンのSwedish CommitteeのコンサルタントAbdul Matinが翌日学校を訪れると、窓が全て壊され、屋根には穴が開いていたという。「2つの教室は、血で汚れていた」。(中略)

なぜ学校の教室が警察官のチェックポストとなっていたのかは、わからない。目撃者の話としてMatinによると、正午すぎ、2台の車が警察のチェックポストを停止せずに通過したという。警察官が車輌に発砲すると、中にいた米兵が応戦してきたという。

米軍によると、このあとすぐに空からの援護があったが、米兵2人が負傷したという。アフガンの警察官2人も負傷し、数人が米軍に拘束されたという。米軍報道官Lt. Gen. David Barnoによると、米兵はチェックポストと「協力」したが、後ろから発砲されたと述べた。(後略)

smellgarrGunfight between American troops, Afghan police killed
school worker, damages classrooms, officials say


■部族民35人、今日釈放予定[040504 The News]

ワナでの作戦で逮捕された部族民35人が、火曜日に釈放予定であると、ワナの副行政官Rehmat Ali Wazeerが述べた。釈放されれば、釈放された部族民は全部で191人になる。

hoonWana: 35 tribals to be released today
PESHAWAR


■パキスタンの空港、警戒[040504 The News]

ハイジャックか、空からのテロの危険性があるとして、国内の飛行場は警戒している。飛行場への出入りは禁止されているという。

garrPakistani airports on red alert
ISLAMABAD


■パキスタンで爆弾、中国人3人死亡[040504 Washington Times]

パキスタンの港町グワダールで、強力な爆弾が車を爆破し、3人の中国人技師が死亡、11人が負傷した。中国人技師はパキスタン南西部の港の建設に従事し、車で現場に乗りつけるところだった。

約200人の中国人が、バローチスタン州のグワダールで港湾を建設している。パキスタンの大きな建設計画のひとつで、港湾が完成すれば、アフガニスタンや中央アジアとの貿易に大きな貢献をすることになる。またこれまで発展から取り残されていた地域で、経済が活性化すると期待されている。

パキスタン人高官は、爆弾はイスラム過激派の仕業で、パキスタンがアメリカと協力していることの報復として、経済に打撃を与えようとしているとみる。パキスタンでは、これまで中国人がテロの対象となったことはない。バローチスタン警察は、「率直に言って、パキスタンにいる中国人に、警備をつけることなど、考えてもみなかった」という。

イスラマバードの諜報部高官によると、今回の爆弾テロは、パキスタンから中国に3人の中国人イスラム過激派を送還したことと関係があるのではないかという。3人は中国に送還後、今年のはじめに処刑された。去年の10月、パキスタン軍が南ワジリスタンで軍事作戦を実施した際にに逮捕された者たちだ。

パキスタンの諜報部高官は中国から、パキスタンのイスラム過激派が中国の新疆省の過激派たちと協力しているという情報を得ている。「グワダールにいる中国人技術者を攻撃することで、パキスタンのジハード志願者たちが仲間の中国人たちのために報復をしていると決めつけるのは、まだ時期尚早だ」。「しかし、その可能性は払拭できない」。(後略)

smellBomb Kills Three Chinese in Pakistan
By Kamran Khan、KARACHI


■パキスタン南部で車輌爆破、中国人3人死亡[040503 Reuters]

月曜日、バローチスタン州のGawadarで建設中だった港で車が爆発、中国人3人が死亡した。12人の中国人を乗せた車がGawadarに建設中の港に入ってくると、駐車中の車が爆発した。

中国が資金を出して建設中のGawadar港計画は、今後も続けられるという。中国は、300ヵ国以上の人間を雇って仕事をしている。(中略)

バローチスタン州のナショナリストたちは、Gawadar港拡大計画で地元民は何の利益を得てないと、これまで訴えてきた。

garrCar bomb in southern Pakistan kills 3 Chinese
QUETTA


■アメリカ、部族地帯で武力を行使するよう要求[040503 Reuters]

米軍はパキスタンに、国境地帯に隠れている外国人戦士たちを殺害するか逮捕するよう、要求した。

アフガニスタンの米軍総司令官Lieutenant-General David Barnoは、「部族地帯に、外国人戦士たちがまだいることはわかっている。アラブ人、チェチェン人、ウズベク人など、パキスタン人以外の者、部族民ではない者がまだ隠れ、テロを計画している」という。「我々はパキスタン軍がまだ部族民たちに圧力をかけ、抵抗勢力たちを探し出すための戦闘を実施し、彼らを一掃することを望む」。外国人たちは、和解はしないだろうとも語った。(後略)

hoonU.S. urges Pakistan to use force in tribal region
KABUL


■カルザイ、殺人犯の処刑で軍閥たちを警告[040503 New York Times]

カルザイ政権になってから最初に処刑された有名なムジャヒディン司令官Abdullah Shahが、アフガニスタンでは同情を受けている。

アフガン人たちは、政府がやっと犯罪を犯した軍閥たちを罰し始めたと、この処刑を歓迎する。刑の執行理由は「犯罪を犯したものは、裁かれる」とだけ発表された。

しかし人権団体はこの処刑を疑問視し、カルザイの暫定政権に司法制度が整ってないことを指摘する。“Zardadの犬”として名を馳せた殺人鬼Shahは、正式な裁判を与えられなかったという。他の強力な軍閥が、Paghman地方出身のShahを陥れたと見る者もいる。自分たちの犯罪から目を反らせるためだ。

しかし15人以上を殺害したとして死刑を執行したことで、カルザイは今後、アフガニスタンで死刑を執行することを表明したことになる。タリバン政権崩壊後、死刑は禁止されていた。

カルザイによると、今後さらに3件、死刑執行を予定しているという。カンダハルで19人を殺害したとして1月に逮捕された男、去年ガズニでフランス人援助活動家を殺害した2人である。

カルザイはShahの死刑を、1年半以上も延期したという。個人的には、死刑に反対しているからだという。この判決がいかに困難であったかは、処刑が執行されるまで事実を伏せていたことからも推察される。刑の執行2日後になって、人権団体が事実を発表したあと、政府は初めてこれを認めたのだ。

Shahは4月20日に、悪名高いカブール郊外のPul-i-Charkiに移され、銃殺された。遺体は軍の病院に運ばれたという。家族は処刑の3日後、偶然この事実を知ることになる。村人がバザールで、噂を聞いたというのだ。「彼の遺体を引き取るのが大変だった」とShahの従兄弟が述べた。カブールの西にあるChiltanに、最終的に埋葬されたようだ。

従兄弟の1人によると、Shahの鼻は折れており、処刑される前にライフルで叩かれたようだったという。判決が出たあとに知らされたために、家族は3回行なわれた裁判には出席できなかった。裁判は諜報組織であるNational Directorate of Securityの、特別裁判所で行なわれている。これはソ連時代の遺物である。Shahはヘクマチアルのメンバーであったことから、政治的にも重要だ。

死刑執行側は、Shahは “Zardadの犬”として知られる殺人鬼だと主張する。犬のように犠牲者に噛みつく、ヘクマチアルの腹心だ。自分の妻1人、子供1人を殺害し、市民が乗ったパスに放火した。しかし彼の従兄弟と刑務所で彼と会見した人権団体によると、Shahは“Zardadの犬”として知られる男ではなく、ヘクマチアルの腹心でもなかったという。Shahの家族は、罪はぬれぎぬで、目撃者は買収されたと主張。強力な力が「カーテンの外から操っている」という。この家族は地元Paghmanで、別の家族と昔からの対立しているというが、さらに上層の人間が死刑を執行させたと訴える。

「Abdullah Shahの処刑は、人権侵害の目撃者を排除するために、強力な政治家が企てた可能性がある」とAmnesty Internationalが発表した。死刑は最高裁判所からの圧力により、急に執行されたという。Amnesty InternationalとAfghan Independent Human Rights CommissionはShahは正式な裁判を受けてはいないし、弁護人もいないとして処刑を中止するよう要請していた。(後略)

garrsmellWith Killer's Execution, Karzai Signals Move on Warlords
By CARLOTTA GALL、KABUL


■部族民さらに15人釈放[040503 Daily Times]

南ワジリスタン行政は日曜日に、さらに部族民15人を釈放した。(後略)

hoon15 more tribesmen released
By Rasool Wazir


■アフガンの1組織、カルザイと和解[040503 New York Times]

Hezb-i-Islamiの10人からなる使節団が、カルザイと数ヵ月交渉した結果、声明を発表した。タリバンとHezb-i-Islamiの穏健派と交渉を続けていたカルザイにとっては、大きな勝利である。

10人の使節団メンバーは、Hezb-i-Islamiの執行部を代表しているが、ヘクマチアルとは関係を絶ったという。パクティア州の組織幹部Khaled Farooqiが、一行を率いる。「Hezb-i-Islamiは、平和をもたらすために一役買いたい」と声明を発表した。 (後略)

ohAfghan Faction Reaches Out to Karzai
KABUL


Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003, 2004.