【2004年6月14日〜6月20日】


■ムシャラフ大統領との会見[040620 Daily Telegraph]

南ワジリスタンの作戦は、どの程度成功したのか?

・作戦に関しては、非常に成功したといえる。作戦はまだ続いている。全員を追い出し、彼らの基地に入って初めて死傷者の数など、被害の程度がわかる。

国内や部族地帯に、大きな影響が出るだろうか?

・部族地帯に広がるとは思えない。政治的な手続を踏んだからだ。まずジルガを開催した。そしてジルガがラシュカルを組織した。しかしそれが失敗すると、我々が行動した。

・抵抗勢力により、死傷者を出してしまったが、だからこそ、軍事行動をとった。他の部族地帯には広がらないと思う。しかし悪影響はあるかもしれない。あの連中は、あちこちに関係者がいる。どこかで爆弾事件をやらかしたり、首脳陣を狙ったりするかもしれない。だから、それに対しても防衛しなければならない。

最近のパキスタン各地の事件は、どのように繋がっているのだろう。

・ワナと関係があるのか、確かではない。警察司令官を狙った者たちが、タリバンと関係があるのか、アルカイダと関係があるのか、まだわからない。

部族地帯をパキスタンに組み込む好機のようにみえるが、混乱した状況を考えて、部族地帯を「民主化」する計画を遅延するのか?

・ゆっくりとやらなければならない。今、状況がまだわからない。教育を受けず、発達から取り残された社会だ。だから原理主義者たちがとっかかりを作るような場所では、行動したくない。

部族のリーダーに対して動いた場合、空白ができるからか?

・はい。だから部族民のリーダーとともに行動したい。彼らは原理主義者ではない。

最近自爆テロが頻発しているが。新しい現象で、コントロールできない?

・新しい現象です。しかしまだ広がっていない。まだわずかだが、危険で、その対処の仕方は難しい。

カラチの事件の犯人を公開するのか?

・まだ。全員捕まるまで、公開しない。 (中略)

アメリカは部族地帯に入りたがっているのか?

・初めは。我々には無理だと思ったからだ。しかしそれは許されないから、許可しなかった。

アメリカがパキスタン上空を飛んでいることは?

・たいして重要ではないことを大袈裟に言う。どこに国境があるか、はっきりわからない。国境があることを知らずにそれを越えた場合、罪はない。意識的な越境ではない。意図的なものではない。抗議すればだいたい謝罪する。つまらないことから問題を起こさないことが、一番だ。

hoonTranscript of interview with His Excellency President Pervez Musharraf
By Victoria Schofield


■軍、抵抗勢力に投降を呼びかける[040620 Dawn]

軍は土曜日に、南ワジリスタンの地元民や外国人抵抗勢力に投降を呼びかけた。軍報道官Shaukat Sultanは、武器を捨てれば恩赦を与えると述べた。

今回の作戦で、ネックを含む5人の他に、外国人3人が死亡したという。諜報部高官によると、ネックは衛星電話から居場所を突き止められ、レーザー誘導ミサイルで殺害されたと述べた。

情報源によると、ネックを引き継ぐ者は彼の従兄弟であるAllah Noorか、別の親戚Khan Mohammad Yargulkhelの可能性が高いという。2人とも40代で、アフガニスタンのタリバン運動に関わっていた。Khan Mohammadは外国人抵抗勢力を匿い、以前はJaish-i-Mohammadとも関係があったとして、政府に手配されている。アンゴール・アダにある彼の家は、以前国境を越えてきた米軍の捜索を受けたことがある。大量の武器が発見されている。

SharifとNoor Islamは自分たちのグループを率いており、ネックとともに殺害された若者の弔問にShah Nawaz Kotが訪れたのを目撃されている。

いっぽうSpirkai族からなる10人のチームが、シャカイ地方で、外国人抵抗勢力の捜索を行なう予定である。

hoonMilitary urges fighters to surrender: Wana operation
ISLAMABAD


■タリバン、政府機関を攻撃[040619 AP]

タリバンが、南アフガニスタンで政府機関を攻撃してアフガン軍と衝突、7人が死亡した。その北部では、米兵士2人が負傷し、通訳が殺害されたと米軍が発表した。

いっぽうカルザイ大統領は、コール州のChagcharanに軍を派遣した。Chagcharanで軍閥たちが州知事を追い出して、町を占拠している。

ザーブルの町Mizanでタリバン60人が政府機関を攻撃し、タリバン5人とアフガン軍2人が死亡した。米軍ヘリコプターが飛来し、タリバンを追い払った。

米兵2人が木曜日の夜、ザーブルの州都カラートで車が地雷を踏んだために負傷した。通訳1人が死亡した。これらの攻撃により、ザーブルではいまだに抵抗勢力が活動していることを証明する。

Chagcharanには、兵士200人が派遣され、引き続き500人が追随するという。米軍は戦いを鎮圧するために、B1-B bomberを送り、ヘリコプターを派遣して閉じ込められた国連職員を救出した。現在町は静かだという。

garrTaliban Attack Afghan Government Office
By NOOR KHAN、KANDAHAR


■首脳陣へ攻撃のため、パキスタン軍、過激派と対戦[040619 Washington Post]

(前略)

先週のカラチでの暗殺未遂事件は、「国家のシンボルに対する攻撃だった」とカイディアザーム大学のRifaat Hussainが述べる。「これを計画した者は、目標を暗殺することよりも、国家自体が攻撃されていることを見せようとしたのだ」。

「最近起きている国家内のテロ事件は、すべて地元のジハード組織の仕業とみられている」と、あるISI高官が語る。「ダニエル・パールの事件にしろ、ムシャラフやカラチの警察司令官にしろ、どの事件にもジハード組織が関わっている」。

あるインドの高官は、確かにカシミールへの攻撃は少なくなっていることを認める。しかしラシュカレ・トイバのような組織の攻撃は、まだ続いているという。Muzzafarabad付近の森の中にあるキャンプは、再び使用されていると訴える。

パキスタン自身は、このようなキャンプがあることを否定する。しかしパキスタンの高官は、もはやラシュカレ・トイバや、Jaish-i-Muhammadが与える脅威を否定しなくなった。

例えば、JaishのJamil Ahmadはアフガニスタンで逮捕され、パキスタンに引き渡された。Ahmadはのちに釈放されたが、彼がムシャラフを暗殺を狙った自爆テロを実行した。

また警察司令官Hayatを狙ったAtaur Rahmanは、カシミールでもタリバンとともにも戦っている。Rahmanは英語が上手く、カラチ大学の修士も持っている。Rahmanの一味はHayatの動きを周到に観察し、計画を実行した。(中略)Rahmanは全く後悔する様子をみせてないという。「我々にとって、いまや軍が敵だ」という。彼は、ワナで軍事訓練を受けたことがあるという。そして「異教徒アメリカの味方をしたことにより、パキスタン軍と戦う」と述べる。

南ワジリスタンでの抵抗運動も、激しくなっているという。パキスタンのF-16は、シャカイ谷の外国人テロリストが使用していた施設に精密誘導装置付爆弾を落とした。また軍の奇襲隊が地上で任務を遂行した。

ある意味で、警察司令官への攻撃が、流れを変えたといえる。「テロの性格が変わった」と、ある欧米外交官が語る。「組織として軍と対戦することは、激しい揺り返しを起こすことになる」。

hoonHigh-Profile Attacks Force Pakistan to Confront Extremists
Groups Were Once Considered Allies
By John Lancaster


■ネックと5人、ミサイル攻撃で殺害さる[040619 The News]

(前略)ネックが殺害された今、焦点は残る4人の政府手配者にかかる。Sharif Khan、Nur Islam、Maulana Abdul Aziz、Maulana Muhammad Abbasは、ネックの葬儀に参加しなかった。ネックの代わりになるのは誰なのか、注目される。彼の死で、抵抗勢力の力が弱まるかどうか、あるいは逆に政府に対する抵抗運動が活発になるかどうかは、まったくわからない。

ネックを殺害したミサイルが誰によって、どのように発射されたかは謎のままだ。ワナの住民は、アメリカの仕業だという。ミサイル攻撃の直前、無人偵察機が巡航しているのが複数の住民や政府関係者によって目撃されている。無人偵察機から攻撃を受けた、と述べる者もいる。

ある政府高官によると、ミサイルは東方から来たと証言する。しかし、ミサイルを発射できるZarinoorキャンプは逆の位置にある。また発射されてから着弾するまで、3秒しかかからなかったともいう。このすばやい、また正確な狙いを考えると、無学なパキスタン人でさえも、アメリカの協力があったことを疑うだろう。ネックが衛星電話で会話しているところを狙われていることからも、疑いが濃くなる。パキスタン軍は、衛星電話を傍受するテクノロジーを持たないため、アメリカの技術的援助があったことが予測される。ムシャラフ大統領は、12〜15人の米工作員がテロリストを追跡するために協力していること認めている。

いっぽうで、政府の使命手配者の1人であるKhan Muhammadも、国境付近のBagharで爆撃により殺害されたという情報もある。(後略)

smellNek Muhammad, five others killed in missile attack
By Sailab Mahsud &Rahimullah Yusufzai、WANA/PESHAWAR


■ネックと4人殺害[040619 Dawn]

(前略)目撃者によると、ミサイル攻撃を受ける直前、上空を無人偵察機が飛んでいたという。また、ネックは衛星電話で会話の最中だったために、巡航ミサイルで攻撃された可能性が考えられる。ネックの座っていた正にその場所にミサイルが落ちたことからも、このことが考えられる。

ネックの配下のものがペシャワルから『BBC』に、衛星電話を使用していた部族の抵抗勢力が殺害されたと述べている。軍報道官は、殺害方法については語らなかった。

smellNight raid kills Nek, four other militants: Wana operation
By Ismail Khan and Dilawar Khan Wazir、PESHAWAR/WANA


■パキスタン、お尋ね者を捕らえる[040619 Asia Times]

26歳の前タリバン司令官ネック・ムハンマドが、パキスタン軍による攻撃で殺害された。いっぽう『Asia Times』の情報源によると、ネックの殺害は、アルカイダが計画するパキスタンとサウジ攻撃開始と、偶然にも一致すると警告した。

ネックの死は、パキスタンにおけるいくつかの宗教抗争と関係したことで逮捕されたアラブ人Abu Mosab al-Balochi、パキスタン人バーロチ族のDaud Badiniに続くものである。

情報源によると、ワナの近くのDoogにいたネックは、パキスタンとアメリカ当局に衛星電話を傍受されたらしい。ネックの協力者2人と、小さな子供2人も殺害された。(中略)

いっぽう『Asia Times』は情報源から、アルカイダはパキスタンとサウジの親アメリカ勢力を攻撃する計画を決定した、という情報を得た。戦いは続く。

hoonPakistan gets its man - dead
By Syed Saleem Shahzad、KARACHI


■抵抗勢力、アフガニスタンの州都を占領[040618 AP]

何人かの軍閥の配下の兵士たちが、ゴール州の州都になだれこみ、知事は逃げ出したと政府高官が金曜日に発表した。10人が殺害された模様である。

ゴール州の州都である小さな町Chagcharanで、衝突が勃発した。副知事Din Mohammed Azimiによると、知事は、ヘラートかカブールに逃げたという。町から離れた村にいるというAzimiは、配下の者10人が殺害され、現在1500人で報復の準備をしているという。

前ゴール警察長で、今は知事に対立する軍閥であるGhulam Yahyaが、1人の死亡を確認したと述べたが、それは自分の配下の者だけを言っているのか、はっきりしない。

ここ数週間、州軍事司令官Ahmad Murghabiとその敵対する部族との間で、地元の行政について対立していた。

Azimiによると、Rais Salamが率いる対立する派閥が、攻撃を仕掛けてきたという。 (後略)

hoonRebels Capture Afghan Provincial Capital
By STEPHEN GRAHAM、KABUL


■手配中の部族リーダー、殺害さる[040618 AP]

パキスタン軍が部族民抵抗勢力のリーダーをヘリコプターで攻撃し、殺害した。ネック・ムハンマドは衛星電話を傍受され、足がついたと治安部高官が『AP』に語った。木曜日の夜遅く、ネックとともに別の6人も一緒に殺害されたという。

「我々は彼を追っていたが、我々自身の手で、彼を殺害した」と軍報道官Shaukat Sultanが『AP』に語った。ヘリコプターがミサイルで、彼の隠れ家を攻撃した。

これまで『BBC』は、2度ネックと衛星電話でインタビューを行なっている。これらは、彼の居場所を突き止めるために実施されたのかどうか、明らかではない。Sultanは、ネックの居場所を衛星電話の傍受で突き止めたのかどうか、語らなかった。

アメリカが今回のネック殺害に関わったかどうかは、明らかではない。パキスタンには、衛星電話を傍受するテクノロジーがない。したがって、ときおりアメリカの「技術的援助」を受けている。(中略)

ネックは別の部族リーダーSher Zamanの家にいたとき、ヘリコプターに攻撃された。住民によると、Zamanの2人の息子と孫、そしてネックの協力者がともに殺害されたという。治安部高官によると、Pir Baghの町での攻撃で殺害された者のうち、2人が外国人だというが、誰かはわからない。アルカイダ幹部ではないらしい。

報道官Sultanは、パキスタン軍がネックを殺害したのであり、アメリカの巡航ミサイルに攻撃されたというのは、「ばかげた」話だと述べた。

smellWanted Tribal Leader Killed in Pakistan
By AHSANULLAH WAZIR、WANA


■パキスタン、アルカイダ攻撃で部族民リーダーを殺害[040618 AFP]

パキスタンは、前タリバン司令官で部族民抵抗勢力のリーダー、ネック・ムハンマドを殺害した。

追悼者数千人が、ネックの遺体が置かれたカローシャの村に集まった。ネックは木曜日の夜、急襲を受け死亡した。

「作戦の大きな成功だ」と軍報道官Shaukat Sultanが『AFP』に述べた。「ネックの行動を追っていた。昨晩、彼がいると疑っていた場所で、彼の隠れ家を見つけた」と述べたが、詳細は語らなかった。

住民によると、ネックは数人とともに、要塞のような建物のテラスに座っていた。そこに、彼が座っていた場所に、ミサイルが落ちたという。別の5人も殺害されたらしい。部族民Nazar Wazirが語ったところによると、「巡航ミサイルのようだった」という。「どこからミサイルが飛来したのか、誰にもわからない。ヒューという音が聞こえてきて、彼が座っていた家に命中した」。

(中略)週末に、シャカイとアンゴール・アダ付近のBagharにあるアルカイダ訓練所と貯蔵庫が、空爆を受けた。「抵抗勢力の隠れ家があれば、どこにでもいく。彼らを標的にしている。彼らを打ちのめかす」とShaukat Sultanが語った 。

「約5000人が、葬式のために祈りにやってきた」と、部族民Mohammad Noor。「ほとんどみんな黙っていた。反応を示さなかった」という。「ほとんどの者は、彼が本当に死んだのかどうか、確かめにやってきた」とWazirは言う。住民のほとんどは、ネックが死んでほっとしている。この1年間、村人たちが受けた被害を彼のせいにしていた。「まるで戦争のような状況だった。ベッドの中で爆弾が落ちる音を聞き、子供たちは泣いていた。食料は不足し、交通費が高騰した。戦争が終われば、ほっとする」。

ohgarrPakistan kills rebel tribal chief in Al-Qaeda hunt


■親アルカイダリーダー、殺害[040618 Reuters]

パキスタン軍が部族地帯で、アルカイダ戦士たちを匿っていた部族民リーダーとその4人の仲間を殺害した。

ネック・ムハンマドが隠れているという情報を得たあと、軍がその隠れ家を夜のうちに攻撃したと、軍報道官Shaukat Sultanが述べた。「4人の仲間とともに殺害された」。「テロとの戦争にとって、大きな勝利だ」と述べたが、それ以上は語らなかった。

追悼者数千人がワナの近くのカローシャ村に集まり、ネックの死を悼んだ。27歳のこの黒髭の戦士が死亡したことを、誰もが悲しみ、信じようとはしなかった。彼の遺体は白いシーツに包まれ、傷を受けた顔だけを見ることができた。

病院でネックの臨終を見取った部族民Mohammad Noorは、夜の戦いで片足を失い、片腕も負傷していたという。「彼は勇気ある男だった。彼の最後の言葉は、『神は偉大なり』だった。

ネックの死で、パキスタンの都市部で新たな攻撃が起きるのではないかと、ある幹部高官が心配する。

ohohPakistan kills pro-al Qaeda tribal leader
By Hafiz Wazir、WANA


■アルカイダのリーダー、逃亡[040618 Dawn]

諜報部によると、水曜日の夜、Qadirabadに住む2人のアフガン人容疑者を逮捕した。この場所に、アメリカに使命手配中であるアルカイダの重要人物Sheikh Abu Sulemanがいた可能性があったという。

腕を片方失ったのエジプト人は、すでにその場所にいなかったと諜報部の人間が語った。

hoonAl Qaeda leader escapes arrest
PESHAWAR


■アルカイダ隠れ家を攻撃[040618 Dawn]

治安部隊とジェット戦闘機が、木曜日にアルカイダの隠れ家を攻撃した。今度の標的はワナと国境の中間地点にあるBagharだという。

この地域に隠れ家があったが、完全に破壊したと、軍報道官のShaukatが報道陣に述べた。「抵抗勢力に対しては、あらゆる情報を用いて対処している。隠れ家を探し出し、破壊する」。(中略)

「シャカイのテロリストの隠れ家は、6月11日に破壊した。今日、別の隠れ家を破壊した」とShaukatが述べた。(後略)

garrTroops launch offensive against Al Qaeda hideout
WANA


■ジェット戦闘機、テロリストの隠れ家を爆撃[040618 Daily Times]

ジェット戦闘機や戦闘ヘリコプターが爆撃したあと、パキスタンの奇襲部隊が外国人テロリストと地元協力者の隠れ家を包囲したと、地元住民と軍高官が木曜日に『Daily Times』に語った。

標的はBaghar地域のShnawana村で、昨年10月にも同じような作戦が展開した地域である。アンゴール・アタから2キロの地点で、アフガニスタンのパクティア州の向かい側である。

奇襲隊が入りやすくするために、ジェット戦闘機と戦闘ヘリコプターが朝7時ごろに攻撃を始めた。爆撃のあと、「奇襲隊が建物の回りを包囲した。朝、銃撃戦や爆発音が聞こえた」と、アンゴール・アタの十人が述べた。

ワナにいるジャーナリストによると、ムジャヒディン何人かはアフガンジハードの後、この地域に武器を隠しているという。「これらの訓練所が攻撃されたと聞いている。アルカイダと関係がある外国人たちがこれらの建物を使用し、アフガニスタンでアメリカやアフガン軍を攻撃していたようだ」。

別の情報源によると、6月11日にシャカイから逃げた外国人抵抗勢力の存在について、軍は情報を得ていると述べた。Shnawana村の何件かの家で、アルカイダ工作員たちを匿っていたという。「地域全体は、アメリカが支持したジハード時代の中心地だった。ロシアと戦うムジャヒディンの訓練所があった」という。(後略)

garrJets, gunships hit terrorist hideout
By Iqbal Khattak、PESHAWAR


■アメリカ、タリバンと親しい人物に接近[040618 Asia Times]

イスラーム神学者協会Jamiat Ulema-i-Ulema-i-Islam(Rehman group - JUI)のMaulana Fazlur Rehmanは5月に、野党の代表に選ばれた。これに反対する者がいる傍ら、彼が選ばれたことの重要性が明るみにでた。Rehmanの選出は、3月、公には伏せられていた彼のイギリスへの訪問と、外相ジャック・ストローとの会見後、決まったのだ。

ことの重要性は、Rehmanの地元ジャーナリストとの記者会見で明らかになった。「イギリス政府は、アメリカのために動いている。これは、アメリカの大統領選挙に悪影響を及ぼさないための対策だ。イギリスは間接的にタリバンと話し合いを進めており、アメリカがアフガニスタンから堂々と退去できるよう、計画を進めている」。どうもRehmanが、この仲介者になるようだ。

『Asia Times』は、Rehmanと水曜日にインタビューを行なった。

・『Asia Times』:オマール師を除外した「良いタリバン」について、いろいろ動きがある。仲介をしているのですか?

・Rehman:タリバンが撤退し、国連が彼らをテロリストと呼び始めたあと、我々は欧米世界に、このような方法では国の問題を解決できないと訴えてきた。タリバンはいまや地下に潜った。国家全体が混乱し、リーダーが不在だ。このことを、私たちは以前から恐れてきた。欧米の国々と話し合う機会があれば、かならずタリバンを政治に組み込むよう、メッセージを送ってきた。

・『Asia Times』:あなたのメッセージは届いたのでしょうか。

・Rehman:もちろん。明らかな変化が見えてきた。国民の意志は、選挙に反映される。もし国民が選挙に参加することを拒否したら、選挙を信頼しないとか、あるいはたとえば法とか秩序などの理由で選挙を拒否したら、アメリカは何ができるというのだろう? 今年ジャック・ストロー氏がパキスタンを訪れたが、私はこのことを彼に話した。「タリバンを見放さないでほしい。彼らこそ、アフガニスタンを統一できる力だから」と。ストロー氏は私に同意してくれ、アフガニスタンのあらゆる政党と、対話の道を閉ざすべきではないと語った。

・『Asia Times』:最近イギリスを訪問した際、このことについて話し合いましたか?

・Rehman:タリバンに関する、固定観念を捨てるべきだと話した。

・『Asia Times』:何かいい兆候がありましたか?

・Rehman:ええ。タリバンに耳を貸さなかった去年とは、状況は違う。妥協策を考え始めた。

Rehmanは、タリバンとの仲介役としてぴったりだ。タリバンの多くは、Rehmanの生徒だった。(中略)Rehmanが成功するかどうかは、微妙だ。アフガニスタンにはタリバンを信じる者たちがいる。しかし、以前アメリカがなんとか育てようとした「良いタリバン」計画は失敗した。アメリカがオマール師の排除を主張したからだ。

ISIを退いたHamid Gul中将は、「アメリカが去年、タリバンに抵抗運動を諦め、カブール政府の一部になるよう説得したことは明らかだ。しかしタリバンにとって引っかかることは、『アメリカはどの程度本気なのか』ということだ」と述べる。「アメリカは本当に和解したいのか、時間を稼ぎたいだけなのか? なぜ安寧の印として、ギュンタナモからタリバン幹部を釈放し、タリバンと対話しようとしないのか」? 「物事のダイナミクスは明らかに変わった。しかし現在のタリバン運動において、オマール師なしのタリバンはあり得ない。同様に、もしアメリカはタリバンと対話したいのなら、アフガン人たちはこれまで外国人の存在を許さなかったということを、覚えておかねばならない。対話を始めるまえに、退去計画を準備するべきだ」。

ohUS gets cosy with Taliban's point man
By Syed Saleem Shahzad、KARACHI


■パキスタン、イラクへの派兵、まだ考慮中[040617 AP]

外務相が、パキスタンがイラクにいる国連の警備のために軍を派遣するかどうかは、まだ考慮中だと述べた。「イラクに兵を派遣するかはまだ決定してない」。「これは重要な問題で、国会やパキスタンの人々の承認を得てから決める」という。

hoonPakistan yet to take decision on U.S. request to send troops to Iraq
for U.N. mission


■PIA機、チトラルの滑走路を外れる[040617 The Nation]

チトラルに向かったPIAのフォッカー機が水曜日、チトラル空港に着陸の際、滑走路を外れて着陸した。負傷者はいない模様。

ペシャワルからチトラルに向かった飛行機が着陸の際、滑走路を外れて近くの畑に滑り、タイヤがすべて破裂、燃料タンクとともに、機体から外れた。パイロットの腕が、悲劇から乗客たちを救った。チトラルのナジーム、シャーザダ・モヒー・ウッディンと、少数民族出身の著名な女性パイロット、レッション(エレクション)・ビビが当機に乗っていた。

ohPIA plane skids off Chitral runway
CHITRAL


■「パキスタン、イラクの国連事務所のために兵を派遣」[040617 Daily Times]

パキスタン、チュニジア、モロッコは、イラクにいる国連を警備するために軍を派遣することにしたと、アラブのある大臣が述べた。ただし、「これらの軍はイラクの治安に貢献するのではなく、国連の警備のためだ」という。

hoon'Pakistan offers troops for UN offices in Iraq'
ISTANBUL


■アルジャジーラ、アルカイダのビデオをパキスタンジャーテリストから入手[040617 Daily Times]

アルジャジーラが放映したアルカイダ戦士の訓練所や攻撃の模様は、パキスタン人ジャーナリストによって、イスラマバードのアルジャジーラ支局に持ち込まれたものだという。

イスラマバードのアルジャジーラ社員Ahmed Zidaneが、「ジャーナリストから受け取った」と述べた。イスラマバード近辺で、ビデオを受け取ったらしい。

Abu Laithという、アフガニスタンを根拠地としているリビア人のアルジャジーラ幹部が、抵抗勢力たちに演説をしている様子が短いビデオに収められている。Laithは、床に座った男たちに囲まれ、おそらくパキスタンの部族地帯で撮影されたと思われる。山岳地帯で、ロケット弾などを持った男たちが訓練をしている様子も、撮影されていた。

hoonAl Qaeda video: Al-Jazeera got it from Pakistani journalist
ISLAMABAD


■パキスタン、アルカイダ幹部を逮捕[040617 Daily Times]

警察は、アルカイダが新たに結成した組織、Jund Allahのメンバーを逮捕した。Shahzad Talhaは警察司令官暗殺未遂事件に関わった、9人目の逮捕者である。「彼は組織の幹部だ」という。

hoonPakistan arrests key Qaeda man
KARACHI


■パキスタンのジェット戦闘機、抵抗勢力を攻撃[040617 AP]

パキスタンのジェット戦闘機が、アフガニスタンと国境付近に隠れている抵抗勢力たちを攻撃した。

パキスタン軍は木曜日に国境付近を空爆し、5人の抵抗勢力を含む6人が死亡した。戦闘機や戦闘ヘリコプターを伴い、兵士数百人がアンゴール・アダの抵抗勢力の隠れ家を攻撃した。

hoonPakistani fighter jets bomb suspected militant hide out near Afghan
border


■抵抗勢力との衝突で6人死亡[040617 AP]

水曜日に、パキスタン軍のチェックポスト2ヵ所が抵抗勢力の攻撃を受け、兵士1人と抵抗勢力6人が死亡した。またある幹部高官によると、イスラマバードではテロリストたちから脅迫を受けたために、国会の警備が厳重体制となった。

ワナの高官によると、死亡した抵抗勢力のうち2人は、ウズベク人だったらしい。抵抗勢力たちは2人の遺体を残したまま、他の遺体をひきずって逃げた。

これとは別に、ワナから22マイル離れたShiringoで別の軍チェックポストが攻撃され、3人の抵抗勢力が殺害された。

garrSix Killed in Pakistan, Militant Clashes


■抵抗勢力、軍チェックポストを襲撃[040616 AP]

水曜日に、何十人という抵抗勢力が、アフガニスタンとの国境付近にあるパキスタンのチェックポストを襲撃した。抵抗勢力2人と兵士1人が死亡したという。

約70〜80人の抵抗勢力たちが、南ワジタスタンのLadhaにあるチェックポストを襲撃した。「ポストを攻撃し、物理的に占拠した。兵を派遣し、奪回した」。抵抗勢力2人と兵士1人が死亡したと述べた。死亡したのは、ウズベク人らしい。

これとは別に、ワナから30マイル東にあるSarwokaiの政府の建物に、ロケット弾3発が撃ち込まれた。目標がそれ、負傷者はいない模様。

garrMilitants Raid Pakistani Army Checkpoint
By RIAZ KHAN、PESHAWAR


■軍、国境付近で外国人を殺害[040616 The Nation]

火曜日に南ワジリスタンのJandolaのToor Pulチェックポストで、治安部隊と抵抗勢力が対戦し、外国人1人が死亡、警察官と子供4人を含む6人が負傷した。これとは別に、ワナの政府機関がミサイル攻撃を受け、3人が負傷した。

Toor Pulチェックポストで、ハイエースに乗っていた男が発砲したために、国境警察が応戦した。乗員1人が死亡し、女性を含む5人が負傷した。全員外国人だったと報告されている。ウズベク人だったという説もある。運転手はパキスタン人だった。南ワジリスタンから、どこかに移動しようとしていたようだ。

hoonArmy kills Chechen near Afghan border
From Awar Din Mehsud、JANDOLA


■理解に基づく穏健 口先だけのムシャラフ[040615 Washington Post]

ムシャラフは最近イスラーム教徒たちに立ち上がり、「理解に基づく穏健」に向かうべきだと解いた。(中略)言葉は立派だったが、ほとんど口先だけだ。海外では「理解に基づく穏健」を説くいっぽうで、国内では過激を啓発している。

まず、民主主義の回復をしようとしてない。ブッシュ政権はイラクに民主主義を与えようとしているいっぽうで、すべての権力が軍にあるパキスタンに対しては、注意を払っていない。(中略)

同様に、ムシャラフの民主主義改革は軍の力を強めることを、目標としている。たとえば「貧しい者に力を与」えて地元政府の力を強めるために、地元高官に権力を委譲する計画を実施した。しかし実際は、主流の穏健派政治政党を切り捨て、汚職をまん延させ、軍支配を強めるために州から権力を奪った。

最近アメリカ高官は、パキスタンに対する経済、軍事援助にもかかわらず、それ相応の見返りがないと不平を言い始めた。2年前、ムシャラフはマドサッラを取り締まることを約束した。しかし、まだ何もしてない。登録されていないマドラッサが、まだたくさん残っていおり、その資金源の取り調べも放置され、教科書からジハードや過激派についての内容も削除してない。

ジハード団たちに対しても同様だ。ジハードネットワークは、いまだに国内においても海外でも、治安を脅かす。インド領カシミールで、テロ行為をしてはならないと主張したにもかかわらず、政府は過激派に単に改称するよう、要求しただけだった。ある過激派リーダーは、20件の罪に問われていたにもかかわらず国会に立候補し、勝利した。別の禁止された組織のリーダーたちは、今でも自由に過激主義や欧米に対するジハードを説教する。テロの資金源の取り締まりにも、手をかけてない。

カラチにおける宗教抗争は、政府の失敗を明らかにしている。アルカイダに向けて実施された北西部での作戦を中止したことでも、失敗は明らかだ。重要人物を捕まえられそうだとのろしをあげたものの結局手柄はなく、逮捕されたパキスタン兵を解放してもらうために、地元部族民と交渉に入った。

パキスタンは穏健と啓蒙を実施することはできるだろうが、啓発されたリーダーが必要だ。パキスタン軍は政治生活の脇役になるべきで、穏健な政党が機能できるようにしなければならない。軍は9.11以後、その地位を強化してきたが、世界の軍事政府はそれほど長くは続かないし、啓発もされない。

hoonA 'Moderation' of Freedom
Pakistan's Pervez Musharraf Isn't Practicing What He Preaches
By Samina Ahmed and John Norris


■パキスタン、前アルカイダ幹部の甥を尋問、第三国に引き渡さない[040615 AP]

パキスタン高官はKhalid Shaikh Mohammadの甥のMasrab Arochiの取り調べを開始し、大統領暗殺を含むパキスタンでのテロに関わっていたかどうか、調べるという。

内務相Faisal Saleh Hayyatによると、Arochiはパキスタンの拘束下にあり、アメリカを含む第三国に引き渡すことはないという。「Arochiは大物テロリストだ。彼のアルカイダにおける地位を調べている。Khalid Shaikh Mohammadの甥であるからには、アルカイダの幹部であることは間違いない」。

hoonPakistan questions nephew of former al-Qaida No. 3, won't extradite him


■シャカイの作戦、終了[040615 Dawn]

パキスタン軍は月曜日に、シャカイでの作戦は終了したと発表した。

「外国人抵抗勢力に対する作戦は終了した。我々の軍は現在、この地域を完全に制覇している。外国人抵抗勢力は殺害されたか、散り散りになった」と、軍報道官のShaukat Sultanが『Dawn』に語った。しかし、抵抗勢力たちがどこに行ったのかはわからないという。「どこか別の場所にいったのかどうかは、わからない」という。住民によると、シャカイ北部のKaniguramかMakinに逃げた可能性があるという。

ペシャワルの高官によると、治安部隊は今後も作戦を続けるという。「我々は新たな局面に入った。このままではすまない」という。「ただ、もう死傷者がでるようなことはないだろう」と述べた。(後略)

hoonOperation in Shakai completed
PESHAWAR


■ワナで話し合い開始[040615 The News]

南ワジリスタンでは、両陣営とも外国人の登録に関しての話し合いを開始することに同意したために、空爆が終了した。

月曜日には、戦闘は起きてないようだ。Ahmadzai Wazir族のジルガが月曜日に開始し、抵抗勢力たちとの平和的な解決法にむけて、話し合いを行なう。

garrTalks restart in Wana as operation ends
By Behroz Khan、PESHAWAR


■アルカイダ容疑者、アボタバードで殺害さる[040615 Daily Times]

当局は月曜日に、Kunj Kehal地域でアルカイダ容疑者を殺害したが、一緒にいた2人は逃走した。警察は、容疑者たちが用いた車輌2台を発見したという。

アボタバードにアルカイダが来るという情報が入り、警察が後を追った。容疑者たちが発砲したために銃撃戦になり、その際、1人が死亡した。

garrQaeda suspect killed in Abbottabad
ABOTTABAD


■アメリカの圧力で、アルカイダ組織、逮捕[040615 Asia Times]

パキスタン当局は月曜日に数々の宗教抗争と関係したとして、アラブ人のAbu Mosab al-Balochiとパキスタンのバローチ人、Daud Badiniを逮捕した声明を出すと予測されている。al-Balochiは、Khalid Shaikh Mohammadの甥といわれる。情報源によると、容疑者たちは木曜日の朝に逮捕された。宗教運動であるal-Iqwanに属するAttaur Rehmanも、逮捕者のなかにいたようだ。彼は原理主義を掲げ、軍と強い結びつきがある。

パキスタン軍が南ワジリスタンに入るとともに、カラチのスリーパー・セルが活動し始めた。軍内部のある要素の協力を得て、報復として、警察司令官Ahsan Saleem Hayat中将を暗殺する計画を立てた。10人を殺害したが、目的を達することができなかった。逃走の際、1人が携帯電話を落とし、ISIがこれを発見。30分後、計画がうまくいったか確かめる電話が入った。これで足がついた。容疑者たちは不意をつかれ、血で汚れた服を着替える時間もなかったようだ。諜報部の情報源によると、引き続いてカラチやラホール、イスラマバードでも、攻撃を続ける計画のようだったという。

カラチのこの組織は摘発されたが、少なくともまだ25人のアルカイダ工作員が、カラチにいるようだ。

《南ワジタスタンの戦場》

当局は、この2日間で抵抗勢力35人とパキスタン軍15人が死亡したと発表した。抵抗勢力の隠れ家のひとつに、アルカイダの財務係、Hadi al-Iraqiが使用していた家があった。アルジェリア人幹部Jamal Asimとともに、al-Iraqiはラホール、ラワルピンディ、イスラマバードなどの都市部のテロ組織のために、資金を提供していた。このテロ組織は、アルカイダ工作員や地元のジハード組織、武装勢力からなり、攻撃目標を定め、攻撃方法を決定する。2人はまだ逃走中で、おそらく都市部にいるといわれる。

南ワジリスタンでは、数々の情報源から、パキスタン軍奇襲部隊がシャカイ地域の部族民たちに殺害された、という情報が入っている。また北ワジリスタンからの情報によると、パキスタン軍はシャワル地域のDeray-Nishtar、Manga Roti、Mera Din、Gurowaik、Dabar Miyani、Gurbuz、Mana、Shad Ghalay、Pas Zairatに侵入したという。シャワル在住の重要人物Maulana Salahuddinによると、軍と地元部族民との間を仲介しているが、部族民たちはいかなる軍の存在を拒否し、撤退しなければ、それなりの対処をすると司令官たちに申し出たという(後略)。

garrAl-Qaeda cell caught in US squeeze
By Syed Saleem Shahzad、KARACHI


■パキスタン、アルカイダ幹部逮捕[040614 AP]

パキスタンは、テロとの戦争における2つの前線で成功を収めたと発表し、部族地帯の作戦を終え、シーア派攻撃の首謀者を逮捕した。

逮捕した男、Daud Badiniはアルカイダと関係のある、ラシュカレ・ジャングヴィの組織のメンバーで、1993年にアメリカの世界貿易ビルを爆発した犯人、Ramzi Yousefの義兄だという。BadiniはKhalid Shaikh Mohammadの甥を含む11人のテロリストたちとともに、カラチで逮捕された。(中略)

月曜日に、当局はBadiniの逮捕を発表した。クエッタで、全部で99人が死亡したシーア派モスク爆破事件の首謀者とされる。Badiniの家族は、彼がRamzi Yousefの義兄であることを否定し、姉は未婚だと述べた。

garrPakistan Arrests Key al-Qaida Figure
By MATTHEW PENNINGTON、ISLAMABAD


■シャカイで空爆続く[040614 The News]

北ワジリスタンの情勢は日曜日にもまだはっきりしないが、シャカイでは、空爆が始まって3日目、軍は作戦がほとんど終了したと発表した。

部族民たちによると、シャカイとMandataにいた外国人抵抗勢力と地元協力者たちは、人口密集地から近くの丘の上に移動したという。どちらの側にも、多数の犠牲者が出た模様だ。ジェット戦闘機は、まだMandata Raghzai、Wayee、Miamiで空爆を続けているという。

3000人以上の兵士たちが、マフスード族の居住地にあるMantoi、Badar、Tarey Jhawar、Sra Wangai、Sholam、Torwam Tiyazaから、ワナ、Inzar Narai、Sholam Raghzai、Wana Sar、アザムワルサック、シャカイの南部に移動を開始した。国境の町、アンゴールアダに続くすべての要所には、チェックポストが設営された。

いっぽうパキスタン諜報部によると、8人の抵抗勢力が殺害され、軍のジープが破壊され、さらに土曜日、アンゴールアタにいた軍が攻撃されて、5人のテロリストが逮捕されたという。これらのテロリストたちは北部同盟の一味で、アフガニスタン側のパクティア州から攻撃してきたという。ネック・ムハンマドに協力している者という説もある。

パヌーでは、パヌー宿営地内のAzad Mandiで爆発があり、パキスタン軍の兵士4人が負傷した。(後略)

garrAir strikes continue in Shakai
By Behroz Khan &Sailab Mahsud、PESHAWAR


■アルカイダ幹部と12人逮捕[040614The News]

(前略)

シンド州警察のSyed Kamal Shahは、警察は6月10日に起きた警察司令官暗殺未遂を計画した、8人のテロリストを逮捕したと述べた。「警察は捜索を行ない、最近結成された新しいテロ組織、Jundullah(アラーの軍隊)を逮捕した」と発表した。テロリストたちは、Ameer Atta-ur-Rehman、Naib Ameer Shahzad、Shoaib Siddiqi、Yaqoob Saeed別名Roomi、Kashif, Danish Imran、Najeebullah、Khurram Saifullahだという。全員カラチの人間で、ジハード組織と関係があるという。またワナで10月から11月の間、テロ訓練を受けたらしい。「Jundullahは全部で20人の活動家からなる」。「さらに数が多いかもしれない」。

これらの者の所持品には、警察官5人を殺害したあと、Gulistan-e-Jauhar警察から奪った銃があった。

これとは別に、Federal B AreaのDastageerから外国人が逮捕された。男はMusaad Uroshiだといい、Khalid Shaikh Mohammadと関係があるようだ。

garrLeading al-Qaeda man, 12 others held
ISLAMABAD


■アルカイダ容疑 のほか、12人逮捕[040614 The Nation]

パキスタンはKhalid Shaikh Mohammadの甥を含むアルカイダ工作員を逮捕したと、内務大臣が述べた。男はMusabir Urumchiという名前だという。情報相のSheikh Rashidは、13人を逮捕し、そのうち何人かはパキスタン人だったと述べた。

「治安部隊が8人の外国人アルカイダメンバーを逮捕した」と内務大臣Faisal Saleh Hayatが日曜日に述べた。「容疑者たちは中央アジア国籍の者で、その首謀者はAtaullahだ」という。ウズベク国籍らしい。このグループはシャカイで訓練されたという。

逮捕された8人は、自分たちをJandalla groupと述べた。「カラチとクエッタの事件のほとんどに、関わっていたようだ」。

garrKey Al-Qaeda suspect, 12 others arrested
ISLAMABAD(AFP)


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