【2005年7月25日〜7月31日】


■パキスタンの裁判所、「タリバン」法案を審問[050731 Reuters]

北西辺境州で原理主義者たちが導入しようとしている、タリバン方式の裁判システムは、月曜日に最高裁判所で審問されることになった。

保守勢力が導入しようとしているハスバ(総括責任)法案は、パキスタンを支配しようとしている穏健派と宗教保守派の、大きな争点となっている。(後略)

hoonPakistan court to hear controversial "Taliban" bill
Zeeshan Haider、ISLAMABAD


■爆発物押収[050731 News]

ディール警察はアッパー・ディールで、爆発物200個を押収した。ムシャラフ大統領がスワートを訪問中のことである。

時限爆弾のついた爆発物は非常に強力なタイプであったために、ムシャラフ暗殺を狙った者ではないかと、疑われている。

金曜日に国境地帯から膨大な量の爆発物が密輸されたという情報により、警察がKalpaniのBarawal〜Maidan道路を封鎖した。夜11時に、3人の人間が爆発物を運んでいるのが発見され、警察に気づくとこれらを投げ出して逃走した。爆発物は最新のものだったという。 (後略)

hoonExplosives seized
Delawar Jan Banori、DIR


■アメリカ、F-16をパキスタンに納入許可[050731 Dawn]

ブッシュ政権はパキスタンに、F-16戦闘機2機を納入することを決定した。(中略)

ある議員の情報源によると、F-16戦闘機の売買は、インドの首相が訪米を終えてから動き出すことになっていたという。(中略)

パキスタン人のチームが9月下旬か10月上旬にワシントンを訪れ、そのまま戦闘機を操縦して帰国予定だという。

hoonUS allows shipment of F-16s to Pakistan
WASHINGTON


■アメリカ、ウズベキスタンの基地を追い出される[050730 Washington Post]

ウズベキスタンが、アメリカが9.11以後にアフガニスタンで戦うための拠点として使用してきた軍事基地の提供を辞退することを正式に要求してきたと、ペンタゴンと国務省高官が昨日述べた。

K2として知られているKarshi-Khanabad空軍基地から撤退を要求する知らせが、ウズベク外務省からタシュケントのアメリカ大使館に、突然届いた。メッセージには、撤退を要求する理由を明らかにせず、航空機や人員、施設などを180日以内に移動することを要求されている。

ウズベキスタンがこの命令を退けないかぎり、アメリカはアフガニスタンで実施する作戦に、大きな支障をきたすことになる。K2からは、毎月数十機が離発着する。人道的な物資の輸送にも用いられ、ここから陸路でアフガニスタンに、特にマザリシャリーフに物資が運ばれる。この地域は冬期に道路が遮断されるため、他の輸送手段がない。また大型軍機に必要な滑走路があるために、給油基地としても重要である。

ラムズフェルド国防長官が先週中央アジアから帰国し、アフガニスタンでの作戦で使用するために、キルギスタンとタジキスタンの基地を使用する確約を受けたばかりだった。アメリカはタジキスタンの基地を非常時離着陸基地として、また緊急給油基地として用いている。しかしタジキスタンには、アフガニスタンに通じる整備された道路がない。キルギスタンは、国境をアフガニスタンと接していない。

ラムズフェルドにウズベキスタンの基地を失うことに関して尋ねると「常に先を見ている。問題はない」と述べた。(中略}

hoonU.S. Evicted From Air Base In Uzbekistan
Robin Wright and Ann Scott Tyson


■インターポール、パキスタンの「アルカイダリンク」を捜査[050730 Daily Times]

インターポールが、韓国を訪れたパキスタン人がアルカイダ組織のメンバーかどうか、捜査しているという。

46歳のパキスタン人男性が6月23日から7月3日の間に韓国を訪れ、その後7月15日にビザを受け取ったという。この男は、現在マレーシアにいるといわれる。

男がビザを受け取ったタイの韓国大使館が木曜日に、このパキスタン人男性はアルカイダの人間だという匿名の電話を受けたという。

hoonInterpol checks on Pakistani's‘Qaeda links’
SEOUL


■北ワジリスタンで戦闘員1人殺害、3人逮捕[050730 Daily Times]

治安部隊がテロリストの隠れ家を襲撃し、戦闘員1人を殺害、アフガン人を含む3人を逮捕した。

戦闘員のリーダーAmir Hamzaとその仲間4人が木曜日に逮捕されたあと、作戦が実施された。軍はShoaibul Uloomマドラッサで戦闘員1人を殺害し、外国人を含む3人を逮捕したと発表した。後に、殺害されたのは、Lakki Marwat地域住民のAbdul Latifであることが確認された。

手榴弾を投げつけようとしたLatifをマドラッサの外で殺害してから、治安部隊が建物内部に突入し、アフガン人を含む3人を逮捕したという。多数の武器も押収された。諜報部の情報源によると、押収された「アフガニスタンから書かれた」手紙から、テロ活動が今後どこで、いかにして行なわれるかが明らかになったという。

「パキスタン国内のテロや、爆弾製造法、タイマーを用いてロケット弾を発射する方法などが記述されていた」という。北ワジリスタンの軍関係施設を攻撃していたのは、Amir Hamzaのグループだったようだと語った。

garrOne militant killed, 3 arrested in raid on hideout in North Waziristan
Iqbal Khattak、PESHAWAR


■ミランシャーの衝突で1人死亡、6人逮捕[050730 News]

北ワジリスタンのDirga Mandiで続いていた、パキスタン軍と戦闘員たちの衝突は、1人が死亡して、6人が逮捕されたのち、金曜日にやっと終結した。

軍関係者によると、外国人戦闘員1人が殺害され、外国人を含む3人が逮捕されたという。またロケット発射台などを含む重兵器が押収された。武器の一部は、Shoaib-ul-Uloomマドラッサから押収されたという説もあるが、住民たちはマドラッサではなく、付近の家で発見されたという。このような武器を持つことは、南北ワジリスタンではよくあることだと述べた。

ミランシャーの部族民の情報源によると、ある男の遺体が北ワジリスタンの行政本部に運ばれたが、彼はミランシャーでは有名な「マラン」だという。Lakki Marwatからやってきて、Marwatなまりのパシュトゥ語を語っていた。

軍が逮捕した6人の男のうち数人は、Madakhel Wazir族だったといわれる。Darpakhel Wazir族のKhalilの息子Yasinullahが行方不明になっているとされ、彼の車がその後発見された。これに先だち地元民は、彼は軍に逮捕されたと述べていた。逮捕者のうちの1人は、ロガール州出身のアフガン難民男性だったといわれる。

いっぽう、政府寄りの長老のMalik Sana Pirが、金曜日に北ワジリスタンで暗殺された。数日前に、シャーワル谷にいる外国人戦闘員たちを捜索するために、ラシュカル(部族警察)の結成を決めたばかりだった。60代のMalik Sana Pirは、シャーワルの村からミランシャーに向かう途中だった。覆面をした男たちが、ダブルキャビンのピックアップで彼を追いかけ、その場で射殺した。

Malik Sana Pirは、シャーワルに住むKabulkhel Wazir枝族のMalikshahi族の長だった。

garrOne killed, 6 captured in Miranshah clash
MIR ALI


■マドラッサの外国人に退去を命じる[050729 BBC]

ムシャラフ大統領が、マドラッサにいる約1400人の外国人は出国しなければならない、と述べた。「マドラッサにいる外国人は2重国籍の者も含めて、パキスタンを出なければならない」という。(中略)

ムシャラフは外国人ジャーナリストたちにラワルピンディで、「彼らは帰らなければならない。そのような者たちにビザは出さない」と述べた。「マドラッサが、過激主義や憎しみを生み出すために用いられることを許せない」。マドラッサで学ぶことを望む外国人たちには、新たなビザを出さないという。

しかし『BBC』のAamer Ahmed Khanは、過激派の学生は認可されていないマドラッサで学んでいることが多いために、この取り締まりにどの程度効力があるか、わからないと述べた。

この命令は、「近々」採用されるようだ。また当局に登録していないマドラッサは、取り締まるという。

パキスタン軍は、ムシャラフが7月15日に取り締まりの声明を出したあと、数百人の宗教指導者や過激派を逮捕している。

hoonMadrassa foreigners 'must leave'


■ザンビアで重要容疑者逮捕[050729 Los Angels Times]

ザンビア当局が、ロンドンの爆弾事件やアメリカのオレゴンのテロキンャプと関連があると思われる男を逮捕したと、アメリカ高官が水曜日に述べた。

インド系イギリス人のアスワット(Haroon Rashid Aswat)(30)は、ロンドンで爆弾を爆発させた4人の犯人のうちの数人と、携帯電話で連絡を取りあっていたといわれている。これまでアスワットがパキスタンで逮捕されたという情報もあったが、インド人高官が、パキスタンで逮捕されたのは同名の別人で、誤認逮捕だったと述べている。

あるアメリカ人高官によると、アスワットが先週逮捕されたあとにイギリスとアメリカの対テロ捜査官がザンビアに向かい、彼をどこで取り調べるか検討しているという。

アスワットは数年前から、アメリカに注目されていた。(中略)ニューヨーク、シアトル、オレゴンを訪問したアスワットは、アルカイダのビンラディンのための「ヒットマン」だと自慢し、ロンドンのアブ・ハムザによってオレゴンにテロ訓練所を作るためにアメリカに派遣され、テロを計画していると語っていた。

アスワットの仲間で、シアトルでアブ・ハムザを信奉していたEarnest James Ujaamaはロンドンに移り、アブ・ハムザのためにウェブサイトを制作していた。1999年にアブ・ハムザは再びUjaamaをアメリカに向かわせ、その後彼は訓練所作りに従事したという。アスワットは1999年11月に、ロンドンからインド航空を用いてニューヨークに渡った。(中略)

オレゴンのキャンプは、結局うまくいかず、アスワットはロンドンに戻った。Ujaamaもロンドンに戻る。その後アブ・ハムザは2人をアフガニスタンに送り、タリバン運動に参加させた。

シアトルとFBI工作員Frederick W. Humphries II世によると、グアンタナモの囚人がアメリカの捜査官に、タリバンにラップトップコンピータを送る計画があったことを話したという。報告によると、アスワットはロンドンのフィンスベリー・バーク・モスクの金を用いて、ロンドンからパキスタンに飛び、そこからアフガニスタンに入った。そこでアルカイダのキャンプに行ったと見られている。

9.11以後アメリカ当局は、オレゴンの訓練所の捜索を開始した。アスワットはロンドンに帰ったが、Ujaamaは2002年11月に、デンバーで逮捕された。(中略)

アスワットとロンドンの爆弾犯人との関係を捜査している関係者によると、アスワットが電話をかけていたのかあるいは受けていたのか、または第三者が彼の電話を使用していたのかはわかっていないという。

アスワットがアブ・ハムザと関係していたことから、アスワットのロンドンの2度目の爆弾事件との関連も注目されている。(後略)

garrKey Suspect Is Held in Zambia
Richard Serrano, Sebastian Rotella and Greg Miller、New York


■軍、ミランシャーで激しい抵抗にあう[050729 News]

軍は捜索を予定していたマドラッサの方角から発砲されたあと、ミランシャーから約2キロの地点で何者かと激しい銃撃戦となった。

木曜日の夜10時になっても、Dirga Mandiでは戦闘が続いている。重火器を用いた激しい銃撃戦は、午後5時頃に発生した。今のところ死亡者の情報は入っていない。軍は外国人が隠れているという情報を受けて、Shoaib-ul-Uloomマドラッサに向かう途中だった。

兵士たちはカラシニコフで撃たれたが、その後両サイドとも重火器や洗練された兵器を使用し始めた。軍は、現場近くで無線を用いていた男を拘束した。まだ身元は特定されていないが、軍に発砲する手助けをしていたか、あるいは戦闘員たちが逃走する手助けをしていたと見られている。Danday Darpakhel村の借家に住むMadakhel Wazir族の男4人も、拘束された。

戦闘が続いているDirga Mandiの住民であるDarpakhelとTabiwal枝族の長老たちに、ジルガを開催させようとしたが、銃撃戦のために実現できないでいる。長老たちは過激派と交渉して、住民たちを避難させようとしている。

ここのところミランシャーなどで、軍関係施設が攻撃を受け、軍高官2人が負傷した。(後略」

garrTroops meet stiff tribal resistance near Miranshah
MIRANSHAH


■タリバンの新戦法の陰にパキスタン[050728 Los Angels Times]

クナール州の山岳地帯の村には、電話線も電気も引かれていない。デジタル電話やコンピュータなど、牧童たちは想像さえできない。だから山岳道路を走る米軍やアフガン軍の車が、長距離コードレスフォンを用いた洗練された爆弾で爆破されると、捜査官たちはその首謀者たちをどこで捜索したらいいか、だいたいの見当がついた。アフガン高官たちはすぐに、近くのパキスタンとその過激派に注目した。

(中略)「パキスタンは嘘をついている」と、アフガニスタンの対テロ局を率いるSayed Anwarは述べる。「この地域の情報は詳しく把握している。パキスタン内にも、諜報部員たちがいる」。「もしパキスタンが真実を言っているのなら、アフガニスタンの問題はなくなるだろう。彼らはアメリカ人の友人だと言っているが、アメリカ人たちを殺すよう、命令しているのだ」。

今年になって、少なくとも38人の米軍兵が、敵からの攻撃を受けて死亡した。米軍がアフガニスタンに侵略して以後、もっとも死亡率が高くなってしまった。

ムシャラフは、パキスタン軍がタリバンやアフガン抵抗勢力を援助していないという。そしてブッシュ政権と米軍報道官は、パキスタンの役割を称賛し続ける。

パキスタン軍は国境地帯に7万人の兵士を派遣しているが、最近になってさらに4000人を追加した。それでも多数のゲリラがアフガニスタン東部と南部を行き来していると、Anwarをはじめ、アフガン高官たちが語った。「去年、敵はチェックポストを攻撃したり、これほど多くの地雷を埋めることはできなかった」とAnwar。「今年、彼らは非常に強力になった」。

パキスタン内にいる諜報工作員や約50人ほどの逮捕者たちからの情報として、現在パキスタン軍が監視しているはずのパキスタンの北ワジリスタンに、軍事訓練所がはびこっているという。パシュトゥン族の居住地であるTauda Chinaには、ISIが過激派たちを訓練していたキャンプがあるとAnwarが述べた。この他にまだ周囲の谷に6ヵ所訓練所があり、パキスタン軍や武装したアフガン人たちに守られており、外部の人間は入れない。「我々の工作員がそこに行った」とAnwar。「谷の中に入ろうとしたが、兵士たちに許可されなかった」。

『Los Angels Times』のフリーランス記者であるパキスタン人ジャーナリストZulfiqar Aliは最近、ムシャラフの命令で閉鎖されていたこれらの訓練所の少なくとも1つが、再開されたと語っている。

政府は、キャンプがあることを否定している。しかしパキスタンの雑誌『Herald』にも書いているAliは、キャンプの1つを訪れ、最年少の13歳の少年を含む新人たちが、18日からなる「イデオロギー訓練」と武器の訓練を受けていたと報告した。複数の情報源によると、5月の最初の州に、マンセーラ地域にある13の軍事訓練所が再開した。

戦闘員たちは、ムシャラフがキャンプの閉鎖を命令したあとも、資金は入ってきたと語る。しかしキャンプは閉鎖され、今年の春までは荒廃していた。「我々の輸送機関が再び動き始め、電気も通信機器も修復された」と、過激派のガイドがAliに自慢している。

パキスタンに軍事訓練所が再開されたという報告と、アフガニスタンでハイテク爆弾が発見された時期が一致する。

2ヵ月前、アフガン治安部隊員がカブール東部のSarowbiで、6つのハイテク爆弾を発見した。トリガーには長距離コードレスフォンが用いられ、エレクトロニック・ボックスに、黒いエレクトリック・テープで接続されていた。電話の音によって、爆発する仕掛けになっていたとAnwarは見ている。「これらの電話はパキスタン製だった」という。

3月以来、タリバンとその仲間たちはアフガニスタンでの攻撃を強化している。米兵の死亡に加えて、アフガンの一般住民、兵士、抵抗勢力700人が死亡している。6月の終わりにクナールで、タリバンゲリラが米軍Navy SEALの奇襲部隊員4人を襲撃した。

(中略)クナールで米軍やアフガン軍とともに戦っている作戦司令官Naqibullah Nooristaniによると、タリバンとその仲間たちはパキスタンから訓練や備品を与えられているために、強力になったという。米軍を攻撃した後に逃走したゲリラたちが残したごみから、彼らが豊富な補給物資を持っていることがわかると、Nooristaniが述べた。「部下の兵士が山にたどりつくと、ペプシの缶や古い運動靴が残されているのを発見した。おそらく古い靴を脱いで、新しい靴に履き替えたのだろう」。「この町にはペプシはないのに、山の上にペプシがある。ということは、補給を受けているということだ」。

アサダバードの北西部のPec谷には、約300人のタリバン戦士がいると見られている。東部・南部の国境地帯には、さらに数千人がいる。

警察は最近、ジャララバードの幹線道路を走るアフガンのタクシー乗客の荷物のなかに4つの遠隔操作爆弾を発見した、とアフガンの対テロ責任者のAnwarが述べた。起爆装置は小さな銀色の爆発カプセルで、パキスタン製だった。

爆弾部品を運んでいたSanaullah Khanは、カブール北部のパルワン州出身だった。Khan取り調べで、ペシャワルのシャムシャトゥーにあるキャンプで訓練を受けたあと、4人のパキスタン人とアフガニスタンに入ったと語った。

Khanはこの訓練所について、あまり情報を提供しなかった。シャムシャトゥーは、国連のアフガン難民キャンプである。今春に報道されたパキスタンの新聞によると、キャンプの住民の90%はヘクマチアルのシンパだという。Khanはこれらの爆発装置を、Fazal Rabiというパキスタン人から受け取った。Rabiはこの難民キャンプに住み「アルカイダと密接に関係していた」という。

アフガン軍の作戦を管理するMoin Faqir准将によると、コンピュータ部品を用いた爆弾をクナールで見るようになったのは、6ヵ月前からだ。「訓練を受けていなければ、これらの地雷の操作は難しい」という。これまでアフガニスタンで数十年用いられていた普通の地雷と違い、これらの新装置は、車の車輪が装置を踏むことで爆発するのではない。車の真下で爆発するように設計され、小さな爆発で人を殺すことができるようになっている。また普通の地雷よりも、簡単に隠せる。

Faqirは、これらの装置や新しい爆弾作りを訓練しているのが誰なのか、断言はできないという。「どこからこれらの地雷が来るのか、誰もが知っている」と、アフガン人将軍は言葉を注意深く選んで語った。彼の隣には、制服を着た米軍アドバイザーが座っていた。Faqirは名指ししなかったが、洗練された爆弾の提供者は、仲間のふりをしている悪質な敵だと述べた。「友人に対して、2つの顏を持ってはならない」。「誰かと握手したら、最後まで味方でいなければならない」。

garrPakistan Connection Seen in Taliban's New Tactics
Paul Watson、ASADABAD


■パイトゥッラー、「状況」が好転しなければ、戦争を示唆[050728 Daily Times]

今年になって政府と「和平協定」を結んだ抵抗勢力リーダーのバイトゥッラー・マフスードは、治安部隊が自分の仲間に対する「屈辱的な態度」を直ちにやめなければ、「血なまぐさい戦い」になるだろうと警告した。

バイトウッラーはペシャワルのメディアに電話をかけ、ペシャワル警察司令官が自分の苦情を「冷たくあしらった」ことに不快感を表し、状況が好転しなければ、行動に出ると表明した。「軍隊が想像もできないくらい激しく戦う」。「政府に、過激派やテロリズムの本当の意味を教える」という。

2004年2月7日に南ワジリスタンのSararoghaで和平協定を結んで以来、戦闘員たちがメディアにコンタクトをとってきたのは初めてである。Sararogha地域では、和平協定の締結後、マフスード族の居住地は安定していた。

「我々は政府に1つ質問がある。和平協定を認識しているかどうか。もし協定を認識していないなら、我々はそれなりに対応する」。バイトゥッラーは、アブドゥッラー・マフスードが率いる過激派のメンバーだったが、アブドゥッラーは政府が彼に恩赦を与えることを拒否して以来、行方をくらましている。

バイトゥッラーの政府に対する怒りは、治安部隊の「屈辱的な態度」で火がついた。「警察司令官と兵士は同じはずだ。警察司令官は、我々に敬意を払ってくれるが、兵士たちは我々がまるで奴隷であるかのような態度をとる」。仲間とともにチェックポストで、治安部隊兵士により「侮辱」されたという。「兵士たちは、我々が政府に屈服したと思っている。しかし、そうではない。我々は自由で、誇り高き部族民だ。自由のために、イギリスと対決した」。

21人からなる和平協定委員会に、政府が協定に意反しているかどうか検討するよう、要求した。「ペシャワル警察司令官のサフダル・フセインは、委員会と会う必要性はないと考えているようだ」。政府が対応しないのであれば、シューラに訴えるという。

またバイトゥッラー・マフスードの仲間のハジ・ムハンマド・ウマルは『BBC』に、政府がムジャヒディンを逮捕したことで協定を「侵害」したために、もはや和平協定は存在しないと述べた。

「ムジャヒディンの逮捕は、和平協定には入っていない」と、ワナから述べた。「ゲリラ戦を戦っている、北ワジリスタンのムジャヒディン司令官と話した。南ワジリスタンでも、同じような戦いを開始する」と付け加えた。

ただし、いつ、どこでムジャヒディンが逮捕されたか、また北ワジリスタンで起きたことなのか、はっきり語らなかった。

ハジ・ウマルとその仲間は2004年11月に、政府と和平協定を結んでいるが、この地域の影響力のある長老たちさえもが殺害されている。

garrBaitullah warns army of war if‘situation’doesn’t improve
Iqbal Khattak、PESHAWAR


■パール殺害の容疑者、逮捕[050728 Daily Times]

ダニエル・バール記者を誘拐犯に最初に紹介した容疑者が、水曜日にバスターミナルで逮捕された。(中略)

3日間監視されていたHashim Qadeerが、Gujranwalaで逮捕された。ラワルピンディに向かう途中だったという。ピンディからはカシミールに行く予定だったらしい。Azmatullah Awan裁判官は、Qadeerを2日取り調べのために、罪状なしで拘束することを許したという。

Qadeerは、オマル・シェイクとパール記者がラワルピンディのホテルで会う段取りをしたと疑われている。

hoonMan Wanted in Pearl Killing Captured
ASIF SHAHZAD、LAHORE


■アラブ人戦士、新リーダーを表明[050727 adnkronosinternational]

アフガニスタンにいるアラブ人ムジャヒディンは、新たな司令官を迎えたと表明した。イスラームのインターネット・サイト『Islammemo』によると、新司令官はエジプト国籍のAbu Khalasで、クナール州で戦闘員たちを指揮するという。

アラブ人戦闘員の報道官al-Jaziri Abu Taybは、『Islammemo』の報道を、アフガニスタンのニュース・エージェンシーに確認した。6月28日にチヌーク・ヘリコプターの撃墜も、アラブ人戦士たちの仕業だったという。米兵士16人が死亡したが、「自己防衛のためであり、アラブ人ムジャヒディンのモラルをあげた」。

hoonAfghanistan: Arab Fighters Announce New Leader
Kabul


■イギリス、アフガニスタンを守るために取り残される可能性有り[050727 Guardian]

9月に予定されているアフガニスタンの国会選挙は、アメリカの「テロとのグローバル戦争」の大きな見せ場になるはずだ。しかし選挙と絡んで治安が悪化しており、国はいまだに不安定だ。

イギリス国防省は、国会選挙が終わったらアメリカは、早々に「使命達成」を宣言するのではないかと、憂慮している。

ペンタゴンが米軍の数を減らせば、来春NATOを指揮するために補助軍を派遣する予定になっているイギリスが、赤ん坊のお守りを押し付けられる。

(中略)選挙が失敗したとしても、アメリカは民主主義の勝利を宣言し、軍を撤退するのではないかと、アフガン人や国連、援助団体は心配している。

(中略)しかしアフガニスタンに来年4000兵の派遣を予定しているブレアは、ワシントンに貧乏くじを引かされることを、心配していないようだ。政府は2001年以来、10億ポンドをアフガニスタンに費やした。新たに兵を派遣することで、この額はさらに大きくなる。

ブッシュが手を引こうとしても、ブレアは先に突き進むつもりのようだ。

hoonBritain may be left to hold the fort in Afghanistan
Simon Tisdall


■ジハードの季節たけなわ[050727 Asia Times]

(中略)パキスタンの月刊誌、『Herald』が写真入りで、若者たちがいかにして北西辺境州のマンセーラでテロ訓練を受けているか、目撃者による詳しい報告を掲載した。克明な報告だったために、政府はもはや事実を否定できない。政府は記事を書いた者の特定を命令したが。

「2001年まで、カシミールとアフガニスタンで活動する数千人の戦士たちが、ここで訓練を受けた。しかし9.11以後、戦闘員たちの活動は下火になった。去年政府から警告を受け、キャンプは閉鎖された。しかし今年の4月、すべての過激派組織が再結成され、訓練所が再開された」と『Herald』は報告する。

訓練所のマネージャーによると、主要な過激派組織、ヒズブル・ムジャヒディン、アル・バドル・ムジャヒディン、ハラカトゥル・ムジャヒディンなどが、4月に再結成したという。

『Herald』によると、マンセーラにある13の主要キャンプが、5月の最初の週に稼働し始めた。キャンプが開始されると、熟練戦闘員だけでなく新たな志願者たちが、ジハードを実行するために集まってきた。ある戦闘員リーダーが言うには、組織は「制御された自由」のもとにある。

この話はパキスタン政府にとっては屈辱だ。

治安組織にいる『Asia Times』の情報源によると、アメリカはマンセーラのキャンプの存在に気づいているが、パキスタン人高官から、ここ数ヵ月間、閉鎖されたままだと言いくるめられた。

《いっぼう山では……》

アフガニスタンとパキスタンの間の山岳地帯にある訓練所も、いまだに存在している。ここはタリバン抵抗運動の温床である。ハッカーニ師を含む最高司令官たちも、ここを訪れる。アフガン抵抗運動のヒット・エンド・ラン計画は、すべてここから始まる。

《そして部族地帯では……》

北ワジリスタンにいる『Asia Times』の特派員は、月曜日だけでも、軍のチェックポストが40回攻撃されたという。

「攻撃の目的は誰かを殺害することではなく、去年パキスタン陸軍が南ワジリスタンで作戦を実施してさんざんな目にあったことを、思い出させようとしているのだ」という。(中略)

《国境での問題》

国境地帯の過激派は、強力になった。「戦闘、大きな犠牲者、襲撃、軍のチェックポストに対する攻撃、情報源や軍協力者の殺害は、単なる犯罪ではない。これは反乱である」と、パキスタン陸軍の前重傷で軍事問題のコメンテーターのR. Siddiquが述べた。(中略)

国境のアフガニスタン側にいる米軍主導の同盟軍は、南北ワジリスタンにいるパキスタン軍と協力している。最近になって一般市民が「大きな犠牲」を受けたことで怒りが爆発し、ワジリスタンにいるパシュトゥンはさらに孤立した。

「これは許せない」とSiddiquiは言う。「パキスタンの諜報が失敗したか、アフガニスタンにいる同盟軍が提供した情報が間違っていたかのどちらかだ。部族地帯の抵抗運動はさらに激しくなるだろう。タリバンや過激派が、パキスタンでもアフガニスタンでも増加してしまうだろう」。(後略)

garrOpen season for jihadis
Syed Saleem Shahzad、KARACHI


■外国人、北ワジリスタンに隠れる[050727 Daily Times]

(前略)警察司令官のサフダル・フセインが北ワジリスタンの状況について、一部の部族民のなかにはテロリストを育て、活動に従事している者がいると述べた。反パキスタン的立場の者が、若者たちを洗脳しているという。非常に深刻な問題で、そのような目的を持つ者たちを許さないと述べた。

信頼できる諜報情報によると、70〜80人の外国人が、北ワジリスタンにいると述べ、最後のテロリストがいなくなるまで、軍は作戦を続けるという。(後略)

hoonForeigners find safe haven in N Waziristan: Gen Safdar
PESHAWAR


■戦闘員、マキーンで長老を撃つ[050727 Daily Times]

パキスタン軍に協力した部族の長老が、南ワジリスタンで撃たれ、負傷した。

マキーンの平和委員会会長のAhmed Shah Mehsudが、自宅近くのバザールで撃たれた。「何者かが車の中から撃った」という。負傷したMehsudは、病院に運ばれた。

これに先立ちMehsudは2度も命を狙われその都度、難を免れてきたが、兄弟が同じように襲撃され、殺害されている。マキーン平和委員会は、アルカイダの逮捕に関して政府に協力していたが、最近政府寄りの長老たちが立て続けに殺害されているために、大多数がジルガに参加していない。「すべての長老が参加しないために、ジルガは決議をしなかった」と、部族民が語った。

これとは別に、モーマンド行政区のGhalanaiにいるMohmand Rifle本部のそばで、爆発があった。爆発は橋を狙って起きたが、被害はなかった。後に当局がHalimzai部族民を招集し、犯人の引き渡しを要求した。

garrMilitants shoot tribal elder in Makeen
LADAH


■パキスタンの訓練所に容疑者がいたと、2人の戦闘員[050726 New York Times]

先週、アフガン戦争のベテラン戦闘員2人がパキスタン人ジャーナリストに、ロンドンの7.7事件の爆弾容疑者のうちの1人、シャーザド・タンウィールに、イスラマバードの北部にある、有名な軍事訓練所で会ったと述べた。

インタビューを受けた戦闘員1人によると、タンウィールは「従順なムスリム」で、ムシャラフ大統領を暗殺することに意欲的だった。「暗殺することができればいい」と語っていたという。ジャイシェ・ムハンマドのメンバーであるこの2人は、去年の冬にタンウィールに会ったらしい。

彼らの発言を確認することはできなかったが、ある政府幹部高官は、このような訪問があったという「情報はない」と述べた。『New York Times』の記者がこの2人の戦闘員にインタビューしたのではないが、同紙と契約しているジャーナリストが、2度にわたって話を聞き出した。

この2人は、全員がラワルピンディからマンセーラのShah Ismail Shaheedマドラッサを訪れた、と言っている。この地域は森林が深い山岳地帯で、ゲリラの訓練所がいまだに存在していると、『New York Times』がインタビューした外交官や戦闘員たちが語った。

2人によると、タンウィールは訓練所を兼ねているこのマドラッサの「短期間ツアー」に参加したという。ゲリラ志願者たちのための、オリエンテーションのようなものだ。このツアーには別の2人、1人はパキスタン人でもう1人はパキスタン系イギリス人が同行した。全員ここで訓練は受けず、タンウィールの仲間たちは4〜5日後に帰った。どこに向かったかについては、2人は語らなかった。

マンセーラは古代シルクロードに位置し、その地形から、ジハード訓練にはもってこいの場所である。少なくとも15年間にわたって移動訓練所があり、戦士たちをカシミールやアフガニスタンに送り込んでいる。

(中略)3人目の爆弾犯人、ハシブ・ミール・フセインも、パキスタンの入管記録から7月にパキスタンを訪れたと報道されたが、同名の別人だったことが判明した。

smellTwo Militants Place Suspect at a Camp in Pakistan
ARIF JAMAL and SOMINI SENGUPTA、LAHORE


■ジハード戦士たちの運命如何に[050726 BBC]

2001年11月、米軍がアフガニスタン北部にいたタリバンを攻撃したため、1000人以上のパキスタン人たちがマザリシャリーフの女子高に避難した。アメリカ人と戦うために、アフガニスタンに行った者たちだ。

同盟軍は学校を徹底的に攻撃し、約200人が死亡、残りは逮捕された。これらの者たちの行方がわからなくなっている。

4年たった今、赤十字が、少なくとも死亡したといわれる200人のパキスタン人の親戚たちに、写真や所持品をとおして身元確認をする手助けを開始した。

《奇跡を待つ》

マザリシャリーフのRazia Sultana学校に立てこもった人々のほとんどが、北西辺境州のディール出身といわれる。「ジハードを約束した地元の宗教指導者Maulana Sufi Mohammadの呼びかけに応じ、数千人の男たちがアフガニスタンに行った」と、下ディールのDost Mohammadが思い出す。「我々の村の男たち、100人が行方不明になっている」。

Maulana Sufi Mohammadは現在パキスタンの刑務所におり、彼の組織だったTehrik Nifaze Shariat Mohammadiは解散させられた。

行方不明者のパキスタン人家族たちは、愛する者たちの行方もわからず、生死もわからないままだ。

Lal Qilaで小さな雑貨屋を営むDost Mohammadは、奇跡を待っている。弟の帰国だ。「彼もMaulana Sufiの呼びかけに応じ、アフガニスタンに行った。彼がどうなったのか、それ以来わからなくなっている」。

男たちの運命が明らかになっていないことは、大きな社会問題になっている。「我々の伝統に従えば、女性は夫が死亡したことが明らかになるまで再婚できない。もし生きていたら、妻は100年間夫を待っていなければならない」。財産問題で争っている、行方不明者の親戚もいる。

《注目を避ける》

いつまでも未確認状態でいては埒が明かないので、親戚たちは、政府や赤十字に問い合わせを繰り返している。政府の手助けはほとんどないが、最近になって赤十字が、学校で死亡した者たちの身元を確認する作業を開始した。

「家族たちのために、身元確認を始めた」と、イスラマバードの赤十字報道官のRaza Hamdaniが述べた。死亡した者の家族だけに、情報が与えられるという。

しかし親戚たちとのインタビューによると、約200枚の写真や所持品から身元を割り出すために、毎週数人のグループがイスラマバードに呼ばれているという。すべてが秘密裏に、メディアの注目を避けながら実施されている。

「写真を見せられる。200枚の写真のなかから、10〜12人の遺体を見分けることは非常に困難だ。顏が損傷しているためだ」と、弟の身元確認のためにイスラマバードに行ったことのあるDost Mohammadは語る。「弟はいなかった」。「彼がどうなったかわかるまで、心は安まらない。確実な情報があるなら、アフガニスタンに行こうと思う」。

現在のところ同じ村から、5人の死亡者が確認されたという。「死亡者の親戚はほっとして、満足している。運命が明らかになったし、これ以上彼らの行方を追わなくてすむ」と、村の長老Gul Waliが述べた。

これはアフガニスタンの戦争で行方不明になったパキスタン人たちを探し出すための、小さな、最初のステップである。しかしRazia Sultana学校の死亡者の身元確認だけでは不十分だ。悪名高いQila Jhangiなどのアフガニスタンの刑務所で拘束、あるいは殺害された者たちの運命を知らされていない。家で待っている親戚は、行方不明者たちの捜索を待ち望んでいる。

hoonUnknown fate of missing jihad fighters


■家宅捜索に怒ったアフガン人の抗議にアメリカ降参[050726 AFP]

1000人以上の村人たちが、米軍による夜間の家宅捜索に憤慨して米軍基地の外で抗議行動を行ない、拘束された8人を地元当局に引き渡した後、やっと解散した。

バグラム空軍基地周辺の村人たちが、伝統に反して家に押し入った米軍に憤慨し、爆弾を製造していたとして米軍が拘束した男たちの釈放を要求した。「外国の軍隊が夜中に家に入ってくるなど、考えられない。こんなことは受け入れられない。だから抗議した」と、炎上するタイヤのそばでFawad Ahmedが述べた。

米軍によると、夜間1軒の家を家宅捜索して、「米軍やアフガン軍への攻撃を計画して」爆弾を製造していた、容疑者8人を逮捕したという。

しかし米軍は地元の怒りに屈服し、地元の長老たちと交渉舌結果、容疑者たちを地元政府高官に引き渡すことにした。

「地元リーダーと会い、昨夜拘束した者たちを地元知事に引き渡した」と、米軍報道官のJerry O'Haraが述べた。(攻略)

hoonUS defuses Afghan protest outside main base sparked by home raids,
arrests KABUL


■怒ったアフガン人、米軍と対決[050726 BBC]

少なくとも1000人の抗議者たちが、バグラムにある米軍基地の前で抗議行動を起こした。月曜日の夜に村人たちが逮捕されたことに怒り、村人たちが「アメリカ死ね」と叫んだ。軍の車に石を投げる者もいた。

目撃者によると、米軍は集まった者たちに警告のために空砲を撃ったというが、米軍はこれを否定している。

群衆は、アメリカが逮捕者をアフガン当局に引き渡すことにしたあと、初めて解散した。バグラムの住民がアメリカに抗議したことは、初めてのことである。アメリカに対するアフガン人の感情が、悪化している兆しとみるアナリストもいる。

月曜日にバグラム付近で、8人の男たちが米軍とアフガン軍を攻撃しようと計画したとして、逮捕された。「我々はずっとアメリカに協力してきた。我々をもっと大事に扱ってほしい」。「政府の許可なしに我々を逮捕している。家に押し入り、人々に屈辱を与えている。我々は非常に怒っている」と地元住民が述べた。

その後米軍は、男たちをアフガン当局に引き渡すと述べた。(攻略)

hoonAngry Afghans confront US forces


■タリバン50人、アフガニスタンで殺害される[050726 AP]

タリバンと米軍・アフガン軍の戦いで、抵抗勢力50人とアフガン軍兵士2人が殺害された。

月曜日に、ウルズガン州のDihrawud地域で、抵抗勢力のキャンプに対する攻撃が開始されたと、Jan Mohammed Khan州知事が述べた。抵抗勢力たちはこのキャンプから、周囲の地域を攻撃していたという。抵抗勢力25人も逮捕された。

米軍報道官は、詳細の報告を受けていないと述べた。しかし月曜日に米軍は、激しい戦闘で米兵1人とアフガン兵1人、抵抗勢力11人が死亡したと発表している。米兵3人とアフガン兵1人も負傷した。米軍のジェット戦闘機やヘリコプターも出動したという。

これとは別に、ザーブル州で警察がタリバン10人を逮捕したと、州知事のAli Khailが述べた。

月曜日の夜カンダハルでは、タリバンがアフガン軍のパトロール隊を襲撃し、アフガン兵1人が死亡、警察官1人が重傷を負ったと、州副責任者のHaji Lala Khanが述べた。

火曜日にパクティア州では、道路脇の爆弾が爆発して、選挙立候補者が死亡した。

いっぼう火曜日に、1000人以上の村人がバグラムの米軍基地のゲートを叩き、「アメリカ死ね!」とスローガンを叫び、家宅捜査で拘束された村人たちの釈放を求めた。村人3人が月曜日にDheymullah村で拘束されたと、地方政府高官が述べた。「アメリカが3人を指名手配にしていたが、理由はわからない」という。

hoon50 Suspected Taliban Killed in Afghanistan NOOR KHAN、KANDAHAR


■エジプト、爆発事件にパキスタン人の関与を否定[050726 BBC]

エジプトは、土曜日のリゾート地で起きた爆発事件にパキスタン人は関与していないと述べたと、イスラマバードのエジプト大使が述べた。

エジプト警察は、いまだに行方不明になっている6人のパキスタン人を捜索しているが、「通常の安全確認」だとHassan Haridiが述べた。「パキスタン国籍とシャルム・アル・シェイクの事件は、関連がない」という。

hoonEgypt denies Pakistan bomb link


■ムラーといえば、軍のこと[050726 Guardian]

ムシャラフ大統領は、イギリスのメディアで報道されている「中傷」に苛立っている。(中略)パキスタン人がロンドンの爆弾犯人と関係があると疑われたことは、イメージを大事にしている軍独裁者には都合が悪い。

しかしムシャラフは、今でこそ不平を表明しているが、欧米のダブル・スタンダードの恩恵を受けてきた。パキスタンを含めた独裁者たちが、冷戦を戦うために役立つという理由で受け入れられてきたと同様に、ムシャラフもテロとの戦争と戦う姿勢をとったために、受け入れられたのだ。その代価として、民主主義や一連の行動に対しては、見逃してもらった。

見せかけの議会は、人々を欺いている。この議会は、軍の采配ですべてが決まる。1999年に権力の座について以来、ムシャラフは繰り返し権力を拡大し、パキスタン憲法を修正してきた。国家安全議会を設立することで、選出された議員の上に軍を置く制度を導入した。

テロリストの摘発や過激派に対する新たな取り締まりに対して、人々は懐疑的だ。「ムラーといえば、軍のこと」が、パキスタンの常識となっている。この2つの勢力は数十年、共存してきた。すでに9.11以前に、アメリカがスポンサーとなったジハードのために、数千人のパキスタン人が犠牲になっている。

9.11以来、ムシャラフは「啓蒙的現代化」の勝利者になることを試みてきた。しかしムラー・軍の共存は続く。2002年に軍が画策した選挙でMMAは勝利し、北西辺境州で権力の座についた。ここでは音楽は禁止され、女性は規制される。

(中略)ムシャラフ政権のもとで、軍はかつてないほど一般社会に進出した。クーデターから2年の間に、1000人以上の軍関係者が、以前は市民が占めていた地位についた。大学からクリケットにまで、軍が関与している。電子メディアにも、軍が進出している。

軍はGDPの4.9%を使用しており、これはインド、アメリカ、イギリスよりも大きな数だ。しかし最近になって、これをさらに15%にまで拡大している。インドとの和平交渉が続けられている最中だ。地主や金融機関の大部分が、軍関係者で占められている。退役軍人も、さまざまなベンチャービジネスに進出している。その分野は肥料工場から航空会社にまで及ぶ。

他と同様、テロとの戦争により、国家組織が無法地帯を作り出す結果となってしまった。ムシャラフの部下たちはイスラマバードで、宗教学校の女生徒たちを取り締まり、ワジリスタンでは女性や子供15人を殺害したといわれる。いっぽうこれらの取り締まりでは、ロンドンとの関係は何も出てこなかったようだ。

軍は、原理主義の対抗策とはなりえない。原理主義は軍と共存してきた。ムシャラフは欧米から恩恵を受けるために、取り締まりを続けるだろう。しかし最終的には民主主義と責任感だけが、暴力の源泉に取り組むことができる。

hoonSay mullah, and you also say military
Mike Marqusee


■抵抗勢力、ミランシャーの軍施設にロケット弾を撃ち込む[050726 Daily Times]

北ワジリスタンの軍や国家施設に、ロケット弾約40発が撃ち込まれた。負傷者や被害はなかったという。

ロケット弾は、スカウトが駐屯しているBoya GhazlamayeのKajhori城、ラムザックのシャーワル・ライフル・キャンプ、SyedgaiのMana Camp、Alexandra Post、国境ポスト、そしてSpeenwamとGardhai Roghaにある軍のポストに撃ち込まれた。

「ほとんどのロケット弾は畑に落ち、標的を外れた」と、ショーカット・スルタン中将が述べた。このようなロケット弾攻撃は、「許さない」という。またミランシャー西部のMeerandeenで、軍の車列を狙った爆弾が爆発し、1人が負傷した。軍はこれを確認していない。

《追記》

ミランシャーの郊外のチェックボストにロケット弾が7発撃ち込まれ、パキスタン軍少佐が負傷した。アフガン国境近く4ヵ所で、軍を狙ってロケット弾30発以上が撃ち込まれた。

ロケット弾攻撃は日曜日の11時頃に開始され、月曜日の4時頃まで続いた。応戦した軍は、抵抗勢力3人を逮捕し、そのうちの1人は負傷したという。

garrMilitants shower rockets on Army installations near Miranshah
MIRANSHAH


■「宗教政党、タリバンを支援」[050726 Daily Times]

タリバンはパキスタンの宗教政党の支持を受け、アフガニスタンの国会選挙を妨害するために再結成していると、パキスタン軍幹部司令官が月曜日に述べた。

「タリバンは再結成している。パキスタンの民衆に支持され、とくに宗教政党から支援を受けている」と、Safdar Hussain准将がテレビのインタビューに答えて、月曜日に語った。どの政党が支援しているか、どのような支援を行なっているのかについては語らなかった。

ワジリスタンでアルカイダの捜索を指揮している准将によると、ビンラディンは「イデオロギーとなり」、人々は「彼に従っている」。「ビンラディンが生きているかどうかはわからない」。しかしパキスタンの部族地帯にはいないと述べた。ビンラディンがパキスタンの他の地域にいる可能性を尋ねると、「可能性は否定できない」と答えた。同時に、「アフガニスタンにいる可能性のほうが高い。パキスタンにいるよりも、安全だ」という。

hoon'Religious parties backing Taliban' Iqbal Khattak、PESHAWAR


■米兵6人、アフガニスタンで負傷[050726 AP]

アフガニスタン東部で道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発して、通りかかった米軍の車列を直撃、米兵6人が負傷した。

日曜日にクナール州で起きた爆発のあとに襲撃者たちが銃撃してきたために、米軍は空爆と砲撃で応じた。戦闘員たちが死亡したかどうかは、明らかではない。(後略)

hoon6 U.S. Troops Wounded in East Afghanistan
KABUL


■ムシャラフ、エジプト爆弾事件にパキスタンのアルカイダの直接関与を否定[050725 AFP]

ムシャラフは、パキスタンのアルカイダは縮小され、エジプトやロンドンの爆弾事件と直接関係はないと述べた。(中略)

エジプト警察は月曜日に、少なくとも88人が死亡した土曜日の事件と関連して、パキスタン人容疑者6人を捜索していると述べた。この捜索でエジブト警察は、シナイ半島の山岳部で、容疑者たちを匿っていると疑われているベドゥウィンと銃撃戦になった。「パキスタン人2人がここに滞在していた。爆弾は、この地域で製造された可能性がある」と、エジプトの諜報部情報源が語った。(後略)

hoonMusharraf rejects direct Pakistan Al-Qaeda link to Egypt blasts
ISLAMABAD


■アフガニスタンの「激しい戦闘」で、米兵1人を含む13人死亡[050725 AFP]

アフガニスタンの南中部の「激しい戦闘」で、米兵1人とアフガン兵1人が死亡し、抵抗勢力も11人死亡したと、米軍が発表した。

「戦闘機やヘリコプターが、現場に派遣された」と、デ・ラウード西部で発生した戦闘について言及した。「ヘリコプターが敵を攻撃し、アフガン軍と米軍が家宅捜索をしている」。

捜索活動で戦士8人が逮捕され、ロケット推進手投げ弾4発とAK-47ライフル2丁や無線機が押収された。

hoonOne US soldier among 13 killed in "heavy fighting" in Afghanistan KABUL


■アフガン抵抗勢力に、一致団結を呼びかける[050725 BBC]

タリバンリーダーのオマール師が抵抗運動支援者たちに、一致団結し、アフガン軍や外国軍と戦うことを呼びかけた。

オマール師だと語る男がテープをとおして、外国人侵略者たちと戦う際には、市民を巻き込まないよう注意を促した。(中略)

テープはカンダハルでばらまかれた。「聖戦を続けなさい。そうすれば勝利はあなたのものになるだろう」。

米軍はこのテープが本物かどうか、コメントすることを避けた。

「このテープは、オマール師が生きていることを証明するものだ」と、タリバン報道官のラティフ・ハキーミが述べた。

hoonAfghan insurgents urged to unite


■アルカイダ、「パキスタンで全滅」[050725 BBC]

ムシャラフ大統領は、アルカイダがパキスタンで行動する能力を、すべて破壊したと述べた。組織は、ロンドンやエジプトなどの爆弾事件を指揮することはできないという。「アルカイダはもはやパキスタンには存在しない」と、エジプトの爆弾事件に関してパキスタン人の行方が捜索されていると報道されたあと、ラホールの記者会見で述べた。

エジプトの警察は、行方不明になっている人物と金曜日のシャルム・アル・シェイクの事件とを、今のところ関連づけてはいない。

ムシャラフ大統領は、パキスタンにおけるアルカイダの「温床」はすべて摘発され、戦闘員700人を逮捕したという。

《誤り》

アルカイダの小さなグループが、ワジリスタン地域で活動している可能性はあるが、その能力はかなり縮小されたという。「我々は、彼らの指令系統に打撃を与えた」。アルカイダのコミュニケーション・システムは、「運び屋組織」に縮小された。

「この状況のなかで、誰であろうと、ここに座っているアルカイダが、ロンドンやシャルム・アル・シェイクやイスタンブール、アフリカなどに指令を出すことができるだろうか。完全な誤りだ」。

これに先立ちアラブのテレビが、今月になってカイロのホテルから行方不明になった6人のパキスタン人のうちの2人の写真を、放映した。しかしこのパキスタン人たちは、エジプトの爆弾事件が発生する以前から捜索されており、爆弾事件との関連はいまのところ明らかにされていない。

パキスタンの外務省は、パキスタン人たちがエジプトの事件と関係があるとは思えないと述べた。政府報道官は、エジプトからは、パキスタン国籍の男たちについての公式な連絡は受けていないと述べた。(後略)

hoonAl-Qaeda 'destroyed in Pakistan'


■北ワジリスタンの部族民、協力を中止することも[050725 Daily Times]

日曜日に北ワジリスタンの部族民たちが、自分たちに告知しないで捜索活動をするのであれば、協力するのをやめると警告した。

部族の長老Malik Qadir Khanが大ジルガで、軍は部族民たちの家を傍若無人に捜査していると訴えた。軍は前もって長老たちに捜索の実施を告知するという約束のもとで、協力を約束したはずだという。

無実の者が、罪状も明らかにされずに逮捕されているという。ひとつの例として、アラブ首長国連邦から2日前に帰ってきたばかりの住民が、突然逮捕されたと訴えた。「3年留守にして帰ってきたばかりなのに、なぜ逮捕されるのか」と述べ、すぐに釈放することを要求した。(中略)

何者かが土曜日に、ミランシャーにあるToochi Scouts Campにロケット弾6発を撃ち込んだ。負傷者はいない。

hoonNorth Waziristan tribesmen threaten to withdraw support
MIR ALI


■米海兵隊員のアフガン災難[050725 BBC]

4人のアフガン奇襲隊員たちは、クナール州の山中奥深くにある小さな村に近づいていた。目標はすぐそこだった。しかし彼らは、アルカイダと関係のあるタリバン司令官が待ち構えていることには、気づいていなかった。「村人たちが、米兵たちがバッグパックをしょってくるのを見つけた。そしてIsmailの仲間たちに、そのことを伝えたのだ」と、アフガン高官が述べた。

しかし別のアフガン情報源によると、それ以前にこのミッションはすでに失敗していた。わなに引っかかったのだ。

《密告》

6月28日だった。数時間のうちに、3人は殺害され、チヌーク・ヘリコプターは撃墜させられる。(中略)そして標的のIsmailは逃げてしまった。しかも1度ではない。2回もだ。3日後、隠れていた建物を空爆されたが、密告により、逃げおおせた。

アフガンや米軍高官などの情報源から得た情報を総合すると、次のようになる。

明らかになったことは、アルカイダがアフガニスタンに再び進出するための新たなキャンペーンが始まったということだ。

米軍は、すでに抵抗勢力がクナール地域で行動する能力はなくなったという。しかし最近米兵6人が爆弾で攻撃された後に銃撃され、6人が負傷した。米軍がなぜいまだにアフガニスタン東部と南部で苦戦しているのか、その理由が明らかになる。

《中堅タリバン》

6月28日以前、Ismailの名前を聞いたことがある者はほとんどいなかった。まして彼の本当の名前、Ahmad Shahを知る者はいない。一夜にして、彼は有名になる。なぜならチヌークを撃墜したのが、Ismailだからだ。

国境地帯で米軍と戦っている抵抗勢力たちの間で、その名前は一気に広まり、有名になる。

しかし今でも米軍もアフガン高官も、Ismailは単なる中堅タリバンだとみている。彼の部下は、およそ200人くらいだ。この地域で有名なのは、ヘクマチアルだ。

《寝返り》

Ismailが重要なのは、彼がアルカイダと近い関係にあり、アフガニスタン内にその足がかりを作ることに協力していたことだ。しかしこれは理念のためでなく、金のためだ。

「彼はタリバンと行動しているかもしれないが、傭兵にすぎない」。「アルカイダは多額の金を支払っている」。

事実Ismailは2001年以前は、アルカイダやタリバンと戦っていた。彼がいつ寝返ったのかは、わからない。

しかし、Ismailはアルカイダにとって重要なものを持つ。クナール地域における、影響力だ。アフガニスタン国防相のRahim Wardak将軍は、いくつかのグループが協力している証拠があるという。ワッハーブ派とヘクマチアルの一派が、この地域で協力している。

そしてSealがやってきた数日前、Ismailの部下が、米軍のスパイだとして地元の人間数人を逮捕して、処刑した。「アメリカ人たちが与えた通信機器を持っていた」と、ある情報源が述べた。

この事件で、タリバン司令官は自分が狙われていることを知る。6月28日、米軍の小隊が建物に向かってやってくるという情報を得たころ、彼は準備万端だった。

その日遅く、SealたちはIsmailに襲撃される。数分後、銃撃された。Ismailのアラブ人仲間も中にいたという報告もある。

米軍基地からは、数百人の米兵が集まってきた。Ismailの捜索か続けられた。

7月1日になって、少なくとも2発の爆弾が、Chechalという村に落とされた。中にい多数が女性や子供だったことが、あとで明らかになる。これまであまり例がないが、米軍は「非戦闘員」が死亡したことを認めた。しかし「敵のテロリスト」も死亡したと主張する。誰が死亡したかは、明らかにされていない。

2人のアフガン情報源によると、Ismailは爆撃の数分前まで建物の中にいたという。しかし警告を受けたらしい。3人のアラブ人とともに逃走するのを目撃されている。

米軍はコメントを拒否した。何はともあれ現在のところ、標的は逃走しているようだ。

garrUS Navy Seals' Afghan
Andrew North Kabul


■イギリスの捜索、2度の爆弾事件を関連づける[050725 Washington Post]

先週爆弾を仕掛けた4人の犯人たちと7.7の自爆犯たちの間に関係があったと、イギリス人高官が日曜日に述べた。(中略)

『Sunday Telegraph』によると、爆弾犯人の1人スィディーク・カーンがロンドンの爆弾チームのリーダーで、そこでMohammed Yasin、別名Ustad Osamaと会ったという。

garrBritish Inquiry Connects Two Sets of Bombers
Glenn Frankel


■パキスタン系アメリカ人、ロンドンの捜査に協力[050725 Washington Post]

ニューヨークのクイーンズに長いこと住んでいるMohammed Junaid Babarがカナダのテレビに、9.11の日にツインタワーの9階にいた母親は、ビルが崩壊する直前に奇跡的に逃げることができたと語った。引き続きパキスタンで行なわれたこのインタビューで、「私はムスリムに忠実であり、アメリカではない」と述べる。「アフガニスタンにいるアメリカ人を全員を殺し、パキスタンに滞在したとしたら、パキスタンで会ったアメリカ人全員を殺す」。

このようにして、Babarの奇妙なジハードが始まる。アメリカ市民でヤンキーズファン。しかし、米兵やイギリスで標的と戦うためにアルカイダに入り、年収7万ドルのコンピュータ・プログラミングの仕事を放棄した。

テロと関係したとして去年アメリカで逮捕されたBabarは、ロンドンの爆弾事件についての情報を提供している。少なくとも1人の自爆犯、ムハンマド・スィディーク・カーンを写真で確認し、その他にもいくつかの情報を提供している。

Babarはロンドンの事件と関係があることを認めたでけでなく、イギリスのパキスタン人組織に爆弾を製造するための材料を提供したという。さらに2003〜2004年にかけてワジリスタンに滞在し、資金や物資−−暗視ゴーグルや寝袋など−−を「アルカイダ幹部」に提供したという。またこの地域に、ジハードキャンプを設立する手助けもした。

Babarは、9.11以前に金融関係のビルが監視されていた事件と関連があるといわれる、Issa al-Hindiとも関わりがある。「さまざまな組織や計画と関係があるようだ」と、アメリカの警察係者が述べた。「次第に太っていく」。

彼の逮捕は大きく報道されなかったが、アメリカの対テロや警察関係者は、Babarがアルカイダの主要な人物と、重要な関係があることに気づいていたという。(中略)

アメリカの対テロ高官によると、Babarは2001年のITNテレビのインタビューで注目され、2004年にニューヨークに戻ってきたあと、FBIに監視されていた。

Babarは、カーンとはパキスタンで会ったと述べ、ジハードキャンプまで一緒に行ったという。(後略)

garrPakistani American Aiding London Probe
Dan Eggen


■エジプト、パキスタン人を捜索[050725 BBC]

エジプト警察は、シャルム・シル・シェイクの爆弾事件と関連して、パキスタン国籍の男6人の行方を追っているという。今月になってカイロから行方不明になった6人の写真が公開された。

連続爆弾事件の死亡者は64人にのぼった。

警察は、ベドゥウィン数十人を逮捕して取り調べるとともに、去年、観光客を標的にシナイ半島で発生した事件との関連を調べている。

警察によると、6人のパキスタン人は爆弾事件の前に行方不明になり、以前報道されていたように、シャルム・アル・シェイクのホテルには滞在していなかった。アラブのテレビが、行方不明になった男2人の写真を公開した。Muhammad Akhtar(30)とTasadduq Husayn(18)だという。

関係者によると、今までエジプトで発生した観光客を標的にしたテロには外国人は関わっておらず、パキスタン人の関与は予測外だった。

治安当局高官が『AP』に語ったところによると、3人の犯人が現場から逃走したという。1人がスーツケースに入った爆弾を設置し、2人はオールド・マーケットに置き去りにされた車輌爆弾から逃げ出した。(後略)

ohEgypt hunts Pakistanis over bombs


Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2005.