【2005年8月29日〜9月4日】


■CIAのビデオ、ビンラディン殺害の機会を逸する様子を暴露[050904 The Times]

これまで発表されていなかったCIAのプレデター無人偵察機が撮影したビンラディンの映像から、アメリカがビンラディンを殺害する一歩手前までたどり着いていたことを示した。

1999年に無人偵察機が撮影したテープでビンラディンは、白いローブをまとい、コーストの訓練所近くで数人の付き人とともに映っていた。この無人偵察機はCIAがアフガニスタンで用いた最初のもので、武装されてなかった。

このビンラディンの映像は、無人偵察機が撮影したもののなかでは初めて印刷されたもので、アルジャジーラがアメリカの情報源から入手したものである。「彼がビンラディンであることは明らかだ。ビンラディンが建物の隣で、付き人のグループとともにいるのが見える」と、CIAの元ビンラディン追跡班の責任者Michael Scheuerが語った。

「幹部たちは、無人偵察機を武装することを決定したがらなかった。だから彼を探し出せても、殺害することは許されなかった」と付け加えた。

写真は、ビンラディンを殺害する機会を逸したことを示す、数々の証拠のひとつである。この他にもCIAがビンラディンの居場所を捉えていながら行動できなかった例が、1998年と2000年にあった。CIAとホワイトハウスの間には、誰がビンラディンを殺害する法的権限を持つか、論争が続いていた。

あるときは、衛星がビンラディンが狩に出かける様子を写真にとった。しかし一行にはアラブの皇族が同行していることがわかり、ホワイトハウスはCIAにミサイルで攻撃することを禁じた。

また別のとき、ビンラディンのカンダハル基地を、地元の部族民に襲撃させる計画があったが、アメリカ人高官の間ではこれを実施するべきかどうか意見が一致しなかったために、中止された。

これとは別にカンダハルで、5日間にわたってビンラディンは追跡されたが、住民に死傷者が出ることを警戒し、殺害する決定が下されなかった。

これらの事実は今週開始したアルジャジーラの9.11の4周年番組シリーズ「Blinking Red」で記録されている。

この番組では、ビンラディンが1990年代にハルトゥームに住んでいたとき、スーダン政府が彼の逮捕に協力を申し出たにもかかわらず、クリントン政権がこれを断わった事実や、監視していた9.11ハイジャッカー2人を「失った」事実を明らかにする。この2人はその後、アメリカに入った。

CIAがビンラディンを殺害する直前まで近づいたのは、1999年2月の狩のときだ。無人偵察機で彼を撮影する数ヵ月前のことである。場所はビンラディンがアラブ首長国からの豪族とともに出かけた、カンダハルのキャンプだ。

アフガンの工作員たちが、この旅についてCIAに報告していた。追跡班がすぐさま発進され、2月9日に巨大な滑走路近くにある、孤立したキャンプを突き止めた。

クリントン政権の対テロアドバイザーのRichard Clarkeが回顧録に、「我々のインフォーマントから最近彼を追跡しているという知らせが入ると、対テロ安全グループはすぐに極秘ビデオ会議を開いた」と書いている。

このような短期間の準備でアメリカが唯一できたのが、巡航ミサイルによる攻撃だ。前年カルデン訓練所に向かって数十の巡航ミサイルを発射したか、ほとんど効果がなかった経験がある。今回、標的は以前以上に特定され、限定されていたために、成功する可能性が高いと思われた。

2月11日に攻撃が計画されたが、Scheuerによると、ホワイトハウスは躊躇した。高官たちは、ビンラディンの動きについての情報をさらに要求していた。

さらにこの頃になると、この狩りの一団には、アメリカの湾岸地域での盟友、アラブ首長国連邦の皇族がいることが明らかになった。ホワイトハウスが躊躇しているうちに、狩りの一行は移動。「砂漠のなかに、ゴミが残っていただけだった」とScheuerが今週末に述べた。「彼らがこんなにも早く引き上げたことは驚きでもあり、我々はビンラディンを殺害する機を逸してしまった」。

さらにアルジャジーラのシリーズでは、CIAが、9.11攻撃が計画された2000年1月のクアラルンプールの話し合いを、後にハイジャック犯となるKhalid al-Midharの電話の傍受から捉えていたことを明らかにする。

この会議に参加したKhalid Shaikh Mohammadやラムジ・ビナルシブを含む幹部たちを、諜報部員が写真に納めていた。その直後、別のハイジャック犯Al-MidharとNawaf al-Hazmiが、本名と正規のパスポートを用いてサンディエゴを発ち、マレーシアの会議に合流する。彼らは実に無防備だったために、サンディエゴに滞在中、Al-Hazmiの名前は電話帳に記載さえされていた。

この2人がアメリカで自由に行動できたのは、クアラルンプールの会議の18ヵ月後、また2人がアメリカに入国したあとの2001年6月になるまで、CIAがFBIに証拠を提出しなかったからだ。

アルジャジーラがドキュメンタリーで明らかにしたこれらの失敗は、さらに、いわゆるAble Danger military intelligence unitについて暴露される。

最近になって名乗り出たこの組織の2人のメンバーが、モハメット・アタは少なくとも攻撃の1年前からマークされていたという。Anthony ShafferとScott Philpottの2人によると、アタと他のハイジャック犯3人の身元が、事前に明らかになっていたという。2人は9.11委員会で証言したが、証言は軽視された。

アルジャジーラのシリーズはScheuerの暴露とともに、アメリカ当局の政策に圧力をかける。(後略)

garrCIA videos reveal the missed chances to kill Bin Laden
Yosri Fouda and Nick Fielding


■ロンドン爆弾犯、アルカイダの援助で「パキスタンでビデオを録画」[050904 Daily Telegraph]

ムハンマド・スィディーク・カーンのビデオは、ロンドンを攻撃するように命令を受けたあとパキスタンで録画されたと、MI5の捜査官が述べた。

Whitehallの幹部高官によると、カーンがシャーザッド・タンウィールと一緒に去年の11月から3ヵ月間パキスタンを訪問した際に、録画されたという。

イギリスの捜査官はパキスタン人捜査官とともに、ビデオがどこで録画されたか捜査中で、イスラマバード近くのテロの温床であるラワルピンディで録画された可能性が高いという。

(中略)アルジャジーラの手に渡っていないビデオでは、2人目の爆弾犯のタンウィールと一緒に映っているといわれる。

今日の『The Sunday Telegraph』とのインタビューでタンウィールの叔父は、彼が2月にイギリスに帰国する前、2人はパキスタンで長期間一緒に過ごしたことを認めた。

叔父は、「この時期、カーンがタンウィールを訪れると、遅くまで起きて話し込んでいた」という。ファイサラバードのSamoodran村から、カーンとともに出かけた。「いつもタンウィールはカーンと出かけ、カーンの親戚に会うためラワルピンディに行くと言っていた」。

(中略)専門家たちは、7.7の攻撃はアルカイダの仕事だと考えている。ある高官は「カーンのインタビューで用いられた背景にも、アルカイダの印がある。アルカイダたちが声明を出す時、かならず壁に布を張る」。

パキスタンの諜報組織は、カーンはビンラディンの組織の派生組織と関係があったと見ている。当局が先月、イギリスや他の欧米の国とメッセージのやりとりをするために用いていた電話センターの摘発で、このことが明らかになった。

イギリスでは、組織のリーダーだったカーンが、イギリスでの攻撃に対する最終的な指示を得るために、パキスタンに渡ったと見ている.アフガニスタンの訓練所にも行った可能性がある。

Whitehall高官が語ったところによると、「カーンはどのような攻撃をするかの指示を得るために、パキスタンに行った可能性がある。そして攻撃を実施する許可を得てイギリスに戻り、残りのメンバーに指示を出した。ビデオを作ったとき、まだ人材を募集していた可能性もある」。

MI5は、ビデオは7.7に先立ち、リードで撮影された証拠はないという。犯人全員が映っていないことから、イギリスの外で撮影された可能性が高い。「もしビデオがイギリスで作られたなら、リードのどこかの部屋などで映されたとしたら、どうして全員が映っていないのだろう」。

「このテープからは、2つの事実がわかる。まず、カーンは自爆テロを行なう心構えがあったこと。そしてアルカイダが関わっていること」。アルカイダが直接この組織と関係がなかったとしても、爆弾犯たちがアルカイダに影響されたことは確かだ。

今週末、治安関係者がビデオの存在を事前に知らされていたという報道は、誇張されていたという。MI5とスコットランド・ヤードは、アルジャジーラがテープを放映する3時間前に、初めてテープの存在を知ったという。

(中略)アルジャジーラがテープを受け取ったとき、ザワヒリが女王や他の攻撃について言及する部分があると言われたとされる。ムスリムのリーダーたちはイギリス国教会のリーダーである女王から指示を受けていると、ザワヒリは主張する。「彼らは女王に従い、彼女の宗教に即してファトゥア出している」と述べる。(後略)

garrLondon bombers 'recorded video in Pakistan' with help of al-Qaeda
By Sean Rayment, Andrew Alderson, Daniel Foggo and Massoud Ansari、Rawalpindi


■日本人観光客、死亡を確認[050903 BBC]

医師によると、アフガニスタン南部で木曜日に発見された2遺体は、行方不明になっていた日本人観光客のものだという。

歯の治療の跡から、2人の身元が明らかになったという。カブール大学の解剖学のHassan Halemiによると、2人は銃殺されていた。少なくとも殺害されてから3週間たっている。

(中略)タリバンの司令官が『AP』に語ったところによると、タリバンは2人の事件には関係がないという。

garrJapanese tourists confirmed dead


■タリバン、「人質6人殺害」[050903 BBC]

アフガニスタンのタリバンが、イギリス人の土建業者を含む6人の人質を殺害したと述べた。

タリバン報道官のハキーミが、タリバン議会の決議に従って、アフガン人5人を銃殺したという。またイギリス人は「軍高官」だったために殺害した、と述べた。

タリバンによると、アフガン人のうちの1人は選挙の候補者だったという。他の者については語らなかった。

イギリス外務省のKim Howellsが報道陣に、遺体がアフガニスタン西部のファラで発見され、恐らくDavid Addisonのものだという。

トラック運転手だったAddisonはアフガン人通訳とともに、水曜日にタリバンに誘拐された。通訳の安否はわからない。

ハキーミは、殺害されたアフガン人の1人はカンダハルから選挙に立候補していたKhan Mohammadだと述べた。

3人目は『AFP』によるとHaji Mohammed Nawabで、地方高官だという。残りの3人は警察官のようだ。全員金曜日にカンダハルの路上で誘拐された。(後略)

garrTaleban 'kill six kidnapped men'


■アルカイダ、さらなるロンドン爆弾犯のフィルムを所持する可能性[050903 The Times]

アルカイダが、7.7爆弾犯の自家製ビデオを持っている可能性があるという。

この他にあると考えられているビデオには、ギャングのリーダー、ムハンマド・スィディーク・カーンが、56人を殺害したロンドンの攻撃に関して、直接告発している部分がある。またもう1人の犯人シャーザッド・タンウィールも登場すると、アルジャジーラ・テレビがビデオを入手した経緯に詳しい関係者が語った。

警察と諜報部の専門家たちはテレビ局に、ザワヒリのものを含めてすべての映像の提出を求めている。

(中略)イギリス人爆弾犯のビデオを所持する過激派は、今後このビデオの他の部分を放出することにより、プロパガンダを拡大しようとしているようだ。

アルジャジーラの副社長Ayman Gaballahは、他のロンドン爆弾犯の映像はないと主張している。

アルジャジーラに何者かがテープを送ったということが一般に知らされる前に、スコットランド・ヤードはすでに、カーンのビデオがあることをつかんでいた。(後略)

smellAl-Qaeda may have more film of London bombers
Daniel McGrory, Russell Jenkins and Michael Theodoulou


■アフガニスタンで米兵死亡[050902 BBC]

米兵1人と通訳が、アフガニスタン南部における抵抗勢力との衝突で死亡したと、米軍高官が述べた。

ザーブル州のデイチョパン地域の戦闘で、抵抗勢力2人も殺害したという。

(中略)これとは別にカンダハル州では、米兵1人と通訳がパトロールの最中負傷したという。

hoonUS soldier killed in Afghanistan


■タリバン司令官、アフガニスタンで殺害される[050902 AP]

米軍とアフガン軍が戦闘で、タリバン地方司令官を殺害、米兵とアフガン人通訳も死亡した。

アフガン高官によると、木曜日のザーブル州のデイチョパン地域の戦闘で、タリバン司令官Thor Mullah Mananと別の戦闘員1人を殺害したという。死亡した米兵の身元は明らかにされていない。(後略)

hoonTaliban Commander Killed in Afghanistan
NOOR KHAN


■爆弾犯のビデオ、「アルカイダを示唆」[050902 BBC]

ムハンマド・スィディーク・カーンは、今まで確立されていなかった爆弾犯とアルカイダとの関係を強く指し示している。

(中略)アルカイダとの関係があるとすれば、7.7爆弾犯たちは単に地元で培われた者たちではなく、海外からの協力があったことになる。

もしアルカイダがイギリスのイスラーム原理主義のある組織と接触しているなら、他の組織とも接触している可能性がある。

《戦士の言葉》

他にもアルカイダとの関係を示す証拠がある。

まずテープを受け取ったアルジャジーラ・テレビは、「アルカイダ組織」から受け取ったと述べている。

次に、カーンの声明のあとにザワヒリのテープが続く。このことから、カーンはアルカイダの誰かと接触したと見ることができる。おそらく去年の11月から今年の2月にかけてパキスタンを訪れたときだろう。カーンがこのテープをパキスタンで作り、使命を達成するためにイギリスに帰ったと考えることさえできる。

さらにカーンはテープで、「現代の英雄、敬愛するビンラディンとザワヒリ博士、そしてザルカウィ」について語っている。

4番目に、彼が使用する言葉は、熱心なアルカイダ戦士の言葉だ。自分を戦士と呼び、宗教的、政治的動機について語る。彼の宗教的動機については、「偉大なるアッラーが、私や私の兄弟の仕事を受け入れ、天国に導いてくれるよう、あなたがたに祈ってほしい」と結ばれる。

《物乞いの学者たち》

彼の政治的動機については「あなたがたによって民主主義的に選ばれた政府が、世界中にいる私の仲間たちに対して、常に残虐行為を行なう」と語る。

イラク戦争によって彼の動機が固まったのかどうかは、明らかではない。しかし動機の1つではあったようだ。また「我々の仲間を爆撃し、ガスをまき、投獄し、拷問している」という。

(中略)アルジャジーラによると、テープには戦闘シーンも含まれ、おそらくテープの制作者はロンドンの爆発と、世界各地で行なわれている戦争の関係を印象づけたいのだろうと語る。

ザワヒリは、ロンドンの爆弾事件を非難するイギリスのイスラーム宗教者たちを軽蔑し、「物乞いの学者たち」と説明する。

彼やアルカイダが、敵としてみなす国々の政治的発展についてどう分析しているかが、このことから明らかになる。

garrBomber video 'points to al-Qaeda'
Paul Reynolds


■行方不明の日本人観光客、遺体で発見か[050902 AFP]

アフガニスタン南部の抵抗勢力の拠点で、先月以来行方不明になっていた日本人観光客らしき者の2遺体を発見したと、州知事が述べた。

日本人教師で技術家庭を教えていたJun Fukushoと英語教師Shinobu Hasegawaが、先月以来夏休みを過ぎても行方不明になっていた。遺体は「先月から行方不明になっている2人の日本人だと思う」と、州知事のAsadullah Khalidが記者会見で発表した。

2人は撃たれ、遺体はスピンボルダックのハイウェイ近くに捨てられていた。カブールの日本大使館員は、今のところ遺体が行方不明の日本人であることを証明するものはないと述べた。

東京のメディアの報告によると、バーミアンの大仏跡を見るるために、2人だけでタクシーに乗り込んだらしい。「遺体はカンダハルから40キロ離れたNawdaの住民の協力で発見された」と、Khalidが語った。

死亡した男女は、1週間ぐらい前に殺害されたらしい。「どこか別の場所に置かれていたようだ。1週間ぐらい前に殺害されたようだ」。

(中略)アフガニスタンの米大使は木曜日に、外国人のなかにはアフガニスタンの安全を当然と考えている者がいる。「愚か者でいたいなら、当然の結果を招く」と語った。イギリス人が誘拐されたあとの発言である。

garrMissing Japanese tourists likely found dead in Afghanistan: governor
KANDAHAR


■アフガニスタン、誘拐されたイギリス人に対して楽天的[050902 AFP]

タリバンによって誘拐されたイギリス人に対して楽観的な雰囲気が漂っているいっぽうで、行方不明の日本人観光客2人らしき者2遺体が発見された。

イギリス人はアフガン人通訳とともに、車列を襲撃されて誘拐された。

「我々は楽観視している」と、アフガン内相が述べた。「安全のために明らかにはできないが、楽観的になるいくつかの事実がある」という。しかしまだ犯人との交渉には入っていない。

ファラで安全のためにの仕事についていたイギリス人が、抵抗勢力によって襲撃された。抵抗勢力はトヨタ・カローラタイプの車2台で道路をふさぎ、3台目の車から発砲してきた。銃撃戦の最中に、アフガン人ボディーガードが撃たれて死亡し、イギリス人とアフガン人が車で拉致された。一緒にいたグルカ兵は、逃げ延びたという。イギリス人の車は犯人たちの車のうちの1台とともに、45分後に近くの村で発見された。

NATO軍はF-16機でスクランブルをかけ、道路を封鎖したが、イギリス人は発見できなかった。

タリバン報道官が木曜日に犯行声明を出し、拘束しているイギリス人の名前はデーヴィッドで、腕に軽傷を負っていると述べた。タリバンのシューラが、男の運命を決定するという。

ファラでは最近、地雷の撤去や道路建設などに従事している者を標的に、襲撃が続いている。しかし最近はタリバンよりも、窃盗団体の仕業であることが多い。

アフガニスタンの米大使ロナルド・ニューマンは木曜日に、外国人のなかには、アフガニスタンはもう安全だと考える者たちがいると述べた。これに先立ちカンダハルの州の高官が、先月行方不明になった日本人観光客らしき者の2遺体を発見したと発表している。

hoonAfghanistan upbeat over kidnapped Briton
KABUL


■韓国、アルカイダ容疑者の情報を求める[050902 Daily Times]

韓国はイスラマバードに、アルカイダと関係がある、タイ在住のパキスタン人ビジネスマンについての情報提供を求めたと、内務省の情報源が『Daily Times』に語った。

イスラマバードのFIA本部の情報源によると、イスラマバードの韓国大使館が、タイでNasir's Boutique Company Limitedの名のもとでブティックを経営している、パキスタン国籍のJavaid Khanについての情報を求めたという。

韓国は、Javaidはアルカイダが韓国に拠点を築くために動いていた、と見ている。

今年の1月、タイの韓国大使館に、韓国の空港や企業に対する攻撃を仕掛けるという手紙が届いた。手紙の送り主は「Anti-Korean Interests Agency」と記されていた。

National Intelligence Serviceによると、去年アルカイダ工作員が南アジアから韓国に入り、韓国内にあるアメリカの施設についての情報を収集していたという。この男はパキスタンで逮捕され、現在アメリカの管理下にある。

情報源によると、パキスタンの諜報部員が調べたところ、タイが発行したJavaidのパスポートは偽造され、カラチのナジマバードの「Javaid Khan Import & Export Crystal and Garment Leather」の住所も、架空のものだった。

hoonSouth Korean mission seeks info about suspected Qaeda man
Maqbool Ahmed、KARACHI


■パキスタンとイスラエル、新たな友人?[050901 BBC]

(前略)イスタンブールの会談後ムシャラフは、今回の会談はイスラエルを承認することにはつながらないと語った。

《広報》

しかしパキスタンのアナリストは、イスタンブールからの道は、外交に支持されたイスラエルの正式な承認につながると見る。

「これはイスラエルの承認に対する、最初の一歩になるだろう」と、国防アナリストHasan Askari Rizviは語る。Rizviはこの政策の変化で、2つの利益を得るという。

「まず最初にイメージの問題」。「イスラエルとの何らかの関係を築くことで、穏健的な道を歩んでいることを証明できる」。次にさらに重要な理由として、国家の防衛政策と武器の需要について語る。

これまでパキスタンは歴史的にアメリカの武器に頼ってきたが、専門家たちは供給源を分散させることを求めてきた。Rizviによると、パキスタンがアメリカから新たな武器システム購入を求めると、アメリカのインドやイスラエル寄りのロビイストから頑なに抵抗される。イスラエルを承認することで、現在アメリカ、インド、イスラエルからなるエリート・クラブへの道を獲得できるのだ。

《変化という幻影》

いっぽうワシントンのCarnegie Endowment for International Peaceのパキスタン人学者Hussain Haqqaniは、重要な見方を指摘する。

「この動きは、さらなるアメリカの支持を受けることを狙ったものか、本当の変化を求めているかはわからない」とHaqqaniは語る。ムシャラフは、実際には実行しないでおきながら「変化という幻想を作る」ことで有名だ。

反セム主義はパキスタン社会に深く浸透しているために、単なる会談では、両国間の問題が改善されることはない。8月18日に実施された『LA Times』とのインタビューでパキスタンの教育相は、イスラエルとパレスチナの歴史を語った際にユダヤ人を、「世界最大のテロリスト」と述べた。

またパキスタンでは、9.11をユダヤ人の陰謀と考える者が多い。7.7をムスリムに対する陰謀と捉える見方と同様だ。

パキスタンの宗教リーダー、Qazi Hussain Ahmedはこのイスタンブールの会談を、「パキスタンがこれまで守ってきたことすべてに反する」と非難している。

《非公式コンタクト》

ユダヤ教とイスラーム教の間のこの深い亀裂のために、ムシャラフ政権は一歩前進したのだろう。

国防アナリストAR Siddiquiは、軍幹部の間では、イスラエルとの関係を改善する必要性が、ここ数年注目されてきたと言う。パキスタンの陸軍とイスラエルとの非公式の関係は、すでに1980年代からあったことが、記録上の事実として残っている。しかしムシャラフはここ数年間、繰り返しこれらのコンタクトを一般民衆に持ち上げている。

2003年にキャンプ・デービッドで、彼はイスラエルとの関係改善を強調した。しかしパキスタンで強い反発を受けたために、引っ込めざるをえなかった。今年の初めにパキスタンの首相はデーボスで、イスラエルのシャロン首相と会ったと報道されている。イスラエルの高官はこの会談を確認し、『Jerusalen Post』は「ホテルの廊下ですれ違った会話」以上のものがあったと報道した。しかしパキスタンの外務省は、事実を強く否定している。

しかし、このシナリオはイスタンブールの会談で変化したようだ。

パキスタン人のなかには、ムシャラフは経済的な関心に根ざす現在のイデオロギー的規範から、パキスタンの外交をそらせようとするものだと見る者もいる。イスタンブールの会談は、この方向へ前進しているのだという。

問題は、いかにパキスタンの外務省とシンクタンクが、一般民衆を納得させるかだ。

hoonPakistan and Israel - new friends?
Aamer Ahmed Khan


■イスラエルとの会談はサウジとパレスチナの了解済み[050901 Reuters]

パキスタンとイスラエルの会談について、パレスチナのアッバース首相とサウジのアブドゥッラー国王には事前に知らされており、両者ともこの動きを歓迎したと、パキスタンの外務省が木曜日に述べた。

イスタンブールで両国の外相が会談したあとに発表された、外務省のRiaz Mohammad Khanの声明は、エルサレムを首都としたパレスチナ独立国家を建設するべきだという立場を繰り返し強調した。

ムシャラフはサウジ国王のパレスチナのリーダーに、イスタンブールの会談について、事前に知らせていたという。「2国のリーダーは、大きな進歩としてこれを歓迎した」と付け加えた。

hoonPakistan says Israel talks had Saudi, Palestine okay
ISLAMABAD


■ロンドン爆弾犯人、テレビに登場[050901 BBC]

7.7ロンドン爆弾事件の自爆犯の1人が登場するビデオテープが、アラブのテレビで放映された。

死ぬ前に映されたビデオ・メッセージで、ムハンマド・スィディーク・ハーンは、自分は「兵士」だと語った。カーンは、イギリス政府はムスリムに対して残虐行為をはたらいており、自分はビンラディンによって啓示を受けたと述べる。

別の録画で、ザワヒリがロンドンの爆発に対する犯行声明を出し、新たな攻撃があると脅かした。

《一般民衆を非難》

このテープがいつ、どこで撮影されたかは明らかではなく、同じテープにザワヒリへのインタピューが編集されることを、本人が予め知っていたかどうかも判明していない。

ブレア首相はテープについてコメントせず、外務省もこれにコメントしないと述べた。

テープでハーンはヨークシャー訛りの英語で、「我々の言葉は、我々が血を流して命を捧げるまで、意味を持たない。私と、同様の数千人の仲間たちは、信じるもののために命を捧げる」と語った。

一般民衆は、自分や自分の「仲間」に対しての残虐行為に責任がある。これらの行為を実行している政府を民主的に支持しているからだ、と語った。「我々が安全だと感じるまで、あなたがたは標的になる」。「仲間に対する爆撃、ガス、投獄、拷問をやめるまで、この戦いは止めない」。「我々は戦争をしており、私は戦士だ。あなたがたはこの現実を、実際に味わうことになる」。

《敵の国》

テープでハーンは、赤と白のチェックのケフィアを巻き、濃い緑のジャケットを着ていた。

これとは別に録画されたテープでザワヒリが、地下鉄への攻撃は、ブレア首相の政策に対する「仕打ち」だと語った。

アラビア語で語るザワヒリは、今回の爆発は、アルカイダが「敵国」との戦いを開始したことを証明したという。「今日私は、暴君的で傲慢なイギリス十字軍に打撃を与えた、すばらしいロンドン攻撃について語る」。「ムスリムが味わった思いを、知らしめるものだ」。

《洗脳》

『BBC』のNick Robinsonは、ロンドンのテープは、「今後人々を脅かす」だろうと述べた。「自分たちの仲間がなじみ深いヨークシャー訛りで、『だからイスラームの名のもとで兵士になった。だからあなたがたは私の戦争の標的になる』と語る冷静な言葉を聞いて、人々はショックを受けるだろう」と述べた。

(中略)スコットランド・ヤードは、テープは本物であることを認めた。(後略)

garrLondon bomber video aired on TV


■観光客を期待する「光の国」、いまだに暗闇の中[050901 AFP]

(前略)アフガニスタンの北東部に押し込まれたヌーリスタンは、なんとか政情の不安定さや遅れた生活というレッテルから挽回しようとしている。

以前はカーフィリスターン(異教徒の国)と呼ばれていたこの地域は、イスラームに改宗したアフガニスタンの最後の地域だった。

(中略)ヌーリスタンの治安が悪いとはいうのは神話にすぎないと、州の高官は述べる。しかし、唯一の例外はカムデッシュだ。パキスタンと国境を接する地域である。

ヌーリスターン州警察長官のAbdul Baqi Nuristaniも、カムデッシュには問題があることを認める。「しかし他の5つの地域には問題はない」という。

ヌーリスターンはヘクマチアルの根拠地でもあった。(中略)ヘクマクアルは、アメリカから指名手配になっている。しかし最近、彼はこの地域に影響力はなく、村人たちは平和を望んでいるという。

ただし暴力沙汰はこれまでもあった.2004年5月、去年の大統領選の準備をしていたイギリス人2人とアフガン人が、マンドール地域で殺害された。「しかし彼らのの責任だ。当局と一緒に行動することを拒否したからだ」と、州の警察長官は語る。

その後援助団体たちは治安上の理由で、この地域にはフルタイムの外国人を置いてない。「NGOは抵抗勢力たちの標的になっている」と、ある欧米の活動家が述べた。彼は地元のスタッフとともに、いまだにヌーリスターンで働いている数少ない組織の活動家だ。

Afghan Non-governmental Security Officeは、この地域のNGOには「厳重注意」を呼びかけているが、現状についての正しい情報はあまりないと認める。

ヌーリスターン人たちは援助団体に、首都や他の地域を結ぶ幹線道路の完成を望んでいる。「そうすれば最大の問題は解決する。今のところヌーリスターンに入るためには、唯一、東のクナールを以外方法がない。これは危険だ。そのために、人々はなかなかこの地域に入ってこない」。

(中略)もう一つ問題なのが、地元の村落間の対立だ。ワント地域とワイガルとの間の道が完成すれば、徒歩やロバでしか輸送ができなかったこれまでの状況が改善されるはずだ。しかし現在のところ、水の供給の問題で争いがあり、中断している。

hoonAfghanistan's "land of light" hopes for tourism but darkness remains


■イギリス人技師と通訳、アフガニスタンで誘拐[050901 Reuters]

アフガニスタン西部で銃を持った男たちが車列を襲撃し、イギリス人技師とアフガン人通訳が誘拐され、同行していた警察官3人が殺害されたと内相が木曜日に発表した。

タリバンが、水曜日にファラー地方で襲撃を行ない、イギリス人を拘束していると声明を出したが、内務省報道官のLutfullah Mashalは、窃盗団の仕業だと述べた。(中略)

《タリバンの犯行声明》

タリバン報道官のラティフ・ハキーミがパキスタンの『Afghan Islamic Press』に、自分たちのグループが攻撃を実施したと述べた。

ハキーミは3人のイギリス人を殺害し、1人を拘束したと述べたが、後に、アメリカ人3人を殺害したと訂正した。「ピストルを所持していたイギリス人を拘束した」。ゲリラたちが車列から彼が乗っていた車を奪ったと述べ、イギリス人は『デーヴィッド』だという。(後略)

garrBritish engineer, interpreter kidnapped in Afghanistan
Yousuf Azimy、KABUL


■アフガニスタンでイギリス人誘拐[050901BBC]

アフガニスタンで車列が襲撃されてイギリス人が誘拐されたと、アフガン高官が述べた。少なくとも警察官3人が死亡した。

イギリス人は道路建設に携わっていたと報道されている。

警察と治安部高官はタリバンの犯行と発表したが、政府高官は、窃盗団の仕業だと述べた。タリバン報道官のラティフ・ハキーミは、犯行声明を出している。

カブールのイギリス大使館は誘拐があった事実を認め、アフガン政府と協力して捜査中だという。

(中略)水曜日に誘拐されたイギリス人は、カンダハルからヘラートをつなぐハイウェイを建設する外国の会社に努めていたと、地元警察長のAllah Uddin Noorziが述べた。また同じ会社のフィリピン人は逃げのび、橋の下に隠れていたのが発見されたという。通訳も一緒に誘拐されたらしい。

NATO軍が各地にチェックポストを設営し、偵察機を飛ばしていると『ロイター』が報道した。

《抵抗勢力の行動》

1週間前に、アフガニスタン南部の別の道路建設に携わっていたレバノン人が誘拐されたばかりである。レバノン人は数日後には無事解放された。(後略)

garrBriton kidnapped in Afghanistan


■パキスタンとイスラエル、初の会談[050901BBC]

パキスタンの外務大臣とイスラエルが、初めて正式な会談を実施した。

会談後パキスタンの外務大臣は、パキスタンはイスラエルがガザから撤退後、初めて話し合いを「交わす」ことを決定したと述べた。

イスラエルの外務大臣は、トルコのイスタンブールで開催された会談を「歴史的な会合」と説明した。

パキスタンはこれまでイスラエルを国家として承認しておらず、今回の話し合いが、これを承認するきっかけになるかどうかは明らかではない。

「パキスタンは、イスラエルがガザ占拠に終止符を打ったことに、大きな意義を見いだしている」と、カスリ外相が記者会見で発言した。「我々は、イスラエルが占領に終止符を打ち、パレスチナ国家がイスラエルとともに、安全で平和な国家を設立する過程が始まったととらえている」。

イスラエルのシャローム外相はイスラエル・ラジオに、「我々は非常に重要な事柄を話し合った。パキスタンとの関係だけでなく、ムスリム世界全体についてだ」と、語った。記者会見では、「パキスタンと完全な外交関係を結び、今後ムスリムやアラブ国家とも同じような関係を築きたい」と語った。

《反対》

いっぼうパキスタンの宗教連合党MMAは『BBC』に、「会談はパキスタンの国家利益や政策に反して行なわれた」と語った。

当初両国家とも、今回の会談でパキスタンがイスラエルを承認する可能性があることを否定してきた。「外交関係を確立するかどうかを語るのは、時期尚早だ。しかし関係の正常化の第一歩ではある」と、イスラエル大使館報道官Sharon Bar-Li Saarが『AFP』に語った。

報告によると今回の会談に先立ち、これまで2国間では非公式に、数々の接触を交してきたという。「ここ数年来、さまざまなパキスタン人高官と、さまざまなレベルのコンタクトがあった」と、ワシントン駐在イスラエル大使Zalman Shovalが『AP』に述べた。

さらにムシャラフ大統領は、9月に予定されているニューヨーク訪問の際に、影響力があるAmerican Jewish Congressの会議に出席予定であることが発表されたばかりだ。

《戦略的関心》

これまでパキスタンは、イスラエルの承認をパレスチナ国家の設立と関係づけて考えていた。しかし2003年7月にムシャラフは、イスラエルを国家として承認するための話し合いを開催することを、呼びかけていた。

MMAのリーダー、カジ・フセイン・アーマッドは最近、パキスタンとイスラエルが関係を修復した場合、アラブ世界にとって大きな見返りがあると発言していた。

インドはイスラエルと1992年以来、関係を築いている。それ以後インドとイスラエルは防衛的な協力を含めて、関係を強めてきた。2004年3月に両国は、インドに早期警報レーダーシステムを供給する10億ドルの取り引きを締結した。

トルコは、イスラエルと完全な外交関係を結んでいる、数少ない国家の1つである。

ohPakistan-Israel in landmark talks


■マドラッサの登録申請なし[050901 Daily Times]

政府が今週になって、未登録マドラッサを対象とした登録キャンペーンを開始したが、いまだに登録の申請はない。

「いまだに1校も申請していない」と、宗教問題省のVakil Ahmed Khanが述べた。「その主な理由は、政府が宗教学校の監査報告を提出を求める条例を修正しない限り宗教学校は登録に応じてはならないと、野党のリーダーのマウラナ・ファズル・レーマンが述べたからだ」という。ファズルはWafaq-ul-Madaris Al Arabiaと会見し、宗教指導者の90%が政府の方針に協力をしないことを表明したあと、このような声明を発表した。

ファズルが声明を出したあと、Itahad-e-Tanzimat-e-Dinya(ITMD)も、政府がITMDの要求に答えないかぎり、政府に協力しないと発表している。

しかしながら情報源によると、登録が進んでいないもう一つの理由は、申請書の配布がまだ行き届いていないからだという。

hoonNo application for madrassa registration
Mohammad Imran


■アフガニスタンでパキスタン人戦闘員1人死亡、2人負傷[050901 Daily Times]

ヘルマンド州で治安部隊と抵抗勢力との間に衝突があり、「パキスタン人タリバン」1人が死亡し、2人が負傷したという。

へルマンド州知事報道官のHaji Mohammad Waliによると、Baghny地域で発生した衝突現場に、パキスタン人戦闘員の遺体がいまだに放置されているという。武装したパキスタン人がどのようにしてこの地域に侵入したかについては、語らなかった。

(中略)いっぽう政府で働く人間を殺害した容疑で、タリバン支持者が逮捕された。この男によると、「パキスタンがタリバンを送り込んでいる」という。

米軍によると、ロガール州でアフガン軍と同盟軍が戦闘員1人を殺害し、負傷した2人を逮捕した。7人の戦闘員たちが、カブールからPul-e-Alamに向かっていたパトロール隊を襲撃してきた。

これとは別にコーストで、警察がガソリンスタンドの近くで5つの遠隔操作爆弾を発見した。「もし爆発していたら、大きな被害が発生していたはずだ」と、コースト警察長官のMohammad Ayubが述べた。

現場付近でヴェールを被った女性が目撃されている。「女性の怪しい行動が目撃された場合、今後婦人警官が取り調べを行なう」という。

garrPakistani militant killed, two injured in Afghanistan
Mudassir Ali Shah、KABUL


■アフガン軍・米軍、タリバンの隠れ家を攻撃[050901 AP]

アフガン軍と米軍がヘリコプターに援護されて、アフガニスタン南部にあるタリバンのキャンプを襲撃し、抵抗勢力9人を殺害した。

ウルズガン州のキャンプには約80人の戦闘員たちがおり、ゲリラ型の攻撃をアフガン軍と米軍に繰り返していたと州知事Jan Mohammed Khanが語った。

米軍ヘリコプターがロケット弾で攻撃するなかを、地上軍がキャンプに向かって突入した。あたり一帯にはAK-47やライフル、ロケット弾とともに、やかんなどのキャンプ道具が散乱していた。

米軍の声明によると、山の洞窟などを拠点としたキャンプ地で戦闘員9人を殺害し、カーンによると、残りは逃走したという。

(中略)これとは別にクナール州のアサダバードで、戦闘員5人がアフガン軍と米軍のパトロールを襲撃しようとして、戦闘が発生したという。戦闘の結果はわかっていない。

garrAfghan, U.S. Forces Raid Taliban Hideout
KABUL


■タリバン司令官、アフガニスタン南部で殺害[050829 AP]

米主導の同盟軍とアフガン軍が、アフガニスタン南部でロケット弾攻撃やゲリラ型の襲撃を指揮していたアフガン司令官を殺害したと、米軍報道官が月曜日に発表した。

150人ほどの抵抗勢力を指揮していたPayenda Mohammedが、水曜日にカンダハルで、他の3人の戦闘員とともに殺害された。この他に戦闘員15人が負傷した。

この戦闘で、A-10戦闘機が出動し、戦闘員たちが隠れていた洞窟を爆撃するために、戦闘ヘリコプターも使用された。(中略)

日曜日にウルズガン州では銃を持った男たちが、選挙に立候補していたAdiq Ullahaを襲撃して殺害した。(後略)

hoonTaliban commander killed in battle in southern Afghanistan, US military says


■ミランシャーの爆発で兵士2人死亡[050829 News]

アフガニスタンとの国境付近で、道路沿いに設置された爆弾が爆発し、パキスタン陸軍兵士2人が死亡、1人が負傷した。

爆発は金曜日に、北ワジリスタンのZoisedki地域で発生した。(後略)

hoonTwo soldiers killed in Miranshah blast
MIRANSHAH


■ビンラディンが負傷という報道は嘘と米軍・NATO[050829 AFP]

米軍とNATOが、ビンラディンがアフガニスタン西部で負傷したという、イスラーム系ウェブサイトの報道を否定した。

米軍報道官のJames Yontsは、アルカイダのリーダーが、ヘラートに駐屯しているスペイン軍によって負傷させられたという報告を調査したという。「報告を見たが、何も証拠がなかった」とカブールで行なわれた記者会見で述べた。

この話は8月24日に、イタリアのウェブサイト『Adnkronos International』に掲載された。「いくつかのイスラーム系ウェブサイト」で掲載されたという2つのメッセージを引用し、ビンラディンがスペイン軍と衝突して負傷し、左足を負傷したという詳しい情報を掲載した。(中略)

NATO報道官は、「噂にすぎない。真実ではない」と、カブールで述べた。(後略)

hoonReports Bin Laden wounded untrue, say US and NATO
KABUL


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