【2005年9月19日〜9月25日】


■米軍ヘリ、アフガニスタンで墜落。5人死亡[050925 AP]

日曜日に、米軍チヌーク・ヘリコプターがアフガニスタン南部で墜落し、乗員5人が死亡した。米軍によると、撃墜された様子はないという。

CH-47は、ザーブル州のデイチョパン地区で軍事作戦を実施していた。米軍地上部隊が現場に駆けつけ、回収作業をしている。

「現時点では、敵の攻撃を受けたことを示すものはない」と、米軍報道官のJerry O'Haraが述べた。

ザーブル州知事報道官のGulab Shahは、墜落したとき、この地域で戦闘は行なわれていなかったと述べた。抵抗勢力と戦う米軍兵士を輸送したあと、基地に戻る際にヘリが墜落したと米軍から聞いている、と語った。

タリバン報道官のラティフ・ハキーミが『AP』に、抵抗勢力がヘリコプターを撃墜したと述べた。「仲間が山の上にいると、ヘリコプターが通過したために、撃墜した」という。(後略)

hoonU.S. Helicopter Crashes in Afghanistan, Killing 5

■米軍チヌーク、アフガニスタンで墜落[050925 BBC]

米軍のヘリコプターがアフガニスタン南部で墜落して乗員5人が死亡したと、軍が発表した。

チヌーク47が、ザーブル州のデイチョパン地区付近で墜落した。米軍地上部隊が、現場にいる。

アフガン高官によると、ヘリコプターは兵士たちを下ろしたあと、基地に戻る途中だった。

米軍高官は、敵に攻撃されたことを示す証拠はないと述べた。

タリバン報道官のラティフ・ハキーミは『BBC』に、「対空ロケット弾でヘリコプターを撃墜した」と、電話で語った。

ザーブル州知事報道官のGulab Shah Ali Khilによると、同盟軍は、デイチョパン地区のMara地域で作戦を実施していたという。「通常の作戦ではなかった。諜報情報があったために、現場に向かった。基地に戻る途中、墜落した」。(後略)

hoonUS Chinook crashes in Afghanistan

■「タリバン」アフガニスタンの刑務所になだれ込む[050924 BBC]

タリバンがコーストの警察本部と刑務所を襲撃し、戦闘員1人が死亡した。

土曜日早朝に、Ali Sher地域で襲撃があり、警察官1人が負傷した。警察長官Mohammad Auyubによると、襲撃者の中にはアラビア語とウルドゥーを話す者たちがいたという。

Auyubは、戦闘員がパキスタンとの国境を越えて逃げる際、刑務所内の武器庫を爆発させたという。「捜索したが、彼らを探し出すことはできなかった」。

これとは別に、Ali Sher地域の別の場所で、戦闘員1人が殺害された。

hoon'Taleban' storm Afghanistan jail

■おもちゃの飛行機[050924 BBC]

パキスタン軍は最近、ビンラディンが隠れていると噂される、北西部・部族地帯のアルカイダ基地を摘発したと発表した。

軍はジャーナリストたちを北ワジリスタンに連れて行き、軍事作戦の結果を披露した。しかし我々の特派員によると、作戦は成功とはいえないと言う。単に、関心を引くための展示会だったようだ。

まずペシャワルにある軍のキャンプに連れて行かれると、白いテープルクロスが敷かれた長テーブルに、武器が整然と並べられていた。対空銃、ロケット弾発射砲、カラシニコフなど。北ワジリスタンで押収した大量の武器の、ごく一部だという。迫撃砲、爆発物、そして黄色いの模型飛行機もあった。

《爆発物》

誰かが、おもちゃの飛行機を置き忘れたのだろうか? もちろん、ちがう。司令官によると、中国製のリモートコントロールスパイ偵察機だという。抵抗勢力たちが、軍の位置を偵察するために用いたらしい。

だって真黄色ではないか、と私が言うと、夜使用すれば、関係ないという。そのような頼りない飛行機にどうやってカメラを装置するのかと、ジャーナリスト数人が尋ねた。カメラだけではないという。爆発物1キロ分を搭載することができるとの答えが帰ってきた。

飛行機自体、1キロもないように見えた。臭い爆弾は搭載できるが、爆発物は無理だ。

《圧力》

しかしパキスタン軍は、質問されると苛立つ。軍ヘリコプターで北ワジリスタンに連れて行かれると、いかに彼らの仕事が大変かが納得できた。山また山を越える。深い森林に覆われた山もある。この広大な地域からアルカイダやタリバンを探し出すことは、並大抵のことではない。地元民のなかには、軍の存在を拒否している者もいることから、なおさらだ。

3年前まで、パキスタン兵はこの部族地帯には近づかなかった。しかしアメリカとアフガニスタンの圧力のもとで、南ワジリスタンを中心に、作戦を実施せざるをえなくなった。多数の犠牲者を出してしまった。

ジャーナリストは、パキスタン人でさえも、この地域に入ることは禁じられている。時折今回のように、軍がアルカイダに対して勝利していることを宣伝するために、ジャーナリストをこの地域に連れ出す。

アルカイダに対する作戦を実施したという最初の主張は、後に、精彩のないものになった。重要な外国人容疑者と言われた者たちは、アフガン人にすぎなかった。彼らが果たしてタリバンだったのかさえわからず、逮捕者に会うこともできなかった。そして摘発されたはずのアルカイダ基地は、これまで数回家宅捜索を受けていたマドラッサだった。

《思い違い》

ジャーナリストたちは作戦司令官であるサフダール・フセインに、ムシャラフの国連会議参加に、作戦の時期に合わせたのどうかと質問した。フセイン司令官は率直な、真面目な将軍だ。軍に誇りを持ち、パキスタンについて誤った報道をするメディアを警戒している。

彼によると、今回の作戦を実施したとき、ムシャラフがアメリカに行くことさえ知らなかったという。しかし、パキスタンがイスラーム過激派に対処することを、世界に示す必要性に迫られていることは確かだ。特にアフガニスタンからの圧力は強い。

今回は、いかに軍が国境地帯に兵士を派遣しているか、戦闘員を何人殺害し、何人逮捕したかが、繰り返し何度も説明された。2001年以来、パキスタン兵250人が死亡したことを強調した。

しかし、アフガン人たちはまだ満足しない。

そこで苛立ったパキスタン人は、国境に沿ってフェンスを建てることを申し出る。いまだに国境が定まらない、険しい山々を分断してフェンスを連ねるというのだ。

このアイディアは、軍の位置を偵察するために用いられたという、真黄色のおもちゃの飛行機と同じだ。しかしパキスタン人は大まじめだという。

イスラマバードに戻って、おもちゃ屋に行った。そこには全く同じの、同じモデルがあった。色も同じで真黄色だ。55ドル。スパイ偵察機が、こんなに安いなんて。

ohUnravelling the spin on a toy plane
Jannat Jalil

■北ワジリスタンで部族民20人逮捕[050924 News]

北ワジリスタン当局は、この地域にいる軍関係者を攻撃したとして、部族民20人を逮捕した。逮捕者の中には、Dattakhel地域に住むHamzoni枝族14人とTorikhel Wazir枝族6人が含まれている。

(中略)Hamzoni族たちは、Dattakhelの村に戦闘員の捜索のため村に向かおうとしていた軍を妨害しようとして、車列を攻撃した。またTorikhel Wazir族たちは、ミランシャーの軍施設にロケット弾を撃ち込んだとされる。(後略)

hoon20 tribesmen taken into custody in North Waziristan
PESHAWAR

■タリバン司令官、包囲か?[050923 Reuters]

米軍・アフガン軍がウルズガン州でタリバン司令官を包囲したと、アフガン高官が金曜日に述べた。

ウルズガン州知事のJan Mohammad Khanによると、タリバン司令官のダドゥッラー師がこの地域にいるという報告を受け、アフガン軍と米軍が木曜日に作戦を開始したという。「ダドゥッラーがここに来て、まだここにいるという情報がある。戦闘はまだ続いている」。

タリバン10人がウルズガン州の戦いで死亡したと、米軍が発表した。アフガン兵1人も死亡し、米兵1人が負傷した。しかし米軍報道官は、ダドゥッラー師に関する情報はないと述べた。(後略)

hoonAfghan Taliban commander said surrounded
KABUL

■タリバン14人殺害される[050923 AP]

戦闘ヘリコプターに援護された米軍とアフガン軍が、アフガニスタン中央部で14人のタリバンを殺害した。

木曜日と金曜日のウルズガン州の戦闘で、アフガン兵1人が死亡、米兵1人が負傷した。

(中略)戦闘は木曜日に、タリバン戦士たちが迫撃砲やロケット弾を用いてパトロールをしていたアフガン軍を攻撃したことから開始した。米軍が空からの援護を求め、戦闘ヘリコプターが爆撃を開始し、Deh Rawood地域で「敵の戦闘員」10人を殺害した。

金曜日にはウルズガン州のChar Chino地域で、再びタリバンと米軍・アフガン軍との戦いがあり、抵抗勢力4人が死亡した。(後略)

hoon14 Suspected Taliban Fighters Killed
AMIR SHAH

■アフガン人音楽家、殺される[090523 BBC]

アフガニスタン北部で、人気歌手と音楽家6人が銃で攻撃されて殺害された。

水曜日にJowzjan州で、Turkmen Quarab Nazarとその仲間が結婚式場から帰る際、乗っていた車に銃弾が撃ち込まれた。地元警察によると、タリバンの仕業だという。タリバン時代には、音楽や映画が禁止されていた。

しかしタリバンはこの地域で活動しておらず、地元の追い剥ぎの仕業とも考えられている。(後略)

garrAttackers kill Afghan musicians

■パキスタンのマドラッサ問題「解決」[050923 BBC]

パキスタンによると、マドラッサとの対立は解決し、これから政府への登録が開始されるという。

マドラッサは、政府が登録内容に含めていた資金の明示を取り下げなければ、協力しないとしていた。宗教省高官によると、この項目は取り下げれら、資金を明示する必要はないという。

(中略)詳細は明らかにされなかったが、宗教省報道官によると、マドラッサは毎年その年の会計報告を提出するだけでよいという。今後12月31日までに、1万3000校が登録することになる。(後略)

hoonPakistan madrassa row 'resolved'
Zaffar Abbas

■パキスタン系アメリカ人「ジハード」で告訴[050922 BBC]

カリフォルニアの検察当局は、アメリカに対して「ジハード」を計画していたとして、ロディで逮捕されたパキスタン系の男性を告訴した。

Hamid Hayatは、テロリストに物資的援助をしていことと、FBIに虚偽の発言をしたとして告訴された。

取り調べで、Hayatはパキスタンでテロ訓練を受け、ジハードを実行しにアメリカに来たことを認めたという。弁護士は、このような事実を立証する証拠がないと述べた。

告訴状によると、Hayatはパキスタンの訓練所で、「ジハードを実施するための肉体訓練や武器訓練」を受け、これを「別の人間の指示で実行する」ように訓練された。

検察当局によると、HayatはFBIに、自分は「パキスタンのさまざまなテロ組織の性質や構造を熟知しており、ジード訓練所に参加するための方法を知っている」と述べたという。

しかしHayatの弁護士は、Hayatが訓練所に参加した証拠はないと述べた。また親戚も、彼がテロに関わっていたことを否定した。Hayatがロディで何を企んでいたかは、明らかになっていない。

2人のロディの宗教指導者Shabbir AhmedとMuhammad Adil Khanが取り調べの結果、国外追放になった。先月FBIは、Khanはビンラディンと関係のあるタリバン司令官から命令を受け、それをAhmedに伝えたという。Hayatは、Ahmedから命令を受けることになっていたらしい。Hayatの父親も、FBIに虚偽の発言をしたとして、逮捕されている。

hoonPakistani-American 'jihad' charge

■アフガン選挙、レベルを上げる[050922 BBC]

選ばれたら、自分たちにどういう役割が課されているか、どのような責任や権力があるかを全く認識していない候補者に、投票しなければならないとしたら。

アフガニスタンの数千人の候補者たち、このような者たちだった。4分の1が女性である。34州の430議席を、これらの者たちが争った。選挙法が、たった3週間前にできたばかりだったからだ。したがって、ほとんどの候補者が、選挙前にこれを読んでいなかった。

《英雄的努力》

しかし混乱にもかかわらず、選挙は歴史的な出来事だ。すべての大きな進歩−−新憲法、大統領選挙−−は、国連の監視下で行なわれた。

街頭政治よりも街頭抗争にたけたアフガン人たちは、水にとびこむアヒルの行列のように、選挙を受け止めた。人々は熱狂した。6000人の候補者たちのポスターが、国中に貼られた。タリバンに攻撃されても、人々は無視した。

立候補者たちの英雄伝は、1980年代のソ連や1990年代のタリバンと戦った犠牲者たちと同様、心をゆさぶる。数百人の女性候補者たちが、男性にまじって勇敢に戦った。

いっぽうで、選挙に対する一般の期待も高かった。資金の欠如を考えれば、期待は高すぎるといえる。選挙後は、国家の未来は大きな不安に包まれるだろう。

《レーダーのはずれたところで》

かつてはアルカイダの巣窟、今はタリバン運動とヘロインの巣窟であるアフガニスタンは、国際社会の最大の関心事であるべきなのに、忘れ去られている。イラク戦争が、アフガニスタンの酸素を吸い取ってしまった。(中略)

アフガン人たちにとって、欧米は仕事をすべて中途半端に残したまま、アフガニスタンから撤退の道を探っているように見える。最近ラムズフェルドは、6ヵ月以内に米軍2万人を撤退させたいと述べた。

アメリカの撤退を埋めるのが、NATOだ。米軍が戦いを続け、NATOが平和維持に従事する。来春、米軍とNATOの指令系統が融合する予定だ。しかしフランスやドイツは、1人の司令官のもとでタリバンと戦うことを、拒否している。「そのうち、NATOが抵抗勢力と戦うようになれば、好ましい」と、ラムズフェルドは最近発言した。

《カルザイの問題》

カルザイは、アフガニスタンの平和維持を誰が行なうかに関して、気をもんでいる。アフガニスタンはまだ欧米に守られ、資金も必要としている。カルザイは、いまだに国家作りに成功していない。

大統領選挙に勝利したあと、今後は軍閥や麻薬密売人を厳しく取り締まると約束したにもかかわらず、いまだに何もしていない。軍閥や麻薬密売人は、1人として裁判にかけられていない。

軍、警察、法組織、官僚などが、欧米の資金で訓練されている。しかしカルザイ自身のチームは、国家に対して誇れるような犠牲や奉仕もしていない。

選出された候補者は、今後、苛立つことになるだろう。新国会は、発展への道を討論するのではなく、アンチ・カルザイ批判で高揚することが予測される。

カルザイには、まだばん回する猶予がある。最終的に重要なのは、欧米の撤退ではなく、欧米が新たにアフガニスタンを援助することで、これによってのみ、アフガン人たちの問題は解決され、国民は国家の再建に向けて動いていくだろう。

hoonAfghan election raises the bar
Ahmed Rashid

■カブールの投票率、低下[050922 AP]

カブールの選挙民の3分の1だけが日曜日の選挙に投票したと、木曜日に高官が語った。人々が、アメリカに支援された政府や国家再建に対して、幻滅を感じていることが予想される。

アフガニスタンの主な選挙会場からの報告によると、約660万人が投票した。これは国民の53%である。しかしカブール周辺の投票率は、36%に留まったという。

多くのアフガン人が、選挙を歓迎した。しかし首都で投票率が低かったこと−−登録選挙民1240万人の10%以下−−を見ると、別の見方ができる。国家再建、経済の活性化、安全の確立などをもっと性急に行なわなければならないということだ。タリバン政権崩壊後の2001年から、それほど変わっていないと人々は感じている。(後略)

hoonKabul Reports Low Voter Turnout
STEVE GUTTERMAN、KABUL

■米将軍、アフガニスタンでの戦法を擁護[050922 AP]

アフガニスタンの大統領の抗議を受けて、米軍の将軍が木曜日に、空爆は抵抗勢力に対して有効であり、家宅捜索も通常、アフガン軍兵士と協力して実施していると反論した。

カミヤ中将は、米軍は今後もタリバンと戦うことを予想しているため、空からの攻撃が必要だと述べた。ブッシュ大統領もワシントンで、同様の意見を表明した。アフガニスタンに駐屯している1万8000兵はまだ任務を完了しておらず、「若い政府を転覆させようとするテロリストたちがまだいる」と述べた。

これらのコメントは、外国軍が大規模な作戦を実施する必要性を疑問視した、カルザイ大統領の発言と相反する。カルザイは、米軍主導の同盟軍は「テロリストが訓練され、基地がある場所」に焦点をおくべきだと述べた。

しかしカミヤは報道陣に、「問題の一部はパキスタンにあるかもしれないが」、抵抗勢力は国内にいると述べた。地方に政府の権限が行き届かないことや貧困のために、若者たちが抵抗運動に参加しているという。再建プロジェクトにより新たな仕事を増加し、法が完全に施行されるまで、暴力は存続するだろうという。

軍は、暴力が頻発する地域に住む人々がタリバンに参加しないよう、毎月数百万ドルを費やして毎日1万1000人のアフガン人を雇い、再建プロジェクトに参加させているという。冬になれば抵抗運動は低下するだろうが、雪解け頃になれば再び活発になるだろうと予測した。「政府が強力になるまで、春になれば抵抗運動が始まる」。「我々の軍事力の用い方は、統制されている」という。(中略)

また家宅捜索に関しては、このような作戦のほとんどは、アフガン兵や警察と一緒に行なっていると述べた。「アフガン人の家庭の中に入る場合、我々は静かにドアを叩き、礼儀正しく、まず許可を得て、それからアフガン兵に家宅捜索させる」という。「もちろん、諜報情報や非常事態のために、このような行為ができない場合もある。しかしこのような例は少なくなっている」。

タリバン報道官のラティフ・ハキーミは、日曜日の選挙を妨害できなかった抵抗勢力は、同盟軍や政府を標的に攻撃を続ける」と述べた。「我々の気勢は高まっている。戦いはやめない。そのために、喜んで死ぬ」という。「アフガン人は我々を支持し、我々が行く所どこでも、我々に協力してくれる」。

hoonU.S. General Defends Afghanistan Tactics
DANIEL COONEY、BAGRAM

■ラホールの2件の爆発で6人死亡[050922 AFP]

ラホールで数分おきに自転車爆弾が爆発し、少なくとも6人が死亡、30人以上が負傷した。

最初の爆弾はミナール・イ・パキスタン碑のそばで爆発し、市民1人が死亡、13人が負傷した。数分後、ラホール最大の商店街のIcchraで、2番目の爆弾が爆発した。その場で4人が死亡、20人が負傷したという。

治安部高官によると、爆弾は自転車に仕掛けられていた。「何者かがやってきて、自転車を変電機の下においた。数分後に大きな爆発があったと、Icchraの店員が語った。

これとは別に、バローチスタンのカラートで2件の爆弾事件があり、2人が負傷した。最初の爆発は水曜日に、ガスパイプラインのそばで起こった。負傷者もなく、ガスパイプラインに対する大きな被害もなかったという。15分後に別の爆弾が爆発し、電話局の窓が割れ、通行人2人が負傷した。(後略)

garrSix killed in two blasts in Pakistan's Lahore
LAHORE

■ハラカット、司令官の引き渡しを要求される[050922 Daily Times]

法執行機関は、改称後にJamiatul Ansarとなったハラカット・ウル・ムジャヒディンのリーダーたちに、前司令官のMaulana Fazlur Rehman Khalilの居場所についての情報提供を求めた。

法執行機関はJamiatul Ansarの有力者Farooq Kashmiriに、3ヵ月前から地下に潜っているKhalilの居場所についての情報提供を求めた。タリバンのリーダーと関係した疑いで、再逮捕される可能性があるという。Khalilは、野党のリーダー、マウラナ・ファズール・レーマンに、法執行機関と交渉してもらうために接触したという。「Khalilは、アメリカで逮捕されたHumid HeatとUmber Heatが彼の名前を出したあと、レーマンにコンタクトをとった。2人は、Khalilが運営するラワルピンディの軍事訓練所で訓練されたといわれる」と、情報源が語った。(後略)

hoonHarkat pressed to hand over its commander
Mohammad Imran、ISLAMABAD

■日本、アフガン軍に対する援助を拡大[050921 AP]

日本は、インド洋上におけるアフガニスタンの米軍主導軍に対する援助をさらに1年延期する予定だと、政府報道官が水曜日に述べた。

Hiroyuki Hosodaによると、水曜日に予定されている特別国会の主な議題となるという。「政府と与党は、さらに1年、海上自衛隊の派遣を延長する法案を準備している」と、報道陣に語った。派遣の延期を1年にするか2年にするか、意見が分かれたが、「1年が妥当」という。

(中略)海上自衛隊は2001年11月以来、インド洋にいる同盟軍の戦艦に燃料を供給している。(後略)

hoonJapan to Extend Afghan Troop Aid Mission
HISAKI WATANABE

■戦闘員の資金源、カルザイが同盟軍に促す[050921 New York Times]

カルザイ大統領は火曜日に、アフガニスタンで軍事作戦をすることの必然性を問い、これ以上空爆を実施しても効果がないため、米軍主導の同盟軍は、戦闘員たちの流入を防ぐべきだと述べた。

パキスタンを暗にほのめかしながらカルザイは、テロリズムに対する戦いは「テロリストたちが訓練される場所や基地、彼らに対する資金源、彼らのもとに入ってくる金」に対処するべきだと語った。アフガン高官たちは、タリバン戦闘員たちはパキスタンに隠れ、そこでメンバーを募集して訓練し、資金も得ていると訴えていた。

さらに米軍は、アフガン政府の許可なしに家宅捜索をしてはならないと付け加えた。一般市民がまきぞえになる可能性がある空爆や家宅捜索は、アフガニスタンでは非常に評判が悪い。

カルザイ大統領が米軍の存在に不満を表したのは、初めてのことではない。6月にカルザイはブッシュ政権に、2万兵の軍事力を持つ軍の作戦に関して、アフガン政府がこれまで以上に権限を持ちたいと申し出ていたが、却下された。

カルザイの、空爆が効果的ではないという発言に関して、ラムズフェルド国防省長官は「地上に大量の兵士や敵がいない場合」、空爆は効果的ではないことを認めた。しかしアメリカは対テロ活動に関して、すでにアフガン政府と協力していると述べた。

(中略)カルザイ大統領は、パキスタンは以前にも国境にフェンスを張ることを申し出たが、この考えを却下したという。パキスタンとアフガニスタンの国境は公的なものではなく、100年以上前にイギリスが決めた行政的なデュランド・ラインを今でも用いている。

カルザイは、デュランド・ラインは部族や家族を分断しているために、フェンスを作ることは難しいという。「人々を分断するだけで、テロリズムを防がない」。(後略)

hoonAttack Source of Militancy, Karzai Urges U.S. Coalition
CARLOTTA GALL、KABUL

■兵士、部族民、ワジリスタンの爆発で死亡[050921 News]

火曜日に南ワジリスタンのシャカイ地域2ヵ所で地雷が爆発し、パキスタン陸軍兵士と親政府派部族民2人が死亡、9人が負傷した。

行政側や部族民の情報源によると、火曜日早朝に発生した最初の爆発で、セポイのFida Khanが死亡し、5人の兵士が負傷した。隊が地域社会をパトロールしていたところを攻撃され、ジープがリモートコントロールで操作された爆弾で爆発した。現場はシャカイのLanday Naraiである。

(中略)2番目の爆発もシャカイで起きた。親政府派の長のMashhad Khanの一行が、標的だったようだ。彼らの車がDeen Islamマドラッサに到着した際に、攻撃され、1人が爆発で死亡した。これらの部族民たちは、シャカイ地域にいる戦闘員たちの追跡に協力していた。

いっぼう軍によると、シャカイの爆発があった現場付近を家宅捜索し、部族民4人を逮捕した。家の基部から武器が押収された。また対空用の銃も押収されたという。(後略)

hoonSoldier, tribesman killed in Waziristan mine blasts
Sailab Mahsud、TANK

■戦闘司令官の部下間で衝突。3人負傷[050920 News]

南ワジリスタンのジョンドーラ・バザールで、アブドッゥラー・マフスードの部下と、彼の前の仲間、バイトゥッラー・マフスードの部下との間で銃撃戦となり、3人が負傷した。

負傷者の中には、アブドゥッラー・マフスードの支持者、Ahmad Khanがいるという。仲間が、負傷した彼を連れ去った。他の負傷者は、バザールの通行人だった。

目撃者によると、アブドゥッラー・マフスードの部下が、バイトゥッラーの支持者に手榴弾を投げつけた。その後、カラシニコフを用いた銃撃戦となった。アブドゥッラーの支持者は、バイトゥッラーが政府と和平交渉を結んだことに腹を立てていた。

(中略)

いっぽう北ワジリスタンに駐屯している国境警察と軍の建物に、ロケット弾7発が撃ち込まれた。負傷者はいない模様。(後略)

hoonThree hurt in clash between militant commanders’men
PESHAWAR

■アルカイダ、ロンドン爆発の声明を発表[050919 BBC]

アルカイダのザワヒリが初めて、ロンドンの自爆テロを実行したという声明を発表した。

アルジャジーラが発表したビデオによると、アルカイダは攻撃を実施する「栄誉」を得たという。以前ザワヒリは、爆弾事件を賛え、イギリスの政策を非難した。

新たなテープでは、アフガニスタンの国会選挙についても非難した。アメリカの占領下では、自由はないという。

ターバンを被り、スクリーンの外の人間に向かって語るザワヒリは、「誉れある」ロンドンの攻撃は、「100年間におよぶ、イスラーム国家に対するイギリス十字軍の傲慢さと、アメリカ十字軍の攻撃性に対するものだ」と述べた。(後略)

garrAl-Qaeda claims London bombings

■アフガニスタン選挙率低下[050919 BBC]

アフガニスタンの国会議員・地方選挙は、去年の大統領選挙よりも投票率が20%の低下したようだ。選挙に登録した有権者の55%が投票したと、高官が『BBC』に述べた。

投票率が低下した理由はいくつかあるが、候補者が軍閥だったからと述べる者が多い。また選挙が複雑すぎたという意見もあった。

政府によると、開票は火曜日に開始される。

フランス兵を含む6人が、抵抗勢力の攻撃で死亡したが、それほどの混乱はなかった。

2つの選挙に、5800人が立候補した。政策を表明した立候補者はほとんどいないため、誰に投票したらいいか、わかりにくかった。

(中略)カブールやその周辺の地域では、去年の大統領選よりも、投票に訪れた人々の数が少なかった。カンダハルでは、女性の投票者のほうが、男性よりも多かったと『BBC』の特派員が報告した。

特派員によると、投票所での混乱はなかったとようだ。南部や東部では抵抗勢力による攻撃があったが、これらは、選挙に反対するタリバン支持者の仕業だったという。

移動手段がないことや、険しい地形、識字教育が行き届いていないために、写真やシンボルで候補者を選出することを難しく感じた人々がいたことなどか、投票者数が少なかった原因の一部である。

hoonSharp drop in Afghan poll turnout

■陸軍高官3人、アルカイダとの関係で服役[050919 Daily Times]

陸軍裁判所は、アルカイダと関係があるとして陸軍高官3人を有罪に、他の3人を除隊した。

Khalid Abbasi大佐、Adil Qudooss少佐、Abdul Ghaffar大佐、Attaullah少佐、Usman Zafa、Rohail Faraz少佐が、アトック城で取り調べを受けた後、8月にPanu Aqil駐屯所の軍法廷で裁かれた。

Qudooss少佐は10年、Abbasi大佐は6ヵ月、Ghaffar大佐は3年の刑を宣告され、残りの3人は除隊された。

Qudooss少佐は、2003年3月に、Khalid Shaikh Mohammadが逮捕された後に逮捕された。(後略)

hoon3 Army officers jailed for Qaeda links
Mubasher Bukhar、LAHORE

■タリバン、51ヵ所で攻撃したと主張[060919 News]

タリバンは、日曜日に実施されたアフガニスタンの総選挙を妨害することができなかったが、報道官のラティフラー・ハキーミが、アフガニスタン各地51ヵ所で、欧米主導の同盟軍に対して攻撃を実施したと主張した。

報道官が『News』に語ったところによると、外国兵31人とアフガン国軍兵49人が、土曜日と日曜日に死亡したという。またウルズガン州では3ヵ所、ヌーリスタンとカンダハルでは2ヵ所、ラグマン、ガズニ、ザーブル、クナールではそれぞれ1ヵ所ずつ、計11ヵ所の投票会場に放火したという。

ハキーミの主張を裏付ける証言は何もない。米軍やアフガニスタン政府は、タリバンの主張を否定した。タリバン、アフガン政府、米政府は、それぞれ戦闘報告をするが、どの報告も裏付けを取ることができず、大げさな主張が頻繁にある。

ハキーミは、タリバン戦士のうちには、死亡あるいは負傷した者はいないと主張。またタリバンは、一般市民を殺害していないという。

ハキーミによると、同盟軍の戦車7台とアフガン国軍の車両7台が、タリバンに攻撃され、炎上したという。土曜日の夜に戦車は破壊され、日曜日の朝、カンダハル州のLoi Karezとスピンボルダックの間にあるMajal村の近くで、フランス人奇襲部隊員とその他の外国人兵士4人を殺害した。戦車は、カンダハルのShah Wali KotとShahr-i-Saffa地方、ヘルマンド州のNawaと Dilaram地方、ガズニとワルダックで破壊された。

さらに過去2日間の、タリバンゲリラの攻撃について語った。カンダハルでは11ヵ所、ウルズガンでは9ヵ所、クナールでは7ヵ所、ザーブル、ナンガハールでは4ヵ所、ヌーリスタン、ラグマン、ガズニでは3ヵ所、ロガールでは2ヵ所、カブール、カピサ、ワルダック、ヘルマンド、ニムルーズでは1ヵ所ずつ攻撃を実施した。

主な攻撃としては、カンダハルのGhorakとMewandの間にあるKagatoriで、米軍戦車がリモートコントロールで捜査された地雷が爆発し、米兵4人が死亡した。

またナンガハール州のKhugianiでも、米軍が襲撃されたという。クナールのNarai地方では、アフガン警察官5人を殺害、カンダハルのArghandab地方では、警察官6人が殺害された。さらに土曜日には、ロガールのMusaye地方の警察長官と警察官5人も、襲撃されて死亡したという。ザーブル州のHazartakでは、アフガン国軍7人を殺害したと主張した。

smellTaliban claim 51 attacks launched
Rahimullah Yusufzai

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2005.