【2005年12月26日〜2006年1月1日】


■新アフガン国会とカルザイ、カブールの道路封鎖撤去を要求[060101 New York Times]

アフガニスタンの新設された国会は、大使館や外国の請負会社、米軍などが自分たちの施設の周囲にバリケードを張り、カブールの道路を封鎖して一般市民の生活に支障が出ていることに対して、政府に対処するように要求している。

カルザイ大統領と内務省は、国会の圧力や一般市民の不平に答えて、金曜日に外国や国内すべての組織に、カブールの道路を封鎖しているすべてのバリケードの撤去を1週間以内に行なうように要求した。

日曜日に米軍の警備会社が、米軍本部近くの安全バリケードを撮影したアルジャジーラテレビの職人3人を拘束した。アメリカ大使館と米軍本部は、施設の周囲の道路を封鎖している。

(中略)「外国の王子や軍閥王子が封鎖している道路を解放するべきだ」と、国会のRamazan Bashardostが語った。

金曜日にカルザイがバリケード排除令を出したあと、内務省は米軍やDynCorpのようなアメリカの警備会社、援助団体や大使館を含むさまざまな外国組織に、1週間以内にバリケードを排除するように要求した。

内務省は46ヵ所を特定して、バリケードを排除するように要求した。例外は認めないという。

米軍は、これに即時に従ってはいない。米軍主導の同盟軍代表は「一般的要求があることは受け留めた」と、土曜日に米軍報道官が述べた。この件は受け入れられたわけではなく、さらに話し合いを行なうという。

米軍の警備会社は日曜日に、米軍本部を撮影したとして、アルジャジーラ職員を6時間拘束したのちにアフガン警察に引き渡したが、その後そのまま解放された。しかし米軍はカメラなど、職員の機材を取り上げたという。

米軍報道官によると、職員は本土の「機密部分」を撮影した証拠があると述べた。

hoonNew Afghan Parliament and Karzai Act to Rid Streets of Kabul of Security Barriers
CARLOTTA GALL

■フランス人イスラーム過激派の裁判、改宗者の役割を浮き彫り[060101 Washington Post]

殺人とイスラーム原理主義戦士として起訴された過去を持っていても、LionelDumontは女性を引きつけた。優しい笑顔と茶色い瞳の前フランス・カトリックの学生は、世界各国で女性をたぶらかし、捜査網をくぐりぬけたりイスラーム過激派と接触するために彼女たちを利用してしていた。彼に対する逮捕状は、10ヵ国以上で発行されている。

裁判記録によると、タイの海岸でそれぞれ声をかけられたドイツ人女性観光客2人が、武器や資金の輸送のために利用されている。

12月にフランス北部で開催されたDumontの裁判でこの2人の女性は、彼がイスリラーム原理主義者で、2年前にミュンヘンで逮捕されたなど考えられないと証言した。マレーシアでDumontと結婚した37歳のCelia dos Santosは、ドイツとポルトガルに住んでいる親戚に彼を紹介するために、彼を実家に連れ帰ったという。「彼がテロ行為に関わっていたなど、考えられない」と語った。

ヨーロッパの対テロ高官や専門家たちは、Dumontの例は、アルカイダなどの過激派組織がイスラーム改宗者たちに依存するようになってきている事実、そして彼らが戦略を考えたり攻撃を実施するためのリーダーシップを取り始めていることを物語っているという。

1991年にイスラーム教に改宗したDumontは、ボスニアで戦い、1996にフランスで開催された主要7ヵ国会議を狙って爆弾攻撃を計画していたと見ている。そしてヨーロッパやアジアで数年過ごし、アジトで資金を集めながら組織を作っていたようだ。

改宗者たちは、怪しまれずにヨーロッパ、アジア、北アメリカを自由に動けるので、イスラーム過激派組織に重宝がられている。自分たちの献身ぶりを証明するために、危険な仕事に従事する傾向にもあるという。

「最近の傾向では、アルカイダにとって改宗者たちは完全なメンバーと見られいてる」と、イスラーム過激派の権威であるOlivier Royが語る。「アルカイダにとって、改宗者たちは単に危険をくぐり抜けるツールではない。グローバル運動につながる大事な要員だ。ここ8年の間に、あらゆるアルカイダ組織に改宗者がいる。偶然なことではなく、大事な構成員となっている」。

アルカイダ幹部たちに信頼されている改宗者たちも大勢いる。2003年にパリで逮捕されたポーランド生まれのドイツ人Christian Ganczarskiはアフガニスタンで訓練を受け、ビンラディンに会った。彼はKhalid Shaikh Mohammadと直接接触してアメリカを攻撃し、アフリカへの攻撃計画にも加わっていた。

イギリス市民のDhiren Barotは、2004年のニューヨークとワシントンの金融機関攻撃計画の首謀者といわれる。彼はヒンドゥー教徒の両親を持つが、20歳の時にイスラームに改宗した。Barotは去年パキスタンで逮捕されたリビから、直接指令を受けていたと見られている。

アルカイダ幹部と関係がある改宗者のなかには、アメリカで「ダーティー・ボム」攻撃を計画していたといわれるアメリカ市民のJose Padilla、ロンドンの住民でエチオピア生まれのBinyam Mohammedがいる。「靴爆弾」のリチャード・リードも、アルカイダ幹部から指令を受けていた。

改宗者たちは歩兵としても、リクルートされている。ベルギー生まれの38歳の前カトリック教徒Muriel Degauqueは、ヨーロッパ出身の最初の女性自爆犯になった。

フランスにはムスリムが5万人いると言われるが、過激派の問題は年々悪化している。「改宗者たちが、なかでももっとも過激になっている」と、フランス紙『フィガロ』でJean-Louis Bruguiereが語る。「今日改宗が急速に進んでいる。彼らはさらに原理主義的になっている」。(中略)

《「説明の必要なし」》

Lionel Dumontはカトリックを捨て、ムスリムになることを決心した。ムスリムになったことに、「説明することはない」と、裁判で語っている。

1990年初頭に兵役でソマリアとジプチに派遣された際、さらに信仰が深まったという。フランスに戻るとモスクに頻繁に通うようになった。そこで医学生だったChristopher Cazeにあった。

当時バルカンでは民族戦争が続いていた。そして同じく改宗者だったCazeにボスニア行きを誘われた。フランスの裁判記録によると、カリスマ的で暴力的な男だったCazeは、殺害したセルビア人の頭でサッカーをしたという。

Dumontは1990年中庸にアフガニスタンとパキスタンの軍事訓練所をお訪れている。そしてフランスに戻ると、Cazeが率いる「Roubaixギャング」という過激派組織に参加した。1996年3月のG-7会議を狙うために装甲車を盗み、車爆弾攻撃を計画した。Cazeを含むほとんどのメンバーが、警察との銃撃戦で殺害された。Dumontはボスニアに逃走した。

《逃亡と旅》

1997年に彼はボスニア人警察官を射殺したとしてZenicaで逮捕され、20年の刑を宣告された。同じ頃、フランスでも「Roubaix」の活動に関して、不在裁判で有罪となった。しかし、フランスに引き渡される5日前に脱走したのだ。

(中略)Dumontは逃走中、日本や東南アジアで中古車を売っていたことを認めたが、9.11には関係していないと主張している。「トラボラよりも、タイの海岸のほうが好きだ」という。

しかし捜査官たちは、彼が日本でテロ組織を立ち上げる計画を練り、この地域で過激派たちに資金を調達しようとしていたと見ている。(後略)

hoonTrial of French Islamic Radical Sheds Light on Converts' Role
Craig Whitlock、DOUAI

■パキスタンの「タリバン」、部族地帯でのさばる[051230 Reuters]

アフガニスタンのタリバンに追随するパキスタン人たちが部族地帯でのさばり、政府軍が駐屯しているにもかかわらず、ライバルたちを殺害している。

自分たちをタリバンと呼ぶ戦闘員たちの言葉が、北ワジリスタンの一部では法になっている。軍は、口出しせずに静観している。

「もはや軍はコントロールできなくなっている」と、ジャーナリストのラヒムラー・ユースフザイが語った。北ワジリスタンでは、政府の権威は「完全に失墜した」。「タリバンが統治している」。

(中略)戦闘員たちは、今年に入って対抗するライバル20人以上を殺害しているが、政府はこの地域一帯をコントロール下に置いていると語る。軍報道官のショーカット・スルタン中将は、当局は「状況を把握」しているが、「現状では軍事作戦を実施するのではなく、政治的な解決法を優先している」と述べた。

行政官のZaheerul Islamも、暴力沙汰は部族間の対立であり、「政府のコントロール下にある」と述べた。

しかし、法や秩序はほとんどない状態だ。「パキスタン軍ではなく、アルカイダと関係のある要員たちが地域を支配している」と、『Daily Times』が報道した。

(中略)政府はこの地域に約7万兵を派遣したが、アナリストの中には、軍が介入したことで地域は混乱してしまったと述べる。「軍は判断を誤った」と、前パキスタン軍高官で外交官でもある、アナリストのAyaz Amirが語る。「軍は部族の長老たちと取り引きをするいっぼうで、アルカイダと関係のある戦闘員たちを追っている」。「その結果信用をなくし、状況は悪化した」。

政府のキャンペーンを支持した部族の長老約50人が殺害されているが、軍は取り締まりができない。「結果的に軍は堅く守られた基地の中にとどまり、タリバンたちが空白地を埋めている」とAmirが語る。

12月6日には、戦闘員とHakim Khanをリーダーとする対立するライバル同士の衝突があった。Khanの部下10人が殺害された。(中略)数日間、戦闘員たちがミランシャーを車で走り回り、さらに関係者たちを斬首していった。

住民によると、戦闘員たちは犯罪と戦うための資金を徴収し始めたという。住民のなかには、武器を持ち歩いてはならないという法を無視する戦闘員たちを支持する者たちも出てきた。

スルタン軍報道官は、今後さらに状況が悪化したら行動すると述べたが、別の高官によると、そのようなことはないだろうと言う。「部族間の争い事には、介入できない」。

garrPakistani "Taliban" gain sway in tribal region
Raja Asghar、ISLAMABAD

■イスラーム過激派、日本に基地を[051230 AFP]

警察は、パキスタンのイスラーム過激派組織の人間が日本を攻撃するための基地を設置するために、日本に侵入したと見ている。

シパ・エ・サハバの男性メンバーが2003年に日本に侵入したことが、警視庁の書類から判明した。警視庁は30歳ぐらいのこの男性が、東京にあるモスクを頻繁に訪れていたことをつかんみ、この男の行方を追っている。

警視庁は男と接触していたパキスタン人男性1人を、入管法違反で逮捕した。(後略)

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TOKYO

■オマール師は元気とタリバン司令官[051230 Daily Times]

アフガニスタンで戦っているタリバン司令官がアメリカのテレビに出演し、自分の部隊が米海兵隊員3人を殺害し、チヌークヘリコプターを撃墜したと語った。

NBCテレビが、35歳のイスマイル司令官を8月と今月再びインタビューした。イスマイル司令官は顔を覆ってインタビューに答えた。2度とも、自分たちの居場所が特定されないように注意していたという。NBCのプロデューサーは、7時間にわたる旅を強いられた。

イスマイルによると6月に、アフガニスタンでアメリカの特殊部隊員を、罠にかけたという。「もし彼らが攻撃されたら、仲間が救出に来ることがわかっていた。戦場の約束だ」。NBCが入手した戦場のテープには、海兵隊員に投降させようとするが、失敗する様子が映っていた。

米軍が救出のためにヘリを送ると、イスマイルの部下たちがロケット弾を持って待ち構え、ヘリを撃墜。その後武器やハイテク器機を回収するために散って行った。イスマイルは、オマール師は元気で、ムジャヒディンたちを統率していると語った。(後略)

ohTaliban commander says Mulla Omar alive and well
WASHINGTON

■ワジリスタンで国境警察隊兵士1人死亡[051230 Daily Times]

南北ワジリスタンでは、暴力沙汰が続いている。北ワジリスタンで水曜日に国境警察隊兵士が戦闘員に殺害され、南ワジリスタンでは治安部隊のチェックポスト付近で爆発があった。

(中略)北ワジリスタンのKazha Datakhel地区で、RAWの工作員と疑われているアフガン人2人を当局が水曜日に逮捕した。軍は2人を長期間追っていたという。男はコーストのGul AnarとGul Amirだという。

hoonFC man killed in Waziristan
WANA

■行方不明のジャーナリストに関して抗議[051230 Daily Times]

部族民たちが木曜日にミール・アリ〜バヌの幹線道路を封鎖して、部族民ジャーナリストHayatullah Khanが行方不明になっていることに関して抗議した。Hayatullahは誘拐されたのではなく、当局に拘束されているとみられている。Hayatullahが属すHurmuz族は48時間の期限を設け、それまでにHayatullahを釈放するように求めた。しかし当局が協力を約束したために、1月3日まで期限を延期して、道路の封鎖を解除した。

smellTribesmen protest disappearance of journalist
MIR ALI

■パキスタン、タリバン司令官を不在のまま有罪に[051229 Reuters]

パキスタンの裁判所は、国会議員の殺害を計画したとして、欠席裁判でタリバン幹部に終身刑を言い渡した。

タエッタで開催された対テロ裁判所は水曜日に、ダドゥッラー師とともに、裁判に出席したパキスタン人部下2人に判決をくだした。

ダドゥッラー師のほかに逃走中の3人のタリバンが、同様の宣告を受けた。一方3人目のパキスタン人は、無罪となった。

イスラーム神学者協会のMaulana Mohammad Khan Sheraniが、2004年11月にバローチスタン州で地雷の爆発により殺害されそうになった。イスラーム神学者協会は親タリバン派であるが、バローチスタンでは現支配政権と協力しており、Sheraniはムシャラフ大統領に懐柔している。

Sheraniの弁護士Kamran Murtazaによると、ダドゥッラーの命令に従って爆弾を爆発させたと2人のパキスタン人が発言したことから、ダドッラーが起訴された。Sherani自身は、ダドゥッラーや他のタリバンを名指しで非難してはいない。

hoonPakistan sentences Taliban commander in absentia
QUETTA

■ワジリスタンの戦士たち、政府を悩ます[051229 Daily Times]

北西辺境州知事のKhalilur Rehmanは、「安全宣言」が発表されたあとの南ワジリスタンをコントロールするために、その手腕が問われている。

「2日にわたってワナの状況を州知事の話し合い、今日はペシャワル警察司令官とも話し合う予定だ」と、ワナの国会議員Maulana Abdul Malickが語る。

「南ワジリスタンは、以前、政府の指名手配者リストに入っていた人間たちに支配されている。外国人戦闘員も、自由にうろついている」という。

南ワジリスタンの国会議員Maulana Mirajuddinも知事との話し合いに参加した。連邦政府と部族民との間では、南ワジリスタンの「テロとの戦争」に関して意見の隔たりがある。「深刻な問題は、軍事作戦のあとになって発生した。部族民たちの怒りは、政府が力で問題をねじ伏せようとしていることから生じる」と、Mirajuddinは語る。

南ワジリスタンのMMAの国会議員たちは、アルカイダとタリバンに対する軍事行動は「間違い」だったという当初の発言を再び強調し、話し合いで問題は解決できたはずだと主張。「ムシャラフは、ワジリスタンの人間に9.11以後の親米政策を受け入れさせることができないでいる。ワジリスタンの人間は、政府が軍事作戦を実施するほど悪い人間ではないはずだ」とMirajuddinはいう。

Mirajuddinは、今後この地域で軍事作戦を実施することは政府の益にはならないと語る。「軍事作戦を行なえば、部族民の政府に対する感情はますます悪化するはずだ」。

アナリストによると、サフダール・フセイン知事の後継者は、南ワジリスタンとの話し合うことを望むだろうと語る。しかし「ワナの情勢を静観」することは危険だと警告する。和平条約が結ばれた時期以前より、戦闘員たちは我が物顔に町を歩き回っている。「2004年の成功を良い方向に向かわせる転機にすることができなかったパキスタンは、2005年になって南ワジリスタンを失ってしまったといっていい」。

治安上の理由から、南ワジリスタンの大勢の人間がデーラ・イスマイル・ハーンに移住しているため、この地域では家不足が深刻になっている。「ワナとその周囲は荒ている。行政は麻痺し、部族民たちは戦闘員の標的になっている。ワナ・バザールは、テロリストのリクルート・センターと化した」と、ある長老が語った。(後略)

garrWaziristan militants disturb govt
Iqbal Khattak、PESHAWAR

■アフガニスタンの斬首ビデオ、ザルカウィへの傾倒を表す[051228 AKI]

アフガン人捕虜が斬首されるビデオが、水曜日にアルカイダ関係のウェブサイトに登場した。アフガン人テロリストが捕虜を斬首する模様をビデオで放映したのは、初めてのことである。5分に及ぶビデオからは、捕虜の告白から斬首される次第を録画するという、ザルカウィの手法が顕著に現れていた。

「死の宣告」と題されたこのビデオは、イラクのアルカイダが使う手法を再現している。まずは、犠牲者がカメラの前で告白をさせられる。「私はSayd Allah Khanでコースト州出身だ」とバシュトゥ語で語り、「仲間4人とともに、アメリカ人のためにスパイ活動をしていた。私の仕事はワジリスタンにある宗教学校を爆発することだった。みんなで4万5000ドル受け取り、私の分け前は7000ドルだった」と語る。

ビデオの最初の部分で捕虜は「私のようにならないように」と、アメリカ人に協力しないようにと呼びかける。そして告白のあとにブッシュ大統領や米軍の映像が数秒流れ、ナレーターが「アル・ザルカウィ」の名前を口にするのが聞こえる。その後捕虜は斬首され、首が遺体の上に置かれる。他のジハード組織が用いるビデオと同じような構図になっている。

ビデオは9月12日に撮影され、最近インターネットに登場した。犯行を実施したのがタリバンかアルカイダなのかは判明しないが、アフガニスタン南部では最近2つの組織が協力しているといわれる。ビデオには「Labbaik」という、アフガニスタンのジハード組織が用いるビデオ制作会社のシンボルが記されていた。数週間前には、バグラム基地から脱走した4人のテロリストのビデオも発表している。

ブッシュが登場してザルカウィの名前が出てくる部分は、ヨルダン出身のこのテロリストを讃えて挿入された可能性がある。

garrAfghanistan: Beheading Video Reveals Al-Zarqawi's Touch
Rome

■アメリカ軍関係者、アフガニスタンで殺害される[051228 AP]

アフガニスタン東部の山岳部で水曜日、遠隔操作で爆弾が爆発して、アメリカ軍関係者1人が死亡、2人が負傷した。

装甲車に乗った軍がクナール州のアサダバード付近を走行中に攻撃されたと米軍報道官が述べた。州知事のAssadullah Wafaは、「アフガニスタンの敵」が攻撃を実施したと発表した。

いっぽうアフガニスタン南部で装甲車が横転して、米兵1人が死亡、4人が負傷した。

hoonU.S. Service Member Killed in Afghanistan
KABUL

■タリバン最高司令官、攻撃を予告 [051227 AP]

タリバン最高司令官が、200人以上の抵抗勢力が米軍や同盟軍に対する自爆攻撃を志願していると語った。

日曜日に開催された『AP』とのインタビューで、ダドゥッラー師はカルザイ政府との和平はありえないと語り、新しい国会はアメリカに服従していると主張した。

ダドゥッラー師は、『AP』との衛星電話でのインタビューに応じた。現在は、アフガニスタン内のどこかにいるという。

「200人以上のタリバンが自爆攻撃に登録した。これは、ムスリムが信仰のために自身を犠牲にする準備があることを証明している。自爆者たちは、アメリカやその同盟国たちがアフガニスタンから引き上げるまで、ジハードを続ける」。

国防大臣報道官のMohammed Zahir Azimi将軍は、ダドゥッラーの主張は抵抗勢力のプロパガンダで、アフガニスタンは抵抗勢力に立ち向かうだけの十分な力をもっていると述べた。

「タリバンは孤立している。タリバンは力を持っていない。地雷やテロ攻撃、自爆を行なっているだけだ。これは彼らが強くなく、弱体化していることを示す」という。

(中略)ダドゥッラーは、タリバンとアルカイダは協力し、アラブ人を含む世界中のムジャヒディンが、アフガニスタンで戦っている。外国人は戦士のなかの10%を占めているという。

「タリバンとアルカイダは同じ目的を持っている」。アメリカと政府を支持する人々へは「それなりの対処をする」という。(後略)

hoonTop Taliban Commander Threatens Attacks
NOOR KHAN、KANDAHAR

■ジャーナリストの解放期限を設定[051227 Daily Times]

Hurmuz族のジルガが、12月5日に北ワジリスタンで誘拐されたHayatullah Khanを解放するための期限を政府に示した。「もしHayatullah Khanが48時間以内に解放されなければ、政府に対して抗議運動を開始する」と、弟のEhsanullahが述べた。この期限を過ぎたら、Hurmuz族は北ワジリスタンに通じる幹線道路を封鎖するという。

Ehsanullahによると、北ワジリスタン行政官のZaheerul Islamが北西辺境州知事のKhalilur Rehmanに、Hayatullahのカメラと銃が発見されたと報告していると語った。

(後略) hoonTribe sets deadline for journalist's release
Iqbal Khattak、PESHAWAR

■政府高官、DI Khanの爆発を免れる[051227 News]

ワナの行政官と政府高官2人が乗った車がデーラ・イスマイル・ハーンへ向かう途中、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発したが、3人とも無事だった。

3人は部族の長老Malik Tareen宅で1晩過ごした後、Kakakhel、Gangikhel、Mughalkhelの3枝族に対して、国境犯罪法に基づいた制裁を与えるために町に向かっていた。

このアーマッドザイ・ワジールの3枝族は、数日前にワナで誘拐された2人の国境警察隊員を守れなかったとして、罪が問われている。2人はワナで誘拐され、翌日KakakhelとGangikhel枝族の居住地区内にある沢で、斬首遺体とっなて発見された。行政側はこれらの枝族に対して制裁を与え、車を押収したり店舗も封鎖し、逮捕者も出ている。南ワジリスタンからの居住者が多いタンクやデーラ・イスマイル・ハーンにも、制裁の範囲を広げようとしていた。

ワナの行政官とその一行はこの目的のために、デーラ・イスマイル・ハーンにいた。30人を逮捕して、車両12台を押収、店舗7件を閉鎖、今後さらに制裁範囲を拡大しようとしていた。

garrOfficials escape unhurt in DI Khan blast
PESHAWAR

■アメリカ、アフガニスタンから兵を撤退予定[051226 AFP]

米軍は近々アフガニスタンから一部の兵を引き上げ、現在の1万9000人から2500人を縮小させるという。

しかし米軍報道官のLaurent Fox大佐によると、10th Mountain Divisionの2500兵は、必要な場合に備えていつでも出動できるように待機しているという。(後略)

hoonUS to reduce troop numbers in Afghanistan very soon
KABUL

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2006.