【2006年6月5日〜6月11日】
●アフガニスタン南部でのタリバンとの戦闘で、英兵1人が死亡、2人が重傷を負った。ヘルマンド州に派遣された英軍に死亡者が発生したのは、初めてである。
●アフガニスタン東部で、米兵が爆発で死亡した直後のことだった。
●国防省報道官によると、「ヘルマンド州の出来事で、英軍は大きな打撃を受けた」。「パトロール隊がタリバン軍と銃撃戦となり」、死傷者が出たという。
●事件は、去年アフガン治安部隊が米軍の空爆に援護されてタリバンから奪回した小さな町、サンギーンで発生した。
●アフガンの情報源によると、タリバン兵士数人も死亡したという。英軍のアパッチヘリコプターも出動した。
●東部のガズニ州では、タリバンとの銃撃戦のあと、米軍の装甲車に爆弾が命中して、米兵が死亡した。
●さらにガズニでは、銃を持った男たちが3人を殺害した。カンダハルでは、誘拐された4人の道路建設関係者が殺害された。
Taleban battle kills UK soldier●土曜日に北ワジリスタンのマダケール村にあった戦闘員の隠れ家を軍のヘリコプターが爆撃し、外国人10人を含む戦闘員18人が死亡したと、軍の情報源が語った。
●しかし信頼のおける情報源が『Dawn』に語ったところによると、米軍が攻撃を実施して、アフガニスタンとの国境沿いにあった訓練所を破壊したという。
●政府情報源と目撃者によると、米軍戦闘機が隠れ家を攻撃したという。1ヵ月強前にも、アフガニスタン側からの空爆があった。5月8日には、南ワジリスタンのアンゴール・アッダ付近のハワジャ・ヒザール地域にあったクロム鉄鋼山が攻撃され、鉱山で働いていた8人が殺害された。政府関係者は、米軍ヘリコプターがパキスタン領内にミサイルを撃ち込んだことを認めた。
●今回の新たな上空侵犯で、死亡者のなかに少なくとも外国人が10人いたと関係者が述べた。攻撃された建物の所有者は、地元部族民のシェルバット・ハーンである。
●諜報関係者によると、北ワジリスタンのダータケール地区のマダケール村にあった建物を、戦闘ヘリコプターが攻撃したという。
●戦闘員がこの建物に集まっているという情報が確認されたあとで攻撃が実施された、と関係者が述べた。「死傷者の正確な数はわからない。少なくとも戦闘員18人が死亡したと思われる」という。
●情報源によると、この建物はこの地域の訓練所として機能していた。ちょうど、アフガニスタンのパクティアの反対側に位置する。
●パキスタン軍報道官のショーカット・スルタン中将によると、外国人と地元の人間15〜20人が死亡したという。戦闘員たちがこの地域の治安部隊に繰り返しロケット弾や改良爆弾で攻撃していたために、彼らを追跡していたと語った。
●テレビによる報道によると、治安関係者の話として、死者の中にはウズベク人、タジーク人、チェチェン人がいるという。
Foreigners among 18 killed in Waziristan●カルザイ大統領は日曜日に、政府は地元の部族民を募集して、タリバンと戦わせると語った。
●アフガニスタン南部では、アフガン市民7人が最新の戦闘で死亡したと述べた。
●カルザイ大統領は、ライバルグループと戦うような民兵は組織しないという。「テロリストの攻撃から自分たちを守るために、地域を強化したい」という。
●大統領によると、部族民の志願者たちは警察力を強化して、政府からの命令に従うという。カルザイ大統領の報道官のカリム・ラヒーミはこれを、「共同体警察」と呼んだ。「アフガニスタンの治安を強化するためのものだ」という。
●カンダハルには、6万5000人を守るために、たった150人の警察官しかいないという。
●国防相のアブドゥル・ラヒーム・ワルダックは、部族民の軍隊は「各警察長官から、指令を受ける」と語った。地元の治安部隊は、これまでよりましな武器や防弾ジャケットも供給されるという。
●(中略)最新の攻撃では、米軍主導の同盟軍兵士がガズニ州の村で捜索活動をしていた際に甲装車が爆破され、兵士1人が死亡した。兵士の国籍は明らかにされていない。
●またガズニでは土曜日夜、銃を持った男がアフガン人3人を殺害した。
●カンダハルでは、インドの道路建設事業で働いていたアフガン人4人を殺害した。
(後略) Tribesmen will help fight Taliban●タリバンの春の攻撃は、2001年にアメリカがタリバン政権を転覆させた以後、最大規模になった。アフガンや外国政府関係者、地元の村人たちは、抵抗勢力と立ち向かう米軍主導同盟軍の不足を訴える。
●米軍はアフガニスタン南部を、カナダ、イギリス、オランダを中心としたNATO軍に引き継いでいる最中だ。
●アフガニスタン南部の5つの州では、同盟軍とアフガン軍は毎日のように大勢のタリバン戦闘員と対戦している。(中略)タリバンたちは道路に検問所を設置し、地方本部を数日間占拠しては引き上げていく。僻地ではイスラーム法を設置して、公開処刑を少なくとも1度、実施した。
●「状況は4年間のうちで、最悪になった」と、カンダハルの国連責任者タラトベック・マサディコフが語る。最近カンダハル西部で発生した戦闘のあと、特に状況が変わったという。「さまざまな部族民からは、タリバンが再結成しているという話を聞く。そして政府関係者たちは、治安が向上したという」。
●カンダハルのある国際警備関係者によると、米軍とカナダ特殊部隊関係者が、自分たちは「タリバンに勝利していない」と言っていたという。「もし中央政府が行動して同盟軍の数を増やさなければ、今後どうなるかは見当がつかない」。
●今週、ウルズガン、ザーブル、ヘルマンドで、同盟軍・アフガン軍がタリバンと戦い、戦闘員数十人を殺害して、作戦は成功に終わったと報告した。しかしウルズガン州のチャール・チネ地区に住むアフガン人たちによると、同盟軍たちは、近くのピール・ジャワティ村に避難しようとしていた一般市民を銃撃したという。
●老女1人と子供4人を含む11人が殺されたと、チャール・チネで店を営むミルワイスが電話で語った。カンダハルとコーストでは今週2件の自爆事件があり、一般市民4人が死亡、カブールでは政府車列を狙った爆弾で、3人が死亡した。
●米軍主導同盟軍関係者によると、米軍機が5月21日にトロカン村を爆撃し、タリバンに大きな被害を与えた。爆撃で一般市民が少なくとも35人が死亡したために、アフガニスタンに駐留している米軍2万5000人に対する怒りが爆発し、カルザイ大統領は現場を訪れざるを得なくなった。
●しかし一般民の感情は、すぐにタリバンから離れていったと、地元の住民が語る。トロカンの爆撃は、強制されたのか協力したのかはともかく、タリバンたちを家の中に招き入れた村人のせいで爆撃されたからだ。戦いで多くの一般市民が犠牲になっていることも、明らかになった。
●アフガン人たちは、ともかく安全に暮らしたいと語る。
●アフガン南部は、タリバンが誕生した場所だ。2001年以後は数百人が山中にいたにすぎなかったが、今や1万2000人の戦闘員がいるという。いっぽうで同盟軍は、その半分がいるにすぎないと主張する。
●今年になってタリバン数百人が殺害されているが、彼らはさらに多数の地元の人間を、仲間に取り込んでいるようだ。
●多くのアフガン人たちが、米軍主導同盟軍に、いらだちを示す。(中略)アフガン人たちは、治安があまりにも悪くなったために、戦いが終わりさえすれば、どちらの側が勝っても構わないと語る。「片方には政府とアメリカ人が。片方にはタリバンがいる。タリバンは、許可を得ずに押し入ってくる。アメリカ人も同じだ。どちらにも我慢がならない」と、ウルズガン州のデ・ラウードの農民が語る。
●さらに政府に対する不満も高まっている。特に地元政府関係者の汚職や金権に対する不満が大きい。タリバン政府内には、汚職がなかった。ヘルマンド州では、地元の争いを解決するために、タリバンに仲裁を求める者も出てきた。先月僻地のダイキンディ州でバダクシャン・ハーンが、タリバン法廷によって公開処刑された。
●このような僻地には、政府は存在しないに等しい。そしてタリバンがこのような地域に影響力を拡大している。公開処刑の復活は、以前の政権の最悪部分の復活をほのめかすと、国連のレウンドロ・デスポイが語った。
Taliban Surges as U.S. Shifts Some Tasks to NATO●この3週間で500人以上の人間が死亡したと、アフガニスタンの米軍主導同盟軍が土曜日に発表した。
●土曜日の戦闘で戦闘員6人と、警察官3人が死亡したという。金曜日の夜遅く、アフガン諜報機関幹部を乗せた車列に爆弾が命中し、幹部は難を逃れたが、他の3人が死亡した。
●最近のタリバンの戦闘には、麻薬やヘロイン密輸の資金が流れているといわれる。
●(中略)先週死亡した者のなかには、戦闘員44人以上が含まれている。月曜日にザーブルで発生したカナダ軍とアフガン軍との戦いでは、戦闘員30人以上が死亡したと、同盟軍が発表した。
●(中略)土曜日にザーブル州では、アフガン軍が抵抗勢力と数時間戦い、戦闘員2人を殺害し、2人を逮捕した。残りの数十人が近くの山中に逃げ込んだと、ラマットゥッラー・ラウフィ将軍が語った。
●アフガン内務省によると、アヘン9トンとヘロイン88ポンドが、この数週間に実施された国内各地の取り調べで押収されたと、発表した。
Afghan violence kills more than 500●アフガン政府は、NATO軍が来年派遣されるアフガニスタン南部の部族グループに、武器を供給することを検討している。
●2001年以来、暴力が最悪の状況になっているアフガン南部の4州で、武装した村や部族グループを、アフガニスタンの警察や国軍に協力させようとしている。
●「テロリストが強く、我々が弱いからではない。パキスタンと接する国境地帯では20万人を守るために、40人の警察官しかいないからだ」と、カルザイ大統領補佐官のジャウィッド・ルディンが語る。
●しかし専門家は、武装した部族民たちは軍閥に指揮された民兵になり、その結果新たな権力を作り出すことにつながって、弱体化した国家に悪影響を与えると警告する。「とんでもないことだ。我々がずっと排除しようと努力してきたものが、復讐心をもって再び復活することになる」。
●部族グループを武装化する計画が政府内でどの程度支持されているかは、不明だ。しかしモクバル・ザラール内相は「民兵を再武装することには、完全に反対だ。新たな武装勢力を作り出しても、治安の改善につながらない。私はまだこの計画に、調印していない」と語った。
●しかしウルズガンとヘルマンドの元知事は、部族民兵軍を率いる準備を進めてている。2人とも麻薬密輸と関係があるとして国際的な圧力をかけられ、去年、知事の座から更迭された。
●英軍が派遣される予定のへマルンドの元知事は、すでに民兵の募集を開始した。「500人を集めようとしてヘルマンドに行くと、700人が集まった。アルカイダやタリバンに苦しめられている人びとが多いため、アフガン国軍に協力しようとする者が多い」と、元知事のシェール・ムハンマド・オークザダが語った。
●オランダ軍が派遣される予定のウルズガンでは、元知事のジャン・ムハンマド・ハーンが、民兵を募集している。
●南部にいるアフガン人にとって、この計画は市民戦争の亡霊を喚起させる。共産主義政権が、ムジャヒディンと戦うために民兵を募集した時代だ。この政策は失敗した。
●この地域では5月だけで、400人以上が死亡した。きのうアフガン軍はウルズガン州の戦闘で、タリバン戦闘員13人を殺害したと主張している。
●「当時うまくいかなかったなら、今回もうまくいくはずがない。前民兵を再武装すれば、盗賊や略奪者の集団を作り出すことになる」と、カンダハルの国会議員で、非武装した民兵司令官のハビッブッラー・ジャンが語った。
Afghanistan considers rearming warlords●アフガニスタン南部の戦闘でタリバン戦闘員のサイード・アジズッラーが死亡すると、遺体が母国のパキスタンに送られ、数百人のパシュトゥンの前で、地方政府関係者が哀悼の意を表した。イスラーム過激派の旗が、彼の墓ではためく。
●パキスタンはタリバンを匿っていないと強く主張するが、パキスタンのパシュトゥンや原理主義者は彼らをいまだに支持し、ジハードのリーダーたちがパキスタン南西部の暴力沙汰を画策し、国境を越えてアフガニスタンで攻撃を行なうために戦闘員を送り出していると疑われている。
●パキスタンは過激行為と戦うために、あらゆる努力をしていると主張する。
●ワジリスタンでは、アルカイダや地元タリバンと戦うために、兵士8万人を派遣している。(中略)しかしバローチスタンにいるタリバンに対しては、積極的に活動している様子はない。アジズッーラーが埋葬された地域である。(中略)
●アフガン政府当局は、パキスタンの諜報組織がタリバンを匿っていると批判する。欧米外交関係者も、戦闘員たちの背後にはパキスタン政府の協力があると疑い、パキスタンには圧力がかけられている。(中略)
●NATO軍によると、パキスタンの治安軍はゲリラ活動を行なうパローチ族戦闘員の排除に関心が向いている、と語る。「政府はFATAでは活動しているが、バローチスタンに関しては見て見ぬ振りをしている」という。「パキスタンには、もっと多くをするべきだというメッセージを送った」。
●しかしこのメッセージは、複雑だ。これまでパキスタンがアルカイダを取り締まってきたことに対する敬意を表さなければならないからだ。アフガニスタン南部の英軍長官が『Guardian』紙に、タリバン本部がクエッタにあると語った直後、パキスタンの英国大使館はすぐにこの発言と距離を置いた。
●クエッタとタリバンの関係は、立証しにくい。去年10月に逮捕されたタリバン報道官、ラティフ・ハキーミは、家族とともにクエッタに住んでいた。
●タリバンと関係のあるアフガン人によると、アフガン南部のタリバン司令官たちはクエッタで過ごし、定期的に「シューラ(議会)」を開き、地区司令官たちと戦闘の打ち合わせをしているという。
●あるアフガン人によると、120人のタリバンと「異教徒に対する自爆を志願する」3人の若者とともに、2ヵ月前にクエッタでシューラに参加したと語る。またタリバンはクエッタで、戦闘員に爆弾を製造・設置する方法を訓練していると主張した。
●アフガニスタンはパキスタンに、テロ訓練所やタリバン・アルカイダ容疑者の居場所を報告している。しかしパキスタンは、情報は古かったり誤りだと主張し、目立った逮捕をしていない。
●(中略)別の欧米外交関係者によると、タリバンがクエッタにいたとしても、それがアフガニスタン南部の作戦の拠点だとは言えないという。「クエッタで開催されるタリバンのシューラが、アフガニスタンでの作戦を決めているとは言いがたい。もし、カンダハルで80人が殺害されるほどの大きな軍隊を送り込むことができるとしたら、彼らがカンダハルで作戦を行なっていると考えたほうが自然だ」。
●「タリバンのリーダーたちは、パキスタンにいるのかもしれない。アフガニスタンにいるのかもしれない。おそらくあっちこっち、移動しているのだろう」。「どちらの政府も、国境地域をコントロールしていない」。
●しかし、パシュトゥン部族民の中の親タリバン共鳴者と原理主義者たちの大っぴらな行為は、パキスタン政府がタリバンを取り締まっているという主張に、疑問を投げかける。
●バガラザイ村で開催されたアシズッラーの葬儀で悼辞を述べた1人のモーラナ・アブドゥル・バリは、「アッラーに従って」、「アフガニスタンの異教徒」と戦ったと賞賛した。
●地域政府の情報相のマテモウッラー・アガも、葬儀に参加した。2人とも原理主義政党のイスラーム神学者協会JUIの会員だ。なぜJUIのリーダーたちがアジズウッラーの葬儀に参加するのかと尋ねたところ、「彼は地元の人間だ。異教徒によって、殉教した。彼はムスリムの兄弟だった」とJUIのモーラビ・ヌール・ムハンマドが答えた。
Heavy fighting in Afghanistan stokes suspicions about Taliban in●カブールの諜報機関長官が乗った車列に道路脇に仕掛けられた爆弾が命中し、長官は無事だったが他の3人が死亡したと、警察が土曜日に発表した。
●カブールの諜報機関長官のハマヌーン・アイニが会議から戻る途中、ムシイ地区で車列に爆弾が命中した。車列の1台が爆発し、地元の政治家と村の長老、運転手が死亡した。アイニは別の車に乗っていて、無事だった。
●これとは別に土曜日ザーブルで、タリバン戦闘員2人がアフガン兵と戦って死亡した。
●隣のカンダハルでは、地区警察長官と政府幹部が乗った車列に爆弾が命中した。2人は無事だったが、警備員2人が死亡した。(後略)
Afghan intelligence chief survives bombing●土曜日にパキスタンの治安部隊が、アフガニスタンとの国境付近にある戦闘員たちの隠れ家を攻撃し、戦闘員20人を殺害したと、軍報道官が発表した。
●隠れ家は、北ワジリスタンのダータケール村の近くにあり、攻撃には大砲とヘリコプターが用いられたと、軍報道官のショーカット・スルタン中将が述べた。
●攻撃は土曜日の夜明け前に実施され、建物の70%が破壊されたという。「戦闘員15〜20人を殺害したと思う」と報道官が述べた。
●建物にいたのは外国人と、彼らに協力するパキスタン人の仲間だという。(後略)
Pakistan kills up to 20 militants●ラフマットゥッラー・ラウフィの部下たちが先月、ヘルマンド州の検問所でタリバンに攻撃されて、約10時間、戦い続けた。アフガン兵3人が負傷し、6人が殺害された。遺体を回収すると、切り刻まれ、目がくり抜かれていた。
●「これらの男たちは、残虐だ。我々は彼らと和解するチャンスを提供しているのに、彼らは子供たち、長老、宗教指導者たちを殺害する」。「学校に放火する。インド人技師やカナダ人大尉を殺害した。人間性に共鳴せず、彼らの行為はイスラームと何の関わりもない。彼らをやっつけなければならない」。
●しかしラウフィの決意は、現実的ではない。アフガニスタン南部で活動する新しいアフガン国軍の205軍団の司令官として、彼が持つ5000兵は、敵意にあふれつつある広大な地域に、まばらに広がっている。
●彼の敵は、ターバンを巻いた数百人のイスラーム戦士だけでないことを知っている。5月以来、タリバン戦闘員たちは攻撃に攻撃を重ね、300人以上の戦闘員と兵士、一般市民が死亡した。彼らの攻撃は、南部の芥子畑撲滅運動と関係がある。この地域では、裕福なドラッグ売買人と反政府勢力であるタリバンは、協力し合っている。
●(中略)将軍は、タイミングの問題も抱えている。これから2ヵ月以上かけて、数千人のNATO軍がこの地域に到着予定で、米軍に取って代わって、南部全体に配置される。
●タリバンが予期せぬ地域で攻撃を開始し始めた時期に、米軍主導軍が撤退しつつある。5月にはカンダハルから20マイル離れた町を占拠し、その結果米軍が空爆を実施し、一般市民15人を殺害した。
●「今、変化が起きつつあり、タリバンはそれを利用している」と、ラウフィは語る。「英軍がやってくるが、まだ隊は整っていない。まだ1ヵ月半くらいはかかる。その間、この地域は空白地帯だ。我々はすべての村に隊を派遣できない。だからタリバンが我々がいない場所にやってきて、協力しない人びとを脅迫するのだ」。
●(中略)ラウフィやアフガン国軍司令官によると、隊が攻撃された場合、米軍はすぐに援護にやってきて、空爆などを行なう。しかし他の関係者は、装備が不足していると訴える。
●205連隊は最近の攻撃で、屈辱も味わった。先週タリバン軍がウルズガン州の地区本部を攻撃して、24時間以上占拠した。その1週間前に、ラウフィはタリバン司令官のダドゥッラー師を逮捕したと、誤って発表してしまった。
●「我々には、もっと装備や武器が必要だ。AK-47だけでは十分ではない。この基地のために、膨大な費用が費やされたが、不適切なものも多い。我々の兵士は訓練され、戦う準備もできている。新しい制服や食料はいらない。もっといい武器が必要だ」。
●アフガニスタンや外国のオブザーバーたちは、南部におけるアフガン軍が、あまりにも少人数で広範囲に広がっていることを心配する。アメリカがアフガン国軍の訓練を諦めつつある、と見る者もいる。7万兵を育成するはずなのに、5万兵しか集まっていない。
●米軍関係者によると、大人数を訓練することから、少人数の専門的な兵士たちを育てることに、目的が変わったのだという。
●(中略)タリバン戦闘員たちは、攻撃する機会を「ネズミのように穴の中に隠れて」待っている。「彼らは、面と向かっては戦えない。戦闘機を恐れている。今が最後のチャンスだということを自覚している」と、ヘルマンド州の作戦を指揮した、アフガン軍のラワン・ダダン司令官が語った。
●彼によると、麻薬密売人に借金があるために、農民たちはタリバンに協力して戦わざるを得ないという。「彼らはもう戦いたくないのだ。もう止めたいのだ」。(中略)
●最近のタリバンが用いる非イスラーム的な戦術に、腹をたてる兵士たちもいる。自爆や遺体に対する冒涜、一般市民を盾にする方法などだ。兵士たちは自分たちの使命に誇りを持つが、米軍が南部から撤退することに、不安を感じている。
●「タリバンとは名ばかりだ。ただ国を滅ぼし、我々から未来を奪おうとしている」。「我々は彼らと戦う準備ができている。国に平和を取り戻したい。しかし助けがいる。武器が必要だ。アメリカ人たちがいなくなれば、我々は何もできない」。(後略)
Afghan Corps Faces A Resurgent Taliban●アフガニスタン南部で英兵がタリバンと衝突して、戦闘員21人を殺害した。6時間にわたった戦闘は、日曜日にヘルマンド州で発生した。軍が通常の捜索活動をしていた際に、戦闘員に攻撃されたという。
●英軍は最近、ヘルマンドに基地を設置している。戦闘はノウザード村で発生したが、以前英軍は、タリバン5人だけを殺害したと発表していた。
●発砲されたときに、兵士たちはヘリコプターから飛び降りている最中だった。英兵に負傷者はいない。アフガン兵も、英軍とともに戦ったという。
●英軍司令官は、タリバンがなんとか持ちこたえて戦ったことは意味のあることであり、パラシュート連隊は一応敬意を払うと語った。
●イギリス側の情報源によると、アフガン警察は見境なく発砲したために一般市民が危険な状態にり、タリバンに攻撃されると、逃走してしまったという。
●今回の出来事から、英軍はヘルマンドで再建活動に従事しているだけでなく、抵抗勢力と直接対戦していることが明らかになった。(後略)
UK soldiers 'killed 21 Taleban'●金曜日に放送されたビデオテープで、アルカイダのナンバー2がザルカウィを讃えたが、米軍の空爆で死亡したことに言及しなかったために、テープは以前に作られたものと考えられている。
●ザワヒリのテープは、パレスチナにおける政治的動向を語っていた。(中略)アルジャジーラの司会者によると、ザワヒリはイラクで米軍と戦うザルカウィを賞賛していたために、ザルカウィが死ぬ前に作られたものだと語った。(後略)
Al-Qaida No. 2 praises al-Zarqawi in tape●タリバンリーダーのオマール師は、アブ・ムサブ・アル・ザルカウィの死は、アフガニスタンにおける欧米との戦いに影響を与えないと述べた。
●タリバンのリーダーはザルカウィの死を悼み、「殉教者」として讃えた。タリバン報道官のムハンマド・ハニーフが、オマール師の声明を発表した。「世界のムスリムに良い知らせがある。アフガニスタンや世界のイスラーム国家における十字軍との戦いは、弱まることはない」。
●タリバン報道官が衛星電話を用いて、声明を読み上げた。「アフガニスタンの抵抗運動に関わる兄弟」は、ザルカウィの死を「非常に悲しく受け止めている」。「ザルカウィの殉教は、イラクの抵抗運動を弱めることはない。多くの若者たちが、ザルカウィになることができる。後継者は、彼よりも強くなれる」という。
●ザルカウィは、1990年代にアフガニスタン西部に訓練所を設置したときに、オマール師と知り合ったという。(後略)
Taleban play down Zarqawi death●タリバン運動は、ゲリラ活動を広範囲な組織化された抵抗運動に発展させた。アフガニスタン南部は完全にタリバンに支配され、今やカブールからさらに北部へと、抵抗運動は拡大して一般の支持を受けている。
●「抵抗運動は、タリバンに限ったものではない。これは外国人の存在に対する全体運動で、一般のアフガン人たちも関与している」と、タリバン司令官のグル・ムハンマドがザーブルの州都、カラートで行なったインタビューで語った。
●グル・ムハンマドの見解は大げさではない。ここ数ヵ月間、『AsiaTimes』も、同じような情報を得ている。ロンドンを拠点とする国際的な治安と政策のシンクタンクである『Senlis Council』も、同じ結論に達している。
●「タリバンの拠点であるヘルマンドがいい例だ。近いうちに新たな処置をとらなければ、アフガニスタン全土が同じような危険性に陥ってしまうだろう」と、『Senlis Council』は警告している。
●「アメリカが一方的にカンダハルを爆撃しているために、民衆のカルザイ政府の支持は激減した。最近のカブールの暴動も、アフガン人が国際社会に対して持つ敵意の、ひとつの例だ」。
●(中略)グル・ムハンマドは、米軍が2001年にアフガニスタンを攻撃し始めた時、アフガニスタン中央部のブリ・フムリの司令官だった。タリバンがカブールから撤退すると、彼はカンダハルに逃げた。
●2003年に裏切りのために米軍に逮捕され、バグラム刑務所に連れて行かれた。そこで拷問され、その後オマール師を排除するためにアメリカによって組織された、タリバンの組織ジャイシュル・ムスリムに参加するよう、強制された。
●しかしじきに、グル・ムハンマドは釈放され、ジレイシュル・ムスリムは解散、その後1600人とともにタリバンに合流した。現在ヘルマンド地域とカラートの司令官である。
●アメリカはこの地域に数百万ドルを費やして、地元の軍閥を味方につけ、ジャイシュル・ムスリムのような代理組織を作ろうとした。そしてバグラム基地から男たちを釈放することで、地元部族民たちを味方につけて、アフガン国軍に参加する若者を集めようとした。
●しかし、今年のタリバンの春の攻撃が開始されると状況が変わり、タリバンが優勢になった。
●「春になるまでは、民衆にアメリカの傲慢さを教え込む作戦をとった。村に入ると、人びとに近くのモスクに集めた」とグル・ムハンマドは語る。
●「そして人びとに、現在、我々の国は外国人に支配されているために、外国軍に対抗する必要があると、言い聞かせた。夜間にビラを各地に配布し、我々のメッセージをオーディオ・カセットやコンピューター・ディスクで発信した」。
●グル・ムハンマドによると、タリバンは2局面の戦術−−軍隊面と政治面−−を展開し、すぐににこの運動はアフガニスタン北部に広がり、そこに駐屯している外国軍は攻撃されることになるだろう、と語った。
●「今のところ我々は、カンダハル、カラート、ヘルマンドを我々の戦術的拠点とした。この地域にいる敵を、完全に敗北させた。カンダハルには7つの地区があるが、これらはすべて我々の手中にある。近々アフガニスタン中で自爆作戦が実施され、アフガニスタン政府は崩壊していくだろう」。
●『Senlis Council』の報告によると、「ヘルマンドの住民の80%がタリバンを支持する。外国軍はこの地域を奪回する必要があり、そのために、これまでと違った作戦をとらなければならない。人びとの言葉の要求に耳を傾けることだ」。さらに、「地元民の見解は変化した。今はタリバンを受け入れている。だからタリバンは、地元の人間の心と気持ちを勝ち取っている」。
●グル・ムハンマドも同じ見解だ。「新たな段階では、タジーク、ウズベク共同体の民族集団が協力し、一緒に外国部隊との戦いに参加する」という。
●「我々は外国人に、アフガニスタン南部を地獄に変えてやった。我々の活動を報道するメディアは少ない。報道されれば、我々はイラクの抵抗運動よりもずっと先んじていることがわかるだろう。タリバンが、外国軍を攻撃しない日はない。
●「この2ヵ月の間で、外国隊を20回攻撃し、彼らは大きな被害を受けた。最近の例では、カンダハルのマルーフ地区の出来事がある。我々は軍の車列を襲撃し、戦車2台を破壊し、米国兵8人を殺害した。メディアは、これを報告していない」。
●タリバンはアメリカが侵略する前に、武器を大量に備蓄した。現在彼らが使っているスティンガー・ミサイルも、そのひとつだ。
●(中略)さらにグル・ムハンマドによると、タリバンにとって一番大事なことは民衆の支持で、これをすでに得つつあるという。「アメリカ人たちはカンダハルのパンジュワイを爆撃し、無実な市民を殺害した。タリバンには、1人として被害はなかった。しかし、アメリカ人たちが残虐に爆撃したことで、大きな影響が出た。人びとはアメリカを非難した。カンダハルのアフガン国軍には1万8000兵いたが、爆撃のあと、7000兵が減ってしまった。みんな激怒して、辞めてしまったのだ」。
●「アフガン人たちに圧力をかければかけるほど、アメリカ人に対する反発は大きくなる。ソ連のときも同じだった。その結果、ソ連はアフガニスタンで負け、崩壊した。アメリカ人にも、同じことが起こるだろう」。
●パンジュワイ出身のメラージュウッディンとムハンマド・ディンの生活は、一転してしまった。
●イシャクザイ族に属する2人は、米軍がパンジュワイを爆撃して一般市民50人が死亡したあと、家族とともにパキスタンのチャマンに逃げた。「状況が最終段階に入ったことがわかった」と、メラージュウッディンは語る。「タリバンが我々の土地に来たことは事実だ。しかし、出て行った。情報を得た米軍機は、タリバンが去った24時間後にやってきた。夜の11時から明け方の5時まで、地区本部があるタラカンを爆撃した。
●「当初、ガスをまいたために、我々は意識不明の状態になった。その後、土地を爆撃し始めた。爆撃機が数時間上空に飛び、爆弾の嵐だった」とメラージュウッディンが語る。
●「爆撃が終わると、外国軍が入ってきた。我々が家族の面倒を見ることさえ、許してくれなかった。代わりに負傷した男たちを連れ去り、取り調べた。この事件のために、我々は他の家族とともに土地を離れ、パキスタンに避難することにしたのだ」。
●部族の移動は、アフガン史においては最大の危機を象徴する。戦争が長期化することを示す。
●「アメリカ人たちは、いつだっておかまいなしに我々の家の中に入ってくる。我々の許可を得ることもなく、我々が彼らを止めることもできない。アフガン人たちが、全員タリバンだと思っている。女性だけが生活している部分にも、入ってくる」とムハンマド・ディンは語る。さらにアフガン国軍の態度はもっとひどいと言う。
●「彼らは我々を冒涜する。タリバンを探すための家宅捜索と言いながら、我々の食料を平らげ、毛布を持って行く。ポケットの中の金まで、持って行ってしまう」。
●「土地を離れたい者は、1人もいない。しかし、離れざるを得ない。パキスタンで何らかの仕事をして、なんとかやっていく」。「そして外国人がアフガニスタンから去るまで、帰らない」。
Taliban take the fight to the country●ヨーロッパの捜査陣が水曜日に発表した内容によると、CIAは世界中のテロ容疑者を送り込んで拘束する「クモの巣」作戦の一部として、ボーランドとルーマニアにアルカイダ幹部を収容する秘密収容所を運営していることを「指し示す重大な指針」があるという。
●人権団体であるヨーロッパ委員会で活動するスイス人弁護士ディック・マーティによると、この他にヨーロッパの7ヵ国が、テロ容疑者を逮捕して極秘に拘束するCIAに協力している疑いがあるという。逮捕者たちの中には、無実が証明された者たちもいる。
●スウェーデン、イタリア、イギリス、トルコ、ドイツ、ボスニア、マケドニアは、CIAに引き渡された逮捕者や、アメリカの工作員によって逮捕された容疑者の「人権を侵害したとして、責任を問われる可能性がある」という。またスペイン、キプロス、アイルランド、ボルトガルは、テロ容疑者を運ぶCIAのチャーター機が、自国に着陸しながら、見て見ぬ振りをした疑いがある。
●「ヨーロッパ数の政府当局は、CIAの違法行為に積極的に協力したことが明らかだ。他の国は見てみぬふりをしたか、知りたくなかったようだ」。
●ワシントンの国務省報道官のシーン・マコーマックは、「証拠がない」と、非難した。(中略)CIAは、コメントすることを拒否している。
●(中略)マーティは、ヨーロッパの航空関係者からフライト・データを入手して分析した。(中略)分析によると、ワシントンのデュレス国際空港を離陸したCIAのチャーター機が、一定のパターンで飛行していることがわかったという。チャーター機は、世界各地を回ったあと、アメリカかキューバのグアンタナモ刑務所に戻っていくという。
●同じ記録分析から、CIAは定期的にアルカイダ容疑者たちをアルジェリア、アンマン、バグダード、カイロ、イスラマバード、カブール、ラバト、タシュケントを含む、ヨーロッパ外の収容所に送り込んでいる「明らかな」証拠があるという。
●なかでも、1機のフライト・データが、詳しく公表された。N313Pの番号を持つボーイングが、2003年9月22日にカブールを出発し、数時間後にポーランドのシマーヌィに着陸した。64分間空港に留まった後、ルーマニアのブカレストに向かい、さらにモロッコのラバトに飛んだ。
●マーティは、それぞれの土地にごく短時間しか留まっていないことや他のフライト・データから、この例は、アルカイダ幹部をアフガニスタンからヨーロッパの新たな収容所に送り込む作戦だったと見ている。
European Probe Finds Signs Of CIA-Run Secret Prisons●先週発生した暴動の背後には組織化されたグループが存在すると、諜報組織関係者が語った。
●「逮捕者の自白に基づいた我々の調査によると、暴動の背後には小さな組織が存在する」と、水曜日に諜報組織責任者のアムルッラー・サレーが述べた。
●組織の名前は公表しなかったが、「さまざまな局面に問題を起こそうとしている組織」だと述べ、現時点では、政治組織の介入は確認されていないという。
●(中略)治安当局は暴動のあとに250人を逮捕し、そのうちの141人が現在も拘束されている。
Organised groups behind deadly Afghan riots, security official●アフガニスタン東部で、道路脇に仕掛けられた爆弾で米兵2人が死亡し、4人が負傷した。アフガン人通訳も、負傷した。
●火曜日、ナンガハール州で警備に当たっていた軍の車輛が道路脇に仕掛けられた爆弾で爆発し、同盟軍兵士2人が死亡した。兵士1人とアフガン人通訳も負傷した。
●州警察長官のアブドゥル・バシール・サランギ将軍によると、米軍車輛を狙った攻撃だったという。
●これに先立ちコースト州では、車に乗った自爆犯が軍の車列に激突し、米兵3人が負傷した。(中略)州警察副長官ムハンマド・ザマンによると、迫撃弾数十発などを含む爆発物を積んだ車が、同盟軍車列に突っ込んだという。爆発は非常に強力で、道路のアスファルトを溶かすほどだった。
●さらにガズニ州では、宗教学校とモスクの敷地で爆発があり、3人が死亡し、少なくとも7人が負傷した。爆弾が、早期に爆発したらしい。
●攻撃に備えてバイクに爆発物を取り付けていたところに爆発があったと、州警察副長官のアブドゥル・ワキール・カムヤーブが語った。
●ガズニ州のコガーニ地区で発生したこの爆発事件のあと、モスクのリーダーが逮捕され、現在取り調べを受けている。
●さらにパクティア州で月曜日に、米兵1人が死亡した。死因は明らかにされていないが、敵の攻撃ではないという。
●火曜日に米軍とNATO軍が、パキスタンとアフガニスタンの関係者と、対テロ協力に関して話し合った。ラワルピンディで定期的に開催されるこの会談にNATOが加わるのは、初めてのことである。
●NATOは来月、アフガニスタン南部の治安維持を米軍から引き継ぐ。米軍がこの地域に派遣している兵士の2倍の数を、派遣する予定である。(後略)
2 soldiers killed by Afghan roadside bomb●オマール師が、パキスタンのアフガン難民キャンプで生活している人びと、特に北西辺境州の人びとに、アフガニスタンに帰国するように呼びかけた。帰還を呼びかけるポスターなどが、北西辺境州の難民キャンプの外に張り出された。
●またドスタム将軍も、難民キャンプの住民に帰国を呼びかけた。
Mullah Omar calls Taliban back●ガズニ州のモスクが爆弾で攻撃され、4人が死亡した。
●モスクで祈る人びとに混じって自爆した男が、重傷を負ったという。
●ガズニ州知事のアラム・イブラヒミによると、死亡者のほかに、少なくとも10人が負傷した。
●目撃者によるとガズニ州のカラ・カジ村のモスクの爆発で、少なくとも25人が負傷した。「犯人はマドラッサの外で自爆しようとしたが、爆弾が早く爆発したようだ。犯人は外国人だった。身元はわからない」。
●これに先立ちコーストでは、車を用いた自爆攻撃があり、米兵3人が負傷した。タリバンとその仲間の仕業だという。
●コースト州知事のミラージュッディン・パタンは、パキスタンがアフガニスタン南部で自爆攻撃のキャンベーンを指揮していると、繰り返しパキスタンを非難した。「テロリストの仕業だ。そしてパキスタンはテロリストを支持している」。「犯人の遺体が、飛び散っている」。
●タリバン報道官だと名乗るサイード・シャリーフが、犯行声明を出した。
●米軍によると、兵士2人は診療所で手当を受けているが、3人目は軽傷だという。(中略)
Afghan mosque blast 'kills four'●親タリバン派戦闘員が部族地帯で軍の検問所を攻撃し、兵士1人が死亡、1人が負傷した。
●ロケット弾数十発がミランシャーの外にある軍の検問所に撃ち込まれた。(中略)その後戦闘員と治安部隊との銃撃戦が、約2時間続いた。
●治安部隊によると、戦闘員が日曜日の深夜、ロケット弾30発を撃ち込んだという。隣の南ワジリスタンのシャカイの検問所も、攻撃された。こちらの詳細はわからない。
Pakistani soldier dies in rocket attack in troubled tribal region