【2007年9月24日〜9月30日】


■タリバン、平和を議論しているとカルザイ[070930 AP]

カルザイ大統領政府は日曜日、タリバン戦闘員の間では武器を捨てるかどうか、「深刻な話し合い」をしていると述べるいっぽうで、タリバン報道官は、外国軍が撤退しない限り話し合いの可能性は「あり得ない」と述べた。

また今週の武力衝突や空爆により16人が死亡し、全部で270人以上の人間が負傷した。

カルザイ大統領の報道官は、タリバン間で、今後いつまで戦いを続けるか「深刻に議論」しているという情報が入ってきていると述べた。国連やNATO軍も、同じような兆候があると述べている。

「彼らも平和に暮らし、家族と安全な生活を送りたがっている」。「タリバン間では大きな論争が起きているが、話し合いがまとまるまでには時間がかかるだろう」と、カルザイの報道官のハミッドザダが述べた(後略)。

hoonTaliban debating peace, Karzai says
JASON STRAZIUSO、KABUL

■タリバン、カルザイの申し出を再び却下[070930 AP]

カルザイ大統領がタリバン責任者と会見することを申し出たが、日曜日にタリバン報道官が、米軍とNATO軍がアフガニスタンから撤退しない限り、「決して」話し合いはないと述べた。

(中略)カルザイは、オマール師とヘクマチアルと会いたいと述べた。(中略)しかしタリバン報道官のカリ・ユースフ・アフマディは、アフガニスタンに「外国軍の存在」がある限り、話し合うつもりはないと、以前の主張を繰り返した。「カルザイが大統領を辞任したとしても、オマール師が話し合いに応じることはない」。「外国軍は、アフガニスタンのために話し合う権利はない」(後略)。

hoonTaliban rebuffs Karzai's offer
JASON STRAZIUSO、KABUL

■パキスタン北西部の武装勢力の攻撃で兵士1人死亡、14人負傷[070930 AP]

日曜日にイスラーム主義の武装勢力が軍の車列を攻撃し、検問所や軍の基地にロケット弾が撃ち込まれて兵士1人が死亡、14人が負傷したと、諜報関係者が述べた。

北ワジリスタンで夜明け前に、武装勢力による攻撃があった。北ワジリスタンのトゥースナライ地区の軍駐屯地に抵抗勢力がロケット弾を撃ち込み、兵士1人が死亡し、3人が負傷した。

これとは別に、ミランシャーの軍滑走路にもロケット弾が発射され、兵士7人が負傷した。その数時間後、バヌーからミランシャーに向かっていた軍の車列のそばで爆発があり、兵士4人が負傷、そのうち1人が重傷を負った。

hoonMilitant attacks leave 1 soldier dead, 14 wounded in northwestern Pakistan, official says
BASHIRULLAH KHAN、MIRAN SHAH

■タリバン、赤十字スタッフ4人を解放[070929 Reuters]

土曜日にタリバン抵抗勢力が、3日前に拉致された国際赤十字の職員4人を解放した。

「無条件で4人が解放されたことは、我々や彼らの家族にとっては大きな安堵だ」と、カブールの赤十字副責任者フランツ・ロウヒェンシュタインが語った。

アフガン人2人とマケドニア人とミャンマー市民の4人は、水曜日にワルダックでタリバンに拉致された。捕虜の1人は、丁重な扱いを受けたと述べた。

「丁重に扱われた。取り調べもなければ、質問もされなかった。タリバンと同じ状況下で過ごした。食料や水もあった」と、マケドニアの捕虜が語った。「ずいぶん山の中を歩いた。その夜、どこかの家で過ごした。2晩だ。そして今朝、山を降りた」。「怖くはなかった。タリバンとはこれまでも接触しており、彼らを良く知っている」。

《赤十字職員、ドイツ人捕虜と会う》

赤十字のチームは、7月に拉致されたドイツ人技師の解放をめぐってタリバンと話し合ったが、まとまらずに引き返す途中だった。マケドニア人は、ドイツ人捕虜と会ったと語った。

「彼を見た。彼は歩くことはできたが、健康状態はわからない」という。ドイツ人がなぜ解放されなかったか問われると、「それは言えない。極秘だ」。

赤十字職員を拘束していたタリバン司令官は、彼らがスパイだと勘違いしたという。「彼らがワルダックに到着したときに、スパイ目的でやってきた外国人だという情報があった」と、ワルダックのタリバン司令官ハッジムッラーが報道陣に語った。「我々の治安部隊に、彼らを拘束するように命令した。尋問してみると赤十字の職員であることがわかった。だから、責任者が彼らの解放を命じた」。しかし、この地域に侵入する他の外国人は拘束すると警告した。

国際赤十字はあらゆる武力衝突において中立的な立場を取るために、世界中で一目置かれている。アフガニスタンでは外国人60人とアフガン人1300人の職員を抱え、毎年アフガニスタンで拘束されている数千人の囚人を訪れ、人道法に基づいた取り扱いを受けているか監視している(後略)。

hoonTaliban free 4 ICRC staff kidnapped in Afghanistan
Jon Hemming、KABUL

■カルザイ、タリバン責任者との話し合いを申し出る[070929 AP]

カルザイ大統領が土曜日、カブールで自爆攻撃があった数時間後に、タリバン責任者との話し合いを申し出た。

カルザイは最近、タリバンと対話することをたびたび申し出ているが、今回はオマール師やヘクマチアルと会う準備があると申し出た。「彼らの居場所がわかれば、彼らに来てもらわなくてもいい。私自身が彼らを訪れたい」。「尊敬すべきムッラー、そして尊敬すべきヘクマチアル、なぜあなたがたは国家を破壊するのですか」。

カルザイは、部族民を通じてタリバンと接触しているが、政府には戦闘員たちと直接話し合うルートがないと語った。カルザイはオマール師はクエッタにいると主張しているが、その居場所は不明である。

「もしタリバングループやタリバン数人が私を訪れ、『大統領、ここに自分たちの場所がほしい、あるいはこの省に自分たちも参加したい、副相としての地位が欲しい、もうこれ以上戦いはやめる』というような申し出があれば、これを受け入れたい。もう戦争を終わりにしたい」と、カルザイが述べた。「このような申し出があれば、それは本当に簡単なことだ。政府内の地位を彼らが望むのであれば、それを与えたい」。

カブールの米大使館は、タリバンはテロリストであるために、彼らとの対話は支持しないと述べた。しかし国連やNATO軍は、タリバンの多数が武器を捨てることに興味があるという。アフガニスタンにおけるNATO大使のダーン・エバーツが今月、同盟軍は対話の可能性を探りたいと語った。

(中略)カルザイは今月の初めにタリバンとの話し合いを呼びかけたが、タリバン報道官のカリ・ユーセフ・アフマディは、外国人がアフガニスタンからまず撤退すべきだと述べた。カルザイは、これには応じられないと土曜日に述べた。「国家の道路が舗装され、電気や水を得るまで、アフガン国軍や警察が強化されるまでは、外国人にアフガニスタンにいてほしい」。アフガン国籍のタリバン戦闘員と「平和と安全」のために話し合いをしたい、と述べた。アルカイダや外国人戦闘員との話し合いは、除外した。

いっぽうNATO軍によると、土曜日に行なわれたアフガニスタン東部の戦闘で、兵士1人が死亡した。国籍は明らかにされなかったが、東部にいるのは米軍である(後略)。

hoonKarzai offers to meet Taliban leader
JASON STRAZIUSO、KABUL

■アメリカの無人偵察機、ワジリスタンで「撃墜」される[070929 Daily Times]

北ワジリスタンで、アメリカの無人偵察機が撃墜され、住民たちが機密諜報備品一式を奪ったと関係者が述べた。

機体の残骸を、ミランシャーから25キロ離れたランド・ムハンマドヘール村のそばで見ることができる。

軍報道官のワヒード・アルシャッド少将は偵察機が墜落したことを認め、「技術的欠陥のために墜落したようだ。地元の住民が機内の備品を持ち去った」と述べた。

このような偵察機は南北ワジリスタン上空を常に飛んでおり、アルカイダやタリバンを追跡しようとしている。同じような偵察機が、去年も撃墜された。

hoonUS drone‘shot down’in N Waziristan
MIRANSHAH


■カブールでバス爆発、兵士27人死亡[070928 BBC]

カブールで強力な爆弾を用いてバスが爆破され、アフガン国軍の少なくと27人が殺害された。バスは爆発で大破し、遺体が散乱した。関係者によると、自爆犯による犯行で、バスはまっ二つになった。

タリバンが犯行声明を出した。6月にもカブールでバスが攻撃され、35人の関係者が死亡している。

国防省報道官のザヒール・アジミ将軍は、今回の爆発でさらに21人が負傷したと語る。軍服を着た男がバスに乗り込み、爆発物を起爆させたという。

garrKabul bus blast kills 27 troops

■赤十字活動家解放のために、話し合い[070928 AFP]

ドイツ人捕虜を解放するために活動していた外国人2人を含む赤十字の活動家4人の解放をめぐって、アフガン人たちが交渉を続けている。

男たちを水曜日に拉致した犯人側とワルダックで話し合いが行なわれていると、ワルダックのサイード・アバド地区の知事が語った。「長老を通じて、犯人とコンタクトを取っている」と、地区の知事、アナヤトゥッラー・マンガルが語った。

タリバンの報道官は、自分たちが誘拐に関わっていることを否定している。しかしそのうちの1人のザビフッラー・ムジャーヒッドは金曜日、ワルダックの仲間たちが関わっているかどうか、現在調べていると述べた。「ワルダックのムジャーヒディンとコンタクトをとったが、赤十字関係者を拉致したという情報はまだない。しかし、タリバンが拉致した可能性もある」

ムジャーヒッドは、もしタリバンの犯行であれば、赤十字の職員を無条件で解放するという。「赤十字はアフガニスタンでは良い仕事をしており、我々は彼らに協力しなけれぱならない。被害を受けるようなことがあってはならない」。ムジャーヒッドによると、赤十字は政府に、4人の解放のために軍事行動をしないように要請したという。「部族民長老を通して、解決するべきだ」。

(中略)職員はアフガン人2人の他に、ミャンマーとマケドニアの出身者だという。

(中略)9月15日にはロガール州で、バングラデシュ出身の開発計画団体の職員が拉致され、いまだに解放されていない。タリバンは犯行を否定し、犯罪団の仕業と考えられている(後略)。

hoonNew efforts to free Red Cross workers in Afghanistan
Mohammad Yaqob、GHAZNI

■パキスタンの爆発で兵士死亡、12人負傷[070928 AFP]

金曜日にパキスタンで、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発して治安部隊の車列に命中し、兵士1人が死亡、12人が負傷した。

車列はタンクからデーラー・イスマイル・ハーンに向かっていたと、軍報道官のワヒード・アルシャッドが述べた。「武装勢力が道路脇に簡易爆弾を設置して、治安部隊が通過したときに爆発した」。負傷した兵士のうち2人は重傷だという(後略)。

hoonSoldier dead, 12 wounded in Pakistan blast
ISLAMABAD

■北ワジリスタンの衝突で9人負傷[070928 News]

木曜日に北ワジリスタンで武力衝突が続き、治安部隊委員4人を含む9人が負傷した。

情報源が語ったところるよると、部族民武装勢力がミールアリから8キロ離れたカジョライの検問所を襲撃して、治安関係者2人が重傷を負った。武装勢力は、夜、重火器を用いて攻撃してきた。治安部隊が報復して、武装勢力の隠れ家に向けてロケット弾や大砲で攻撃した。流れ弾が検問所の近くにあったカシミール・ハーンの家に命中し、女性2人と子供3人が負傷した。

5人が死亡したという報告もあるが、明らかではない。

これとは別に、ミランシャーから15キロ離れたミランンシャーとラズマックを結ぶ道路にあるタール検問所も襲撃され、治安部隊関係者2人が負傷した。軍が応戦したが、武装勢力側に死傷者がいるかどうかはわからない(後略)。

hoonNine injured in N Waziristan clashes By Mushtaq Yusufzai &
Muhammad Mujtaba、PESHAWAR/MIRANSHAH

■アフガニスタンで殺害された2人のNATO軍兵士はオランダ人[070927 AFP]

アフガニスタン南部でタリバンが基地を攻撃してNATO軍兵士2人が死亡したが、兵士はオランダ兵だったと、オランダ軍が木曜日に発表した。

数時間続いた攻撃で、3人目のオランダ兵も負傷した。これまでアフガニスタンでオランダ兵6人が死亡している。

(中略)アフガニスタンでは今年に入って、国際軍兵士175人が死亡している。そのうちの1人は、火曜日にアフガニスタン南部で死亡した。また月曜日にもNATO軍兵士が1人がアフガニスタン南部で、また同日ファラ州で起きた爆発でスベイン軍兵士2人が死亡した。

hoonTwo NATO soldiers killed in Afghanistan were Danes: Denmark
COPENHAGEN

■援助活動家、アフガニスタンで拉致される[070927 AP]

先月拉致された韓国人の解放のために協力した赤十字の外国人2人が、ドイツ人捕虜の解放のために武装勢力と話し合ったあとに拉致された。

アフガン政府関係者が、赤十字の外国人活動家2人が、ワルダックで外国人の運転手2人とともに、7月に拉致されたドイツ人の解放を話し合うためにワルダックに向かった。水曜日の午後、4人とも拉致されたという。

ワルダック警察長官のエワス・ムスリムヤールが、外国人2人がサラール地区で拉致されたことを確認した(後略)。

hoonAid workers kidnapped in Afghanistan
KABUL

■タリバン報道官、逮捕を否定[070927 AP]

タリバン報道官だと主張する男が、自分が逮捕されたという政府が木曜日に発表した報告を否定した。

内務省によると、カリ・ユーセフ・アフマディが弟と、水曜日にヘルマンド州のスフィヤン村で実施された作戦で逮捕されたと発表した。

しかしアフマディだと主張する男が『AP』のレポーターに電話をかけ、報告は間違っていると述べた。レポーターは、彼の声を確認した。「私は逮捕されていない。同じ名前の無実な男が逮捕されたのかもしれない」。

タリバンは、非常に洗練された方法でメディアにアクセスしてくる。ジャーナリストたちはアフマディに連絡を取り、タリバンのコメントを求めている。しかし、タリバン報道官は一般民衆の前に出てくることはないために、その素性はわからない。常に電話やテキストで連絡がある。どこにいるのか、タリバンのリーダーと関係があるのかも、わからない。

ジャーナリストによると、アフマディだと主張するタリバンが、少なくとも4人いるという。『AP』のレポーター2人が、数回男をインタビューしているが、アフマディだと名乗る別の男もいた。『AP』は、この男のコメントを報道していない。最近は、アフガニスタン南部の報道官だというアフマディが2人いる。またアフガニスタン北部と東部の報道官だと名乗るザブゥッラー・ムジャーヒッドがいる。

別の2人の報道官が過去2人の間に逮捕されたが、すぐに新たな報道官が交替した(後略)。

hoonTaliban deny spokesman arrested
AMIR SHAH、KABUL

■ムッラー、拉致警察官2人を解放[070927 Daily Times]

水曜日にモーラナ・ファズルッラーの部下たちが、行政側が過激派3人を釈放したのと引き換えに、警察官2人を解放した。

情報源によると、チャルバー警察が先週、過激派3人をグル・バー爆発事件との関係で逮捕した。逮捕者のうちの2人は、モーラナと親しい関係にあるという。モーラナは逮捕を「不法」と非難して警察に抗議し、仲間たちの解放のために、支持者たちに向けて警察や国境警察隊員を拉致するように指示していた。

これを受けて過激派たちがトゥタヌ・バンダ検問所を襲撃して、警察官バハダール・ジャンを殺害、同僚2人を拉致した。これらの警察官を拉致したことで、警察はモーラナを告訴した。

水曜日に行政官がモーラナと話し合った。後にモーラナは、話し合いはスワート谷の平和維持のためで、成功したと述べた。警察官が無条件で自分の仲間を釈放したために、拉致した警察官も解放したという。

hoonMullah's men release 2 kidnapped cops
MINGORA

■アフガニスタンで165人以上の抵抗勢力、殺害される[070926 AP]

水曜日にアフガニスタン南部で、タリバン戦闘員165人以上と米軍主導軍兵士1人が死亡した。

戦いの1つは、タリバンが支配するヘルマンド州のムサカーラの近くで、抵抗勢力数十人が同盟軍とアフガン軍のパトロール隊を機関銃や迫撃砲、ロケット推進手榴弾を用いて襲撃したことから勃発した。翌日、さらにタリバンが集まって来た。

同盟軍は砲撃を行ない、その後戦闘機も飛来して、タリバン戦闘員100人以上を殺害したという。同盟軍兵士1人が死亡し、4人が負傷した。

英軍は2月にムサカーラで和平協定を結び、村の長老に治安を任せて撤退したが、タリバンが村を占拠し、それ以来この地域を支配していた(中略)。

隣のウルズガン州のカクラック村では、タリバン戦闘員80人以上がアフガンと同盟軍のパトロール隊を襲撃した。火曜日の夜、6時間にわたる戦闘が展開したという。同盟軍の戦闘機がタリバンを空爆し、65人以上の戦闘員が死亡した(後略)。

hoonOver 165 insurgents killed in Afghanistan
ALISA TANG、KABUL

■パキスタンの武装勢力、「アメリカのスパイ」2人を殺害[070926 AFP]

親タリバン系武装勢力が2人の男を殺害し、アメリカのスパイだと非難した。

(中略)武装勢力がバッドシャー・ワジールの喉を掻き切り、ミールアリの道路に放置した。「彼の遺体は木の箱に入れられ、アメリカの重要なスパイだと非難するメモが残されていた」という。

いっぽう同じ地域で、3ヵ月前にアメリカ人のためのスパイだとして拉致された、アフガン難民の遺体も発見された。モーラビ・シャムスッディンは、射殺されていた。

hoonMilitants kill two 'US spies' in Pakistan
MIRANSHAH

■軍首脳部、パキスタンの崩壊を画策[070926 Asia Times]

(前略)アルカイダは、正統派スンニとシーアが「タクフィリ」と呼ぶ過激派を生み出すことに成功した。アルカイダ内部にタクフィリが生まれたことで、反体制運動がますます盛んになってきた。この概念は、タタール人の侵略に対して中立的な立場を取ったスルタンに、態度を変えなければ反逆することを脅迫した13世紀のイスラーム学者、イブン・タイミーヤの哲学に基づいたものである(中略)。

タクフィールの目的は、南北ワジリスタンにおけて体制側に対する抵抗運動を続けることで、政府を失墜させるか、政府に自分たちの主張を認めさせようとしている。

(中略)いっぽうしばらく鳴りを潜めていたビンラディンは、最近3つのビデオとオーディオテープを発表した。ちょうどこの頃ワジリスタンのさまざまなイスラーム過激派は、ムスリム国家に反旗を翻してムスリム軍と戦うことなど、相互間の見解の違いを乗り越えて1つにまとまったところだった。

これらのグループは、オマール師が率いるタリバン、南北ワジリスタンのムジャヒディン議会が率いるパキスタン人タリバン、シェイク・エッサ、アブ・ワリード・アンサリ、アブ・ヤハヤ・アル・リビなどのアラブ人学者、モーラナ・イリアス・カシミールが率いる南北ワジリスタンのパキスタンジハード組織である。パキスタンジハード組織は、アフガニスタンの抵抗運動に参加するためにパキスタン陸軍を退役した元関係者からなる、同盟グループである。

ビンラディンは今回はじめて「ムシャラフと彼の軍隊、彼の政府と支持者に対して戦う」よう、メッセージを送った(中略)。パキスタンはすぐにビンラディンの呼びかけを退け、軍報道官のワヒード・アルシャッドは、「ビンラディンが人々に決起を呼びかけたが、人々が彼に従うのであればすでに行動しているはずだ。ここには彼に従う者は、ほとんどいない」と述べた。

しかし、これは一般人向けの発言であり、パキスタンやサウジ・アラビアの諜報組織はこれを深刻に受け止め、協力して対策を取ることになったのだ。

イスラマバードは最近の展開に対して危機感を持ち、サウジに頼んで、アルカイダに反体制運動を放棄するよう説得してもらうことにした。サウジも、もしビンラディンがパキスタンで成功したなら、自分たちが次の標的になると心配している。従って協力体制をとることにした。

目撃者によると、先月サウジ大使館関係者が北ワジリスタンを訪問した。関係者はザワヒリかビンラディンに会おうとしたが、会うことは許されず、アルカイダ責任者の2番手に会った。

関係者は地元パシュトゥンの服を身につけ、食料などの贈りものを持参した。サウジ王家からのメッセージも、届けられた。北ワジリスタンに2日滞在したあと、イスラマバードに無事帰った。その直後、パキスタンのサウジ大使、アリ・アワード・アル・アシリがサウジに帰国した。彼は、いいニュースをもたらしたのではない。パキスタンとサウジの両方と停戦協定を結ぶという申し出は、アルカイダに拒否されたのだ。アルカイダ責任者は両国政府を失墜させ、「非イスラーム的」政府を排除し、パキスタンに過激派寄りの政策を行なわせようとしている。

アルカイダのグローバル戦略にとって、パキスタンが踏み石である(中略)。

《ジハード組織、標的を定める》

9月13日にタルベラ・ガジ・キャンプのザラール・カンパニーに対する攻撃で、イスラマバードで警報が鳴った。ザラール・カンパニーは、対テロ作戦に従事している。

これまでもパキスタンのジハード組織は体制側を攻撃してきたが、今や「ゲリラ」戦術を行なうようになった。

ワジリスタンでは元軍関係者が、パキスタンジハード司令官のモーラナ・イリヤス・カシミールの元で活動している。彼らは中堅軍人(大尉、少佐、大佐)などで、9.11以後、陸軍を退役した者たちである。

当初ワジリスタンで作戦を行なうパキスタン軍との戦いは、パキスタンの特殊部隊員(ザラール・カンパニーに所属していた)だった、元大将が指揮を取っていた。パキスタン平和維持部隊員としてシエラレオネに派遣されたこともあるアフマッド大尉(偽名)は数ヵ月前、ヘルマンド州のガルムサール地区で英軍と戦い、死亡した。

この大尉はカシミール独立運動の兵士たちに、スリランカのタミールの虎のゲリラ戦法を教えた。カシミールでこれが、成功した。アフガニスタンでは、コースト、パクティア、パクティカで、ヴォー・グエン・ザップの3局面からなるゲリラ戦法を採用して、戦闘員たちを指導した。これが南北ワジリスタンで、パキスタン軍に対して用いられている。

最初の局面は、南北ワジリスタンにおけるパキスタン軍との武力衝突だ。これは数年続いており、成功した。軍は撤退し、武装勢力たちを放置した。

次の局面は始まったばかりだ。武装勢力は孤立した検問所や個人を標的にしている。これも成功して、500人以上の陸軍関係者が、さまざまな場所で拉致された(ほとんどが、解放されている)。

同時に抵抗運動は広がった。モーマンドやバジョール、タンク、デーラ・イスマイル・ハーン、スワートなどである。特にスワート谷を中心に、激しい攻撃が始まるだろう。

(中略)最終局面として、元陸軍関係者たちは、イスラマバードにおける戦いを計画している。まずは来月予定されている大統領選挙だ。

hoonMilitary brains plot Pakistan's downfall
Syed Saleem Shahzad、KARACHI

■アフガニスタンで40人近く死亡、うちカナダ兵1人[070925 AFP]

アフガニスタンの新たな武力衝突で、カナダ兵1人を含む40人近くが死亡した。

(中略)火曜日の夕方、スピンボルダックでバイクに乗った自爆犯が自爆し、警察官5人が死亡、3人が負傷した。攻撃は、スピンボルダック警察司令官のアブドゥル・ラザックを狙ったものと思われる。「私は無事だが、警察官5人が殺害された」と、ラザックが述べた。

いっぽう月曜日に、カンダハルで戦車を修理していたカナダ兵が、迫撃砲の攻撃で死亡した(後略)

hoonCanadian soldier among nearly 40 killed in Afghanistan
KANDAHAR

■勢いづいたタリバン、攻撃を激化、範囲を広げる[070925 Washington Post]

弱い政府と安全を心配する一般民衆につけこみ、タリバンはアフガニスタンの抵抗運動をますます盛んに行ない、カブールのすぐ郊外でも攻撃を実施し始めたと、欧米外交関係者やアナリスト、援助活動家たちが語る。

特に憂慮されるのが、国際治安部隊の本部があるカブールの周囲の州に、タリバンが攻撃範囲を広げてきたことである。これらの隊は、カルザイ政府を助け、国家の安定させ、ビンラディンを探し出し、大きな打撃を受けた国家を再建しようとしている。今のところ成功は、ほんの一部である。

(中略)カブール周辺に対する攻撃は他の地域と比べれば少ないが、データからみると、タリバンは今年の夏「心理的に優位になったとこがわかる。政府を脅かすことはまだできないが、これまでのうちで、その目的を達成することに最も近づいた」と、米国防省諜報局の元アナリスト、ジョン・マックリアリーが語る。

(中略)「南西部の国境地帯全体に攻撃が広がり、特に東部の攻撃が急速に広がり、さらにここ4ヵ月で中央部にも広がった」と、Afghanistan NGO Safety Officeのアナリスト、ニック・リーが語る。

(中略)アメリカのアフガニスタン侵攻後、アメリカやアフガン、パキスタン政府関係者は、タリバンはすでに終わったと説明した。しかし今、そのような主張は否定されている。「問題は、彼らが果たして敗北したのかということだ。私は、敗北していなかったと思う」と、NATO軍最高司令官である、米軍のダン・マックニール将軍が語る。

アナリストの多くが、タリバンはパキスタンから援助を受けていると主張する。イスラマバードはこれを強く否定している。諜報組織のアナリストたちによると、タリバンの責任者はクエッタに集まっているという。「アフガニスタンで数人のタリバンを殺害することはできる。しかし、彼らがどこで訓練を受けているか、どこで洗脳されるのか、どこで武装しているかを見るべきだ」と、カルザイの報道官のハットドザダが語る。「この質問をパキスタンですれば、軍隊はすぐに引き上げることができるだろう。あそこに問題の根源があるからだ」。

カルザイは、タリバンと話し合おうとしており、最近は韓国人関係者がタリバンと直接話し合うことを許可した。

(中略)今日、1990年代にタリバンを育てた要因−汚職、犯罪、機能しない政府−が、最近のリバイバルの勢いに拍車をかけている。実際は彼らの運動を支持、再び彼らが権力の座に着くことを望んでいる人々はほとんどいないが(後略)。


Emboldened Taliban Reflected In More Attacks, Greater Reach
John Ward Anderson、KABUL hoon

■負傷したイタリア人2人、救出[070924 AP]

アフガニスタン西部で月曜日に、NATO軍と戦闘機に援護されたイタリアの奇襲隊が、銃撃戦の末イタリア人諜報部員2人を救出し、少なくとも犯人9人が死亡した。

救出されたイタリア人は負傷したが−−そのうちの1人は重傷−−、イタリアの首相ロマノ・プロディは、作戦が成功し、今後アフガニスタンにおける誘拐事件を防ぐことができるかもしれないと述べた。

アフガニスタン各地で武力衝突があり、少なくとも31人が死亡した。この中にはスベイン軍に属するNATO軍兵士2人とイラン人通訳も含まれ、全員地雷が爆発して死亡したと、スペイン国防省が述べた。3人が重傷を負った。

ローマの国防相アルトゥロ・パリシによると、シスミ諜報組織に所属するイタリア人2人が、アフガン人同僚2人とともに土曜日にヘラートで行方不明になった。

2人が諜報官であったために「非常に危険で」、すぐに救出作戦を実施する必要があったという。イタリア軍は、無人偵察機やヘリコプターを用いて犯人たちを監視していた英軍、独軍、米軍に援助されたという(中略)。

犯人たちが月曜日に、2台の車に分乗してファラ州から南に出発したために、作戦を実施することになった。イタリアの特殊部隊がファラ州で車列を襲撃して銃撃戦となり、犯人9人を殺害した。

イタリア人1人は重傷を負った。もう1人も負傷したが、命に別状はない。2人とも、犯人に叩かれたという。イタリア人たちが、救出隊と犯人のどちらに撃たれたのかは、明らかではない。

イタリア人に同行していたアフガン人通訳も負傷し、運転手だったもう1人のアフガン人は、死亡した。NATO報道官は、運転手が誘拐を手引きした可能性があることをほのめかした(後略)。

hoon2 Italians rescued, hurt in Afghanistan
ALISA TANG、KABUL

■テロ容疑者逮捕のあと、パキスタンの部族地帯をかいま見る[070924 New York Times]

2ヵ月間パキスタンで拘束されて、パキスタン人や欧米関係者からテロとの関係を問われた45歳のドイツ国籍のアリーム・ナシールは、「彼らが私のことを疑う理由は、大いにある」と語る。

2001年の9月11日直後、今後もテロ攻撃があるだろうと発言していたために、ドイツの要注意者リストに入れられていた。ナシールは、政府が過激派と特定していた人間と関係していたことや、宝石商としてしばしばパキスタンの部族地帯を訪れたことも認めた。

最近部族地帯を訪れた際に、友人の結婚式で花火の事故があり、腕に火傷を負ったという。しかしドイツの法廷は、部族地帯のアルカイダ訓練所で爆弾製造の訓練を受けた際に、誤って爆弾を爆発させて負傷したことを取り調べで告白したという。

ナシールは、アルカイダと関係していることを否定し、パキスタンの工作員の拷問を受けたために告白した、と語る。先月パキスタンの最高裁判所の命令で解放され、母国に帰った。現在ドイツで取り調べを受けている。

パキスタンの部族地帯でテロ訓練が行なわれていると噂されるが、ナシールや諜報関係者の話から、この地域の様子をかいま見ることができる。

(中略)ナシールの逮捕によって、イスラマバード、ワシントン、ベルリンに警鐘が鳴らされた。ドイツ人女性と結婚している技術者のナシールは、1987年にドイツからパキスタンに移った。9.11直後、ドイツでも同じようなテロ攻撃があるだろうと彼が発言したことを、エネルギー研究所の同僚が当局に報告したために、要注意人物リストに入れられていた。彼は大げさにされてしまったと、話す。(中略)彼の友人の中には、9月に逮捕されたドイツの車爆弾事件首謀者を含む、バヴエリアン・モスクのイマームがいる。

(中略)ナシールは、5年前にエンジニアとしての仕事を失ったために宝石商になり、ヨーロッパ各地からパキスタンの部族地帯までを歩き回ったという。

しかしドイツ政府は、別の見方をしている。ISIからの情報として、彼が資金や戦闘員の調達、望遠鏡や暗視ゴーグルなどを提供して、アルカイダに協力したという証拠があるという。本人にも、アルカイダのために戦うことを決意しているという。

ナシールは6月18日に、ラホールからドイツに帰ろうとしていたところを逮捕された。その直前、部族地帯に10日間滞在していたといわれる。ISI関係者に、「お前がそこにいたことを知っている。お前のことは、すべてわかっている」と言われたという。

ISIは、彼が180ドルの暗視ゴーグルを持ち込んだことも知っていたという。しかしナシールは、ヤギやヒツジを所有する北ワジリスタンの友人のために買ったと説明する(中略)。その後、欧米諜報組織関係者−−おそらくアメリカ人とイギリス人−−の、取り調べを受けた。

(中略)質問は南北ワジリスタンを訪れたときのことに集中し、訓練所の責任者ナンバー3だというシェイク・サイードのことや、アブ・ウバイダ・アル・ミスリという男が運営する訓練所を訪問したことがあるかなどと、聞かれたという。(中略)ナシールは、取り調べ官から拷問を受けたと語る。

(中略)ナシールは、旅をしている最中、銃撃戦や爆発音が聞こえ、武装勢力が演習を行なっていのだろうと思ったという。またアルカイダ工作員と思われる、アラブ人を見かけることもあった。しかし訓練所の人間に会ったこともないし、訓練所を見たこともないと主張した。南ワジリスタンのワナに滞在中は、テロと関係したと疑われているドイツ人には、誰1人遭わなかったという(後略)。

smellAfter Terror Arrest, Glimpses of Tribal Pakistan
By MICHAEL MOSS and SOUAD MEKHENNET、STUTTGART

■スベイン兵2人、アフガニスタンで死亡[070924 AFP]

月曜費にアフガニスタンで車列が爆発してスベイン兵2人が殺害され、2人が重傷を負ったと、スベイン国防省報道官が発表した。スベイン軍と行動していたイラン人通訳も、この爆発で死亡した可能性があるという。

「装甲車が通過したときに爆発があった。どのような爆発だったかはわからない」と報道官が述べ、現場は西部のファラ州のシェワンだという(後略)。

hoonTwo Spanish soldiers killed in Afghanistan: defence ministry
MADRID

■アフガニスタンで拉致されたイタリア兵、解放される[070924 AFP]

NATO軍がアフガニスタン西部で軍事作戦を実施し、拉致された2人のイタリア兵を救出した。兵士は、2人とも負傷した。

土曜日にヘラートで、NATO軍の兵士2人が、アフガン人通訳と運転手とともに行方不明になった。「ISAFの作戦が実施され、2人とも救出された。2人とも負傷している」と、カブールのイタリア大使館が発表した。犯人の素性はわかっていない。救出作戦で、犯人のうち少なくとも5人が殺害されたと、イタリアのANSA通信社が発表している。(中略)ローマのイタリア国防省は、兵士2人は重傷を負ったという。

(中略)男たちはシンダンド地区で地元のタリバン司令官に拉致されたと、アフガニスタン西部の警察長官アリ・ハーン・フセインザダが語った。しかし、タリバン報道官のユースフ・アフマディは、男たちに関する情報はないと語っている。フセインザダは、「諜報情報によると、タリバン司令官のムッラー・アブドゥル・ハミッドが彼らを拉致し、ファラ州とシンダンド州の間にある地域に連れて行った」。通訳と運転手は、ヘラートに戻った。

カブールの外交筋によると、イタリア人は准尉で、定期的に地元の人間に会うことを仕事としていたという(後略)。

hoonTwo Italian soldiers kidnapped in Afghanistan free
HERAT

■アメリカの警備会社が襲撃され、3人死亡[070924 Reuters]

アフガニスタン西部におけるタリバンの襲撃で、アメリカの警備会社のアフガン人警備員3人が殺害され、10人が行方不明になった。

日曜日の夜にファラ州で車列が襲撃され、その後武装勢力と警備員との間で衝突があった。「タリバンが車列を襲撃して、会社の警備員3人を殺害した。また10人が行方不明になった」と、ファラ州警察長官のアブドゥル・レーマン・サルジャンが語った。州政府関係者は、この襲撃で警備員13人が死亡したと述べている。

(中略)さらに日曜日、バダクシャン州で何者かが警察と政府関係者を乗せた車に発砲した。警察官7人のほか、5人が死亡した。犯罪団の仕業だという。しかしタリバン報道官が、自分たちの仲間が襲撃を行なったと述べた。

さらに日曜日アフガニスタン東部で、NATO軍兵士が小火器で攻撃され、死亡した。

hoonU.S. security firm ambushed in Afghanistan, 3 dead
HERAT

■ワジリスタンで検問所と車列が襲撃される[070924 Dawn]

土曜日の夜から日曜日にかけて、武装勢力が北ワジリスタンで軍の車列と検問所を襲撃した。治安部隊が応戦して、戦闘員2人を殺害した。

情報源によると、軍の車列がバヌーからミランシャーに向かう最中、2ヵ所で爆弾が爆発した。最初はサイドガイの近くで爆発があり、次にカラム・コット地区で爆発があった。車列に被害はなく、ミランシャーに到着した。

また土曜日の夜、武装勢力がミールアリの近くのザラミラ検問所を襲撃した。情報源によると、武装勢力がロケット弾6発を撃ち込み、治安部隊が応戦して、地元戦闘員2人がを殺害した。

いっぽう武装勢力が、デガン地区にいる治安部隊に食料を供給していた、2人の部族民を殺害した。目撃者によると、土曜日にデガンでネック・ダールが拉致された。ネックは武装勢力から軍に食料を与えてはならないと警告されていたが、これを無視していたという。彼の首無し死体が、日曜日に発見された。武装勢力の決議に反する者は、同じ運命に遭うと書かれたメモが、遺体に残されていた。武装勢力は、政府が和平協定を破棄したために、今後は治安部隊に食料を提供してはならないと、地元の人間に警告していた。

日曜日に別の部族民グル・ナイーブも、同じ地域で射殺された。家族によると、地元の武装勢力が彼に、軍に食料を供給しないように彼の叔父を説得するよう警告したという。ナイーブは、「兵士たちもイスラーム教徒なのだから、叔父を制止することはできない」と言って命令に従わなかったために、その場で射殺された。

hoonCheckpoints, convoy attacked in Waziristan
MIRAMSHAH

■宗教指導者、政府関係者を拉致すると脅迫[070924 News]

宗教指導者のモーラナ・ファズルッラーが、政府に仲間の解放を要求したが提示した期限が過ぎても実現しないために、これからは政府関係者を拉致し、仲間の解放と引き換えにすると述べた。

モーラナ・ファズルッラーによると、政府が協定に反したために、もはや協定には拘束力はないという。今後はこの地域にシャリーア法を施行するために活動し、警察はこの地域の安全確保に失敗したと付け加えた。

自分の仲間は最近の爆弾事件には関わっていないと述べ、誰がやっているかはすぐに明らかになるだろうと述べた。政府との対話を行なうための準備は整っていたが、政府が協定に違反したために、今後は話し合うつもりはないと付け加えた。

hoonCleric threatens to abduct govt officials
MINGORA

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2007.