【2007年11月12日〜11月18日】


■アメリカ、パキスタンの援助を見直す[071118 Los Angles Times]

パキスタン政府が混乱している今、ペンタゴン関係者たちは、パキスタン対するアメリカの軍事援助システムを変更して、イスラマバードがイスラーム過激派と戦うための資金にしようとしている。

また国防省関係者は、パキスタンが援助金として受け取った10億ドルを何に使ったか詳細に報告させ、使途先をワシントンがコントロールしようとしている。

9.11以後ブッシュ政権は、パキスタンにイスラーム過激派に対抗するための資金として巨額な金額を提供してきたが、この新たな試みはムシャラフとの関係を根本的に変更するものである。

ペンタゴンは、Coalition Support Fundsと呼ばれる巨額の、そして大きな議論をまきおこした援助計画を再検討している(中略)。これまでの軍事援助プログラムにおいて、アメリカの援助には法的規制がかけられ、支払われる金額に対して大統領の承認が必要だった。それに対して9.11以後のCoalition Support Fundsは報告の義務がなく、パキスタンからの明確な詳細報告はない。(中略)

「管理されていないために、また与えられた金額がとてつもなく巨額であるために、不透明な取り引きという印象を与えている」と、パキスタンに対する軍事資金援助に詳しい関係者が述べた。「あいまいな資金という疑いがかけられている」。

米軍や諜報組織関係者は、パキスタンの武器や備品は、武装勢力と戦うには不十分と見ているが、アメリカのパキスタンの武器や備品に関する援助計画の有効性が疑問視されつつある。

ペンタゴンが、ワシントンとイスラマバードの関係を修正しようとしているが、アメリカはムシャラフに、非常事態宣言を取り下げることなどいくつかの政策変更を求めており、非常にデリケートな時期である。

しかしペンタゴン関係者は、パキスタンがアメリカの援助金の使途先を把握することができないために、いらいらしている。イスラマバードがこれらの資金を、ブッシュ政権が望んでいるようには使っていない、という批判や証拠もあがっている。

ある軍関係者は、アメリカは金が「どこに行くのかを正確に」知る必要があり、パキスタンの金の使用方法に関して「発言権」がなくてはならないと語る(中略)。

ある軍関係者は、ムシャラフが援助金を今回の取り締まりに使用している証拠はないと語る。街頭デモの取り締まりには正規軍は使用されず、警察や準軍隊が行なっている。しかし諜報組織は「トラブルメーカー」の逮捕や、その動向に関する情報提供に関与している。

ブッシュ政権は、パキスタンが部族地帯にいるイスラーム過激派たちに軍事的に対処するために、このプログラムを実施した。それ以後、パキスタンに対する最大の軍事援助となり、2002年の初め以来、53億ドルが提供されている。言い換えれば1月に8000万ドルである。この計画のための資金は、過去6年間の米軍による全援助金の4分の3に相当する。

国防省関係者によると、援助金の使途先を追求しはじめたのは、昨年ペンタゴン関係者がイスラマバードを3度訪れ、パキスタンの財政関係者と会ってからだという。この会合でアメリカ関係者は、パキスタンがCoalition Support Fundsを何に使用しているか明らかにするように求めた。その後パキスタンの関係者がペンタゴンを訪れ、同じような話し合いが行なわれた。しかしパキスタンは、内容を明らかにすることを拒否した。すでに使用したものに関して話すのではなく、緊急に必要なものを要求し始めた(中略)。

Coalition Support Fundsの資金が何に使われているかは、いまだに極秘である。現・元・ペンタゴン関係者によると、過激派組織の取り締まりやアフガニスタンなどにいる米軍協力に使用しているという。アメリカの中央アジア司令部は、これを認めている。

しかしパキスタンか提供している答えに、ペンタゴン内や外国の援助専門家の間で論議されている。

この計画の立ち上げに関わり、ペンタゴンの財政関係者だったドヴ・ザヘイムは、米軍関係者が、パキスタンが主張している通りに資金が使用されているか、常に監視していたと述べた。

しかし詳細がわからないために、国会ではいつもこれが問題視されている(後略)。

smellU.S. aims to reshape Pakistan aid
Peter Spiege、WASHINGTON

■作戦でタリバン100人死亡あるいは負傷[071118 AFP]

アフガン軍とカナダ軍などが戦闘ヘリコプターに援護され、アフガニスタン南部でタリバン100人程度を殺害、あるいは負傷させた。

土曜日にカンダハルで実施された作戦で、カナダ兵2人と通訳、アフガン軍兵士も死亡した。「情報によると、タリバン100人が死亡、または負傷した」と、カンダハル警察長官のサイード・アガ・サキーブが述べた。「タリバン25人が、一ヵ所に埋葬された」。NATO主導軍はザーリ地区で発生した戦闘で、ヘリコプター戦闘機を用いたという。「タリバン多数が死亡したが、一般市民に犠牲者はいない」。戦闘は夜から日曜日にかけて続いた。

NATO主導ISAF軍は、軍が戦闘に関与したことを認めたが、警察が発表した犠牲者の数を確認することはできなかった。

カナダ軍報道官のカテリーヌ・ラローズが、カナダ軍がザーリの襲撃を実施したと述べた。土曜日にカナダ兵2人と通訳が爆発で死亡したと、ラルーズが語った。金曜日にタリバンがこの地域を攻撃して新婚の女性2人と子供、そしてこれとは別に警察官4人を殺害したあと、アフガン軍と国際軍数十人がザーリに入った。

タリバン報道官のユースフ・アフマディは、タリバンは4人が死亡しただけで、このほかに兵士や一般市民数十人が死亡したという。

アフマディは木曜日にもヘルマンド州で大きな戦いがあり、一般市民多数が犠牲になったと述べた。米軍はこの戦いで武装勢力23人が死亡したと発表している。ヘルマンド州警察司令官のムハンマド・ハッサン・アンディワルが一般市民に犠牲者が出たことを認めたが、数は明らかにしなかった(後略)。

hoonOperation kills, wounds 100 Taliban: Afghan police
KANDAHAR

■アメリカ、パキスタンの核兵器監視密かに援助[071118 New York Times]

ここ6年間ブッシュ政権は、パキスタンの核兵器を守るためにムシャラフに1億ドルの援助を行なっていると、現・元政府関係者が述べた。

しかしパキスタンのリーダーシップの行方が曖昧になっている今、ワシントンが核弾頭や各研究所を守るために十分の努力をしたかどうか、またパキスタンが兵器に関する機密情報をすべて明らかにしていないために、十分な警備ができていないのではないかという議論が起きている。

この援助は連邦予算の中に密かに組み込まれており、アメリカにいるパキスタン人の訓練やパキスタンの核安全訓練センター建設のために費やされている。この施設は今年から動き出す予定だったが、いまだに完成していない。

ヘリコプターから暗視ゴーグル、そして核検出装置がパキスタンに与えられ、核物質や核弾頭、また核研究所の安全を守ることになっている。

アメリカの関係者は、今のところ兵器は安全で、警備面が大幅に向上したというパキスタンの主張を信じているというが、パキスタン政府はアメリカに、これらの備品がどこで、どう使われているか、明らかにしていない。

これはパキスタンが兵器を保管している場所、また現在製造されている新しい核兵器製造可能燃料の量やタイプを秘密にしたいからである。

アメリカのプログラムは9.11以後に計画された。これはアメリカの“permissive action links” またはPALSと呼ばれる核を保護するテクノロジーで、政府の暗号なくして兵器が爆発しないようにするものである。

最終的にアメリカは、このシステムをパキスタンと共有することを中止した(中略)。パキスタンも、アメリカのテクノロジーを核弾頭に使用することで、アメリカがこれらの兵器の使用を不可能にする秘密の「キル・スイッチ」を組み込むのではないかと恐れた。

(中略)『ニューヨーク・タイムズ』は、この極秘計画の詳細を3年前からつかんでいた(中略)。しかしブッシュ政権からの要請で、今日までその詳細を発表することを控えていた。(中略)先週『タイムズ』は、パキスタンが不安定な状態にある今、この計画を再検討すると述べたところ、ホワイトハウスは詳細については語ることは拒否したが、記事の発表を控えてほしいという要請は取り下げた。

(中略)核安全テクノロジーをパキスタンと共有するという議論は、9.11の直後にアメリカがアフガニスタンに侵攻する準備をしていた頃、パウエル元国務省長官がイスラマバードを訪問する直前に持ち上がった。

「我々がアフガニスタンに向かえば、タリバンがこれらの武器を入手しようとする」ことを恐れたと、アメリカのある関係者が述べた。しかしパキスタンの核兵器計画に協力することは、それが安全保護であろうと、国際法やアメリカの法律を侵害することになる。

(中略)『タイムズ』が2年前にムシャラフをインタビューした際に、ワシントンから提供された設備や訓練について尋ねたところ、「詳細は知らない」と述べた。しかし「これはパキスタンにとって非常にデリケートな問題だ。外国機関が我々の施設に入ることは許さない。しかし我々の安全警備は、世界の中でももっとも優れたものだ」と付け加えている。

しかし、ムシャラフがその権力の語に留まることが危うくなって来た今、ブッシュ政権内外は、この計画がどの程度達成され、何が達成されていないかが議論されている。ヘリコプターや安全のための機材提供という計画の第2段階が現在論議されているが、まだ結論に達していない(後略)。

hoonU.S. Secretly Aids Pakistan in Guarding Nuclear Arms
DAVID E. SANGER and WILLIAM J. BROAD、WASHINGTON

■ハヤットゥッラー未亡人、爆発で死亡[071118 Daily Times]

土曜日に殺害された部族民ジャーナリストの未亡人が、北ワジリスタンの自宅の爆発で死亡した。子供たちは無事だった。

「彼女の部屋のすぐ外で爆発があり、即死した」と、ハヤトゥッラー・ハーンの弟のエシャンウッラー・ハーンが述べた。「彼女は1階の自分の部屋、子供たちは別の部屋で寝ていたところ、爆弾が彼女の部屋の壁の外で爆発した」。事件は土曜日の午前3時頃、フルムーズ村で起きた。エシャンウッラーは、ハヤトゥッラーを殺害した者たちの犯行だと述べた。

hoonHayatullah's widow killed in bomb blast
MIR ALI

■陸軍、シャンガラで武装勢力20人殺害[071118 News]

スワートとシャンガラ地域で武装勢力の活動が活発になているが、土曜日にパキスタン陸軍が重火器を使用して地元タリバンの位置を攻撃し、戦闘員20人を殺害した。また元連邦大臣アミール・マカームの家と事務所が略奪された。

政府関係者や地元住民が語ったところによると、土曜日の砲撃や迫撃砲による攻撃で、武装勢力たちは5日前に占拠したアルプリから撤退したという。

いっぽう陸軍関係者たちを現場に送り込むために、スワート地区とマラカンド行政区のマルダン〜ミンゴラ道路に沿って戒厳令が発令された。

軍報道官のワヒード・アルシャッド少将が語ったところによると、治安部隊がシャンガラ地区各地の武装勢力の陣地を攻撃し、戦闘員20人を殺害し、数人を負傷させた。大砲と迫撃砲を用いて武装勢力を攻撃し、アルプリから撤退させたという。

住民は、アルプリから武装勢力がいなくなったと述べたが、後に4台の車に分乗してやってきて、町をパトロールしているという。

(中略)いっぽうシャンガラの住民が、治安部隊による大砲と迫撃砲の攻撃によって50人近くが死亡し、ブレイ・バパだけでも一般市民15人が死亡した。

シャンガラの地元ジャーナリスト、サルファラズ・ハーンが語ったところによると、治安部隊がマッタ・アグワンとビシャムのクンドから、ダウラット・カレイ、タンダル村、ミアン・カレイ、パゴライ、ラヒムサルの丘の上に陣取った武装勢力に対して、数百の迫撃砲と大砲を発射した。ダウラット・カレイの武装勢力の隠れ家が砲撃され、戦闘員8人が死亡した。さらにダウラット・カレイでも5人が死亡した。

(中略)また武装勢力たちはシャンガラ地区で略奪を行ない、元連邦大臣でパキスタンムシリム連合の北西辺境州責任死者、アミール・マカームの自宅や事務所も略奪した。

hoonArmy kills 20 militants in Shangla Military spokesman says troops set to enter Alpuri today
Mushtaq Yusufzai/Musa Khankhel、PESHAWAR/MINGORA

■アフガンの爆弾でカナダ兵死亡[071117 BBC]

アフガニスタンにいるNATO主導軍のカナダ兵2人が、南部で起きた爆発で死亡した。このほかに通訳が死亡し、兵士3人が負傷した。

いっぽう米軍と警察軍が、アフガニスタン南部で抵抗勢力数十人を殺害したと発表した。

カンダハル州のパンジャワイ近くにあるカナダ軍基地のそばで、道路脇の爆発があった(中略)。

さらに土曜日、南部で武器の捜索を実施していたところ、少なくとも抵抗勢力23人が死亡したと米軍が発表した。武器を満載したタリバンのトラックが爆発したという報告もある。

これとは別に、警察がカンダハルでタリバン10人を殺害した。またゴール州では警察がタリバンに襲撃され、少なくとも警察官4人が死亡した。

hoonAfghan bomb kills Nato Canadians

■武装勢力、アミール・マカームの故郷を占拠[071117 News]

治安部隊が武装勢力の隠れ家を継続的に攻撃しているにもかかわらず、シャンガラ地域の武装勢力は前進をつづけ、金曜日には州の代表でパキスタンムスリム連盟のエンジニア・アミール・マカームの故郷に突入した。

ワヒード・アルシャッド軍報道官が、戦闘ヘリコプターと大砲を用いて、スワートのクーザ・バンディとシャンガラの地域本部があるアルプリにいる武装勢力を攻撃したと述べた。

戦闘ヘリコプターがクーザ・バンダイとシャルバーの一般民家を攻撃し、女性3人を含む6人が負傷した(中略)。

武装勢力報道官のシラージュッディンが語ったところによると、プラン地区を占拠し、その後治安部隊や警察が町に入ることを許さないという条件で、地元の親タリバン宗教学者や長老たちからなる委員会に引き渡したという。「我々と合意し、物理的、資金的協力を約束した」。

シラージュッディンによると、宗教者や長老たちが警察を代行して活動すると述べ、政府関係者たちはタリバンが来る前に既に逃げ出していた。

プランの住民によると、武装勢力が町に来たあと、ヤフ・タンギとデーラ・トップに検問所を設置した。数百人の武装勢力が金曜日の早朝、エンジニア・アヌール・マカームの故郷であるプラン地区に入った。すべての警察署や政府関係の建物は空になっていたために、これらを平和的に占拠した。「武装勢力がプルブリとプランを両方占拠したことで、シャンガラ地区全体が彼らの手に陥ったことになる」と、地元の有力者がプランから電話で『The News』に語った。

情報源によると、武装勢力たちはシャガムのアミール・ムカームの生まれ故郷の村から、2キロも離れていない地点にいる。

ペシャワルで自爆攻撃の難を免れたアミール・マカームの家族は、すでにイスラマバードに避難した。自爆攻撃では、彼の近い親戚であるアミール・マカームとピール・ムハンマド・ハーンを含む5人が死亡した。

アミール・マカームの弟であるシャンガラ地区知事のイバドゥッラー・ハーンは、武装勢力たちを阻止することができないことに気づき、安全な場所に避難した。

イバドゥッラーが『The News』に語ったところによると、地元の長老からなるジルガが武装勢力たちと話し合い、プランは平和な場所で住民は真のムスリムであるために、武装勢力たちに退去するように頼んだ。武装勢力たちは政府関係者たちの家を、捜索しているという。

武装勢力は警察官のシェール・ハッサンを家から連れ出し、どこかで監禁している。

いっぽうパキスタン陸軍はベシャムとマッタ・アグワンから、武装勢力に向かって迫撃砲や大砲を撃ち続けている。そのうちのいくつかがダウラット・カレイ・バンダの居住区に命中し、一般民家6軒が破壊された(中略)。

陸軍の車がシャンガラに向かう途中バッタグラム地区で道路脇に仕掛けられた爆弾で大破し、兵士2人が負傷した。

政府はスワート地区とマラカンド行政区に、12時間の戒厳令を出した(中略)。戒厳令は「軍が問題の地域まで安全に運行できるようにするためのものだという。

《AFP追記》

ワヒード・アルシャッド軍報道官が、軍のヘリコプターが金曜日にサイドゥ・シャリーフ空港の近くに陣取った「武装勢力」の拠点を攻撃したと述べた。木曜日にも同地域が攻撃され、抵抗勢力の幹部司令官を含む40人が殺害された(中略)。マティウッラーという名前の司令官が死亡したという。

住民によると、マティウッラーの葬儀が、ファズルッラー師のもとで執り行なわれた。「我々は強力なムジャーヒッドを失った」と、武装勢力報道官のシラージュッディンが電話で語った。

また谷の別の場所では、中国に通じる幹線道路に沿って武装勢力たちが占拠していた高地の戦略拠点を攻撃したと、アルシャッド軍報道官が述べた。

hoonMilitants capture Amir Muqam's hometown
Mushtaq Yusufzai & Musa Khankhel、PESHAWAR/MINGORA

■戦闘機スワートとシャンガラを攻撃、武装勢力40人死亡[071117 Daily Times]

陸軍戦闘機がスワートとシャンガラの武装勢力の拠点を攻撃し、木曜日に武装勢力司令官を含む、戦闘員40人を殺害した。3日に及ぶ戦闘で約100人が死亡したと、関係者が述べた。「陸軍はまだ大きな作戦を実施していないが、ここ3日の間に武装勢力100人を殺害した」と、地域報道官が金曜日にミンゴラで開催された記者会見で述べた。

軍による別の報告では、ミンゴラ近くのサイドゥ・シャリーフ空港に対する攻撃の報復として、治安部隊が抵抗勢力の陣地を攻撃した。声明によると、クザ・バンダ北部に陣取った武装勢力を、コブラ戦闘ヘリコプターとベル・ヘリコプターが攻撃した。「コブラ戦闘ヘリがサイドゥ・シャリーフ空港北部の敵の陣地2ヵ所を攻撃した」。

武装勢力は、軍が発表した死者の数を否定している。

しかし地元の住民が、タリバン司令官のマティウッラーが木曜日の空爆で死亡したことを確認した。ファズルッラー師が、死者のための葬儀を執り行なったという。

「報復攻撃をした。武装勢力の通信を傍受して、彼らが40人を失ったことを確認した」と、軍報道官のワヒード・アルシャッドが述べた。金曜日の死者の数はわからないという。

「いくつかの地域が確保された」と、スワートとシャンガラの武装勢力の拠点に対する政府軍の攻撃が成功したと述べた。「クザ・バンダ(スワート)とアルプリ(シャンガラ)のいくつかの拠点を確保した」と、『Daily Times』に語った。

同時に陸軍は、タリバンが数日前に占拠したシャンガラ地区の攻撃を再び行なった。武装勢力に対する激しい攻撃にもかかわらず、タリバンはシャンガラの他の地域に前進しているという報告が入っている。「武装勢力たちが新たな前線を確保しようとしており、スムホート、シャンガラ、スワビと接するブネールを占拠しようとしている」と、ペシャワルの治安関係者が述べた。

武装勢力たちがブネール地域のチュグルザイとグル・バンダに向かっているという報告が入っている。しかし治安軍が、今のところこの地域を守っている。

陸軍による別の報告によると、武装勢力が金曜日早朝、マンセーラ〜バッタグラム間の道路で治安部隊の車列を手榴弾で攻撃し、兵士2人を負傷させた。

地元政府が金曜日の夜から、マラカンド地域に戒厳令を発令した。

hoon40 militants killed as gunships pound Swat and Shangla
MINGORA/ALPURI

■タリバンに対する攻撃で23人死亡[071117 AFP]

アフガニスタン南部で、同盟軍がタリバンに武器を調達していた男たちを攻撃し、抵抗勢力戦闘員23人を殺害したと、土曜日に米軍主導軍が発表した。

武装勢力たちは木曜日に、ヘルマンド州のガルムサールで殺害された。日曜日には同じ地域で武装勢力15人が殺害され、水曜日には12人が殺害されている。

(中略)木曜日に武器の密輸に関する情報を入手したために、兵士たちが建物の中に入った。「同盟軍を脅かした何人かの武装勢力が、作戦で殺害された」という声明が発表された。

またタリバンの武器を運んでいた車が、原因不明の理由で爆発した。車に爆発物が搭載されていたようで、二次爆発があった。全部で戦闘員23人が死亡し、11人が逮捕された。武器や爆発物はその場で処理された(後略)。

hoon23 killed in raids on Taliban arms suppliers: coalition
KABUL

■パキスタンの武装勢力、ムシャラフの宣言にかかわらず有利に[071116 New York Times]

ムシャラフ大統領は、非常事態宣言は武装勢力たちを取り締まるためだと主張しているが、ここ数日間で彼らはさらに勢力を増大して居住区にまで侵入し、警察官を脅かしていると、地元政府関係者が語った。

パキスタンの中では小さな居住区ではあるが、今週アルプリ地区本部が武装勢力に占拠された事実は、ムシャラフにとっては大きな屈辱だ。武装勢力がパキスタン陸軍にまだ対抗できることが明らかになった。

地元関係者や欧米外交関係者たちは、非常事態宣言が発令されてすでに12日もたったが、政府がこれまで以上に武装勢力と戦っている証拠はない、また非常事態宣言の発令が彼らとのの戦いに効果を与えている様子もないと語る。

かえってこの問題から人々の関心をそらせ、ムシャラフは自身が生存するための制作に集中しているという。

武装勢力がスワートで勝利していることでワシントンは、パキスタンが彼らと戦う能力があるのか、また政府に彼らと戦う意志があるのかを心配している。戦闘員たちはアフガニスタンのNATOや米軍と戦うだけでなく、今やパキスタン政府をも標的としている。

激しい戦闘が続いたあと、武装勢力たちはスワートの大半を占拠した(中略)。シャンガーラの行政本部があるアルプリに入った武装勢力は、非常事態宣言が出されているにもかかわらず、やすやすと警察署を占拠したと、知事のイバード・ハーンが述べた。

「彼らは警察署に真っすぐにやってきた。誰もいなかった」と、電話で述べた。「地区警察長官は逃げてしまった」。なぜ警察署に誰もいないのか尋ねる と、「彼を探している最中だ」とハーンが述べた。「私も同じことを疑問に思っている」。

ある欧米外交関係者によると、木曜日にイスラマバードで行なわれた軍の説明会は、政府の方針を各国関係者に説明するために行なわれるはずだったという。ところが、パキスタン陸軍には、完全武装した約400人に武装勢力と戦う能力がないことが明らかになっただけだという。

これまで政府はスワートを平定するために、準軍隊や国境警察隊や国境警察官に頼ってきた。7月にパキスタン陸軍兵士2000人以上がスワートに送られたが、武装勢力が兵士たちを拉致するために恐れをなし、何もできずにいた。

木曜日に軍は、3日前から始まった戦闘で戦闘員24人以上が死亡したと発表した。しかしワヒード・アルシャッド軍報道官は、軍は木曜日の夜になっても、アルプリの幹線道路を確保できないでいると述べた。

スワートの地元の戦闘員たちはファズルッラー師に率いられている。彼はカリスマ的なイスラーム原理主義の宗教指導者で、ウズベク、タジーク、チェチェンの戦闘員の協力を得ている。マスクをしているために外国人かどうかはわからないが、彼らはパシュトゥ語を話さないためにすぐにわかる。

ファズルッラーは、シャリア法施行のために、戦っている(中略)。「軍は飛行場を確保している」とハーンが述べた。「しかし武装勢力は飛行場からカンジュに通じる1キロにわたる道路をコントロールしている」。またカンジュからさらに北のマッタまでの15マイルも占拠している。

武装勢力が占拠する別の地域コザ・バニでは、軍は武装勢力よりも大きな犠牲者を出したと、地元のNGOで働くアミナ・ハーンが語る。「知事に電話をしたが、兵士8人が死亡し、タリバンはたった3人しか死亡していないそうだ」。

カバルの薬屋のファザル・ワッハーブは、陸軍と準軍隊が幹線道路をコントロールしたと述べた。9才の少年を含む一般市民3人が死亡た。水曜日に行なわれた政府による爆撃と戒厳令のために、人々は水曜日の間は家の中に閉じこもっていたために、食料が不足し始めている。

非常事態宣言が出てからの12日間の動きを見ても、ムシャラフの力が、武装勢力たちの取り締まりに効果をなしていていことがわかる。

非常事態宣言が出された翌日の11月4日に、バイトゥッラー・マフスードによって拉致された兵士213人が解放されたことを、ムシャラフが認めた。またムシャラフは、兵士と引き換えに釈放された過激派は、自爆訓練を受けた者たちで、そのうちの1人は自爆攻撃で告訴された者もいたことを認めた。取り引きを残念に思うが、兵士たちを取り戻す必要があったという。

先週ペシャワルでは政府官僚に対する自爆攻撃があった。部族地帯の政治問題を担当しているアミール・マカームは無事だったが、やはり政府関係者だった従兄弟が、死亡した。

マカーム暗殺未遂は、政府内を戦慄させた。彼は標的として周到に選ばれていた。彼は以前は武装勢力に協力的な宗教政党のメンバーだったが、後にムシャラフが属するパキスタンムスリム連合に寝返っていた。

ムシャラフはマカームが自分の味方になったことを感謝し、親友と呼び、ピストルを贈っている。

武装勢力たちは数百人しかいない。しかし彼らは「軍に大きな打撃を与え、多大な犠牲が支払われるだろう」と、軍事アナリストのハッサン・アルカリ・リズヴィが語った。

彼によると、武装勢力たちは町部からは一掃されるかもしれない。しかし山中に隠れ、ゲリラ戦に転じる。外の地域からやってきた兵士たちは、この地域では外部の人間で、ゲリラ戦には不慣れだ。

さらに宗教者によるブロパガンダ戦争も大きな問題だ。兵士たちに「外国人たちの戦争」に協力してはならないとメッセージを送ったが、これはアメリカのために戦ってはならないことを意味し、政府の準軍隊たちの意気をくじいた。「これまで陸軍は部族地帯やスワートで、これほどまで大きな挑戦を受けたことがない」と、リズヴィが語った。

garrMilitants in Pakistan gain despite decree by Musharraf
Jane Perlez and Ismail Khan、PESHAWAR

■パキスタン軍、戦闘員を攻撃[071115 AFP]

パキスタン軍が北西部で親タリバン系戦闘員たちに報復攻撃を行ない、武装勢力を森や山中に追い込めたと、目撃者が語った。

水曜日に激しい戦闘があり、武装勢力33人が死亡した(中略)。兵士2人と一般市民2人も戦いで死亡したという。武装勢力責任者が、さらに戦闘員3人が夜間攻撃で死亡したと述べた。

(中略)目撃者によると、シャンガラ地区から武装勢力の姿が消えた。「戦闘員たちは軍に攻撃されたあと、森や山中に退去した」。住民によると、これまで武装勢力が占拠していたベレイ・ババ地区に、700〜800人の兵士が派遣されたという。

軍は大砲と迫撃砲を用いて、抵抗勢力を中国に通じる幹線道路沿いの地域から別の地域に追い込み、戦略的に重要な山も占拠したという。

(中略)軍は、ファズルッラーの根拠地であるイマーム・デーリも包囲した。彼の報道官のモーラナ・シャー・ダウランが、軍が攻撃を止めてシャリア法が施行されるまで戦うと宣言した(後略)。

hoonPakistani troops strike back at militants
PESHAWAR

■スワートとシャンガーラの戦闘で62人死亡[071115 News]

水曜日に軍と武装勢力がスワートとシャンガーラ地区で衝突し、ヘリコプターが武装勢力の陣地を攻撃したために、多数の死者が報告されている。

報告によると、全部で62人が死亡した。一般市民8人を含む39人がスワートで、一般市民11人を含む23人がシャンガーラ地区で死亡した。しかし軍報道官のワヒード・アルシャッドは、この2ヵ所で全部で35人が死亡し、そのうち33人が武装勢力で、2人が国境警察官だと発表した。

タリバン報道官のシラージュッディンは、兵士25人を殺害し、200人をシャンガーラで拉致したと述べた。またシャンガーラとスワートで武装勢力が死亡したという報告はないという。仲間1人がクーザ・バンダイ地域で死亡したことが確認されただけだという。

情報源によると、戦闘ヘリコプター4機と重火器や迫撃砲が、火曜日からタリバンに対して用いられていることや戒厳令が出されたために、この地域の生活はと止まってしまった。

アルプリを占拠した武装勢力は、まだこの地域のバザールをパトロールして回っている。軍は抵抗勢力と対戦するために、ザッタグラム側に集った。また武装勢力はベレー・バーバとシャリアット・プル地域に向かっている。軍はすでにこの地域を守っており、両者の間で激しい戦闘が起きた。死傷者の正確な数字はわからない(中略)。

地元のアルプリにいるジャーナリストのサルファラーズ・アフマッドによると、パキスタン陸軍の戦闘ヘリコプターが武装勢力の隠れ家を攻撃した。迫撃砲がパゴレイ地域の民家に当たり、家族が負傷したという。また戦闘員たちはカラコルム・ハイウェイを封鎖しようとしているたが、陸軍がこれを阻止したという(中略)。

いっぽう武装勢力報道官は、政府がシャンガーラ地区の幹部司令官であるハーン・ヒタッブを、シャンガーラのシコニ・モール地域で殺害したという報告を否定した。マッタ町の出身のヒッタブ自身が電話を『News』にかけてきて、「私が死亡したとメディアが報道しているようだが、私は生きている」と述べた(後略)。

hoon62 dead in Swat, Shangla fighting
Mushtaq Yusufzai, Yousaf Ali & Musa Khankhel、PESHAWAR/MINGOR

■パキスタンで激しい戦闘、37人死亡[071114 AFP]

水曜日にパキスタンの北西部で武装勢力と軍との間で激しい戦闘があり、抵抗勢力33人と兵士2人、一般市民2人が死亡したと関係者が発表した。

戦闘ヘリコプターによるスワート谷の抵抗勢力への攻撃は、2日目を迎えた(中略)。治安部隊が武装勢力の車輛を攻撃し、戦闘員17人が死亡した。いっぽうこれとは別の攻撃で16人が死亡したと、軍報道官のワヒード・アルシャッドが述べた。

「作戦にヘリコプターが使用された。丘の上の武装勢力の陣地を攻撃した」と、アルシャッドが述べた。「またこれとは別に、武装勢力17人を運んでいた車が攻撃され、車が丘の上から落ちて死亡した。武装勢力であったことは明らかだ。武器を持っていた」。

また武装勢力が発射したロケット弾がサイドゥ・シャリーフの飛行場に命中し、兵士2人が死亡し、4人が負傷した。治安部隊が、一般市民2人が死亡したと述べた。大砲がマッタの町のそばの家屋に命中し、市民1人が死亡、女性と子供を含む6人が負傷した。またカーバル地区でトラックから砂を運び下ろしていた労働者が、迫撃砲による攻撃で死亡した。

住民や治安部隊関係者によると、軍は長距離砲を用い、ヘリコプターが上空から敵の陣地を攻撃した。また軍は、ラジオセットや手榴弾を所持していた過激派4人を逮捕した。「彼らは過激派で、会話が盗聴されたために逮捕された。彼らの関係者たちを調べている」(後略)。

hoonHeavy clashes in Pakistan kill 37
PESHAWAR

■国境警察関係者、ミランシャーで殺害される[071114 Daily Times]

武装勢力がミランシャーの近くのグーラム・ハーンで、遠隔操作爆弾を用いて車列を爆破し、国境警察関係者1人が死亡、10人が負傷した。

事件は月曜日の夜の10時頃に起きた。治安部隊は大砲を用いて報復し、戦いは火曜日の朝の8時まで続いたという(後略)。

hoonFC official killed in Miranshah ambush
MIRANSHAH

■武装勢力、シャンガーラ地区を占拠[071114 News]

火曜日にスワート行政府が、法や秩序が乱れたために問題が起きている地域に戒厳令を出した。戒厳令は夜中の12時に発令され、水曜日の正午まで続く。

ミンゴーラの政府関係者が、戒厳令が発令されたのは国内各地から治安部隊がスワートに入りやすくするためだと述べた。

いっぽうでスワートの武装勢力たちが火曜日の夕方、シャングラを占拠した。パキスタン陸軍の戦闘ヘリコプターが武装勢力の隠れ家を攻撃し、武装勢力4人が死亡、8人が負傷した。しかし地元の情報源によると、女性1人と武装勢力4人の5人が死亡し、8人が負傷したという。

いっぽう武装勢力たちはスワートでさらに2つの町を占拠したあとシャングラに入り、警察に抵抗されることなく、町の中心部の政府関係の建物を占拠した。数日前にタリバンがシャングラ・トップを占拠し、その後町に入る計画を立てているという報告が入ると、政府関係者は仕事を投げ出して町から退去した。タリバンが夕方、町を占拠した。

目撃者によると、16台のダブル・キャビンに分乗した約400人の完全武装したタリバンが、夕方の6時頃にシャングラの中心アルプリに突然現われて町を占拠した。

地元のジャーナリストのサルファラーズ・アフマッドによると、武装勢力が来るとすぐに町の要所を占拠したという。町の政府役人はすべて退去した(中略)。

いっぽうでワヒード・アルシャッド軍報道官は、軍のヘリコプターがいまだに武装勢力を攻撃しているという(中略)。また治安警察がチャックダラの検問所で、スワートに入って、一緒に治安部隊に対して戦おうとしていたアフガン人1人を含む武装勢力5人を逮捕した。そのうちの4人は兄弟で、武装勢力司令官の親戚だという。

いっぽうで、武装勢力報道官のシラージュッディンが、パキスタン陸軍のヘリコプター攻撃によって仲間3人が負傷したと述べた。

hoonMilitants capture Shangla district
Mushtaq Yusufzai & Musa Khankhel、PESHAWAR/MINGORA

■アフガン武装勢力死亡、同盟軍兵士1人死亡[071114 AFP]

アフガン軍と同盟軍が空爆を用いて、南部にいた大人数のタリバン武装勢力のグループを殺害した。これとは別に、国際軍兵士が1人死亡した。

武装勢力たちが火曜日にウルズガン州でパトロール隊を攻撃し、その後一般市民の建物の中に逃げ込んだ。女性と子供たちが建物から逃げ出したあと、兵士たちが抵抗勢力の戦闘員たちの居場所を指示し、「4回にわたって正確な空爆」を行なった。「多数の武装勢力が死亡した」と、米軍主導同盟軍が声明を発表した。

(中略)これとは別に火曜日に、同盟軍兵士1人が死亡した。詳細は発表されていない(後略)。

hoonAfghan insurgents killed, coalition soldier dies
KABUL

■痛みが治療に[071113 Asia Times]

村の土でできたモスクで待っていると、数台のバイクが午後の闇の中から現れた。4人の頑強な男が私の前で停まり、それぞれ私を抱きしめて挨拶した。これまでパシュトゥ語を聴いていたから、パンジャビは音楽のようだった。

「パンジャーブ人ですか?」と尋ねた。「いいや、この土地の者だ。他のアフガン人のように、パンジャーブに住みパンジャーブ語を学んだために、パシュトゥを忘れてしまった。しかし、今我々は我々の土地に戻り、再び言葉を学んだ」と、1人が説明した。

これはロマンチックな話だ。(中略)アフガン人たちにとって、パンジャーブ人は占領者で、いくらムスリムだと主張していても、彼らの文化はヒンドゥとシークが混ざったものなのだ。

サディークは司令官ではない。なれるはずがない。彼が何と言おうと、アフガン人にとって彼はパンジャーブ人だ。私は、彼が流暢なパシュトゥでアフガン人の仲間と話すのを見た。彼は今や、アフガニスタンにいるパンジャーブ人ゲリラのリーダーであることは間違いない。

サディークは、ラシュカレ・トイバのメンバーだった(中略)。2004年に、一戦闘員としてタリバンに参加した。しかし持ち合わせた能力のおかげで、すぐに高い地位についた。訓練士となり、男たちに戦闘技術を教えた。司令官ではないが、尊敬され、重視されている。クナール谷のゲリラ作戦の首謀者でもある。

《首長国を建設中》

夕食の後、ゲリラたちがその日の反省会をしてた。「戦場でどうやって金曜日の祈りをするのでしょう。今日もしませんでしたね」と尋ねた。「まず、我々は全員旅人だ。だから金曜日の祈りの義務はない。しかしもっと重要なことは、この地域は敵国になっている。だからイスラームの土地に帰るまで、金曜日の祈りは保留になっている」(中略)。

「誰が誰に指令を出しているのか、まだよくわからない。ヘクマチアルの命令は何なのか。ジャラルッディン・ハッカーニ師はオマール師に従っているのか? パキスタン人タリバンは、誰に指揮されているのか? オマール師なのか? パキスタン人ジハード者たちは、いったい何をしているのか?」

サディークは微笑んだ。「オマール師、タリバン議会、アルカイダ、パキスタン人タリバンはこの問題を話し合い、すでに解決した。ムジャヒディンたちはイスラーム首長国の復活を表明し、その後アフガニスタンのすべての司令官は、このイスラーム首長国の傘下に入る」。

「イスラーム首長国はアフガニスタンとパキスタンを支配し、ヘクマチアルであろうが誰であろうが、ただ1人の指揮官のもとでまとまる」。(中略)「本当にイスラーム首長国はすぐに発表されるのだろうか?」。「もちろん」。「サディーク、何を言っているのかわかりますか。パキスタンとアフガニスタンの両方と戦うことになる。タリバンはそのようなことができるのでしょうか?」。「もちろん」。「どうやって?」。

「3年前は、夢だった。しかし今は環境が整った。北ワジリスタンと南ワジリスタンのほかに、バジョール行政区、モーマンド行政区でも活動している(中略)。我々はアフガニスタンに密かに入り、時々襲撃を行なっていた。いっぽうでは米軍が、もういっぽうではパキスタン軍が我々を追っている。我々はパキスタン軍とは戦いたくなかった。彼らもムスリムだ。何とか彼らと戦わないように、今でも努力している。ムジャヒディンの3%だけが、彼らと戦っている。しかしパキスタン人は、我々のようには考えない。彼らはアメリカ人よりも残虐だった」。

「我々には、カシミールで一緒に戦った仲間がいた。彼の名前はウマルだった。彼はパキスタン軍と戦って死んだ。軍が作戦をするたびに、彼はムスリムと戦うことはできないと言って逃げ出した」。「ある日彼はISIに逮捕された。彼らは彼の片腕を縛って、屋根からつり下げた。辱めた。釈放されたとき、彼はもう何もできないだろうと思われていた。しかし彼はパキスタン軍と戦う、強力なジハード者となった。このような出来事があるために、ムジャヒディンたちが我々のキャンプにやってくる。カシーミルで、ジハードという名目でだまされたことに気がついたのだ」。

「2003年にムレドケイ(ラシュカレ・トイバの本部)での集会で、ジハード者たちは目が覚めたのだ。ハーフィズ・ムハンマド・サイード(ラシュカレ会長)が、我々をあるアッラーという男に紹介した。彼は祈祷帽を被り、小さな髭を生やしていた。彼がカシミールのISI組織の責任者だった。彼はこの集会で、カシミールのジハードは目的を達成することができなくなったと述べた。ムジャヒディンたちに、新たな展開があるまで、隠れるように言った。このような話があると、我々キャンプの人間はびっくりするが、最大の驚きはアルカイダによってもたらされた」。

「アルカイダ幹部のアブ・マルワン・アル・スリが2006年5月にバジョールで、カサダール(地元の部族民警察隊)に殺害された。彼らは日雇い軍だ。もしマルワンがパキスタン陸軍の奇襲隊に殺害されたのであれば、我々はこれほど悲しまなかっただろう。彼のような男がカサダールのような三流軍に殺害されるとは」。

「バスで移動していたところ、アラブ人であることがわかり、パスから降りるように言われた。拳銃を出してカサダールに自分がムジャーヒッドであると警告し、ムスリムは殺害しないから行かせてほしいと言った。カサダールは彼に耳を貸さなかった。アラブ人のことは知っているだろう。最後の最後まで戦う。しかし彼はムスリムを殺害したくなかったために、逃げた」。

「彼の遺体は写真に撮られ、誇らしげにアメリカ人に見せられた。責任者にはメダルが与えられた。ムジャーヒッドは全員屈辱を感じた。我々の血は、取るに足らない三流の人間のためにあるのではない。ムジャヒディンたちは怒り狂った。そして隠れ家から出て来た」。

「マルワンの遺体により、我々は鼓舞された。彼の血から漂う芳香は、バジョールの伝説になった。彼の墓は聖地となった。バジョール全体に反応があった。そして数日のうちにカサダールの検問所は爆破され、なくなった。陸軍が作戦を行なおうとしたが、追い返した」。

「我々の勝利により、すべての部族民が団結した。バジョールの最高司令官、モーラナ・ファキール・ムハンマドのことは知っているだろう。彼はソ連軍と戦うために、パキスタン軍によって訓練された。9.11以後、彼の弟が軍に拘束され、叩かれ、死亡した」。

「2005年にタリバンは、南北ワジリスタンとモーマンド行政区だけにいた。たった数十人だった。しかし今は1万8000人もいる。パキスタン軍が作戦を実施したおかげだ」。

「我々がどうしてイスラーム首長国を作ることができるか、質問していたな」と言って、ガーリブというペンネームを使う、有名なペルシアの詩人ミルザ・アサドゥッラー・ベーグ・ハーンの詩を朗誦した。「痛みは限界を越えたために、治療薬になった」。

「我々は暴君たちと戦った。彼らは、もうそれ以上暴君になることはできない。我々は強くなり、彼らは疲れた。今度は我々の番だ。すぐに仕返しだ」とスィデークが述べた。

翌日また同じ話題になった。「スィディーク、新タリバンの計画により、パキスタン軍内に混乱が起きないだろうか?」。「そんなことはどうでもいい。もはや戦いは止められない。ムジャヒディンはすでに何度も裏切られている。犠牲を払ってでも、パキスタン軍と戦うことにした」。

「タリバンはすべての悪の根源となっている。しかし事実は、アメリカがパキスタン軍とムジャヒディンの和解を許可しないのだ。アメリカ人は、パキスタン軍が我々と戦うことを強要するだろう。だから戦いは続く」。「あなたがたは軍と戦うことを、アメリカのせいにしているのか?」。

「なぜだか教えよう。アメリカは、我々がいかにイスラマバードの近くにいるかを知っている。パキスタン軍が負けることを知っている。そして大佐ランクの人間が数人いなくなれば、ムジャヒディンは核弾頭を装着したミサイルを入手する」。

「アメリカ人は、ムジャヒディンがそれを手に入れたら、ムジャヒディンの勝利になることを知っている。誰も我々を止められない。だからアメリカ人は軍とムジャヒディンを戦わせたいのだ。そして最後に自分たちが介入して、パキスタンはムジャヒディンの手から核を守ることができないとして、核を破壊するのだ」(後略)。

ohRISE OF THE NEO-TALIBAN, Part 2 'Pain has become the remedy'
Syed Saleem Shahzad、NAWA PASS

■パキスタン、アルカイダ保護の「過激派」逮捕[071113 AFP]

月曜日にパキスタンの治安部隊が、アルカイダ武装勢力を匿い、兵士を斬首したり北西部の宗教過激派に武器を調達した疑いがある過激派幹部を逮捕した。男はスワートで逮捕された。

ワヒード・アルシャッド軍報道官が、治安部隊が「武装活動に関与していた幹部」を逮捕したと述べた。「現在取り調べ中だ。男はパルワントと名乗っている」と述べ、本名はわからないという。容疑者は「アルカイダを匿い」、ファズルッラー師に武器を調達していた。

また10月にスワートで、準軍隊兵士数人を斬首した疑いがかけられている。

hoonPakistan seizes‘top militant’for harbouring Al-Qaeda
ISLAMABAD

■陸軍、スワートの作戦を指揮[071113 News]

月曜日にパキスタン陸軍はスワート谷の作戦を引き継ぎ、武装勢力の陣地を攻撃して戦闘員7人を殺害したと、ワヒード・アルシャッド軍報道官が述べた。

しかしある情報源によると、パキスタン軍の戦闘ヘリコプターの攻撃で、一般市民6人と武装勢力5人が死亡し、14人が負傷したという。

ワヒード報道官は、今後陸軍が地元行政府と協力して武装勢力と戦うと述べた。パキスタン軍の戦闘ヘリコプターがマッタの武装勢力の検問所を攻撃し、戦闘員7人が殺害されたという。武装勢力たちは、この検問所で不法に通行税を徴収していた。

しかし、武装勢力は死者が出たことを否定し、仲間3人が負傷しただけだと述べた。

地元タリバン報道官のシラージュッディンは、四方八方から攻撃され、仲間3人が負傷したと述べた。負傷者はマッタの病院に運ばれた。

情報源によると、攻撃で一般家屋が多数被害を受けたが、死傷者はいないという(後略)。

hoonArmy takes command of Swat operation
Mushtaq Yusufzai & Musa Khankhel、PESHAWAR/MINGORA

■ブット、行進の前に軟禁[071113 AFP]

ベナジール・ブットが火曜日、非常事態宣言に対する抗議の行進を開始する直前に軟禁された。

国際社会はパキスタンの状況に怒りを表明し、ムシャラフに非常事態宣言を解除して憲法を復活させるまでに10日の猶予を与え、従わなければ英連邦から追放になると述べた。

パキスタン政府はブットに7日間の軟禁を命じ、ラホールの自宅の周囲に数百人の警察官を配置した。ブットの党は、ブットは警察を無視して、ラホールからイスラマバードまで行進すると主張していると述べた(後略)。

hoonPakistan's Bhutto under house arrest ahead of planned march
Rana Jawad、LAHORE

■ネオタリバン登場[071112 Asia Times]

深い山の中で4人のタリバン司令官と一緒に座っていると、アフガニスタンのクナール谷のサルカノ地区が見えた。米軍とアフガン国軍、アフガン諜報組織の拠点である。

クナール川の周辺には数十人からなる数十のゲリラグループが隠れ、クナールやヌーリスタンで毎日のように活動している。そして毎日のように、新たな仲間が増えていく。

1年前、私はヘルマンド州でタリバンと2週間過ごした。伝説的なダドゥッラー師やアフタル・オスマニ師が死亡し、またジャラウッディン・ハッカーニ師が病床にある今、ネオ・タリバン運動は、新たなリーダーと新たな熱意、原動力を持って登場した。再生し再装備したタリバンは、アフガニスタンの同盟軍とパキスタン軍と、国境のない戦争という新たな局面に突入する準備が整った。

これまでの6年は、ある意味で「テロとの戦争」の序奏に過ぎなかった。

NATO軍も戦う準備をしている。ある情報源によると、パキスタンとNATO軍の合同作戦を実施することが、週末に決まったという。アフガニスタンとパキスタンとの間の国境線は障害にならないことが、合意された。

NATOのような従来型の軍隊がタリバンを負かすことができるかは、別問題だ。タリバンは勇気満々だ。サルカノ地区のタリバン司令官であるシャヒーン・アビッドに、グループが再生できた理由を尋ねた。

シャヒーンは笑って部下の方を見た。ノール地区出身のザヒード、シャンク・カレイ地区のモーシン、バロギ地域のムスリム・ヤールの3人である。「戦うことを知っているだけだ。難しい質問に答えることはできない」と述べ、クナール谷のメディア担当官のドクター・ジャラーの方を見て、答えるように促した。

「質問に答える前に、ひとつ質問したい。本当の世界を見たことがあると主張できる資格のある者は誰か」。答えに窮していると、ジャラーは自分で答えた。「本当の愛を経験したことがある者、異質な環境や場所に住んだことがある人、捕われの身になった者だ」。

「ムジャヒディンはここ7年間、この3つをすべて体験してきた。我々の本当の愛からグローバル戦争を行なっている。ある場所から他の場所へと、移動することを強いられた。グアンタナモ、バグラム、アルグレイブで、CIA、パキスタンのISIやアフガニスタンの諜報組織に拘束されてきた」とジャラーは述べた」。「今我々は本当の世界を見ている。我々は熟練し、故に世界の超権力だと主張する者に対して戦える」。

シャヒーンは20代のザヒード、モーシン、ムスリム・ヤールに合流した。「彼らを気にしないでほしい。これまでの作戦の反省と、今後の計画を練っている」と、ジャラーが言った。

「先週の木曜日まで、毎日のように戦いを行なってきた。特定のグループに、特別の任務がある。何種類かの攻撃がある。サルカノの米軍基地やアフガン国軍、アフガン諜報組織本部に、手榴弾やAK-47ライフルなどを持ったフェダイーンと呼ばれる戦闘員を送り込む。これらのフェダイーンは、生き延びる可能性は全くない」。

「その後はアフガニスタンの体制内や地元の親タリバン系の人間から提供される正確な情報をもとに、特殊攻撃を実施する。その後には最も金のかかる攻撃だが、遠くから敵の陣地にミサイル攻撃を行なう。1つの作戦を実施するのは、25万ルピーかかる」。

「ひと月のうちに、この3種類の攻撃を数回実施する。今は月明かりがないために、作戦は数日間中断している。クナールはジャングルに覆われ、明かりがなければ谷底に落ちてしまう」。

ジャラーによると、タリバンの作戦はいくつかの戦術からなり、1種類の攻撃ではないという。「特定の場所に住む、特定の部族や人間がいる。彼らはクナールの外国軍に、抵抗している。我々はゲリラグループも組織している。彼らを特殊部隊として使用する。そして最後にミサイルを攻撃を行なう。ヌーリスンとクナールでは、敵が攻撃を受けない日はない」。

「戦闘員たちはこれまでの成功から自信をつけており、術に長けて来た。最近はアフガン国軍の制服を着て、ヌーリスタンにいる米軍を襲撃して殺害した。その報復にアメリカ人たちは、村全体を爆撃すると脅迫した。だから地元の人間は、アメリカのためにタリバンをスパイしたりしない」。

突然クナールの空が、明るくなった。「あれは敵がタリバン位置を探るために使用する照明弾だ。おそらく10キロほどここから離れた場所だ。敵とタリバンとの間で戦いが行なわれているようだ」。

夕食のあと、村の土でできた家に泊まった。朝食のあと、昨晩一緒にいた男たちはいなくなり、その代わりに別のグループがやってきた。「ローテーションを組んでいる。家族と過ごすためにパキスタンに帰る者もいるし、新たにやってくる者もいる。クナールでのゲリラ作戦を終えて、休みに来る者もいる。その後また新たなゲリラ攻撃が行なわれる」。

戦闘員に不足することがあるのかと尋ねると、「全く」とジャラーは笑った。「それどころか、我々の仲間になってジハードを行なうことを望んでいる男たちをどうするかのほうが、問題だ。全員に、同時に武器を供給することは難しい。しかし、じきに資金が集まってくるだろう。そうすれば戦闘員の波が、外国の占領軍に向かって行くだろう」。

そのときある男がやってきた。「あなたの名前は?」「サリーム・シャザードです」。「あなたは去年ヘルマンドでタリバンに拘束されたジャーナリストではないですか? 解放後のあなたのインタビューをラジオで聴きました」と、マルーフが言った。「彼がもしも殺されたらどうするのですか」と、マルーフがシャラーに尋ねた。「殺されたら、それは神の意思だよ」と、ジャラーが笑いながら答えた。

マルーフはアフガン国軍にいたことがあり、軍にいながらタリバンに「便宜」を計ったとして、アメリカ人に逮捕されたことがある。取り調べでは何も語らなかったが、釈放されるや、タリバンに参加した。

ジャラーが何人かの男を集めて、ヤギを飼う農家まで、山の中を歩いた。ここがタリバンのミサイル基地だ。ロシア製のロケットが200ほどある。タリバンはこれをサカル20と呼ぶ。長さ2.5メートルで、飛行距離は30キロ。100メートル四方を破壊する威力がある。タリバンのサルカノ地区の砲発射台として、ロバが6頭いる。「敵を攻撃するためにミサイルやその他の装備を運ぶために、これらのロバを使用する。この地域では、ロバが唯一の『車輛』だ」。

「これらのミサイルは、アフガニスタンの共産主義政権が崩壊した際、タリバンが古い武器捨て場から集めたものだ。ロシアのテクノロジーは、アメリカよりも勝る」と述べ、ロシア製のピストルを取り出した。

「我々は主にロシア製の兵器を持っているが、最近は米軍やアフガン国軍から奪ったアメリカ製も使用し始めている」。

タリバンたちは1年前とは違い、非常に良く訓練されていることがわかった。3年前タリバンには中央指令や安全基地、今のようなやる気に欠けていた。

ネオ・タリバンのイデオロギーは、インドと戦うために、パキスタン軍により訓練され、育てられた。今このテクニックを、NATO軍とパキスタン陸軍に対して使用している。

hoonDeath by the light of a silvery moon
Syed Saleem Shahzad

■パキスタン北西部で戦闘機が武装勢力を攻撃[071112 AFP]

月曜日にパキスタンの戦闘ヘリコプターが、北西部の武装勢力を攻撃した。非常事態宣言が出されてから、初めての攻撃である。

スワートで抵抗勢力の陣地をヘリコプターが攻撃し、武装勢力2人が負傷した。

月曜日にパキスタン軍がムシャラフから武装勢力を取り締まるように命令を受け、スワートにいる武装勢力に対して、公式に攻撃を行なった。

警察関係者によると、ヘリコプターに向かって銃が撃たれたために、マッタの町の周囲の丘を陣取る武装勢力を攻撃したという。「負傷者2人が病院に運ばれた。我々はヘリコプターや対空兵器を持っていない。もし持っていたら、確実にそれを使用していただろう」と、武装勢力報道官のシラージュッディンが述べた。

ムシャラフは日曜日に、非常事態宣言によって、スワートの状況を平定するために陸軍を使用することができるようになったと述べた。これまでスワートの作戦は、治安部隊と国境警察隊が実施していた。

「スワートに対する攻撃は、今後陸軍が行なう」とワヒード・アルシャッド報道官が月曜日に語った。「地元と州の協力のもとで、今日から作戦を実施する」。「期限はまだ決められていないが、武装勢力や犯罪人は取り締まる」(後略)。

hoonPakistan gunships fire at militants in northwest
PESHAWAR

■アフガンの衝突で22人死亡[071112 AFP]

アフガニスタンで米軍主導軍が武装勢力15人と一般市民3人を殺害し、別の衝突でタリバンが警察官4人を殺害したと、治安部隊が月曜日に発表した。

米軍主導軍によると、日曜日にヘルマンドで抵抗勢力の隠れ家を攻撃し、武装勢力15人を殺害した。女性と子供も死亡したと、米軍が声明を発表した。

諜報情報から、タリバンと関係する爆弾製造犯とその仲間たちが隠れていることがわかったという。「武装勢力数人が建物の中に立てこもった」。「同盟軍は手榴弾を用いて武装勢力を殺害した。彼らが立てこもっていた家が崩壊した」。建物の中に、男たちに混じって女性と子供の遺体があったという。

これとは別に、武装勢力がガズニの州知事の建物から4キロ離れた場所の治安部隊の検問所を攻撃した。「警察官4人が死亡し、2人が負傷した。敵は逃走した」と、州警察副長官のムハンマド・ザマンが述べた(後略)。

hoon22 killed in new Afghan clashes
GHAZNI

■ブット「権力分割の話し合い」を中止[071112 BBC]

パキスタンの野党リーダーのベナジール・ブットが、ムシャラフ大統領と、権力分割に関する話し合いを中止したと述べた。「お互いに、これ以上話し合うことを止めることにした。私のこれまでの政策を変えることにした」と、ラホールでジャーナリストに語った。

アメリカはムシャラフと権力分割を行ない、イスラーム過激派との戦いをさらに行なうように進言していた。しかしブット女史は、非常事態宣言により、話し合い不可能になったという。また火曜日には、ラホールからイスラマバードまでの行進を実行すると述べた(後略)。

hoonBhutto 'ends power-sharing talks'

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2007.