【2008年11月3日〜11月9日】


■アメリカ、アルカイダ襲撃を許可する極秘命令[081109 New York Times]

2004年以来、米軍はシリアやパキスタンなどで、アルカイダと過激派に対して12回近くの極秘攻撃を実施してきたと、米政府関係者が述べた。

これらの極秘攻撃は、ブッシュ大統領の承認のもとで、ラムズフェルド国防省長官が極秘命令を出す権限を持ち、2004年春以来、特殊部隊が出動して実行してきた。この極秘命令により、軍は世界各地でアルカイダテロ組織を攻撃する権限を持つことになり、米国と戦争関係にない国家でも、作戦を実施することができる。

例えば2006年にNavy Seal が、パキスタンのバジョールにある武装勢力の建物を襲撃したと、あるCIA幹部が述べた。関係者たちは無人偵察機が映しだした映像を、ヴァージニアにあるCIAの対テロセンター本部で監視していたという。

軍事作戦はCIAと協力して実施したものもあり、最近10月26日にシリアで実施された特殊部隊の襲撃もそのひとつだという。

しかし、過去4年間に多数の作戦がキャンセルされ、軍事司令官たちを落胆させていると、軍関係者が述べた。作戦があまりにも危険をともない、外交問題が生じたり、不十分な証拠のもとで作戦を実行することになる可能性があったからだという。

現・元米軍や諜報組織関係者とともに、ブッシュ政権の政策立案者が、2004年に実施された軍事作戦の詳細を語った。

2006年にパキスタンで実施した作戦の他は、シリアとパキスタンなどの国々で作戦が行なわれたという事実以上のことを明らかにしなかった。イランでは、同じ権限を用いて、このような作戦を実施したことはないという。しかし別の極秘方策を用いて、諜報活動を行なったことを暗示した。

政府関係者によると、この新たな権限は「アルカイダネットワーク序論」あるいは実施命令という極秘書類に記載され、戦闘地とされていない場所で軍事作戦を実施することを認めるものである。これまでペンタゴンは、数時間内に作戦を行なう必要性があっても、許可を得るまでに数日かかっていたが、この権限により迅速に行動できるようになった。

さらに万が一作戦が失敗した場合のことも、十分考えておく必要があった。「もしヘリコプターがシリアの標的に向かう前に墜落したとしても」、「アメリカはあわてなくてもよかった」という。

2004年の命令により、米政府は、世界にいるアルカイダテロリストを、殺害あるいは逮捕するために一歩前進した。すでにブッシュ政権は、海外の極秘収容所でテロ容疑者を極秘に取り調べることを、諜報組織に許可したあとのことである。電話や電子コミュニケーションの盗聴も許可されていた。

9.11直後、ブッシュはCIAに、世界各地にいるアルカイダを殺害あるいは逮捕する権限を与える極秘命令を出した。2003年までに、アメリカの諜報組織と軍は、アルカイダのグローバル組織について、これまで以上に多くの情報を得ていた。そしてラムズフェルドは、軍がイラクやアフガニスタン以外でも過激派たちを攻撃できるようにするために、尽力した。

2004年の命令では、シリア、パキスタン、イエメン、サウジアラビアなどの湾岸諸国15〜20ヵ国が対象になったという。

しかしこれらの命令があっても、政府の幹部クラスの承認が必要である。例えばソマリアで作戦を実施するためには、少なくとも国防省長官の許可が必要だと、政府関係者が述べた。いっぽうパキスタンやシリアを含むいくつかの国々内にいる標的を攻撃するためには、大統領の承認が必要である。

ペンタゴンはその権限を頻繁に使用し、パキスタンやソマリアを含む国々に奇襲部隊を出動させてきた。これらの襲撃の詳細は、これまでも報告されている。

たとえば2006年にエチオピア軍がソマリアに越境し、モガディシュのイスラーム過激派と衝突した際、ペンタゴンは極秘に奇襲部隊とAC130戦闘機をエチオピアのディレ・ダワに派遣した。そこからTask Force 88と呼ばれる極秘部隊がソマリアに入り、1988年のケニアとタンザニアの米国大使館爆破事件の首謀者と思われるアルカイ幹部を追跡した。

当時米政府関係者は、アルカイダを殺害または逮捕する極秘指令を与えられた軍のもとで、特殊部隊が活動したと述べた。もし迅速に行動できなければ、アメリカは敵を無能にする「好機」を逸することを意味する。

特殊部隊はソマリアに上陸して、攻撃することもあった。たとえば2007年1月7日に、AC130戦闘機がケニアの国境近くにある漁村を攻撃し、数時間のうちに、アメリカの奇襲部隊とエチオピア軍が、アルカイダ工作員が死亡したかどうか、瓦礫の山の中を捜索していた。

しかしこれらの新たな権限があっても、ペンタゴンの作戦は誤った諜報情報や政治的な問題により、取り消されたことが多い。

たとえば2005年の初めに中止された作戦に関しては、6月にすでに『New York Times』で報告されている。ザワヒリを捕らえるためにパキスタンに、Navy Sealsと軍のレンジャー部隊を派遣する直前で、中止された。ザワヒリは当時バジョールで開催された会合に出席するとされ、ペンタゴンのJoint Special Operations Commandが急遽、彼を逮捕するために組織された。しかしペンタゴンとCIAとの間で、諜報情報の質に関する意見の大きな対立があり、軍内部からも、この作戦があまりにも危険であるという意見があがった。

当時CIA長官だったポーター・グロスは、作戦を実施するよう軍に促し、CIA内部には、当時パキスタンにおける米大使だったリヤン・クロッカーに知らせずに作戦を実施することを望んだ者もいた。しかしラムズフェルドは、この作戦を承認しなかった。

元軍・諜報関係者によると、Joint Special Operations Command責任者だったスタンレイ・マックリスタルは、パキスタンに奇襲部隊を送ることをずっと望んでいたという。しかしワシントンは、米軍が危険にさらされる公算が大きいことや、パキスタンとの関係が悪化することを恐れてこれを却下してきた。

シリアに対する襲撃も、最近に始まったことではない(中略)。

米関係者によると、2004年の命令にイランを含めるかどうか、議論があったという。結局イランはこれに含まないことになり、別の命令が使用された可能性がある。

国防省やCIA幹部は、これまでCIAが実施してきた作戦を軍の奇襲部隊が行ない、大使の知らないところで、またその承認もなく実施することに対して、危惧を抱く。

ラムズフェルドは9.11以後、奇襲部隊の任務を、これまで活動したことがなかった国家で諜報活動や対テロ活動を行なうことまで拡大した。

ブッシュ政権は、防衛のためという名目で、相手国の承認なしに主権国家を侵害して過激派を攻撃している。

(中略)2004年の命令に従い、この7月にアメリカの特殊部隊がパキスタンの部族地帯に入って作戦を実施し、さらに9月3日には過激派20人を殺害した。

国防省長官のロバード・ゲイツは、2004年の命令とは別に、CIAと協力してパキスタン国内でアルカイダなどの過激派組織に対して軍事作戦を実施する命令を承認した。新たな命令も、ブッシュが承認したこの命令が土台となっている。

2004年の命令は、奇襲部隊司令官が標的を決めて、攻撃許可を政府幹部から得なければならなかったが、7月に承認された命令はトップダウン的なもので、軍はCIAが協力して部族地帯にいる標的を探す。しかし標的を攻撃するかどうかは、ブッシュの国家安全アドバイザーや外交アドザイザーからなる、Principals Committeeというグループの許可を必要としている。

garrSecret Order Lets U.S. Raid Al Qaeda in Many Countries
ERIC SCHMITT and MARK MAZZETTI、WASHINGTON

■スワートで19人、うち武装勢力15人死亡[081109 News]

土曜日にスワート各地で激しい戦闘が発生し、治安部隊員3人と武装勢力15人が死亡した。

タリバンが、ファズルッラーが率いる戦闘員たちの拠点であるマッタのシャンガワタイ地域にいる治安部隊に、発砲したという。国境警察に扮した戦闘員10人が殺害され、多数が負傷した。治安部隊側には3人の犠牲者が出た。

これとは別にウェナイでは、治安部隊が戦闘員3人を殺害した。

マッタのシャモザイ地域の武装勢力拠点も攻撃されたというが、詳細はわからない。

さらに治安部隊は土曜日早朝、武装勢力の拠点となっているカーバル村に入った。村は包囲され、住民は避難するよう呼びかけられた。武装勢力たちに投降を呼びかけたが拒否されたために、激しい戦闘になった。武装勢力2人が死亡したという。戦闘ヘリコプターも出動した(中略)。

軍は、アユーブ橋の近くで起きた自爆攻撃のために破損された道路を、修復した。またサンゴータとフィザガートの橋も近々修復を終えるという。しかし武装勢力はさらに2つの橋を爆破したために、ミンゴラに向かう交通が遮断されている。

武装勢力報道官は、5日のうちに仲間25人を釈放しなければ、警察官3人を殺害すると述べた。

hoon15 militants among 19 killed in Swat
Musa Khankhel & Delawar Jan、MINGORA/PESHAWAR

■バジョールで武装勢力16人死亡[081109 News]

バジョールのサラルザイ・ジルガが自爆攻撃を受けたために、治安部隊は土曜日になっても、マモンドとカールの武装勢力の拠点を戦闘機で攻撃している。

軍によると、カールとマモンドに対する空爆で武装勢力16人を殺害したという(中略)。

マモンドの住民たちはラシュカルを組織しようとしているが、タリバン戦闘員たちの支配下にあるために活動できないでいるという。しかし有名な長老、マリーク・シャー・ジェハン・ハーンの息子、マリーク・スルタンゼーブ・ハーンは、マモンドで大掛かりなラシュカルを組織するために尽力していると述べた。

マリーク・シャー・ジェハンは、武装勢力に対するラシュカルをFATAで組織した最初の長老である。2005年にラシュカルを率いて、モーラビ・ファキール・ムハンマドとその叔父であるモーラナ・ムハンマド・アミンの家を焼き払った。7回命を狙われて生き延びたが、今年の7月21日、ギラニ首相の呼びかけで、FATAの7地域の長老たちを招いて行なわれた大ジルガに参加するこめにペシャワルに行く途中、暗殺された(後略)。

hoon16 militants killed in intensified Bajaur operation
Mushtaq Yusufzai、PESHAWAR:

■モーマンドで武装勢力7人死亡[081109 News]

土曜日早朝、カルパ検問所が攻撃され、逃走する戦闘員たちが橋を爆破した。

情報源によると、金曜日、国境警察隊のモーマンド・ライフル部隊が駐屯するカルパ検問所が、武装勢力200人に攻撃された。すぐに応戦し、武装勢力7人を殺害した。(中略)。モーマンド・ライフル報道官によると、ウズベク人、アフガン人、地元の武装勢力約200人が、重火器を使用して攻撃してきたという(中略)。

武装勢力たちの攻撃は突然で激しく、数分間のうちにロシア製のロケット弾100発が、近くのパンディライから発射され、ギラナイに着弾した(後略)。

hoonSeven militants killed in Mohmand clash
GHALLANAI

■CBCレポーター、アフガニスタンで解放される[081109 BBC]

カブールで4週間前に拉致されていた、カナダのCBCテレビのジャーナリストが解放された。

10月12日、武器を持った男たちがカブールの難民キャンプで取材中だったファン女史を拉致した。長老たちが彼女の釈放を説得し解放に至ったと、ワルダック州知事が述べた。

カナダ首相のステファン・ハーパーは、政府やCBCは、身代金を支払っていないと述べた。しかし1ヵ月の間、カナダやアフガン関係者数百人が、彼女の解放のために関わっていたという(中略)。

アフガニスタンにいる欧米の報道関係者たちはファンの拉致を知っていたが、解放に支障をきたす恐れがあるとして、CBCから口外しないよう以来されていた。

hoonCBC reporter freed in Afghanistan

■バジョールで武装勢力32人殺害[081108 News]

金曜日にバジョールのマモンド地域にある武装勢力の拠点を戦闘機が攻撃し、武装勢力32人を殺害、幹部司令官の家を破壊した。

金曜日にバジョールでは、木曜日の攻撃で死亡したサラルザイ族の長老22人を埋葬した。死亡した22人の中には、サラルザイのラシュカルの責任者でバロ枝族の長老だったハッジ・ファザル・カリームが含まれている。

(中略)ジルガに対する攻撃で、残された長老たちは大きな動揺を隠せないでいる(中略)。長老たちによると、これまでラシュカルの活動はサラルザイ族居住地域にのみ限っていたが、バジョール全域で活動を開始すると述べた(中略)。

いっぼう治安部隊は、マモンド地区の武装勢力の拠点に対する攻撃を続行した(中略)。また武装勢力の家に爆弾を投下した(中略)。関係者によると、武装勢力の会話を盗聴し、32人が死亡したことを確認したという(後略)。

hoon32 militants killed in Bajaur blitz
PESHAWAR

■武装勢力、米国スパイ2人を殺害[081107 AP]

パキスタンの部族地帯の武装勢力が、アメリカのスパイだったという2人の男を殺害し、警告が書かれたメモとともに遺体を放置した。

警察が土曜日、銃で撃たれた2人の男の遺体を北ワジリスタンで発見した。「この男の運命を見よ。彼は米国人のスパイだ」というメモが付けられた遺体が、グーラム・ハーン村で発見された。

hoonMilitants in Pakistan kill 2 alleged US spies
MUNIR AHMAD、ISLAMABAD

■アメリカのミサイル攻撃、パキスタンで10人死亡[081107 AFP]

金曜日にアフガニスタンとの国境近くで、アメリカの無人偵察機によるミサイル攻撃があり、アルカイダ系の武装勢力10人が死亡したと、治安関係者が述べた。「北ワジリスタンにあるアルカイダの拠点にミサイル数発が撃ち込まれた。武装勢力10人が死亡したと報告されている」という。

治安関係者も犠牲者の数を確認し、「ほとんどが外国人だった」という(中略)。

月曜日にザルダリ大統領が、パキスタンを訪問しているペトラウス将軍に、パキスタンの主権を守るべきだと警告した(後略)。

hoon10 dead in suspected US missile strike in Pakistan
ISLAMABAD

■北西辺境州、2ヵ所で自爆攻撃、19人死亡[081106 AFP]

木曜日にパキスタンの北西部で2件の自爆攻撃があり、合計19人が死亡した。また過激派の拠点に対する空爆も実施された。

バジョールのカールにあるパタマライで、ラシュカルのメンバーが集っている所に自爆攻撃があった。

その後スワートでは、爆発物を搭載した車が準軍隊の駐屯地に激突して、2人が死亡、11人が負傷した。

パキスタン軍はバジョールで空爆を実施し、武装勢力を含む17人が死亡、また前日には同様の空爆で15人が死亡している。

最初の自爆攻撃では、30人が重傷を負って病院に収容された。

地元の警察官によると、「2〜300人のラシュカルのメンバーが、武装勢力の家を取り壊しを話し合っていたところ、自爆攻撃があった」という。

2つ目の攻撃では、準軍隊兵士数百人が集っている所が狙われた。「巨大な爆発だった」と、警察責任者のウンウィール・ウルハク・シパラが述べた(中略)。

水曜日と木曜日にバジョール各地で空爆が実施された。武装勢力側の犠牲者数は明らかではない(中略)。

さらに木曜日、武装勢力がペシャワル空港にロケット弾を撃ち込み、送電線が被害を受けた。

ハング地区の関係者によると、タリバン司令官のモーラナ・リフィウッディンが仲間3人とともに釈放され、それと引き換えに陸軍兵士3人と準軍隊兵士7人が解放された。

hoonTwo suicide attacks in NW Pakistan kill 19
Nasrullah Khan、KHAR

■米軍空爆、アフガニスタンで子供23人と女性10人殺害[081105 AP]

アフガニスタンの村人によると、タリバンと戦っていた米軍に空爆され、アフガン人37人が殺害された。犠牲者の中には、結婚披露宴に参加していた子供23人と女性10人が含まれていたと、現場の目撃者が語った。

(中略)カンダハル州の村人アブドゥル・ジャリールによると、姪のために結婚披露宴を行なっていたところ、米軍と戦っていたタリバンが自分の家に逃げ込み、その後米軍の戦闘機に空爆されて37人が死亡したという。

hoonAfghan villager: US strike kills 23 kids, 10 women
NOOR KHAN、WECH BAGHTU

■自爆犯、兵士1人殺害、7人負傷[081104 AFP]

火曜日に自爆犯がパキスタンの北西部の検問所で自爆し、兵士1人が死亡、7人が負傷した。

現場は、ハング地域のドアパ村である。

これに先立ちハングの知事が、「自爆犯が軍の検問所を攻撃した」と述べた。負傷したのは、検問所にいた準軍隊と警察官だという(後略)。

hoonSuicide bomber kills soldier, injures seven in Pakistan
PESHAWAR

■アフガン元政府関係者、チトラルで拉致される[081104 Dawn]

アフガニスタン元政府関係者のアフタール・コーヒスタニが、日曜日の夜にドローシュで何者かに拉致された。

チトラル地区警察長官のシェール・アクバルが語ったところによると、コーヒスタニ氏はクナール州出身で、チトラルの女性と結婚してチトラルに住んでいた。アフガニスタンの地方開発省元メディア・アドバイザーだったという。

アクバルによると、コーヒスタニーの親戚の話では、アフガニスタンに連れて行かれた可能性があるという。

コーヒスタニの義父の兄は、チトラルのシャーザダ・モヒーウッディンである(後略)。

ohAfghan ex-official kidnapped in Chitral
CHITRAL

■バジョールで武装勢力14人死亡[081104 News]

治安部隊が月曜日、バジョールのモーマンド地域各地にある武装勢力の拠点を戦闘ヘリコプターと大砲で攻撃し、武装勢力14人が死亡した。

明日サラルザイ族の大ジルガが開催され、武装勢力とその支持者たちに対して作戦を開始することが話し合われる予定だ(中略)。

マーモンド各地の爆撃で、武装勢力10人が死亡、多数が負傷した。これに先立ち月曜日の朝にも、武装兵力4人が殺害された。

サラルザイ族の長老たちがジルガを開催し、サラルザイ族居住地で武装勢力たちを匿っているものを追放することにした。匿っている部族民の家を取り壊し、200万ルピーの罰金が課される(後略)。

hoon14 militants killed in fresh Bajaur offensive
KHAR

■銃を持った男、パキスタンでアフガニスタン政府アドバイザーを拉致[081103 AFP]

パキスタンの国境地帯の町で、親戚に会いにきていたアフガニスタン政府関係者が、銃を持った男たちに拉致された。

地方開発省アドバイザーのアサール・コーヒスタニが日曜日の夜に、親戚に会いにチトラルに到着して1時間もたたないうちに拉致された。「日曜日の夜、何者かが彼がいた家を訪れ、コーヒスタニに会いたいと言った」。しかし彼が出てくるや否やすぐに車の中に連れ込まれ、どこかに連れ去られたと、関係者が述べた。「事件を調べている」。事件はチトラルのドローシュで起きた。

警察は犯人の身元を調べている。「アフガニスタンに連れて行かれた可能性がある」という(後略)。

hoonGunmen kidnap Afghan government adviser in Pakistan
PESHAWAR

■カブールでフランス人拉致される[081103 BBC]

アフガニスタンで、銃を持った男たちがカブールでフランス人援助活動家を拉致したと警察が述べた。間に入ったアフガン人の運転手が、殺害された。

関係者によると、援助活動家は別のフランス人と一緒に歩いていたところ、トヨタのサルーンに乗った男たちに拉致された(中略)。

内務省報道官のザマライ・バシャリが、「犯人たちを止めようとした男が射殺された」という。射殺された男の叔父が、甥のマリークは州の諜報局の運転手だったと述べた。「甥が、外国人が拉致されそうになったところを助けようとした」と、叔父のグーラム・ハザラートが述べた。「犯人の銃を奪い取ったら、別の男に5発撃たれた。この間外国人1人が逃げ、残った1人は激しく蹴られ、車の中に連れ込まれた」(後略)。

hoonGunmen seize French man in Kabul

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2008.