【2009年2月2日〜2月8日】


■タリバン2人、アフガン人の報復で殺害される[090208 New York Times]

土曜日にアフガニスタン東部で、決して珍しいことではない事件が起きた。タリバン2人が地元政治家を暗殺したのだ。

しかし日曜日に、珍しいことが起きた。ダラエヌールの住民数百人が地元警察と一緒になり、殺人を犯したタリバンを追い詰めた。銃撃戦となり、負傷したタリバンが捕まった。しかし政府に突き出されるかわりに、村人たちにより木に縛り付けられ、殴られたり蹴られて死亡した。

アフガニスタンでは復讐のための殺人は、それほどめずらしいことではない(中略)。しかしタリバンに対するこのような報復は、めったに起きない(中略)。群衆が負傷した犯人たちを隠れ家から引きずりだして迅速に処理したと、地元の部族民長老のハッサン・ハーンが述べた。「彼らが死ぬまで、殴ったり蹴ったりした」。

「彼らの残虐な行為に、人々は憤慨した」とハーンが述べた。「人々が怒ったら、彼らを阻止することはできない」。

暗殺された政治家のカジ・ハーン・ムハンマドはナンガルハル州の代表で、人々の尊敬を受けた地元のリーダーだった。さらにダラ・エ・ヌール地域周辺の人々は、ハザラット・アリという反タリバン司令官に忠実だった」。

暗殺犯の殺害に驚喜したのは、村人だけではなかった。アフガン諜報組織が日曜日に出した声明は、殺人を認めるようなものだった。これはダラエヌールでは一般的であっても、アフガニスタンの法律に反するものだ。

声明は、「犯罪者に対するこのような行為、そして人々が迅速に反応したことは、テロリストであるタリバンに対する憎しみと怒りを表わす」というものである。(これは、村人や警察の説明とは食い違う。1人は土曜日に政治家のポディーガードに殺害され、残りの1人は部族民長老の命令で殺害されたとされる。)

アフガニスタンの諜報組織が、このような法に反する殺人を取り上げることに、それほど驚きはない。3ヵ月前に諜報組織責任者のアムラッラー・サレーがテレビに出演して、誘拐犯などの犯罪人を釈放しているとして、法組織を批判した。

いっぽうタリバンが、ヘルマンド州における攻撃に対して、犯行声明を出した。ヘルマンドでは日曜日、米国人が道路脇に仕掛けられた2重爆弾で死亡したと、州知事報道官が述べた。タリバンは、爆発物の上に小さな爆弾を設置し、上の爆弾を取り外して危険を取り除いたかのような印象を与えたという。

州知事報道官のダウード・アフマディによると、小さな爆弾の下には大きな爆弾が隠されていた。すでに爆弾を取り外したと安心させたところ、下に仕掛けられた大きな爆弾が爆発して、アフガン警察のアドバイザーだった米国人2人が死亡、通訳と警察官2人が負傷した。

タリバン報道官のカリ・ユースフ・アフマディが、タリバンの仕業だと述べ、仕掛け爆弾だったという。「アフガニスタン中のNATOやアフガン軍を、今後さらに攻撃する」という(後略)。

hoonTwo Taliban Are Killed in Revenge by Afghans
RICHARD A. OPPEL JR. and SANGAR RAHIMI、KABUL

■パキスタンタリバン、ポーランド人捕虜斬首のビデオを発表[090208 AFP]

パキスタン人タリバン武装勢力が日曜日、捕虜になっていたポーランド人技師が斬首されるビデオを発表した。イスラマバードが、仲間の解放を拒否したためだという。

(中略)ポーランドのエネルギー会社の職員だったスタンチャックは、アトックで武装勢力に拉致されていた。

テヘリーケ・タリバン・パキスタンが発表したビデオで、スタンチャックは絨毯の上にあぐらをかいて、カーキ色のシャルワーズ・カミーズを着て座っていた。

ポーランド人捕虜は犯人たちの質問に答え、アフガニスタンに派遣されている兵士1100人を撤退させるようポーランド政府に要求する、短い声明を出した。

次のシーンでスタンチャックは同じ恰好ですわったまま、目隠しをされていた。その後AK47ライフルを持った男が捕虜の頭を押さえつけ、別の男がナイフで彼の首を斬った。

覆面をした男が、拘束されているタリバンが釈放されなかったためにスタンチャックは殺されたと述べ、他の外国人捕虜も同じ運命に遭うと警告した。ビデオには「テヘリーケ・タリバン・パキスタン・デーラ・アダム・ヘール」と書かれた黒い旗が見える(中略)。

タリバンとの話し合いに関与していた治安関係者によると、当初タリバンは仲間30人の解放を求めていたが、その後6人に減らたという。

タリバンによると、イスラマバードとワルシャワは捕虜の解放と引き換えに多額の身代金をし支払うと申し出たが、仲間の釈放がなければこれを受け入れないと述べた。また部族地帯におけるアメリカの無人偵察機による攻撃を中止することも、要求していた。

garrPakistan Taliban release video of Polish hostage's beheading
S.H. Khan、PESHAWAR

■パキスタンの捕虜殺害のビデオ登場[090208 AP]

日曜日に、パキスタン人武装勢力に処刑されるポーランド人技師のビデオが、『AP』に届けられた。技師は4ヵ月以上前に拉致されていた(中略)。

7分間のビデオには、ビオトル・スタンチャックが覆面をした男に押さえつけられて、床に座っていた。ビデオには映らないが、男のうちの1人が彼と短い会話を交わし、その後3人の仲間が彼の首を斬った。覆面をした男の1人が、拘束されているタリバンを釈放しなかったために処刑したと、パキスタン政府を非難した。

確認されれば、2002年に斬首された米国人ジャーナリストのダニエル・パール以来の、初めて殺害された欧米人捕虜となる。

このビデオは、フラッシュ・ドライブの形で、パキスタン北西部の『AP』記者に、間接的に手渡された。タリバンから入手したものだという(中略)。

パキスタンのシャヒドゥッラー・ベーグ内相は、ビデオの存在については聞いているが、現在調査中だと述べた。

ポーランド大使館報道官のピオトル・アダムキイヴィッツは、ビデオの画像は見たと述べ、ボーランド人捕虜が殺害されているように見えるという。「スタンチャックだと思われる。しかし完全なテープを入手する必要がある」と述べた。

パキスタン北西部のタリバン報道官は土曜日、政府が拘束されている仲間26人を期限までに解放しなかったために、スタンチャックを殺害したと述べた(中略)。

2月2日に米国人国連関係者のジョン・ソレッキが、クエッタで拉致された。クエッタの主任捜査官のワジール・ハーン・ナジールが、土曜日に、これまで知られていないバローチ独立運動組織バローチスタン解放連合が地元のジャーナリストに電話をかけて、犯行声明を出したと述べた(中略)。

組織はパキスタン政府に拘束されているバローチ族の女性141人の解放を求め、国連には、「ジュネーブ協定のもとで、バローチスタン問題の解決」を要求している(後略)。

garrVideo appears to show hostage killing in Pakistan
ISHTIAQ MAHSUD、DERA ISMAIL KHAN

■ハングで35人拉致される[090208 Daily Times]

土曜日にハングのシャフヘール地域から、タリバンが少なくとも35人を拉致した。

オラクザイ行政区と接するハングにタリバン数人が車でやってきて、住民35人を自宅から拉致した。拉致されたのはムシュティ族で、住民からの不平に対応して「逮捕した」という。

hoonTaliban kidnap 35 in Hangu
HANGU

■バローチ抵抗勢力、米国人拉致を主張[090207 AFP]

土曜日にバローチ抵抗勢力が、米国人国連職員が先週パキスタンで拉致された事件に対する犯行声明を出した。

(中略)「我々はジョン・ソレッキを拉致した。政府のバローチ族に対して行なっている残虐行為に世界が関心を持つことを望む」と、バローチ解放戦線報道官が述べた。「アメリカは、ジュネーブ会議に基づき、女性を含むバローチの政治活動家たちを解放するよう、パキスタンに圧力をかけるべきだ」(後略)。

hoonBaluch rebels claim kidnap of American in Pakistan
QUETTA

■ポーランド人捕虜を斬首したとタリバン[090207 AFP]

タリバンが土曜日に、昨年パキスタンで拉致したポーランド人技師を殺害したと主張したが、イスラマバードのポーランド大使館は、彼の安否を確認できないでいる。

9月28日にパキスタンの北西部で、ポーランドのエネルギー会社職員のピオトル・スタンチャックが拉致され、運転手2人とポディーガードが殺害された。

「政府が我々の要求に答えなかったために、我々はポーランド人技師を斬首した。彼の遺体は引き渡さない」と、タリバン報道官が電話で述べた。

スタンチャックを殺害したという声明は、ポーランドのドナルド・タスク首相が報道陣に身代金は支払わないと述べた直後に出された。犯人たちは巨額な身代金とともに、投獄されている6人の武装勢力の釈放を要求していた。当初は2月4日に殺害予告をしていたが、期限が2日延期されていた。

ポーランド大使館は、スタンチャックを殺害したという主張は聞いているが、証拠がないと述べている。「タリバンが彼を殺害したと主張していることは知っている。しかし証拠はない。公的に確認できるものはない」と、ピオトル・アダムカイヴッツが述べた(後略)。

hoonTaliban says Polish hostage beheaded in Pakistan
ISLAMABAD

■偵察機飛来、スパイ2人殺害される[090207 News]

CIAのスパイ偵察機が北ワジリスタン上空を飛行し、タリバンが金曜日の朝、米軍のためにスパイ行為をしていたという部族民2人を殺害した。

タリバンがラズマック・アッダのミランシャー・バザールに、銃で撃たれた2人の地元部族民の遺体を遺棄した。正午まで遺体をそのまま放置しておくように警告するメモが、そばに残されていた。

正午を過ぎると、部族民の遺族が遺体を持ち去った。殺害されたのはWAPDAの職員だった。2人のために葬儀を行なおうとしてところ、タリバンはアメリカのスパイを地域内の墓に埋葬することを禁じた。2人はその後、密かにに埋葬されたという。

部族地帯上空には、アメリカのスパイ偵察機4機が飛行しているのが目撃された。また迫撃砲が、コースト州からスピンワム地区近くのダンディ・カチャに着弾した。

hoonDrone flights continue as Taliban kill two Spies
MIRAMSHAH

■パキスタン、カイバルで「戦闘員52人殺害」[090206 AFP]

パキスタン軍が金曜日にカイバル行政区で、タリバン戦闘員を一掃するための作戦を実施し、武装勢力52人を殺害した(中略)。

戦闘ヘリコプターと準軍隊、砲撃隊が金曜日の早朝、チャプリ・フェローズ・ヘールからアフガニスタンの国境までの間の村を攻撃した。

「国境警察隊がカイバル行政区のチャブリ・フェローズ・ヘールで、武装勢力の拠点5ヵ所を攻撃して52人を殺害するとともに、武器庫と車8台を破壊した」と、作戦に関わった治安関係者が述べた。別の関係者が、犠牲者は「少なくとも52人か、それ以上」だという(中略)。

犠牲者の大半は、武装勢力の拠点の周辺を攻撃した戦闘ヘリコプターの犠牲となった。このほかに8〜9人は、準軍隊との地上戦で死亡したという。武器庫が破壊され、「犠牲者多数」が発生したと、治安関係者が述べた。

これとは別に金曜日、カイバル行政区のジャムルッド町の検問所で、自爆犯が爆発物を搭載した車を爆発させ、6人が負傷した。タリバン報道官が犯行声明を出し、政府が軍事作戦を中止しなければ、NATO軍の補給路を封鎖すると警告した(後略)。

hoonPakistan 'kills 52 militants' in Khyber
Saad Khan、PESHAWAR

■ロシア、アメリカの物資輸送を許可[090206 BBC]

モスクワは、非軍事物資をロシアの領土経由でアフガニスタンに輸送することを、アメリカに許可した。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が、正式な許可を出すまえに、輸送物資の詳細の明示を待っていると述べた。

これに先立ちキルギスタンは、アフガニスタンにおける作戦にとって重要である国内にある米軍航空基地閉鎖を主張した。

しかしタジキスタンは金曜日、NATOの非軍事物資の領土内通過を許可したと言われる。

ロシアはこれまで、中央アジアに米軍基地があることに、強く反対してきた。

hoonRussia allows US supplies transit

■米軍基地、キリギスの危機の犠牲に[090206 AP]

キルギスタンは、アフガニスタンにおける戦争の要となっている基地からアメリカを追放するしかないと、感じている。

電力不足、物価の上昇、失業などから、野党はバキエフ大統領に対する抗議を続けている。これに対してロシアは主に水力発電のためとして17億ドルの援助を約束し、低金利の40年間借款の3億ドルのローンを与えた。さらに1億5000万ドルの援助、そしてこれまでの1億9000万の負債を帳消しにした。

しかしロシアは、マナス航空基地は2001年のアメリカのアフガニスタン侵攻以後2年間だけ使用できるはずだったと述べ、自分たちの意向を明らかにした。

モスクワは、アメリカの航空基地を排除することと引き換えにキルギスタンに資金援助を約束したことを否定している。しかし基地閉鎖は資金援助が合意に達した数分後に発表されたために、2つが密接な関係にあることが指摘されている。

ロシアから現金を受けて、バキエフ政府は一般民衆の支持を回復することを期待している(中略)。

1991年以来キルギスタンは欧米と良い関係にあったが、マナス航空基地の閉鎖で両者の関係がぎくしゃくしてくるだろう。

マナスに対するキルギスタンの態度は、アメリカにもっと資金援助をさせるためのポーズだと見る者が多い。先月アフガニスタンの米軍司令官であるデビッド・ペトラウスは、アメリカはキルギスタン政府に1億5000万ドルを援助したという。そのうち6300万ドルは、マナスの借用代である。

しかしキルギス政府関係者は金曜日、政府は決議を撤回する気持ちはないと主張した。

hoonUS base falls victim to Kyrgyz crisis
PETER LEONARD

■パキスタンの核科学者「自由」[090206 BBC]

パキスタンの裁判所が、自宅軟禁となっていたアブドゥル・カディール・ハーン核科学者を解放した。カーン博士は2004年以来自宅軟禁となっていたが、今後は家から出ることも、来客を迎えることもできる(後略)。

ohPakistan nuclear scientist 'free'

■アフガン武装勢力、アッパー・ディールに恐怖を植え付ける[090206 News]

アフガン武装勢力たちがアッパー・ディールのドゥーグ・ダラ地域に違法FMラジオを設置し、地元の人々にジハードを呼びかけることで、人々を恐怖に陥れている。

これまでロワー・ディールとアッパー・ディールは比較的安定していた。ディールには武装勢力がいるにもかかわらず、学校数軒が爆破されたり脅迫はあったものの、これまで治安部隊との衝突や大きな出来事はなかった。

地元の人々はジルガを開催してディールを戦場にしないことを誓い、武装勢力たちに活動を行なわないこと、政府には作戦を実施しないことを要求していた。モーラナ・ファズルッラーがスワートでFMラジオを使用して影響力を拡大していることを受けて、アミール・ヒターブが率いるアフガン人武装勢力もFMラジオ放送を開始した。ジハードの歌を流し、人々に参加を呼びかけている。

数十人からなる武装勢力たちが、自分たちに対立している10人のリストを発行し、スワートの武装勢力たちの真似をしている。アフガン人たちはここ数日間に活動を広げており、チナラーノで、ディール〜シェリンガール道路を通行する車輛を検問している。チナラーノは彼らの拠点であるシャトカスから15キロ離れた場所にあり、マナ・ドゥーグで自分たちに反対する人間を捜索している。

武装勢力たちは、元BBCキャスターとアフガン人政府関係者のアフタル・コーヒスタニを捕虜にし、地元の人々の反対をよそにこの地域に居座っている。地元のジルガがコーヒスタニの解放を求めているが、これを拒否し、代わりにアフガン人司令官であるモヒーウッディン、別名アブドゥッラーの釈放を要求した。

武装勢力たちが突然現われ、この地域に彼らの影響力が拡大し始めたことで、コーヒスタニの解放は二の次になってしまった。「彼はドゥグ・ダラに移された」と、地方警察官のエジャーズ・ハーンが述べた。警察は問題解決に尽力しているという。しかし武装勢力たちを排除することには消極的なようで、「アフガン人に指揮されているが、報道は誇張されている。20〜25人の人間がいるだけで、地域にとって大きな脅威ではない」と主張した。

しかし、武装勢力たちはチナラーノ村に入り、幹線道路であるディール・シェリンガール道路に検問所を設置して、通行人たちに身分証明書を提示させている。ミアナ・ドゥーグで、武器を持って自分たちに対抗している人々を捜索している。

シャリンガールは、アッパー・ディールとスワートの境界から35キロの地点にある、大きな町である(中略)。交通量の多いこの道路で検問が始まったために、政府は警戒している。「武装勢力たちがこの平和な地域でも活動を開始し、人々を神経質にしている」と、ディールの住民が述べた(中略)。

しかし地方警察によると、警察を現場に派遣したところ、武装勢力たちはチナラーノからいなくなったという(後略)。

hoonAfghan militants unleash terror in Dir Upper

■パキスタンの爆発で多数死亡[080205 BBC]

パンジャーブ州で行なわれていた宗教行進で爆弾攻撃があり、30人が死亡、数十人が負傷した。デーラ・ガジ・ハーンのシーア派を狙った攻撃である。

人々がモスクから出て来始めたところ、爆発があった。パンジャーブ州ではスンナ派タリバンの影響力のせいで、宗教抗争が頻繁になりつつある。

警察は自爆犯の犯行かどうか、調べている(後略)。

hoonMany killed in Pakistan bombing

■アフガン・米関係、悪化[090205 BBC]

アフガン政府とワシントンの関係が、悪化してきた。オバマ大統領特使のリチャード・ホルブルックのアフガニスタンとパキスタン訪問を前に、両国の関係が悪化している。

カルザイ大統領は、米軍の戦法を激しく批判し始め、これが改善しないならばモスクワとの関係を強化し始めると述べた。

ワシントンは正式発表してないが、各方面からのリークによると、今年計画されている大統領選でアメリカは、別の候補者を推す可能性がある。

あるアフガン紙は、「新たな冷戦」と表現した。

あるアフガン政府関係者によると、オバマ政権はカルザイ大統領を侮辱したといい、別の有力国会議員は、アメリカは「影の政府を組織している」と批判する。

両国の関係悪化は、現在副大統領のジョー・ビデンがカブールを訪れたときから始まった。当時民主党の副大統領候補だったビデンは、カルザイ大統領と個人的に会見した。ある情報源によると、ビデンは麻薬や汚職に関して「率直な答え」を得られなかったと不満を表し、口論となり激高してその場から立ち去ったと言われる。

オバマ大統領は選挙活動の際に、カルザイ政府の有効性や公正さを疑問視した。

ヒラリー・クリントン国務省長官は、アフガニスタンを「麻薬国家」で「能力がなく、汚職が蔓延」と表現した(中略)。最近『ニューヨーク・タイムズ』紙は、ワシントンはカブールに対する態度を強化し、カルザイは「アメリカの目的にとっては障害」と見られていると報道した(中略)。

カルザイ大統領は現在のところ、これらに反論していない(中略)。

カルザイ大統領はここ数週間、元ムジャヒディン司令官たちと何度も会見しているために、ロシアと同盟を結ぼうとしているのではないかと噂されている。事実そのような態度を、公然と取っている。モスクワと交わしたとされる「確認の手紙」がリークされたが、カルザイ大統領はアメリカに、自分が要求している軍事的ハードウェアが支給されないのならば別の国の協力を仰ぐと公言した。

これが誰を示すかは、明らかである。先週ロシアのザミール・カブロフ大使が、国会近くを喜々として歩き回っているのが目撃されている。

カルザイは、アメリカとNATOは、アフガニスタンを占領したソ連と同じ過ちを繰り返していると警告した。当時彼はソ連大使館に派遣されていたために、その意見は一考の価値がある。

現在カルザイはNATOに、新たな「交戦規則」を提示した。これが受け入れられれば、アフガニスタンにおける外国軍の活動範囲が変化するだろう(後略)。

smellNosedive in Afghan-US relations

■タリバン、パキスタン捕虜30人を解放[090204 AFP]

水曜日にタリバン戦闘員が、捕虜としたパキスタン人治安部隊兵士30人に、解放と引き換えに辞職を強制した。スワートをコントロールしようとしている軍にとっては、大きな屈辱である。

治安部隊が包囲されていた村の検問所を奪回する努力を中断したあと、武装勢力が警察官と治安部隊兵士関係者30人を拉致した(中略)。

「彼らはタリバンに仕事を辞め、今後タリバンに対抗するような活動には従事しないことを約束した」と、治安関係者が述べた。

タリバン報道官が、兵士たちを拉致したあと条件付きで解放したことを認めたが、詳細は語らなかった。「我々は、条件付きで拉致した警察関係者を解放した」と、ムスリム・ハーンが述べた。武装勢力は武器と警察の車2台を奪い、解放した捕虜たちをカーバル町の近くの山岳地帯に置き去りにした。

火曜日に数千人のタリバンがシャモザイ地域の警察署を包囲した。軍は救出作戦を行なった。作戦は日中続いたもが、暗くなったために中断したところ、夜間タリバンが警察署内に突入し、関係者を拉致したあとで建物を爆破した(後略)。

hoonTaliban release 30 Pakistani hostages
Saad Khan、PESHAWAR

■タリバン、パキスタン軍兵士解放[090204 BBC]

タリバンが、警察署を襲撃して捕虜としていたパキスタン人警察官と兵士29人を解放したと、政府関係者が述べた。武装勢力たちが火曜日、スワートのシャモゾイ村の警察署を襲撃し、男たちを拉致した。政府関係者によると、全員無事だという。

拉致された1人によると、釈放されたら政府のための仕事を辞めることを約束したという。パキスタン軍は、正式な発言をしていない。

ミンゴーラ南部の町の警察署を、数千人の武装勢力が24時間にわたって包囲した。軍は救出しようとしたが、夜になったために、暗闇の中での救出作戦は不可能になった。武装勢力たちは検問所を破壊し、治安部隊兵士を拉致した(中略)。

ミンゴーラから東、西、北に出る道路は山中に通じ、これらはすべて2007年以来閉鎖されている。現在は、南部に出る道路しか機能していない。これまでこの道路が封鎖されることはなかったが、先週以来武装勢力がこの道路を封鎖したために、軍は外出禁止令を出した。そのためにミンゴーラは、4方向から包囲されたことになる。

いっぽうミンゴーラの軍報道官は、2日にわたる激しい戦いの結果、軍はサンゴータとマンガルワル地域を奪回したという。何ヵ所かでまだ小競り合いはあるが、戦闘は終わった。軍は週末にチャールバーの高所を占拠したために、武装勢力たちを封じたと述べた。カーバルとマッタでは、まだ戦闘が続いている。

hoonTaleban release Pakistani troops

■パキスタンの過激派、集会に集結[090204 BBC]

パキスタン領カシミールで、パキスタンの過激派組織が集会を開いた。ムンバイ攻撃後、初めてのことである。

ムザファバードで、12の過激派連合体が集会を開いた。パキスタン政府に、投獄されている活動家を釈放するように要求した(中略)。

ムザファバードのBBC記者ズルフィカール・アリによると、活動を禁じられている組織が参加していたにもかかわらず、政府は集会を阻止しなかったという。参加者の中には、ジャイシェ・ムハンマド、ハラカトゥル・ムジャヒディン、ラシュカレ・トイバ系の慈善組織ジャマット・ウッダーワなどの過激派代表である。集会では、ジャマット・ウッダーワに対する活動規制の解除を要求した。

参加した12の組織は、ムンバイ攻撃の後にパキスタン政府が拘束した、ラシュカレ・トイバとジャマット・ウッダーワの活動家150人の釈放を要求した(中略)。

集会は、カシミールでインド軍と戦う、カシミールのグループの連合体『ジハード連合』によって、組織された(後略)。

hoonBanned Pakistan militants gather

■スワートで武装勢力35人殺害[090204 News]

火曜日、治安部隊兵士4人と武装勢力1人を含む9人が、スワート各地で行なわれた軍事作戦で死亡した。

武装勢力がバリコットのシャモゾ地域の警察検問所を攻撃した。銃撃戦の結果、治安部隊兵士4人が死亡した。

治安部隊は戦闘ヘリコプターを使用して抵抗勢力を攻撃し、1人を殺害、1人を負傷させた。TTP報道官のムスリム・ハーンが犯行声明を出した。

さらに戦闘機の攻撃により、民家何軒かが破壊され、女性と子供が殺害された。チャックダラにいる記者によると、ロワー・ディールのチャックダラ城塞から治安部隊がシャモゾの武装勢力拠点を攻撃して、女性2人と子供数人が死亡した。

(中略)ミンゴラ近くのバログラムにある治安部隊の検問所が攻撃され、銃撃戦となった。戦闘ヘリコプターが武装勢力を攻撃し、男性1人が死亡、3人が負傷した(後略)。

hoon35 militants killed in Swat
Musa Khankhel、MINGORA

■スワートで武装勢力70人死亡[090204 Dawn]

月曜日の夜から火曜日にかけて、スワートでは武装勢力と治安部隊の間で激しい衝突があり、武装勢力70人以上が死亡した。

アラム・ガンジ・ワリアバードの軍がチャールバーで、タリバンの一団を攻撃して追い返した。火曜日の夕方武装勢力が再び集結し攻撃を計画していたところ、治安部隊が急襲して不意打ちをかけた。この戦いで武装勢力64人が死亡した。

いっぽう火曜日の朝に武装勢力が、警察官約30人が駐屯するシャマザイ警察署を包囲した。銃撃戦の結果、武装勢力6人が死亡、5人が負傷した。治安部隊兵士3人が殺害され、5人が負傷した。

情報源によると、治安部隊側には弾薬が不足し始め、物資の補給を求めている。早々に補給物資が到着しなければ、軍は投降を強いられる可能性がある。

武装勢力がミンゴーラ・バイパスを走行していた軍の車列を襲撃した。軍が地域を封鎖して作戦を実施。武装勢力4人を殺害した。バイパス沿いのタハタバンド村から住民が避難した(中略)。

チャールバー周辺からは、約4万5000人が避難を始めた。情報源によると、スワートからは30万人が避難している(後略)。

hoon70 militants killed in Swat
PESHAWAR

■大統領、スーフィの和平協定に足踏み[090204 News]

大統領は、無法地帯となっている現在のスワートの状況を回復するための和平協定を結ぶことを、躊躇している。

テヘリーケ・ニファジ・シャリアテ・ムハンマド(TNSM)会長のモーラナ・スーフィー・ムハンマドは、2ヵ月前に政府に対して、ダルール・カザと名付けられた迅速に問題を解決するためのイスラーム法廷を設置すれば、スワートの平和を約束すると述べていた。しかし大統領は、スワートにシャリア法の施行を許可した場合の国際社会の反応を恐れ、これを受け入れなかった。

情報源が語ったところによると、北西辺境州政府や法機関、ISIでさえもが、モーラナ・スーフィー・ムハンマドと取り引きをすることを望んでいたという。大統領がこれに反対した。

しかし大統領に近い関係者によると、北西辺境州政府を含め、すべての関係機関の見解は、大統領自身の意向に基づくものだったという。大統領は、慌てて結論を出すことを望まなかったのだけだと述べた(中略)。最終的な見解は、政府が決めることになる。

ANPの情報源が語ったところによると、12月16日に大統領と会見したときに、ザルダリがスーフィーの申し出を受け入れるためにはまだ時間がかかると述べたという。この取り引きを受け入れた場合、国際社会がどう反応するかを気にしていたようだという。

別の情報源が、政府との話し合いの結果、スーフィー・ムハンマドが作成してサインした草稿を、『News』に明らかにした。この草稿は、州政府により大統領に手渡された。

2008年11月4日付けのパシュトゥ語で書かれた合意書は、州政府とTNSMとの間で、コーヒスタンやハザラ地方を含むマラカンド地区にシャリア法を施行することに、同意するものである。またクルアーンやスンナに反する、非イスラーム的な法は廃止される。これにはアフタブ・シェルパオとサルダル・メヘターブ・アフマッド・ハーン・アバッシが率いるPPPとPML-Nが同意した。

さらに草案によると、シャリア法廷のシステムが導入され、裁決はクルアーン、スンナ、イジュマ、キヤースに基づいて下される。イスラーム法学が許可しないものは、認められない。

この地域にはすでにカジ法廷が採用され、草案のほとんどはすでにこれまで施行された条例の一部と同一である。草案はダルール・カザと名付けられたイスラーム控訴裁判所の施行を要求し、高等裁判所や最高裁判所はこの判決を覆すことはできない。さらにイスラーム司法制度導入のための委員会を発足させることが、予定される。

TNSM設立者のスーフィー・ムハンマドは暴力を否定し、政府が自分が提案した草案を受け入れれば、スワートに平和が訪れることを保証するという。

スーフィー・ムハンマドは、問題の中心地であるマッタで話し合いを行なうという。さらに警察署に警察官が再び派遣できるよう、政府に協力する。スーフィーは、この地域に陸軍が駐屯することに対しては、反対していない。

ohPresidency sitting on Sufi's peace offer in Swat
Ansar Abbasi、ISLAMABAD

■スワートのタリバン、弁護士や裁判官に警告[090204 News]

火曜日にスワートの武装勢力が弁護士や裁判官に、「異教徒の法組織」に属する者は廃業しなければ殺害される、と脅かした。FMラジオ放送を用いて、武装勢力たちが谷の住民を脅かしている。

スワートの弁護士協会会長が、300人の仲間たちが脅迫されているために、自分たちはシャリア法のもとで仕事をすることを約束しようと、戦闘員たちとの接触を試みていると述べた。

弁護士のアフタブ・アラームが、問題の根底には法の施行が行き届いてないからだと述べた。シャリア法施行を主張している武装勢力たちのほうが迅速に問題を解決するために、貧困層は彼らの味方をしている。シャリア法が施行されれば、モーラナ・ファズルッラーも戦う理由がなくなるはずだという。

いっぽうスワート地方警察責任者のディルワル・ハーン・バンガーシュは、政府はタリバンに脅かされている弁護士や裁判官たちを保護すると述べた。しかし、自宅の警護まではできないという(中略)。

タリバンは女子校を攻撃しているだけでなく、男子校も攻撃していると、バンガーシュは付け加えた。これまで180校が破壊されたが、そのうちの69校は男子校だという。またタリバンは地元の男の子たちを、マドラッサに行かせようとしているという。

スワート私立学校協会会長のアフマッド・シャーによると、軍が20校を占拠しているという。戦闘員たちが学校を攻撃しているのはそのためで、兵士たちが学校の建物に避難しているからだと述べた(後略)。

hoonSwat Taliban turn their guns on lawyers, judges
Hamid Mir、MINGORA

■アフガニスタンの米補給路、2方向から追い詰められる[090203 AP]

パキスタンでは武装勢力が橋を爆破し、キルギスタン政府はロシアからの新たな援助が決まったことを受けて、アメリカに滑走路使用を許可しないと発表したた。アフガニスタンにいる米軍の補給線は、北と東から遮断されることになる(中略)。

火曜日に、パキスタン北西部にある橋が爆破された。カイバル峠に架けられた赤い鉄橋はねじ曲がり、片方の橋桁が崩壊した。橋を通過中だったトレイラーは、数十袋の積み荷をまき散らして、横転した(中略)。

アフガニスタンの米軍報道官は火曜日の出来事のあとで会見し、パキスタン内の交通はすでに流れ出したと述べた。「バイパスができたので問題ない」とグレッグ・ジュリアン大佐が述べた。さらにキルギスタンがマナス空軍基地の使用を禁じると警告していることに関し、「政治的なポーズ」にすぎないと述べた(中略)。「我々の取り引きはまだ続いている、彼らは我々の存在で数百万の儲けがある。今後、滑走路使用できなくなるということはない」とジュリアンが述べた。

ペンタゴン報道官のジョフ・モレルによると「我々が施設を使用することを、ロシアが妨害しているという報告を裏付けるものは何もない」と述べた。「必要があればいくらでも他の方法がある。しかし、マナスは場所的に好条件であり、アフガニスタンにいる軍の役に立つ」(中略)。

ロシアが中央アジアに数十億ドルの援助を約束したあと、キルギスタンのクルマンベク・バキエフ大統領が、米軍がマナス空軍基地の使用することを許可しないと述べた。キルギス政府は、「キルギスタン領土内の基地を米軍が使用する、という取り引きを中止することに決めた。明日か明後日、これを発表する」とテレビ会見で述べた(後略)。

hoonUS supply routes in Afghanistan squeezed 2 ways
JASON STRAZIUSO、KABUL

■グアンタナモ元囚人、「タリバン参加」[090203 BBC]

グアンタナモに収監されていた元アフガン人がパキスタンのタリバン司令部に参加したと、パキスタンとイギリス政府が述べた。ムッラー・アブドゥル・カユーム・サキールが去年釈放されたが、現在はアフガニスタンにいる英軍やNATO軍攻撃に深く関与しているという。クエッタで、他のタリバンと一緒に活動している。

ペンタゴンによると、釈放された520人のうちの10%が、いわゆるテロ行為に戻っているという(後略)。

hoonGuantanamo inmate 'joins Taleban'
Frank Gardner

■パキスタン、米国人拉致容疑者を逮捕[090203 AFP]

火曜日にパキスタンは、バローチスタン州で拉致された米国人国連関係者の拉致事件と関連して、容疑者何人かを逮捕した。

(中略)パキスタン政府関係者は火曜日、拉致されたソレッキの行方に関する手がかりが何もないことを認めた。「何人かを逮捕して取り調べを行なっているが、彼の居場所を示す直接的な手がかりは何もない」という。

hoonPakistan detains suspects over kidnapped American
Maaz Khan、QUETTA

■パキスタンの橋が爆破され、補給線遮断[090203 BBC]

パキスタンの北西部の武装勢力が橋を爆破し、アフガニスタンのNATO軍のための補給線を遮断した。国際軍に対する補給物資の大半が、パキスタンのカイバル峠を通過する。

ペシャワル〜アフガニスタン間の道路で攻撃が続いているために、米軍は別の補給路を確立しようとしている。

いっぽうスワートでは、激しい戦闘が続いている。

軍によると、2日間で少なくとも武装勢力35人を殺害したという。スワートの住民によると、週末以来多数の一般市民が殺害され、その数は40人にものぼったという。

カイバル行政区の橋が朝の6時に爆破され、交通が完全に遮断された。「橋の修復のためにチームを派遣した」と、政府関係者のタリーク・ハヤートが述べた(中略)。

スワートでは、マッタとカーバル地区で激しい戦闘が続いているという。

月曜日にパキスタン軍が、ミンゴーラの近くのチャールバー地域の高所を武装勢力から奪回したと述べた(中略)。

過去9日間に、一般市民80人が殺害されたと、地元の情報源が述べた。

軍によると、チャールバー、アリ・グラマ、マンガルワール地域で2日の間に、武装勢力35人を殺害したという。しかしこの主張は確認されていない。目撃者によると、殺害されたのは一般市民だという。

軍は、一般市民に犠牲者が出たことは否定していないが、武装勢力と一般市民を区別することはできないという(後略)。

hoonPakistan bridge blast cuts supply

■米国連関係者、パキスタンで拉致される[090202 AFP]

パキスタンで月曜日、武装勢力が米国連関係者を拉致し、その運転手を殺害した。

クエッタの国連難民機関責任者のジョン・ソレッキが、バローチスタン州の首都で仕事に向かう途中で拉致された。

銃を持った男たちが、彼が乗っていた国連のロゴの入った車に発砲し、運転手を殺害したという。「米国人で、ジョン・ソレッキという名前だ。クエッタの国連難民機関の支部の責任者だ」と、ハリッド・マスードが述べた。「男たちが発砲した。運転手は負傷し、病院に運ばれる途中で死亡した」。「ソレッキはどこかに連れ去られた」。

(中略)ある警察官が語ったところによると、「宗教抗争」が要因となっている可能性もあるという。国連の車を運転していたのは、シーア派の人間だったという(後略)。

hoonAmerican UN official kidnapped in Pakistan
Maaz Khan、QUETTA

■スワートで8人の遺体発見と警察[090202 AFP]

月曜日にスワートで、シャリア法導入キャンペーンを実施している武装勢力に銃で撃たれた、8人の遺体が発見されたと、警察が述べた。

「月曜日の朝にスワート各地で、銃で撃たれた8人の遺体が発見された。24時間のうちに19人が殺害されたことになる」と、ある警察官が述べた。ファズルッラーの追随者たちの犯行だという。

警察が日曜日、ミンゴーラのチャールバー地域各地で、地元住民11人の遺体が発見された。全員が射殺されていた(中略)

hoonEight bodies found in Pakistan valley: police
PESHAWAR

■スワートでの軍事作戦で32人死亡[090202 News]

日曜日に治安部隊がスワートのチャールバー、マッタ、サンゴータ地域における軍事作戦を強化し、兵士3人を含む32人が死亡、22人が負傷した。

さらにスワートのメディアセンターの発表によると、治安部隊が24時間の間に武装勢力16人を殺害したという。地元の住民によると、チャールバーとサンゴータで死亡したのは一般市民で、外出禁止令が出ていたために避難できずにいた人々だという。

軍が大砲を用いて、チャールバーにいる武装勢力を標的にした。その結果、女性4人と子供2人が殺害され、16人が負傷した。

ロシャナバード地域では、治安部隊が2人を射殺した。またサンゴータのシャカール・タンゲイ地域では、8人の人間の遺体が発見された。

hoon32 killed in Swat as military action intensifies
Musa Khankhel

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2009.