【2009年2月16日〜2月22日】


■パキスタンで極秘米部隊、奇襲隊を訓練[090222 New York Times]

米軍アドバイザーや技術専門家70人以上が、パキスタン軍がアルカイダやタリバンと戦うための極秘訓練を行なっていると、米軍関係者が述べた。

パキスタン軍と準軍隊を訓練しているのは、アメリカの特殊部隊兵士で、諜報情報を提供し、戦術に対するアドバイスを行なっているという。戦闘には参加していない。

合衆国中央指令や特殊部隊指令が管轄する、極秘任務部隊が組織された。アルカイダやタリバンを一掃するために、パキスタン政府と軍の協力で去年の夏に開始したが、これまで両国が認識していたものよりも、かなり大掛かりなものである。

(中略)国境警察隊内にある新しいパキスタンの奇襲隊が、CIAなどの諜報情報を元に、過去7ヵ月の間に武装勢力60人以上を殺害、あるいは逮捕した。そのうちの5人が、幹部司令官だった。

4週間前、奇襲部隊がアルカイダと関係があるサウジ人過激派をカイバル行政区で逮捕した。

しかしバイトゥッラー・マフスードを含め、重要なパキスタン人タリバン司令官は、いまだに逃走中である。米軍幹部は、陸軍のキアニ将軍が、軍自体を訓練することにそれほど熱心ではないことに、不満を表している(中略)。

これまでペンタゴンは、去年パキスタンでアメリカ人訓練士24人が訓練を行なっていると述べていた。新しい任務部隊のメンバーの半分は特殊部隊アドバイザーで、残りは軍医、通信専門家などの専門家である。米軍とパキスタン軍、諜報組織が、武装勢力と対戦するために協力している。

「ここ数ヵ月の間で、諜報情報の共有が向上した」と、タレート・マスード元将軍が述べた。「両サイドとも、お互いに必要なものだと気づいた」からだという。

去年の8月以後、そして9月にザルダリが大統領になってから、30回以上のミサイル攻撃があった。米軍幹部関係者によると、これらの攻撃でアルカイダやタリバン幹部司令官9〜20人が死亡した。

さらにイスラマバードの米大使館で働くパキスタン人防空技師が、部族地帯で武装勢力と対戦しているパキスタンのF16戦闘機が、同じ地域を飛行しているアメリカの無人偵察機や、地上で活動している少数のCIA工作員を誤って攻撃することはないと、パキスタン政府幹部関係者が述べた。

新たに結成された、400人からなる準軍隊の奇襲部隊が、この協力態勢のよい例である。国境警察隊の一部であるこのパキスタン人奇襲部隊は、インドと戦うために訓練された50万兵とは異なる指令系統に属する。

奇襲部隊は国境警察隊のさまざまな階級の中から選び出され、パキスタンと米軍特殊部隊から、7ヵ月に及ぶ訓練を受けている。

アルカイダと関係のあるサウジ人過激派ザビ・アル・ティフィを追跡したのはCIAで、数週間後にパキスタン軍がカイバル行政区にあった彼の隠れ家を包囲した。1月22日の明け方、ティフィを始め、パキスタン人とアフガン人過激派7人を、パキスタン人が逮捕した。その間、CIAの無人偵察機が上空を旋回し、CIA関係者とISIが作戦を監視したという。

しかし両サイドの間には、緊張がある。パキスタンのF16機は、毎日6回ほど武装勢力に対して作戦を実施している。しかしペンタゴンが、夜間に飛行できるように戦闘機をアップグレードし、衛星誘導爆弾や衛星画像の提供してくれれば、もっと多くのことができるはずだと、パキスタン人関係者が述べた(後略)。

smellSecret U.S. Unit Trains Commandos in Pakistan
ERIC SCHMITT and JANE PERLEZ、BARA

■パキスタンの武装勢力、恒久的停戦を考慮[090222 AFP]

パキスタンのタリバン武装勢力が日曜日、政府がイスラームのシャリア法を認めたあと、数日内のうちに恒久的停戦協定を結ぶかどうか考えると述べた。

モーラナ・ファズルッラー師の報道官ムスリム・ハーンが、「5〜6日のうちにシューラを開催し、恒久的停戦を考える」という。

しかし日曜日にスワートでは、ボディーガード6人とともに政府高官が拉致されたために、平和回復への障害となった。

地域政府責任者(DCO)のフーシャール・ハーンがミンゴーラ地区の検問所で、6人のボディーガードとともに銃で武装した抵抗勢力に拉致されたと、州情報大臣のミーアン・イフティハール・フセインが語った。

ムスリム・ハーンは当初拉致の事実はなかったと述べたが、後に高官が解放されたことを表明し、政府に停戦協定に反してはならないというメッセージを送るための行為だったと述べた。「仲間2人の釈放と引き換えに、DCOとボディーガードを解放した」という。「政府は仲間2人を釈放した。3人目ももうじき釈放される。政府はペシャワルで我々の仲間を逮捕し、ディールでは仲間を殺した。だからこのような行為をした」とハーンが述べた。

(中略)スワート政府幹部のサイード・ムハンマド・ジャヴィードが土曜日に、ファズルッラーはすでに恒久的停戦に同意したと述べた。タリバンに壊されたり焼かれた学校100校が再建予定で、それまで授業はテントで行なうという。

ミンゴーラの住民によると、一時的停戦のおかげで「生活が普段に戻りつつあるという。

hoonPakistan militants consider permanent ceasefire
Saad Khan、MINGORA

■タリバン、和平協定にもかかわらず、パキスタン政府関係者拘束[090222 AP]

日曜日にタリバンが政府幹部関係者を拉致し、北西辺境州を牛耳っていることを誇示した(中略)。

警察によると、武装した男たちが、6人のボディーガードを同行してスワートに向かっていたフーシャル・ハーンを拉致した。数時間後にタリバン報道官のムスリム・ハーンが、「我々の仲間とお茶を飲んだあと」出発したと述べたが、解放は確認されていない(中略)。

ハーンは行政責任者として新任務に就くために、スワートに向かう途中だった。スワート警察責任者のディルワール・バンガーシュは、タリバン内の「要員」が和平協定を妨害しようとしていると、非難した。

しかしタリバン報道官は、高官に同行していた1人に「用事」があっただけで、高官は客人として扱ったと述べた。

マラカンド地域行政官のサイード・ムハンマド・ジャヴィードは、ハーンは「誤解」のために拘束されたと述べた。「じきに我々のところに戻ってくるだろう」という(後略)。

ohTaliban take Pakistan official despite peace talks
ASIF SHAHZAD、ISLAMABAD

■パキスタン、テロと戦うために、村の民兵を武装化[090222 AP]

パキスタン国境地帯の政府は、タリバンやアルカイダの影響力からこの地域を守るために、ライフル3万丁を支給して村人を武装し、エリート警察隊を組織するという。

州政府大臣のハイダル・ハーン・ホティが、政府は「平和的なグループ」にだけ銃を配給し、警察と一緒に村を警備するという。銃の配給の前に地元の警察責任者と良く話し合い、もし「テロリストや犯罪者」以外の対象に使用された場合は返還を求めるという。

hoonPakistan to arm village militias to fight terror
ASIF SHAHZAD、ISLAMABAD

■「偵察機は直陸許可だけ持つ」[090221 Daily Times]

国防省のアフマッド・ムフタルが、アメリカの偵察機はパキスタンに着陸する許可だけを持つと述べ、部族地帯を攻撃するためにパキスタンから離陸していることはないと、土曜日にテレピ番組に出者して語った。

番組によると、部族地帯を攻撃する無人偵察機は、アフガニスタンから操作されているという。

hoon‘Drones have only landing permission’
LAHORE

■バジョールのタリバン、条件的和平を申し出る[0900221 News]

バジョールのTTPが土曜日、自分たちへの攻撃を中止すれば、武力行為を止めて平和的に生活すると述べた。部族民たちによると、作戦は武装勢力たちよりも一般市民に犠牲が出ているという。

政府はジェット戦闘機や戦闘ヘリコプター、大砲などを用いて、パジョールの武装勢力を攻撃している(中略)。

多数の村が激しい空爆で破壊された。政府はタリバン1500人以上を殺害し、指令系統やコントロールシステムに打撃を与えたと主張している。

地元の部族民は、政府が発表している武装勢力の犠牲者数を否定したが、軍事作戦により、武装勢力がこの地域で活動しにくくなったことは認めた。

「7ヵ月に及んだ作戦で、武装勢力は別の場所に移ったか、地下に潜った」と、ある部族民ジャーナリストが語った。以前はバジョール全域を制圧していた武装勢力は、現在はチャルマングとマーモンド地域に限定されているという。今の段階で和平協定を結んだら、再び力をつけてくるだろうと語った。

TTP報道官のモーラビ・オマルは、現在ジルガを通して、政府との和平協定を話し合っていると述べた。しかしこれまでも話し合いが核心部に入ってきたときに、政府が自分たちの拠点のひとつであるインヤット・ケレイに軍を派遣してジェット戦闘機を使用したので、政府を信じていないという。この後も政府との話し合いは再開したが、政府はモーマッドとインヤット・ケレイを攻撃し続けた。

(中略)バジョールのタリバンは、政府に6つの要求をした(中略)。まず政府は停戦を表明し、正規軍をバジョールから撤退させる。国境警察隊は、兵舎にいることに限られるが、バジョールに留まることは許されるという。さらに、軍や国境警察隊の検問所も撤去しなければならないという。

さらに軍事作戦で被害を受けた人々への補償を要求した。また自分たちの捕虜と、政府が拘束している仲間の交換も要求した(後略)。

hoonBajaur Taliban offer conditional truce
Mushtaq Yusufzai、PESHAWAR:

■スワートでタリバンと和平協定締結[090221 AP]

パキスタン政府がスワートのタリバン武装勢力と無期限の停戦協定を締結したと、政府関係者が土曜日に述べた。

しかしスワートのタリバン指導者は、先週の日曜日に宣言された10日間の停戦期限が切れた時点で決めると述べ、それは政府の「実質的な態度」次第だという。

(中略)土曜日にはパキスタンの北西部で、アフガニスタンの米軍とNATO軍に物資を運ぶ補給路で爆発があり、1人が死亡した。

(中略)土曜日に州政府幹部のサイード・ムハンマド・ジャヴィッドがスワートの報道陣に、「政府とタリバン戦闘員は、永久的な停戦協定を締結することに決めた。タリバンがこれに同意したために、我々もそうする」と述べた。

地域政府関係者のショーカット・ユースフザイは、両陣営が停戦協定を延長することに同意したと述べたが、スーフィー・ムハンマドとファズルッラー師との間の話し合いはまだ続くと述べた。「我々の代表は彼らの話を聞き、彼らも我々の話を聞いた。まだ話すことがあれば、話し合う」。

ファズルッラーは、タリバンはまだ取り引きに関する話し合いを続ける必要があると述べた。「10日の停戦期限が切れたあと、再び話し合う」と、ラジオ放送で述べた。「政府が実質的な態度を撮れば、永久的な停戦を考える」(後略)。

hoonPakistan says truce agreed with Taliban in Swat
SHERIN ZADA、MINGORA

■武装勢力司令官幹部同士、和解[090221 News]

驚くべき展開であるが、金曜日にパキスタン人抵抗勢力司令官であるバイトゥッラー・マフスードとハーフィズ・グル・バハドゥール、モーラビ・ナジールが、これまでの意見の相違を解消して、今後は一緒に敵と戦うことにした。

モーラビ・ナジールの幹部司令官が語ったところによると、3人の抵抗勢力司令官が南ワジリスタンで会い、これまでの相違を解消して、今後は平和的に暮らすことにしたという。

「非常に興奮している。我々にとってはイードだ。パキスタン政府によって生じた亀裂を、解消することができた」という。

パキスタン人とアフガン人司令官たちが、お互いの亀裂を解消するために多大の努力を払ってくれたという。最終的な会談のあと、TTP責任者のバイトゥッラー・マフスード、北ワジリスタンのハーフィズ・グル・バハドゥール、南ワジリスタンのモーラビ・ナジールからなる14人のシューラを結成した。バイトゥッラー・マフスードの氏族、グル・バハドゥールのウトマンザイ・ワジール族、モーラナ・ナジールのアフマドザイ・ワジール族から、10人の代表が選ばれた。今後は組織の責任者として、モーラビ・ナジールが推薦される予定である。しかしナジールは組織を率いることを拒み、次のシューラでこの問題を話し合うことにしたという。

3組の武装勢力は、それぞれこれまでの行ないを赦しあったという。グル・バハドゥールとモーラビ・ナジールがTTPに参加するかを尋ねると、この問題に関しても、次の話し合いで話し合うという。

北ワジリスタンのタリバン責任者であるグル・バハドゥールは、2008年2月17日に政府と和平協定を交わした。治安部隊や政府関係の建物を攻撃するのをやめたために、当時は親政府系司令官と見られていた。しかし、最近米軍の無人偵察機による攻撃が続いていることを、快く思っていない。

バイトゥッラー・マフスードのTTPが政府を脅かしていたときに、政府は他の武装勢力に協力させて、バイトゥッラー・マフスードと戦わせようとした。この際ハーフィズ・グル・バハドゥールとモーラビ・ナジールが結束した。

南ワジリスタンのアフマドザイ・ワジールのタリバン責任者であるモーラビ・ナジールは、これまで親政府系抵抗勢力司令官と見られ、ウズベク人たちを追い払うなどしていた。しかしその後、何者かに自分の司令官幹部を殺害され、彼はこれをウズベクのせいにしていた。さらにバイトゥッラー・マフスードがウズベクを匿っていると非難したが、バイトゥッラーはこれを否定している。

もしこの3人が協力し合えば、政府にとっては大きな脅威となる。ワナの抵抗勢力によると、パキスタンが亀裂を生じさせて操ろうという政策に気づいたために、今後は一致団結して戦うという(後略)。

hoonTop militant commanders resolve rift
Mushtaq Yusufzai PESHAWAR

■アフガニスタン空爆で一般市民13人が死亡したことを米確認[090220 AP]

米軍が「正確な爆撃」と説明していた作戦で、アフガン一般市民13人が死亡し、武装勢力は3人だけだったことが判明したと、アメリカが土曜日に発表した。

(中略)これまで米軍は、火曜日のヘラートと州ゴザーラ地区に対する作戦で、武装勢力15人が死亡したと述べた。しかしアフガン政府関係者は、女性6人と子供2人が犠牲者の中にいたと発表し、アメリカの主張に疑問を投げかけた。

アフガン政府関係者によると、一団は僻地で2つのテントで暮らすクチと呼ばれる遊牧民で、家畜とともに、テントで生活する人々である(後略)。

garrUS finds 13 civilians died in Afghanistan strike
JASON STRAZIUSO、KABUL

■英のムスリム、タリバンに道路脇爆弾製造のための電子機器を提供[090220 Daily Telegraph]

タリバンが遠隔操作で爆発させている道路脇の爆弾は、イギリスにいる共犯者によってタリバンに送られるか、パキスタンまで飛行機で渡り、そこから国境にね飼う志願者たちによって運ばれて行く。

英国製電子機器が、いかにして道路脇の爆弾の中から発見されるかの詳細が明らかになった(中略)。

アフガニスタン南部における英軍の作戦について報告を受けた外務省のデビッド・ミリバンドは、いかに粗雑な自家製機器が、英軍に対して使用されているかの報告を受けた。これらの中には、歩兵に対して使用される爆発物が詰められた携帯電話や、軍事車輛に使用される、もっと高度な機器などがある。

機器を調べた専門家によると、遠隔操作で爆発させる自家製道路脇爆弾の中から、英国製機器を発見したという。

アフガニスタンに密輸される電子機器は、ラジコン飛行機を飛ばすための遠隔操作機器から、数マイル離れた場所で英軍パトロール隊をで操作できる洗練された機器までに及ぶという。

(中略)いかにしてこれらの機器がアフガニスタンに入るか質問すると、イギリスから送られたか、物理的に英国人ムスリムによって、アフガニスタンに運ばれたという(中略)。

8月にエド・バトラー准将が、「英国パスポート所持者」がタリバン幹部にいると述べた。また英兵は、タリバンと一緒に戦っていた英国人ムスリムを殺害しているともいう。去年、RAF Nimrod偵察隊が、ヨークシャーとミッドランド訛りで話す武装勢力の会話を傍受したとも述べている(後略)。

hoonBritish Muslims 'providing Taliban with electronic devices for roadside bombs
Con Coughlin、Helmand

■オバマ、パキスタン国内のミサイル攻撃を拡大[090220 New York Times]

先週パキスタン国内を2度もミサイルで攻撃したオバマ政権は、CIAによる極秘戦争を拡大し、パキスタン政府転覆を目論んでいる抵抗勢力組織の排除を目論んでいる。

バイトゥッラー・マフスードが運営する訓練所が、ミサイルで攻撃された。これまでブッシュ政権時代は、国境地帯のアルカイダやタリバンをたびたび攻撃してきたが、米軍を直接攻撃することがなかったマフスード一味を標的にしたことはない。

これは、オバマ政権になっても攻撃が続き、ある意味拡大していることを示す(中略)。

マフスード氏は、米政府やパキスタン政府から、ブット暗殺を目論んだと見られている。ブッシュは、CIAと米奇襲部隊が、逮捕あるいは殺害する極秘指名手配者リストの1人に、バイトゥッラー・マフスードを入れている。

オバマ政権が、月曜日にマフスード氏が運営する訓練所を攻撃した理由は明らかではない。土曜日の攻撃はマフスードを狙ったものであったが、彼は殺害されなかったと、パキスタンとアメリカの関係者が述べた。

月曜日の攻撃は、バイトゥッラーの腹心だったハキーム・ウッラー・マフスードが運営する訓練所を狙った。マフスードの組織を攻撃することで、新政権は、パキスタンの指導者が最も憂慮している抵抗勢力を排除するつもりがあることを、ザルダリに誇示しようとしたのだろう。

しかし米関係者は、抵抗勢力の攻撃が激化し、文民政府や核兵器を所持するこの国家を危険にさらしている事実も憂慮している。

これまでパキスタン軍や諜報関係者は、CIAがアルカイダやジャラウッディン・ハッカーニをミサイルで攻撃しているにもかかわらず、ワシントンはバイトゥッラー・マフスードを攻撃することを拒否していると不満を表していた。

あるパキスタン政府幹部によると、パキスタンの諜報組織はここ数ヵ月の間で2度、マフスードの居場所に関する情報をアメリカに提供したが、アメリカは何も行動しなかったと述べている。ブッシュ政権は、マフスードとその組織を排除することに熱心なのは、パキスタンだと語る。

今回の攻撃は、先週ホルブルックがイスラマバードを訪問した直後に実施された。

(中略)オバマ政権は、ブッシュ政権と同様、パキスタンに方針を変えさせることができないでいる。パキスタンはアフガニスタンではなく、インドとの国境付近に多数の兵士を駐屯させている。また諜報組織は、タリバンと戦うためにアメリカから資金援助を受けているにもかかわらず、彼らと怪しい関係を保っている(中略)。

アフガニスタンの米特殊部隊は、9月以来、何度もパキスタンの部族地帯で作戦を実施している。そのうちのある奇襲攻撃では武装勢力多数を殺害し、パキスタンから正式に非難された。ある米軍幹部関係者によると、9月以降の奇襲作戦は、主に諜報情報を収集するためのものだったという(後略)。

garrObama Widens Missile Strikes Inside Pakistan
MARK MAZZETTI and DAVID E. SANGER、WASHINGTON

■キルギスタン、米基地に退去命令[090220 AP]

ロシアの裏庭にある基地から追い出されそうになっているアメリカは、キルギタンから6ヵ月で撤退を言い渡された。

(中略)「もしもう終わりであるというなら−−今日それを通告されたのであるが、動きだすための計画を開始する」と、米基地報道官のダミエン・ピッカートが語った」。「6ヵ月たっぷりかかるかどうかは、わからない」。

(中略)アメリカは、マナスに対する取り引きはまだ可能だと主張しているが、ワシントンはアフガニスタンに入る他のルートを確立しようとしている。「まだ閉鎖命令ではないと信じている。再び再開させる可能性がある」と、金曜日に国防省のロバート・ゲーツが語った。「しかしアフガニスタンに補給物資や人材を送る、他のルートを開発している」。

アフガニスタンの米軍司令官であるデビッド・ペトラウスが今週初めにウズベクを訪問してカリモフ大統領と会見したが、会談内容は明らかにされていない。

金曜日にマーク・ハルニトチェック海軍少将が、ウズベクは国内を物資が通過することを許したと述べた(中略)。物資の一部は、ウズベキスタンからタジキスタンに送られる。「毎週タジキスタンに、50〜200コンテナを送る予定だ」。

ワシントンはすでに同じような取り引きを、ロシアとカザフスタンと交わしている。しかしウズベキスタンとの取り引きは、とくに重要である。2005年にワシントンがアンダジャンの反政府運動の取り締まりを非難したために、カリモフはウズベキスタンの米軍航空基地の閉鎖を命じたからだ(後略)。

hoonKyrgyzstan issues eviction notice to key US base
LEILA SARALAYEVA and DOUGLAS BIRCH、BISHKEK

■グーグル・アース、パキスタンに米軍基地の秘密を暴露[090219 Times]

アメリカは、2006年頃からバローチスタンのシャムシ航空基地から無人偵察機を極秘に飛行させていたことが、グーグル・アースの画像から明らかになった。

この画像はすでにサイトにはないが、『The News』が入手し、『The Times』もこのコピーを入手した。これはシャムシ滑走路、またの名をバンダリ滑走路といい、クエッタ南西200マイルの地点にある。

調査の結果、CIAはシャムシを極秘に使用し、パキスタンとアフガニスタンの国境周辺にいるアルカイダやタリバンを、監視・攻撃していたことが明らかになった。

米軍特殊部隊は、2001年のアフガニスタン侵攻時にこの航空基地を使用していたが、パキスタン政府は2006年に、アメリカ人はいなくなったと述べ、その後両国ともワシントンがパキスタンの基地を使用していることを否定している(中略)。

グーグル・アースの画像により、少なくともアメリカはシャムシで無人偵察機を離着陸させたことがわかる。もともとこの基地は、鷹狩りをするアラブ王族のために作られたものだった。

シャムシの利点は、クエッタから数分の場所にあるということだ。もちろん、タリバンの拠点である。

現在グーグル・アースで見られるシャムシは、2006年と全く同じ滑走路であるが、無人偵察機は見えない。しかしいくつかの新しい建物が、2006年以降に建てられていることがわかる。3機の偵察機を収納するだけの大きさがある、ハンガーがある。アフガニスタンの米軍やNATO軍が使用している爆破防止バリアが、ハンガーの周りに見える。

滑走路の横には、数十人を収容できる建物と、手入れが行き届いた芝生がある。専門家によると、この機体はMQ1無人偵察機で、CIAがアフガニスタンとの国境沿いで武装勢力たちを監視・攻撃するモデルと同一だという。

MQ1偵察機は、レーザー誘導ヘルファイアー・ミサイルを搭載し、454マイルまでマッハ135mで飛行、高度2万5000フィートまで上昇できる。

『The News』は、無人偵察機はグローバル・ホークだと報道した。これは主に偵察だけに使用される。『Jane's Defence Weekly』のダミアン・ケンプは、3機の偵察機はグローバル・ホークではないと述べた(中略)。

パキスタン軍報道官のアサール・アッバス少将はコメントを避けたが、米軍が後方支援のために、シャムシを使用していることを認めた。また後方支援と軍事作戦のために、ジャコババードにある航空基地を使用しているとも述べた。パキスタンは2001年10月に、シャムシとジャコババードのほかに、パスニとダルバディン航空基地を使用することを許可している(後略)。

garrohGoogle Earth reveals secret history of US base in Pakistan

■レポーター、平和行進のあと射殺[090218 AP]

水曜日にスワート谷で、パキスタンのテレビレポーターが、原理主義の宗教指導者が率いる平和行進を取材した数時間後、銃を持った男たちに殺害された。

誰がGeoテレビのムサ・ハーン・ヘールを殺害したか明らかではないが、月曜日の和平協定にもかかわらず、いまだスワートは危険な地域である。

(中略)ヘールの遺体は、テレビのクルーに行く先をつげずに出かけた数時間後、マッタの近くで発見された。上半身を銃で何度も撃たれ、首が切られていたと、Geoテレビのマネージャーのアザール・アッバスが述べた(後略)。

garrReporter shot after peace rally in NW Pakistan
SHERIN ZADA、MINGORA

■パキスタンの大統領、ベナジール・ブット支持者を「追放」か[090218 Daily Telegraph]

ブット女史の元側近だったサフダール・アバッシによると、彼と妻のナヒード・ハーンは、ザルダリのリーダーシップを批判したことで懲戒免職になったという。

2人はブット女史が暗殺されたとき、一緒に車に同乗していた。パキスタンの元首相は、ハーン婦人の腕の中で死亡した。彼女はPPPの指導者の秘書を勤め、数十年間にわたって彼女の側近を勤めた。

もう1人の幹部であるPPPの元内相だったアイタザーズ・アシャーンも、ムシャラフ元大統領が更迭した、最高裁判所長官を復職させようとする弁護士団体の運動を率いたとして、免職になった。

また情報源によると、パキスタンの大統領の側近たちが、ブット女史の姪のファティマとハリウッド俳優のジョージ・クローニーとの間のロマンスの偽情報をリークして、彼女がPPPの次期リーダーになるための信用性にダメージを与えたと非難されている。ファティマ・ブットはベナジールとは仲違いしたが、叔母の美しさとカリスマ性を引き継いでいるために、ズルフィカール・アリ・ブットの孫である彼女がリーダーシップを引き継ぐべきだと見るPPPのメンバーもいる(後略)。

hoonPakistan president 'purging' Benazir Bhutto supporters Pakistan
Dean Nelson and Javed Siddiq、Islamabad

■米軍主導空爆で一般市民13人死亡とアフガン[090218 AFP]

アフガニスタン政府が水曜日に語ったところによると、武装勢力に対する米軍の空爆で、女性と子供を含む一般市民少なくとも13人が死亡したという。

(中略)月曜日にヘラート郊外で、ゴーラーム・ヤハヤ・アクバリという名前の「抵抗勢力司令官」を狙った作戦を実施したと、軍が発表した。「この攻撃で、ヤハヤと関係のある武装勢力15人を殺害した」。

しかし州政府関係者が調査団を派遣したところ、一般市民が死亡したことがわかったという。「情報により、空爆で一般市民13人が死亡した。女性6人と子供2人、男性5人だ」と、州知事報道官のナキブッラー・アルウィンが述べた。残りの犠牲者の身元はわからないという。

「当初の情報によると、残りの3人の遺体のうちの2人も一般市民のようだった。2人は車の技師で、武装勢力の車を直すために現場に連れて来られた」と、アルウィンが述べた。

アフガニスタン西部の警察責任者のイクラームッディン・ヤーワルは、女性6人と子供2人の遊牧民が、テントのそばで殺害されたと述べた。攻撃で武装勢力3人も死亡したが、残りの犠牲者の身元はわからないという。3人のグループのうち1人はライフルをもっていた(後略)。

garrAfghans say 13 civilians killed in US-led strike
Mohammad Reza、HERAT

■パキスタンに偵察機があることを証明する写真[090218 News]

アメリカの偵察機が、アフガニスタンかパキスタンから離着陸しているかどうかの議論が沸くなか、偵察機がパキスタンの国土に駐機したことがあることを証明する写真がある。

バローチスタンの滑走路の2つの写真から、少なくとも2006年までは、パキスタンの国土が使用されていたことが証明される。

両方の写真ともグーグル・アースでまだ見ることができる。

2006年に撮られた最初の写真には、3機の偵察機が写っている。この写真に記載されている位置から、ジャコババード航空基地の近くにある滑走路であることがわかる。

滑走路は2800メートルほどで、スィンドとバローチスタンとの境である、カラーン地区のワッダに近い。さらに滑走路の周りには建物があり、V型の建物はハンガーのようだ。

この写真には、グローバル・ホーク3機が写っており、これは米国防省が使用するものと同型である(中略)。

もう少し最近のグローバル・アースの写真を分析すると、いくつかの建物は2006年以降に建てられたことがわかる。ハンガーは完成され、少し変わった形をしている。写真を見た専門家によると、ハンガーの周囲と滑走路や駐機用隔室のそばには、対ミサイル砲が設置されているようだ(中略)。

パキスタンは、無人偵察機がパキスタンの基地を使用していないと主張しているが、アメリカが使用していた、またはいまだに使用していることは明らかだ。

2003年4月にCentcom websiteは、誤ってアメリカがパキスタンに行なっている援助の種類に関する極秘情報を掲載してしまった。この情報によると、基地が使用されているという事実のほかに、タリバンを攻撃するために、爆撃機が5万7000回パキスタンから離陸したことを明らかにしてしまった。さらに、アメリカがアフガニスタンに侵攻したことで、パキスタンは100億ドルの被害を受けたというデータもある。

このデータが流入した直後、Centcom websiteはなくなり、データはすべてウェブサイトから消えた。無人偵察機3機が駐機している航空基地は、カラーンから120キロ南西になる。無人偵察機がこの地域に墜落し、山中で発見されたこともある。残骸は、シャムシ航空基地に運ばれた。

ohgarrPictures prove US drones parked in Pakistan
Omar R Quraishi、KARACHI

■タリバン、最初の望みを手に入れる[090218 Asia Times]

(前略)月曜日、アメリカが支持するパキスタンの大統領であるザルダリと北西辺境州政府は、抵抗勢力たちの要求を受け入れて停戦を表明し、2年間に及んだ外出禁止令を解除し、イスラームのシャリア法施行を宣言した。

スーフィー・ムハンマドが率いるテヘリーケ・ニファジ・シャリアティ・ムハンマディとの話し合いのあと、「地理的に北西辺境州の3分の1を占めるスワートのマラカンド行政区において、すべての非イスラーム的な法律が廃止となった」と、北西辺境州大臣のアミール・ハイダル・ホティが記者団に述べた。イスラーム裁判制度が、イスラームの裁判官であるカジにより執り行なわれる。

これはパキスタン人タリバンにとって、大きな勝利である(中略)。和平協定の一環として、軍事作戦で死亡・負傷した家族には補償金が支払われる。「死亡した者には30万ルピー、負傷者には10万ルピーが支払われる」と、ホティが述べた。「取り引きの内容はイスラーム法などの項目を含めて、すべてパキスタンの大統領の承認を得ている」。

「我々は、イスラーム法施行を監視する専門団を作った。しかし平和と国家の命令を尊重することが条件だ」と、ホティが述べた。「治安部隊はこれからは積極的に行動するのではなく、反撃するだけだ。誰かが国家の命令に対抗しようとしたときのみ、行動する」(中略)。

《タリバンの勝利》

タリバンのリバイバルに対する大きな要素は、ビンラディンとザワヒリが2004年に、パキスタンに強力な組織を作ったことに始まる。

その中心が、2007年にパキスタンの治安部隊が突入した、イスラマバードのラール・マスジッド・モスクだった。組織はスワートにまで拡大し、バジョール行政区、モーマンド行政区に流れた。そこから武装勢力たちは、アフガニスタンのクナールやヌーリスタンに流入していった。

もうひとつの流れが、南ワジリスタン、北ワジリスタン、クラーム行政区、カイバル行政区の武装勢力だ。これらは武装勢力は、パクティア、パクティカ、コースト、ナンガルハルに入って行った。

この頃によると、欧米の諜報組織はパキスタンのこれらの展開に気づき始め、アフガニスタンの「戦場」の背後にいる者たちの正体を知ることになる。パキスタン人たちも、武装勢力たちが国内でも革命を行なう可能性があると、警告されていた。これが「テロとの戦争」の大きな転換点である。

そして初めてイスラマバードは、これがアメリカの戦争ではなく、自分たち戦いであることに気づく(中略)。

ラール・マスジッドに対する攻撃で、戦いの火ぶたが切られ、その余波がスワート谷、南ワジリスタン、そしてバジョールに及び、結局、北西辺境州全体が戦争の舞台となった。部族地帯における武装勢力に対する一連の軍事作戦で、武装勢力はこれまで籠っていた隠れ家から、居住地に降りてきた。

スワートを含むマラカンドでは、武装勢力はTTPの傘下に入っている。彼らは自分たちの政府を作り、法廷、警察を持つ。電力供給ネットワークや道路建設も行なっていたが、今これはすべて、正式に認められるものとなった。

スワートでこれ以上作戦を行なえば、パキスタンの非パシュトゥーン族居住地にまで引火することが明らかだった(中略)。これらのことすべてが、月曜日の協定に結びついてくる。これはワシントンとパキスタンにとっては大きな敗北であり、NATOにとっても大きな打撃だ。春になれば、訓練された戦闘員がスワートからアフガニスタンに流れ込むだろう。

《タリバン、アメリカの利益をくじく》

武力に対処するために、ワシントンとロンドンは2007年に計画を変えた。その1つが、抵抗勢力に対して軍事力を使用することだ。同時にムシャラフが率いる軍事政権を、政治国家に移行させることにする。去年のことである。民主的な選挙の結果、PPP、ムテヒダ・クアミ運動、パシュトゥーンのアワミ・ナショナル党(ANP)、イスラーム神学者協会、そしてムスリム連合カイディアザームからなる、連立政権が樹立された。これらの党は、アメリカの「テロとの戦争」を支持すると見られていた。

これに先立ち、ワシントンはベナジール・ブットとムシャラフとの間で取り引きさせ、ブットとブットの夫であるザルダリに対する訴訟事件をすべて取り下げさせた。そして北西辺境州は、ANPに引き継がれた。

しかし武装勢力たちが、活動し始めた。まずは2007年12月にアルカイダがブットを暗殺。これでアメリカの計画はすべて台無しとなり、反ムシャラフ政権であるナワーズ・シャリーフが率いるパキスタンムスリム連盟ナワーズが多数の議席を獲得した。その結果、アメリカの最大の盟友であったムシャラフは、退陣。同時にその頃、首都の世俗政権やリベラル政権が、過激派たちの餌食になりはじめた。

親米勢力にとっての打撃は、ANP指導者であるアスファンディヤール・ワリが、ペシャワルから20キロ離れた自宅で攻撃されたことだ。彼はイスラマバードに逃げ、そこからヨーロッパに逃走した。アスファンディヤールは、アメリカの駒だった。

アスファンディヤールがいなくなったことで、ANPの指導者たちの半分が辞任した。タリバンから脅迫されたのだ。その結果、北西辺境州におけるANPの影響力は大きな打撃を受けた。

皮肉にも、ANPは1980年代にはソ連側につき、国家にイスラーム法を施行することに強く反対した。それが今、北西辺境州にシャリア法を施行することに積極的になったのだ。

火曜日、アスファンディヤールはいまだに沈黙しているが、彼の甥で北西辺境州大臣のホティが連邦政府に、武装勢力との取り引きを妨害しようとしてはならないと警告した。

いっぽうスワートの学校は、女子校を含め火曜日に開校した。この日スーフィー・ムハンマドを迎えるために、数千人がクリケット・スタジアムに集った。彼はマッタを訪れ、義理の息子のファズルッラー師に会い、抵抗運動を辞めせるよう説得することになる。

《パキスタンの失敗・抵抗勢力にいかに対処したか》

ムシャラフ政権時代、パキスタンはアメリカとサウジに強調して「テロとの戦争」に参加していた。これによりパキスタンは、海外からあらゆる種類の援助を受けた。サウジに返済するはずだった石油の支払いは免除され、2005年の地震のときには、さまざまな援助を受けた。ワシントンはパキスタンに軍事援助を行なった。

しかしザルダリの方針の結果、すべてが崩壊した。まずパキスタンは、サウジの王族が、パンジャーブ南部のデーラ・ガジ・ハーンで狩りをする特権を廃止した。これに塩を塗るように、この特権はサウジのライバルである、アラブ首長国連邦UAEの有力者に与えられた。

これは、ちょうど石油が大高騰していた時期で、パキスタンはサウジの石油を必要としていた時だった。UAEは、必要量を埋めるだけの石油を提供することはできない。イスラマバードは、現在UAEと非常に良い関係にある。これはブット家とUAEの支配者たちとが、友好関係にあるからだ。しかしUAEは、パキスタンを援助することはできない。現在パキスタンとサウジとの関係、さらにカタールとバーレーンとの関係は、これまでになく悪い。これはサウジ王家に与えられた屈辱のためだ(ザルダリがシーア派であることも、要因のひとつだ)。

最近パキスタンとアフガニスタンを訪問したリチャード・ホルブルックは、軍参謀長であるキアニ将軍は政府と協調し、単独行動をとっていないことに関心を示した。政府が武装勢力と協定を結んだ直後、スワートの軍事作戦を中止されたのもその一例だ。

しかしホルブルックはギラニと会談して、非常に心配になったようだ。ギラニはパキスタンの経済悪化のために、「テロとの戦争」に悪影響を与える恐れがあると述べた。いくら資金が必要か尋ねると、「できるだけ」と即答したという。

この地域のダイナミクスは再び変わった。ニザミ・アダル法令2009は、マラカンドにシャリア法の施行を公布した。これは、北西辺境州におけるアメリカが目論んだ戦争に、パキスタンが敗北した記録でもある。

garrThe Taliban get their first wish
Syed Saleem Shahzad、KARACHI

■アフィーア・スィデーキの元夫、初めて語る[090218 News]

6年間の沈黙を破ってアフィーア・スィディーキの元夫が初めて語り、元妻や子供たちに対する報道のほとんどは偽りだと述べた。『News』とのインタビューで、報道のほとんどが一般民の支持やアフィーアに対する同情を得ようとするためのプロパガンダだとし、一方的で偽りが多いと述べた。

(中略)アフィーア・スィディーキはテロ組織と関係したことで、現在ニューヨークで裁判を受けている(中略)。

アムジャッドによると、アフィーアはアメリカにいた時から、政府に監視されていたという。「その後2003年3月に、2人は指名手配になった。当時当局は離婚のことを知らず、私はアフィーアがマジッド・ハーンとアマール・アル・バルーチと接触していたことを知らなかった。彼らは私がしたように、彼女にも出頭して事情聴取に応じることを望んだ。その頃彼女は行方をくらまし、その後私はどうして彼女がそうしたか、知るようになった」。

(中略)アムジャッドによると、許嫁婚だったために、自分はアフィーアの激しい性格を知らなかったという。特に怒るとヒステリックになり、私に暴力を振るった。子供の手前、なんとか我慢したという。

2人とも宗教に傾倒していたが、彼女はジハードに対して強い思いがあり、時に彼を不安にさせた。特に9.11以後、彼女はアムジャッドにボストンを離れ、アフガニスタンに行くことを勧めた。そのほうが、彼が役に立つからだという。

2人は代わりに休暇を取ってパキスタンを訪れ、アムジャッドの家族と、この問題を話し合うことにした。この時彼の家族は、アフィーアが息子に暴力を振るっていることに気づいたという。特にアムジャッドがアフガニスタンに行くことを拒否したために離婚を迫ると、ひどくなった。アフィーアはどうしてもアフガニスタンに行きたがったので、アムジャッド離婚を決意したという。

離婚が成立すると、子供たちはアフィーアに与えられ、アムジャッドは養育費を払うことになった。1週間に1度会うことが許されていたのに1度も会わせてもらえなかったと、インタビューの際に、同意書のコピーを見せて語った。

(中略)アフマッド(アフィーアと一緒に逮捕された末の息子)は去年、アフィーアの妹のフォウジアに引き渡された。アムジャッドは、息子に会う許可を求めたが、フォウジアに拒否されたという。息子ではなく、養子だという。アメリカのDNA検査で息子であることが証明されたが、偽造だと主張した。「アフガニスタンで2人が逮捕された際、メディアに掲載された写真を見て、すぐに息子であることがわかったために、彼女の発言は信じなかった」。

なぜ息子に会うことを許可しないかという質問に対しては、アフィーアと離婚したことに対して、彼女の家族は復讐しているのだという。そして今になっては、アフマットと会えば、アフマットがアフィーアの行動に関する真実を語り、これまで子供たちがどこにいたのかを、暴く恐れがあるからだと付け加えた。

さらに妹のフォウジアは数年前も、アフィーアがミルク瓶で誤って唇を怪我した際に撮った写真を使用し、もしアフマッドがアフィーアと離婚した場合、暴力を振るう夫だとしてその写真を使って訴えると脅かしたのだという。今日同じ写真が、彼女がバグラム収容所で拷問を受けた証拠として、メディアが掲載していると暴いた。

(中略)アフィーアの家族は、自分が彼女の日記をFBIに提出したために、拉致されたと疑っている。「このあと、内務省などの政府関係者たちが否定しているにもかかわらず、アフィーアが逮捕され、パキスタン政府が彼女をアメリカに引き渡したというような報道が出回り出した。

現在まだ行方不明になっている2人の子供たち、10歳のマリアムと6歳のスレイマンが心配だという。おそらくカラチ周辺にいて、母親方の家とは連絡をとっているのではないかという。以前4人が行方不明になっていたときも、イスラマバード周辺で何度も目撃されているからだ。

子供たちが行方不明になっているというフォウジアの主張は、政府や人々の同情を得るためのもので、彼らの居場所を各層としているのだという。

smellohDr Aafia Siddiqui's husband breaks his silence after six years

■スーフィー、抵抗勢力を説得するためにスワート到着[090218 News]

火曜日スワートには日常に戻り、モーラナ・スーフィー・ムハンマドが平和行進のために数百人の黒いターバンを捲いたタリバンを率い、ティメルガラからスワートに到着した。

ミンゴーラとサイド・シャリーフを始め、スワート各地のバザールは、平和が再び戻ったことを喜び、活気が戻った。避難していた人々は、わずかな所持品を持って、自宅に戻り始めた。

モーラナ・スーフィー・ムハンマドがミンゴーラに入り、中心部の広場に到着すると、大きな歓迎を受けた。戦いに疲れたスワートの住民たちも、彼が義理の息子であるモーラナ・ファズルッラーを説得してくれることを期待して、祝福を与えた(中略)。

平和使節団の一環として、TNSM責任者は70台の車列を率いて、ティメルガナからミンゴーラに入った。その後各地から車が合流し、200台ほどの車列となった。バザールやショッピング・センターが早朝から開店し、生活は日常に戻ったように見えた。人々は自由に、それぞれの町で行動していた(中略)。

「我々のスワートにおける平和キャラバンとキャンプは、平和が回復するまで続く」と、スーフィー・ムハンマドがミンゴーラの広場で短い演説を行なった。地区警察官や政府関係者も出席し、これまで混乱していた谷ではあり得ない光景だった。スワートの武装勢力とは話し合いを行ない、彼らが武器を捨てることを約束させる。北西辺境州政府は彼らの要求を受け入れ、ニザーミ・アドル・カジ法廷がマラカンドとコーヒスタンに導入されることになり、迅速で費用の懸からない裁判を受けることができるという。すべての地域、全ての村、全ての路地を訪れ、谷に平和を取り戻すと述べた。

このあとスーフィー・ムハンマド一行は、スワートで駐屯する軍本部で、軍と政府関係者と会談した。モーラナに近い関係者によると、まだファズルッラー師と会う日程は決まっていないという。

いっぽうスワートのTNSM報道官のムスリム・ハーンは、自分たちはスーフィー・ムハンマドとの話し合いに応じる準備はできているという。しかしまだTNSM指導者たちは、日程を明らかにしていないと語った。

hoonSufi in Swat to woo militants

■アフガン民間の犠牲者数に警告[090217 BBC]

アフガニスタンの戦闘における一般市民の犠牲者数が、去年39%も上昇したと国連が述べた。一番市民の死者2118人のうちの55%が武装勢力によって生じ、39%が米軍・NATO軍、アフガン軍の犠牲になっているという。

タリバンが2001年に追放になって以来、「2008年の犠牲者数は、過去最高になった」という(中略)。

関係者によると、親政府軍によって殺害されたアフガン人828人のうちの3分の2は、武装勢力を狙って実施された空爆による犠牲者で、そのうちの何回かは夜間に行なわれた。

NATOは国連の数字を否定し、殺害された一般民は237人だと述べた(後略)。

garrAlarm over Afghan civilian deaths

■パキスタン北西部で10人死亡[090217 AFP]

火曜日にアフガニスタンと接する部族地帯で、パキスタン軍がタリバン6人を殺害した。いっぽう抵抗勢力によるロケット弾で、一般市民4人が死亡した。

バジョール部族地帯のカールの郊外にあった武装勢力の拠点を、パキスタン軍と戦闘ヘリコプターが攻撃して6人を殺害したと、地元政府関係者のファルーク・ハーンが述べた。「地下壕の中にいた武装勢力6人が、戦闘ヘリコプターと大砲で殺害された」。

これとは別に、抵抗勢力が民家や準軍隊のバラックや学校をロケット弾で攻撃し、女性1人と男性3人が死亡したという(後略)。

hoonTen killed in NW Pakistan: officials
KHAR

■パキスタンからタリバンの脅迫、ニューヨークに[090216 New York Times]

去年の6月、ブロンクス在住でファスト・フード・レストランで働いているバハート・ビリンド・ハーンが、3年ぶりに妻と7人の子供たちに会うために、故郷であるスワートの村に帰った。

しかし家族と再開した食事会の日、武装した数人のタリバンが家に押し入り、アメリカのスパイだとハーンを非難して拉致した。

近くの山に約2週間拘束され、財産やアメリカでの「指命」を聞かれた。8000ドルと引き換えに、解放された。家族全員でスワートを立ち去らなければ殺害されると脅迫され、家族は今はパキスタンの別の場所で暮らす。

アメリカに帰ったハーンは今、アルバニーのファースト・フード・レストランで働き、身代金を支払ってくれた友人や親戚に、返済しようとしている。「我々のスワート、我々の楽園は炎上している」。

スワート谷出身のパキスタン移民の中には、タリバンにより家族が脅かされ、拉致され、殺害されたものさえいるという。アメリカ人の協力者と見られ、身代金を要求する恰好の標的となっている。自分たちさえもが脅迫されているという者もおり、パキスタンに帰ったときに攻撃されたり拉致された経験を持つという(中略)。

移民たちは、アメリカを後にすれば、故郷にいる家族に仕送りができなくなることを恐れる(中略)。

パキスタン政府は月曜日に、タリバンと10日間の停戦を宣言し、シャリア法を施行して軍事作戦を中止するという。しかしスワートの移民たちは、協定が守られるかどうかは怪しいと見ている。

アワミ・ナショナル党のアメリカ支部会長のイクバル・アリ・ハーンは、この2ヵ月の間に3度脅迫を受けた。無名で電話をかけて来た男がハーンに「活動しすぎる」と警告し、今度パキスタンを訪れた際には100万ドルを持ってくるように要求した。

最近は、火曜日に電話があった。「まだ活動しているな」と、言われたという。「これが最後の警告だ」。

そして水曜日に、今現在は97歳の父親とミンゴーラ郊外の森中に隠れている兄から、電話がきた。兄はその日タリバンから手紙を受け取り、20万ドルを支払わなければ拉致すると警告された。そして父親には、アメリカにいる息子から金を受け取るように要求した。「私の97歳の父親は今や逃亡生活だ」と、弟のハーンが声を振るわせた。「悲劇だ、悲劇だ」。

(中略)これまで楽園だったスワートは、タリバン運動が興るとともに、何もかもが失われた。数千人の住民がミンゴーラの家を離れ、別の場所に避難していった。タリバンとパキスタン政府軍との戦いが始まる前から、人々は移民となってスワートを離れた。現在アメリカにはスワート出身の移民が6000〜7000人いると見られている。そのうちの半分が、ニューヨークなどの都市部に住むと、アメリカのカイバル協会会長のタージ・アクバル・ハーンが語る。これはパキスタンの慈善・文化団体である。ニューヨークのスワート人たちは、他のパキスタン人社会とともに、コニー・アイランド、ブルックリン、コストリア、クイーンズなどに住んでいる。

スワート人たちは、自分たちの間にタリバンのスパイがいると見ている。これはスワートでも同じことで、住民は治安部隊をタリバンと同様に恐れ、誰を信じたらいいのかわからないでいる。共犯者の協力を得て、タリバンはアメリカから入ってくる金の流れを突き止め、身代金目当ての誘拐を始めた。

ニュージャージーのパターソンでフライド・チキン店を経営するアジャーブの義理の弟が、去年スワートで拉致された。タリバンは彼を75日間拘束し、その間、アジャーブを含めた親戚がアメリカにいるために、おまえを拉致したと言われたという。家族が2万ドルの身代金を支払ったために、解放された(中略)。

ジハンザダは2001年に家族をスワートに置いて、家を建て、5人の子供たちの結婚資金を稼ぎにアメリカに来た(中略)。稼いだものはすべて家に送った(中略)。やっと去年の初めに、家が建った。8年間スワートに帰っていないために、まだ家を見ていない。しかし去年の夏、軍と抵抗勢力との間の戦いの際、パキスタン軍が彼の家に爆弾を投下したために、何もかが破壊された。家族は戦闘が始まる前に家を出て、今、ミンゴーラに住んでいる(後略)。

garrFrom Pakistan, Taliban Threats Reach New York KIRK SEMPLE

■パキスタン政府とイスラーム主義者、シャリア法施行に調印[090216 AFP]

月曜日にパキスタン政府とイスラーム原理主義者たちが、スワート谷におけるシャリア法施行に合意することで調印したと、州大臣が記者団に述べた。

北西辺境州知事と地元抵抗勢力責任者であるスーフィー・ムハンマドとの間で、厳格なイスラーム法を合法的に施行することに関する話し合いのあと、声明が発表された。

「今日、北西辺境州政府とモーラナ・スーフィー・ムハンマドとの間で、協定が結ばれた」と、ミアーン・イフティハール・フセイン州情報大臣がペシャワルで記者団に発表した。「シャリアに反するすべてを無効にする。シャリアは裁判制度として施行される」という。

スワート谷を含む北西辺境州の中のマラカンド行政区で、この制度が導入されることになる(後略)。

hoonPakistan, Islamists sign deal to enforce sharia: minister
Saad Khan、PESHAWAR

■タリバンの地域司令官、空爆で死亡[090216 AP]

月曜日にアフガニスタン西部で、米軍主導同盟軍による空爆でタリバンの地域司令官他8人が殺害された。

日曜日の夜の攻撃で、トルクメニスタンとの国境近くにあるダラヤ・イェ・モルガーブ村の家屋が破壊され、中にいたグーラム・ダスタギールと8人の戦闘員が殺害されたと、米軍が発表した。

ダスタギールは、西部のバッドギース地域のタリバンを管轄していた。去年の11月にアフガン軍車列が襲撃されて兵士13人が殺害された事件など、多数の武力沙汰に関与していた。

「彼はバッドギースの影の知事のようだった」と、同州の元警察責任者のムハンマド・アユーブ・ニズヤールが述べた。精密誘導爆弾で、彼がいた建物だけが破壊されたという。

国防省報道官のムハンマド・ザヒール・アジミはこの出来事を確認したが、犠牲者数はもっと多いという。12人が犠牲になったという報告を受けたと述べた。

ダスタギールは以前も逮捕され、カブールに収監されていが、2008年に、地元の長老たちが高官たちを説得して、今後武力沙汰には参加しないことを条件に、釈放されていた。「政府は村人の話を信用して」ダトタギールを数ヵ月後に釈放したと、バッドギースのアシュラフ・ナセリ知事が述べた。「不幸にも釈放されるや否や、タリバンに参加した」。

hoonRegional Taliban commander killed in airstrike
HEIDI VOGT and AMIR SHAH、KABUL

■米ミサイル攻撃で26人死亡[090216 Reuters]

月曜日に、アフガニスタンと接するパキスタンのクラーム部族地帯に対して、アメリカのミサイル攻撃があり、タリバン多数を含む26人が死亡したと、諜報関係者が木べた。

村人によると、無人偵察機によるミサイル攻撃は、武装勢力たちが2年前に入ってくる前まではアフガン人難民の子供たちが使っていた学校を破壊したいう。「ミサイル攻撃があったとき、アフガン人タリバンが重要な会議を開いていた」と、ある諜報関係者が述べた。

標的は、バガーン村郊外にあるサルプールと呼ばれる、山中にあった。クラームの武装勢力の話によると、犠牲者数はそれほど多くはなかったが、アフガン人とパキスタン人タリバンも含まれていると述べた。

クラーム部族地帯がミサイルで攻撃されたのは初めてのことであるが、2日前には、南ワジリスタンでも同様の攻撃があり、中央アジア人戦闘員25人が殺害された。

クラームでの攻撃のあと、タリバンが現場を包囲して人々に近寄ることを禁じたという。「アフガニスタンに7人の遺体を持ち帰った。残りはここに埋められた」と、ある諜報関係者が述べた。重要人物が死亡したかどうかの情報はない。

クラームの行政官であるアルシャッド・マジード・ムハンマドが、ミサイル攻撃があったことを認め、ミサイル3発が発射されたという。

オバマ政権になってミサイル攻撃があったのは、4度目である(中略)。先週ダイアンヌ・ファインスタイン議員が上院議会で、無人偵察機はパキスタン国内の基地から離発着していると発言して注目された。パキスタンのシャー・マフムード・クレイシー外相はこれを否定し、「パキスタンは無人偵察機の攻撃を許可していない。これまでもこれからも許可しない、と記者団に述べた(後略)。

hoonSuspected U.S. missile strike kills 26 in Pakistan
Javed Hussain、PARACHINAR

■バジョールのTNSM、シャリア法を要求[090216 News]

バジョールのTNSMが日曜日、この地域にシャリア法を導入することを要求し、それと引き換えに政府に協力して政府の権限を取り戻すことを約束し、再建計画が完成するまで陸軍が駐屯することを要求した。

バジョールのTNSM責任者、イスマイル・ムハンマディ博士が、マラカンドにシャリア法を施行することが認められたことを受けて、要求を出した。

「シャリア法の施行が認められれば、我々は政府に協力して、この地域に政府の権限を取り戻すための協力をする」と、イスマイル・ムハンマディ博士の息子のイリアス博士が述べた。

「シャリア法が施行されれば、この地域に平和を取り戻し、武装勢力たちを追い払うことは容易になる。TNSMは政府に協力する準備がある」。

hoonBajaur TNSM wants Shariah, supports Army presence
Mazhar Tufai、ISLAMABAD

■中国人技師と引き換えに武装勢力解放か?[060216 News]

政府は中国人技師ロン・シャオウェイの解放と引き換えに、ワジリスタン出身者を含むタリバン12人以上を釈放したと、政府と武装勢力の情報源が語った。

(中略)政府は武装勢力との間に取り引きがあったかどうか黙秘しているが、12人以上のタリバンが釈放されたようだ。

政府の情報源によると、囚人のうちの何人かが土曜日に釈放され、これがロンの解放につながった。

先週も政府はタリバン数人を釈放したが、これはそれほど重要な戦闘員ではなかった。ほとんどが、ワジリスタンの出身である(中略)。

モーラナ・ファズルッラーに近い情報源によると、スワートの重要なタリバン司令官16人が、中国人技師と引き換えに土曜日に釈放されたという。ただしその数は、もっと多い可能性もある。

hoonMilitants swapped for Chinese engineer?
PESHAWAR

■スワートの武装勢力、10日間の停戦表明[090216 AP]

北西辺境州責任者のアミール・ハイダル・ハーン・ホティが、タンジーム・ニファーズ・シャリアテ・ムハンマド (TNSM)責任者のモーラナ・スーフィー・ムハンマドと話し合いを行なった結果、マラカンド行政区にニザーミ・アドル法令の施行を表明する準備が整ったのを受けて、スワートの武装勢力が、日曜日に10日間の停戦を表明した。

北西辺境州情報省大臣のミーン・イフティハール・フセイン、家畜省大臣のヒデヤトゥッラー、アワミ・ナショナル党のザヒード・ハーンがTNSMの創始者と会い、マラカンド行政区の7つの地域にニザーミ・アドク法令を施行することに調印した。

(中略)州政府とスーフィー・ムハンマドの話し合いの直後、モーラナ・ファズルラーは10日間の停戦を宣言した。

ohSwat militants announce 10-day ceasefire
PESHAWAR

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2009.