【2009年4月20日〜4月26日】


■スワートに近づくな、と軍に武装勢力[090426 News]

土曜日に治安部隊は、スワートをパトロールしている武装勢力に警告し、武装勢力はカンバールで、治安部隊の車列が目的地に向かうことを妨害した。

武装勢力がミンゴーラに向かっていた7台の車列をカンバールで妨害し、バリコットに引き返させた。この出来事のあと、ヘリコプターがスワート各地を旋回している。武装勢力と治安部隊の間の緊張が高まっている。

この出来事を受けて治安部隊が、武装してパトロールを実施していた武装勢力に、和平協定に違反する者には対処すると警告した。武装勢力たちは、カーバル、マッタ、ハワザヘーラ、ミンゴラ〜ペシャワル間の道路をパトロールしている。

モーラナ・ファズルッラーは、谷にシャリア法が導入されなければ、さらに犠牲者がでることを恐れないと述べた。FMラジオを通じて、武装勢力たちは和平協定に准じていると述べた。政府はすべての裁判者にカジを派遣し、人々の心から恐怖を取り除くべきだと主張した。

武装勢力報道官のムスリム・ハーンは、スワートで作戦が実施されたら、国家に悪い影響が出ると述べた。政府は和平協定に従っていないと非難し、囚人の釈放も軍の撤退も実現していないと主張した。政府は和平協定のあと、タリバン61人を釈放している。

(中略)マラカンド行政責任者が土曜日に、武装勢力は全員ブネールから撤退したと述べた。しかしブネールの警察責任者のアブドゥル・ラシード・ハーンによると、1000人いたタリバンのうち100人ほどが、まだ残っているという(後略)。

hoonStay away from Swat, militants tell troops

■爆弾で子供12人死亡[090425 AFP]

土曜日にパキスタンの北西部で、爆弾により子供12人が死亡した。

「子供たちがロワー・ディールのルグマン・バンダ村の女子校の外に爆弾を発見した」と、地元の警察官サイード・ザマンが述べた。「爆弾は丸く、子供たちは爆発物とは知らずに自分たちの家の庭で遊んでいたところ、爆発した」。このほかに女性を含む4人が負傷した(後略)。

hoonBomb kills 12 children, Taliban withdraw in NW Pakistan
S.H. Khan、PESHAWAR

■タリバン、撤退を表明[090425 BBC]

タリバンが、これまで占拠していたパキスタンの地域から撤退すると述べた(中略)。タリバン報道官によると、モーラナ・ファズルッラーが戦闘員たちに、ブネールから撤退するよう命じたという(中略)。

タリバン報道官のムスリム・ハーンが、「我々の指導者がタリバンに、ブネールから直ちに撤退することを命じた」と述べた。モーラナ・ファズルッラーがマラカンド責任者と会ったあと、一連の動きがあった。北西辺境州政府関係者も、タリバンが撤退を始めたことを確認した。

タリバンの代表とフースィー・ムハンマドがブネールに向かい、撤退を見守るという。

ムスリム・ハーンは、武装勢力たちは、地元の仲間たちとの「団結の行為」として、スワートからブネールに入っただけだと述べた。タリバンは土曜日にはいなくなっているはずだと述べ、政府からの圧力や取り引きを交わしたからではないと語った。

しかしイスラマバードの『BBC』特派員のサイード・ショアイブ・ハッサンが、状況から、武装勢力たちに圧力がかかり、国民や政党の間では、彼らに力で対処するべきだという意見が高まっているという。パキスタン政府は、タリバンが武器を捨てなければ、他の方法を考えると表明している。若い女性が鞭打ちの刑を受ける映像が出回ってから、武装勢力に対する共感は弱まりつつあるという。タリバンは処刑を命じたことを否定しているが、彼らの人気は落ち目になっている(後略)。

hoonTaleban announce key withdrawal

■パキスタン人タリバンの脅威に不協和音[090424 BBC]

パキスタンの政治と軍が混乱しているために、民衆はタリバンの脅威に絶望を感じている。パキスタン人の大半が、パキスタン人タリバンと彼らの過激派の仲間たちが国家の脅威と感じているにもかかわらず、軍も政府も現実や事実を否定している。

タリバンがスワートで政府とイスラーム法導入の取り引きを交わしてすでに数週間たつが、彼らは武器を捨てることを拒否し、行政府や警察、教育機関を乗っ取り、隣接する谷にも進出した。

ギラニ首相は、シャリア法導入を合憲と認めることを国会に説得し、タリバンは国家の脅威ではないと主張した。タリバンは、取り引きの約束を早く実現するよう脅迫したために、これまでなんとか引き延ばそうとしていたザルダリも、あわてて取り引きに調印した。唯一反対したのが、スィンドを拠点とするムッタハダ・クアミ運動党である(中略)。

政府は谷に新たな法律を導入し、憲法無視にもかかわらず、ギラニ氏は4月18日に「我々のやったことは憲法に基づくものであり、心配はない」と語った。谷に導入された法律は本来のイスラーム法では決してなく、タリバンによる残虐な解釈を基盤とする法である。

(中略)さらにスワートのタリバンは、ビンラディンをスワートに招待したことで、火に油を注いだ。

4月20日に、政府と軍が「穏健派」と呼んでいるスーフィー・ムハンマドと義理の息子のスワートタリバンの指導者、ファズルッラーが、民主主義、国家の法制度、文民社会は「異教徒の制度」であるために解体させるべきだと述べた。

タリバンは、パンジャーブ人過激派の協力を得て、パンジャーブ州西部と南部にも侵入した。ラホールとカラチである。

さらに軍の態度にも、驚かされる。軍は国際・地元の圧力を無視し、タリバンの拡散を防ごうとしていない。軍が行動したのは、4月18日にハングで、自爆犯が兵士25人を殺害してからだ。パキスタン人たちは、軍は、仲間の兵士が犠牲にならなければタリバンを攻撃しないと考えるようになった。

(中略)軍は、いまだにインドが最大の脅威と主張し、兵士の80%をインドとの国境に配置し、タリバン拡散には対応しない。米軍やNATO軍が要求している、自国に住むタリバン責任者たちの追放にも答えていない。さらにアフガニスタンを安定させようとしているオバマの計画をよそに、米国人はアフガニスタンからすぐに撤退するために、パキスタンはカブールに親パキスタン政府を樹立しなければならないと主張する。

一方パキスタンの盟友である中国とサウジは、パキスタン政府がタリバンとアルカイダを擁護していることで、両国の安全が脅かされていると主張している。

国際社会全体がパキスタンにタリバンの脅威を指摘しており、イスラマバードは孤立している(後略)。

hoonDisarray on Pakistan Taleban threat
Ahmed Rashid

■TNSM、ニザミ・アドル条例導入の期限を延長[090424 News]

TNSMが木曜日に、ニザミ・アドル条例導入の期限を延期し、北西辺境州政府にスワートの和平協定を遵守し、武力行為を直ちに中止するよう要求した。

アミール・イザート・ハーンTNSM報道官が、ダルール・カザあるいは上訴裁判所設立に対する期限を延期し、ニザミ・アドル条例の導入にむけての障害を取り除くという。

ハーンは、アワミ・ナショナル等が率いる州政府が、マラカンドとハザラ地区のコーヒスタン地域にシャリア法導入のために尽力したことを賞賛した。政府は約束を守り、人々の要求を尊重することを望んでいると述べた。

TNSMは水曜日に政府の委員会と話し合い、TNSMはニザミ・アドル条例の導入を約束されたという。

hoonTNSM extends deadline for Nizam-e-Adl implementation
MINGORA

■カイバル行政区の空襲で、子供7人を含む9人死亡[090424 News]

木曜日にカイバル行政区のストリヘール地域にあった民家が、ジェット戦闘機と戦闘ヘリコプターに攻撃され、女性2人と子供7人の9人が殺害された。

隣のオラクザイ行政区で武装勢力に対する作戦を実施していたジェット戦闘機と戦闘ヘリコプターが、ストリヘール地域の民家にミサイル2発を撃ち込んだ。この攻撃で、女性2人と子供7人が死亡した。民家は全壊した。

家の所有者のニザーム・アミーンによると、家の中にいたところジェット戦闘機の音が聞こえたので、子供たちと外に出たという。家にもこの地域全体にも、タリバンはいないと主張した(後略)。

hoonSeven kids among nine dead in Khyber air raid
Nasrullah Afridi、BARA

■オラクザイの作戦で武装勢力46人殺害[090424 News]

4日間にわたってオラクザイ行政区で軍事作戦が実施され、武装勢力46人を殺害、26人が負傷した。

情報源によると、ジェット戦闘機と戦闘ヘリコプターが木曜日、カラヤ地域のバロザイ地方にある武装勢力の拠点を攻撃した。この攻撃で、武装勢力5人と一般市民1人が殺害された。ジャワザール山脈にあった武装勢力の隠れ家や避難壕多数も、破壊されたという。またジェット戦闘機や戦闘ヘリコプターの空爆で、政府や一般民の施設も被害を受けた。

TTPオラクザイ支部の司令官、ハキムッラー・マフスードが、TTPは一般市民を殺害していないと述べた。政府が作戦を中止し、無人偵察機のミサイル攻撃を中止させなければ、政府の施設を攻撃し続けるという。

ダボライ、ハディザイ、ギルジョ地区の住民が、避難を始めた。

(中略)いっぽう軍の報道部が、治安部隊が木曜日にオラクザイ行政区で武装勢力11人を殺害したという(中略)。さらに火曜日と水曜日には、ギルジョ地区で武装勢力27人を殺害したと発表した(後略)。

hoon46 militants killed in Orakzai operation
Syed Hassan Mehmood、KALAYA

■タリバンの新たな動きで和平協定に疑問[090423 AP]

木曜日にイスラマバードから60マイルしか離れていない、タリバンの影響下に入った地域に派遣された準軍隊が、銃を持った男たちに襲撃され、警察官が殺害された。政府が過激派たちと和平協定を結んだことに、疑問がますます膨らんだ。

タリバンの代表と部族民長老との間で、ブネールからタリバンの撤退を巡って話し合いがあったが、失敗に終わった。

(中略)木曜日には、タリバンがスワートから隣のシャンガーラ地域に入ったという報告もある。

(中略)タリバンたちはブネールでパトロールを行ない、ラジオ説教で床屋たちに髭を剃ることを禁止している。政府は国境警察隊6師団を、この地域に送り込んだ。

(中略)隊は水曜日に派遣されたが、何者かが車列に発砲した。トタライ地域で、先導していた警察官が殺害され、別の1人が負傷した。

アサール・アッバス少将は、ブネールの状況はそれほど危険ではないと述べた。武装勢力はブネールの北部を中心に、25%を占拠しているという。「状況は完全に把握している。人々を避難させている」という。

ダッガール町で長老とタリバンで話し合いが行なわれたが、武装勢力たちの退去に対しては、同意を得られなかった。「コマンダー・ハリ」と呼ばれるタリバン指導者が、ブネールのパトロールは中止したが、車に武装した警備員を置くという。「我々は平和的にシャリアを広めている。戦いたくない」と述べた。

別のタリバン指導者のモーラナ・ムハンマド・バシールが、以前ブネールで自分たちに対抗した人間を標的にしないことにした、と述べた。

ブネールの行政官ジャヴィッド・ハーンが、タリバンは武器を誇示したり、政府の建物に入らないことを約束したという。また援助団体にも介入せず、政府の車を返還することも約束したと述べた(後略)。

hoonTaliban move to new Pakistan area ups peace doubts
NAHAL TOOSI、ISLAMABAD

■武装勢力、パトロール再開[090422 News]

タリバンが武装してパトロールを開始し、検問所を設置したり治安関係者に警告を発しているために、スワートは再び緊張している。

武装勢力は火曜日に、ドゥルシュヘーラ出身の政治家、アフザル・ハーン・ララの召使いを含む、4人を拉致した。さらにシャンガーラ地区では、地区責任者を含む5人を拉致した。

タリバンがマッタ、ハワザヘーラ、カーバル、バリコット、カンジュー、カンベールなどで、武装パトロールを行なっている。また各地に検問所や避難壕を設置した。

いっぼう治安部隊も検問所を設置し、車を監視している。谷は再び緊張している。

タリバン報道官のムスリム・ハーンが語ったところによると、治安部隊が検問所を設置したために、タリバンはパトロールする権利があるという。治安部隊がタリバンに対して行動を起こした場合、報復があることを警告した。

武装勢力が治安関係者を含む10人を拉致したために、軍が車の検問を開始した。火曜日に、タリバンによると、兵士だという男たち4人がメディアの前に連れ出された。ハワザヘーラから拉致された4人からは、手榴弾とカラシニコフ、カメラなどを押収したという。最初4人は服を扱う商人だと述べ、その後メディア関係者だと述べたという。その後、治安関係者であることを認めた。

これとは別に、武装勢力はさらに4人を拉致した。さらにシャンガーラからは5人が拉致された(後略)。

hoonMilitants resume armed patrolling
Essa Khankhel MINGORA

■ブネール、スワートタリバンの手に[090422 AFP]

スワートのタリバンが火曜日にブネールを占拠し、バザールや町をパトロールし始めた。

4月4日にブネールのゴーカンド谷に侵入したタリバンが、ここ5日間、好き勝手を行なっている。政府やNGOの事務所から車、コンピュータ、プリンタ、発電機、植物油、食料などを強奪した。

情報によると、タリバンのブネール侵入を防ごうとした人々は、別の地域に移らざるを得なくなった。タリバンはこの地域各地を占拠し、法関係者は警察署から出られなくなっている。

洗練された武器で武装したタリバンが、スワビ、マラカンド、マルダンなどに向かっているのが目撃されている。

報告によると、武装勢力たちはマラカンド地区の境界線に位置するカンザール・ガリ村、マルダンの境界線にあるナワイ・ダンド村、スワビの境界線にあるトゥータライ村に、検問所や基地を設置した。

攻撃される可能性があるために、ジョールに基地がある国境警察が、住民に避難を呼びかけている。武装勢力たちはガデジ、サラルザイ、オシェライなど要となる町の高台に、避難壕を掘り始めた。

ブネールを占拠したタリバンは、スルタンワスにある、ビジネスマンであるサイード・アフマッド・ハーンの家に本部を構え、道路のパトロールを開始した。

ファテ・ムハンマドに率いられた武装勢力たちが、若者を中心とした地元の人間に、シャリア法導入のために自分たちの仲間に入るように促している。各地に検問所を設置し、車を検問している。かつてアワミ・ナショナル党の拠点であったブネールを、完全に占拠した形である。

タリバン司令官が、スワートで行なったように、この地域にもシャリア法を導入すると述べた。ただし警察の活動には介入しないという。

「スワートから入ってきた、ロケット砲で武装したタリバンが検問所を設置して、地元のモスクで活動している」と、地元政府のラシッド・ハーンが述べた。タリバン司令官のムハンマド・ハリールが、「我々はラジオ局を設置する。もうすぐ我々のカジがブネールでも裁判を行なうようになる」と述べた。「警察には介入しない。彼らは自分たちの仕事をすればいい」。シャリア導入のために、「数十人の人々が我々の仲間になった」。

スワートのタリバン報道官であるムスリム・ハーンが、「ブネールでは政府に対抗しようとする動きはない。タリバンは行政所の仕事を規制しようとはしていない」と述べた。「イスラーム法が導入されたあと、タリバンはブネールを去る」という(後略)。

garrBuner falls into the hands of Swat Taliban
BUNER

■パキスタンの地区責任者、行方不明[090422 BBC]

パキスタンのアッパー・ディールの幹部行政官が、運転手とボディーガードとともに行方不明になった。

マラカンド行政区で開催された政府幹部会議に出席したあと、アティフル・レーマンが行方不明になった。武装勢力に拉致された疑いがある。(中略)アッパー・ディールでは最近、武装勢力の攻撃が単発的に起きている。

レーマン氏は、ロワー・ディールのティメルガラで開かれた、マラカンド行政区の会議に出席したあと、オッチ地域で行方不明になった。警察が、捜索活動を開始した。

2日前にスワート地区で行方不明になった治安関係者4人も、いまだに行方不明である。

(中略)北西辺境州代表のジアウル・レーマン・トゥルガンザイがペシャワルのメディアに、スワートに導入されたイスラーム法廷は、ペシャワル最高裁判所の管轄下に入ると述べた。最高裁判所がイスラーム法廷の裁判官を任命し、ザルダリが調印した関連法には、タリバンがこれらの事柄に関与することが含まれていないという。

内務省のレーマン・マリークが、スワートに任命されたイスラーム法廷の裁判官には、投票場監督官として最高裁判所の裁判官が置かれると述べた。

これに対してスーフィ・ムハンマドは、パキスタンの裁判所はすべて非イスラーム的で、シャリア法の決議に対して、上訴できないと述べている。

hoonPakistani district head missing
M Ilyas Khan、Islamabad

■タリバン司令官幹部、空爆を免れる[090420 CNN]

パキスタンのタリバン司令官が日曜日の空爆を免れたと、タリバン報道官が述べた。この空爆で武装勢力16人が死亡したという。

オラクザイ行政区に対する攻撃で武装勢力20人が死亡したと、パキスタン軍関係者が述べた。パキスタン軍報道官のカリ・ムハンマドが、タリバン司令官のモーラビ・マフスードが標的だったと述べた(後略)。

hoonA senior Taliban Commander escapes airstrike
Ivan Watson、ISLAMABAD

■パキスタン空爆、武装勢力20人殺害[090420 AFP]

パキスタンの戦闘ヘリコプターがアフガニスタンとの国境付近を攻撃し、武装勢力20人を殺害してその拠点を破壊したと、軍関係者が月曜日に述べた。

「日曜日に作戦が実施され、武装勢力の拠点4ヵ所を破壊した」と、関係者が述べた。犠牲者の数は明らかにされていない。

土曜日にハングで、治安関係者20人以上が死亡する自爆攻撃が発生したが、その後オラクザイ部族地域のギージョにある武装勢力の拠点が、地上と空から攻撃された。

この地域の政府関係者が日曜日、犠牲者の数を12人と発表した。タリバン武装勢力が占拠していた丘の上が、空から攻撃されたという。

住民によると、月曜日になってもヘリコプターが攻撃を続けていたという。攻撃の目標は、この地域を支配するタリバン司令官であるハキムッラー・マフスードである。ハキムッラーは、土曜日の自爆攻撃に対して犯行声明を出していた。バイトゥッラー・マフスードの部下であるハキムッラーは、土曜日の自爆攻撃は、アメリカによるミサイル攻撃の報復だったという。「アメリカの無人偵察機が攻撃を止めない限り、攻撃を続ける」と、報道陣に電話で語った。

(中略)地元関係者によると、マフスードの部下が、スワートで和平協定を結んだスーフィー・ムハンマドの支持者2人を殺害した。ムハンマド支持者がバジョールのマモーン地域で集会を開こうとしたところ、銃撃された。

「この地域の平和を乱すことは許さない」と、タリバン報道官のモーラビ・オマルが述べた。「スーフィー・ムハンマドの支持者60人を拘束した。中には、バジョールで武器を所持していたアフガン人だというタリバン戦闘員もいる」。「彼らが部族地帯で活動することを許さないと、政府や宗教関係者などに警告した」という。

hoonPakistan air raids kill 20 militants: military
S.H. Khan、PESHAWAR

■パキスタン北西部の武力衝突で12人死亡[090420 AP]

パキスタン北西部でタリバンに対する治安軍の攻撃と空爆があり、一般市民4人と武装勢力8人が死亡したと、関係者が月曜日に述べた。

(中略)夜間、南ワジリスタンのワナに対する攻撃が実施された。日曜日に同じ地域が、アメリカのミサイル攻撃を受けている。

南ワジリスタンはアルカイダと、バイトゥッラー・マフスードが率いるパキスタン人タリバンの拠点となっている。

(中略)武装勢力が夜の11時と明け方の2時に軍のキャンプや検問所4ヵ所を攻撃したと、諜報関係者が述べた。「銃撃戦となり、一般市民3人が巻き込まれて死亡した。さらに治安部隊兵士3人が負傷した」と、ワジリスタン行政官のシャーハッブ・アリ・シャーが述べた。武装勢力も負傷したという。諜報関係者も3人が死亡したことを認め、近くの民家の住民15人が、空爆で負傷したと述べた。

さらに月曜日には、軍が武装勢力の拠点を空爆したために、オラクザイ部族地帯から一般民が避難を始めた。

日曜日に戦闘ヘリコプターとジェット戦闘機が武装勢力の隠れ家を攻撃し、一般市民1人が死亡して3人が負傷したと、地元政府関係者のムハンマド・ヤシンが述べた。軍関係者によると、武装勢力8人も死亡したという。

(中略)また月曜日の早朝、アフガン人の射殺死体が、北ワジリスタンのミール・アリで発見された。男はアメリカのためにスパイ活動をしていた、というメモが残されていた。

hoonViolence kills 12 in northwest Pakistan
ISHTIAQ MAHSUD

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2009.