【2009年5月4日〜5月10日】


■危ういパキスタン、アルカイダに狙われる[090510 New York Times]

タリバンがパキスタン内部に深く潜入するとともに、アルカイダの外国人工作員はパキスタンを混乱させ、この地域のイスラーム過激派組織を強化させようとしていると、アメリカとパキスタンの諜報関係者が述べた。

その兆しは4月19日に見られた。南ワジリスタンにある、アルカイダが拠点としている施設の敷地内に駐車していたトラックが、CIAのミサイルに攻撃されたときだ。米諜報関係者によると、トラックには非常に威力が高い爆発物が搭載されていた。何を標的としていたかは明らかではないが、50人が殺害されたマリオットホテルで使用された爆発物よりも威力が大きかったという。

アラブ人、サウジ人、イエメン人からなるアラブ人グループと、ウズベクのような国籍の人間が、パキスタンの山中で活動している。外国人工作員たちは地元の過激派よりも大掛かりな攻撃を計画し、欧米を驚かせて注目を浴びようとしているが、彼らは最近続いている武力行為を、好機として利用する可能性がある。

諜報関係者によると、スワートとブネールにタリバンが侵略したことで、アルカイダは仲間を増やすことに成功したという。アルカイダは最近、中東、北アフリカ、中央アジアの若い戦闘員を仲間に入れ込もうととしている。これらの若い戦闘員たちは、これまでグローバル攻撃を視野に入れず、もっと直接的なターゲットにエネルギーを注いで来た。「彼らは血の臭いを嗅ぎ付けている。ジハード組織の人間たちが、パキスタンを乗っ取るという考えに酔っている」と、CIAの元アナリストのブルース・O・リデルが方った。

パキスタン軍の力を考えれば、イスラーム過激派たちがパキスタンを乗っ取ることはないだろうと、米諜報アナリストが述べた。しかし米諜報幹部関係者は、タリバンが領土を拡大することで、パキスタン周辺に「ミニ・アフガニスタン」ができる可能性を憂慮している。ここから過激派たちは、自由に攻撃を計画できる。

米政府関係者やテロ専門家は、アルカイダがパキスタン国内で作戦を行なうことに注目し始めたのは、CIAがミサイル攻撃を強化しはじめたために、組織が欧米を標的にする能力に打撃が与えられたからだと語る。アメリカは今年になってすでに16回、ミサイル攻撃を実施している。去年は全部で38回あった。

パキスタンの諜報関係者が2月に語ったところによると、アルカイダは死亡した組織幹部の代わりに、パキスタンとアフガニスタンの「小さな、しかしよく組織された宗教組織の人間を使用して作戦を実行する」ことにしたという。同時にミサイル攻撃で死亡した犠牲者の補充のために、メンバーを増やすことに力を注いでいる。

アルカイダ工作員はパキスタン国内にいる外国人で、ビンラディンやザワヒリのような組織の指導者は、パキスタンで武力行為が発生しているのを好都合と思っていることを、あからさまにはしないようにしている。自分たちに対する批判が高まることを、恐れているからだ。

「この件にアラブ人が関与していないことを、印象づけようとしている」と、ジョージタウン大学のブルース・ホフマンが語った。「アルカイダをブランドとして見れば、彼らはブランドを宣伝する時期を知っている。北アフリカがその例だ」。「そしてブランドを隠すことも知っている。パキスタンでしているように」。

その結果米関係者は、最近パキスタンで発生している攻撃のうちどれがアルカイダが首謀したものなのか、見極めることが難しくなっている。しかし諜報関係者は、マリオットホテル爆破事件は、1月1日にCIAのミサイル攻撃で殺害されたケニア人アルカイダ工作員、ウスマ・アル・キニが、部分的に関与していたと見ている。

ホフマン氏によると、アルカイダは、別の目的を達成しようとしている。CIAに、部族地帯に対するミサイル攻撃を中止させることだ。テロリストの暴力沙汰により、ザルダリ政権に対する不満が高まったために、パキスタンはオバマに偵察機作戦を縮小するように圧力をかけようとする可能性がある。

しかしオバマ政権は、極秘空爆作戦が、パキスタン内にいるアルカイダを一掃するための最大の武器と見ている。パキスタンは組織の重要な拠点であるが、米軍が入ることは歓迎されていない。

アルカイダが使用していた敷地内にあった、トラック爆弾と思われるものに対する4月19日の攻撃は、巨大な爆発を誘発した。この攻撃で破壊された、もう1台停車していたトラックにも、爆発物が搭載する予定だった可能性がある。

さらに4月29日のミサイル攻撃で、アルジェリア人アルカイダプランナーのアブ・スレイマン・アル・ジャザイリが殺害された。米諜報関係者は、この男はヨーロッパとアメリカを攻撃するために、工作員を訓練していたと見ている。

しかしアルカイダは、アメリカやヨーロッパに対する「華やかな」攻撃を放棄していないはずだと警告する。ある米対テロ関係者によると、組織は欧米やパキスタン各地を狙い、部族地帯の外で攻撃を続けようとしている。

「パキスタンの政治が不安的なことや、スワートとブネールの治安状況など、パキスタンがもろくなっていることを好機ととらえている」と、米対テロ専門家が述べた。「これを利用しようとしている」。

ワシントンで先週、アメリカとパキスタンの関係者が、アメリカの無人偵察機やリーパー無人偵察機を、限定的に協力して使用できないかどうか話し合った。

ひとつの提案として、アメリカはミサイルの攻撃を制限するが、パキスタンの治安軍と精密画像や通信の傍受を共有することで、パキスタン軍が地上で戦うことを可能にさせることを考えた。

ザルダリはこれまで何ヵ月間も、無人偵察機のテクノロジーの共有を依頼してきたが、CIA関係者はこれを拒否してきた。日曜日に放映されたテレビインタビューで、自分たちの無人偵察機を得るために圧力を書け続けると、ザルダリは述べた。「彼らに頼んできたが、まだ肯定的な答えをもらっていない」と、ザルダリは言う。「でもあきらめない」。

smellShaky Pakistan Is Seen as a Target of Plots by Al Qaeda
MARK MAZZETTI and ERIC SCHMITT、WASHINGTON

■外出禁止令解除、住民避難[090510 AP]

外出禁止令が解除されたスワート谷から、数千人の住民が避難した。軍によると、戦闘で抵抗勢力数十人を殺害したという。

(中略)軍が日曜日の午後、24時間内に抵抗勢力少なくとも180人を殺害したと述べた。スワートの隣のシャンガーラでは、抵抗勢力140人の遺体を発見したという。

スワートのミンゴーラは、比較的静かだった。しかし軍の声明によると、日曜日に武装勢力50〜60人を各地で殺害したという。兵士2人も死亡した。そのうちの1人は、金曜日に負傷した兵士だった。これらの犠牲者数は、確認できていない。

(中略)住民の中には、タリバンを非難する者もいれば、アメリカを満足させるために行動しているパキスタンの指導者たちを非難する者もいた。

タリバン戦闘員が、ミンゴーラで目撃された。軍の戦闘ヘリコプターがミンゴーラの隣りの2つの町を短時間攻撃していたが、ここ数日間の戦いの中では、比較的静かだった。関係者によると、午後から再び外出禁止令が出るという。住民たちに避難の時間を与えることで、抵抗勢力たちへの攻撃を激化する準備をしていることを暗示しようとしている可能性がある。

hoonCurfew lifts, more flee war-torn Pakistani valley
MINGORA

■タリバン式裁判に、シャリアが曲解されていると怒りを買う[090510 Washington Post]

月曜日にタリバン戦闘員がスワートにシャリア法を要求したとき、パキスタンのムスリムたちは誰も警戒しなかった。シャリアは、すべてのムスリムにとって、生活を導く合法的な枠組みである。

関係者によると、スワートの人々は法廷がほとんど機能していないことに苛立っており、学者たちはシャリア法によって迅速な裁判ができると述べ、コメンテーターたちは、欧米の批判者たちに口を挟む資格はないと述べた。

しかし今日、国民の気持ちは劇的に変わった。「タリバン化」の脅威は国会や新聞に取り上げられ、これまでスワートのシャリアを認めていた者たちは、声を潜めた。

『News』のコラムニストのシャフカート・マフムードが、難民たちは「イスラームの戦士のふりをした、無知な石器人の犠牲者」だと書いている。スワートに侵入した「野蛮な人間たち」は、シャリアにもとづく法制度を望んだのではなく、それを隠れ蓑にしたのだという。「これは権力を得るための戦いで、イスラームとは関係ない」。

これらの見解は、タリバンのイスラームとパキスタンの主流であるイスラームとを注意深く区別しようとしている。タリバンのイスラームは、偏狭で非寛容、懲罰であり、パキスタンの主流派のイスラームは穏健で柔軟である。

(中略)それでもスワートでシャリア法廷を要求したのは、タリバン系の人間だけではなかった。これは、人々が従来の法制度に不満だったためだ。イスラーム法廷では、迅速な裁判が安価で受けられる。

パキスタンの憲法では、この2つのタイプの裁判機能が並列することを認める。しかしシャリア法には制限があり、婚外交渉や殺人などの犯罪に判決を下すことはできない。また決議の上訴は、最高裁判所に持ちこむことができ、スワートでタリバンが要求していたような絶対的な権限はない。

3月にパキスタン人たちは、少女が鞭打ちの刑に処される、恐ろしいビデオを見て震え上がった。しかし専門家によると、証拠や裁判なくしてこのような刑罰を与えることは非イスラーム的で、シャリアではないという。

もしこの女性が本当のシャリア法廷に出たなら、裁判官は証拠と4人の証人による証言にもとづいて判決を下し、その結果自由になった可能性が高い。

「シャリア法で盗人の手が切り落とされるというような話はよく聞くだろうが、判決が下されるためには、13の条件を満たさなければならないということは知られていない。だから実際に手が切り落とされたことは、今までないのだ」と、イスラーム学者で政治活動家のラジャ・ザファール・ウルハクが語った。

理論的に、パキスタンではイスラームと民主主義との間に矛盾はないのだという。憲法には、法はクルアーンやムハンマドの教えに反してはならないと定められている。しかし、国家の法制度は非常にゆっくり進行して偏っているために、人々は嫌気がさしているのだ。「改革がなければ、シャリアに対する要求は広がるだろう」。

パキスタンのモスクやマドラッサでは、現代的な法制度を排除して、シャリア法を国家の最終的な法にしようとする運動が広がっている。各地のイスラーム過激主義の宗教指導者たちが、欧米の真似をせず、強制的・道徳的な純粋な制度の普及するよう、追随者たちに呼びかけている。

しかしパキスタンはすでに過激なシャリア法、特に軍と一体となったシャリアの、苦い経験がある。ムハンマド・ジア・ウルハクの軍事独裁政権が続いた1977〜1988年の間、「イスラーム化」の制度が導入され、婚外交渉やアルコールの飲酒に対しては、石投げや鞭打ちの刑が与えられた。

これらの法律はフドゥード条例と呼ばれたが、女性を苦しめるものであったために、2006年に修正、改正された。例えば、もし女性が男性をレイプで訴えても、自分が婚外交渉で有罪となり重刑を宣告されるのに、男性は証拠がないとして無罪になることが多かった。

このような過酷な習慣は、ジアが1988年に死亡すると消えたのだが、突然スワートから、タリバン式の恐ろしい司法制度が出現した。新聞の読者欄は、イスラームが曲解され、タリバンが現代社会を中世に戻そうとしているという警告であふれた。

しかしオブザーバーの中には、もっと根が深いある傾向に気づいた者もいる。過激主義の宗教指導者が、「シャリア国家」を要求する扇動的な説教を行なったり、タリバン指導者がムスリム政府を「異教徒」と非難するのが問題なのではない。「心のタリバン化」と呼べるような、社会的、観念的な恐怖である。

女性たちは顔を被い、音楽会がキャンセルされ、ジャーナリストはイスラーム主義者を怒らせないようなフレーズを使用し、客は店にかかっているラジオを消すように要求する。

「月日がたつとともに、沈黙に支配されてくる」と、コラムニストのカミーラ・ハヤートが書いた。国民は恐がり、不安になっているために、宗教に走っている。国家の指導者たちが、問題に取り組まないからだ。タリバンから「領土を取り返すために戦うように」、「我々は失いつつある自由を取り戻さなければならない」。

garrTaliban-Style Justice Stirs Growing AngerSharia Being Perverted, Pakistanis Say
Pamela Constable

■南ワジリスタンで米ミサイル攻撃、10人死亡[090510 News]

南ワジリスタンでアメリかの無人偵察機によるミサイル攻撃があり、少なくとも10人が死亡して、7人が負傷した。女性や子供を含めて、45人が死亡したという報告もある。

アメリカの無人偵察機がサラゴーラ地域のタッビ・シャリーフィヘール村の建物に、ミサイル4発を撃ち込んだ。目撃者によると、ミサイル4発のうちの3発が高校に命中し、45人が即死して、7人が負傷した。4番目のミサイルは標的から反れて、近くの丘に着弾した。

45人の犠牲者があったことは、確認されていない。情報源は7人が死亡したと述べたが、その後9人に変更された。

政府関係者は10人が死亡したことを認めたが、ミサイル攻撃の破壊力が大変大きかったことと現場にはたくさんの人間がいたために、40人以上が死んだ可能性もあると述べた。この情報源によると、攻撃されたのはマドラッサで、抵抗勢力が北ワジリスタンからの客人を迎えて、会合を開く予定になっていたという。

hoonUS drone attack kills 10 in SWA
WANA

■ワナで武装勢力と軍衝突、19人死亡[090510 News]

土曜日に南ワジリスタンでタリバンと治安部隊が衝突し、兵士1人を含む19人が死亡した。

情報源によると、武装勢力がワナから20キロ離れたタナイ地域で治安部隊の車列を襲撃した。治安部隊が報復し、18人が死亡、4人が負傷した。学校の教師5人が戦いに巻き込まれ、死亡したという。

いっぽう軍によると、治安部隊がワナのスピン地域で武装勢力と銃撃戦を交わし、武装勢力18人を殺害したと述べた。一般市民の犠牲者については言及していない。抵抗勢力が治安部隊の車列を襲撃したという。兵士も1人死亡した。

hoon19 die as militants, troops clash near Wana
WANA

■マラカンド各地で衝突、外出禁止令[090508 Dawn]

マラカンド地域に政府の権限を奪回するために、大掛かりな作戦を行なう準備が進むなか、数十万人が避難を開始した。

金曜日にスワート、ロワー・ディール、マラカンド地域に、軍が移動して行くのが目撃された。戦車や大砲に援護され、軍の列がスワートとロワー・ディールに向かった。

ヘリコプターやジェット戦闘機が、問題の地域を攻撃し、地上軍と武装勢力との激しい戦闘が、ロワー・ディールのマイダーンで報告されている。マラカンド地域では、携帯電話を含む通信システムが妨害されている。ほとんどの地域で、電力の供給が止まっている。軍は、24時間の間に、武装勢力140人を殺害したと発表しているが、これを証明するものはない。

目撃者によると、スワート全体とロワー・ディールとブネールの一部は、いまだに武装勢力が占拠しているという。情報源によると、スワートのカーバルとカンジュ地域ではヘリコプターの攻撃で、武装勢力15人が死亡、数十人が負傷した。ミンゴーラのCircuit Houseを武装勢力が攻撃し、3人が死亡した。チャックダーラに補給部隊が到着したが、スワートに入ることができないでいる。

政府関係者によると、ロワー・ディールのマイダーン地域では、武装勢力10人が死亡したという。スーフィー・ムハンマドの息子のリズワヌッラーの家が攻撃された。しかし地元の武装勢力責任者は、軍との銃撃戦でタリバン戦闘員が1人死亡しただけだと述べた。

これとは別に、カラ・ドゥーグ地域では車列が攻撃され、兵士1人が死亡、1人が負傷した。マイダーンでは、軍と武装勢力が激しい戦闘をいまだに続けている。

以前治安部隊は、マイダーンを完全に掌握したと発表していた。しかし住民によると、武装勢力はタラーシュとアディーザイ地域のモスクにやって来て、一緒に治安部隊と戦うよう、人々に呼びかけたという。

(中略)金曜日にブネールを訪れた記者によると、治安部隊が確保したアンベーラは、ゴーストタウンになっているという。治安部隊は、タリバンが反パキスタン要員のために活動していると避難するビラを配っていた。「この地域を不安定にしようとしているユダヤ軍と同じだ」というような内容が書かれていた。

garrClashes, curfews and displacement across Malakand
MALAKAND

■パキスタン、武装勢力140人以上殺害[090508 AP]

金曜日にパキスタンが空と地上からの作戦で、北西部にいる武装勢力140人以上を殺害したと発表し、数十人の住民が難民となった。

戦闘機がスワートにある抵抗勢力の拠点を攻撃し、治安部隊兵士1万5000人が、過激派たちを一掃するために派遣された。「軍は抵抗勢力排除のために、広範囲な作戦を実施している」と、アサール・アッバス軍報道官が述べた。「24時間の間に、各地で抵抗勢力140人以上が死亡した」という。兵士7人が犠牲となった。

スワートでは抵抗勢力143人を殺害し、ブネールでは6人を殺害したという。避難してきた住民は、軍の激しい空爆で一般民も犠牲になっていると、怒りを表わした。

治安部隊が金曜日にロワー・ディールのマイダーンにある建物を攻撃し、重要な司令官2人を含む武装勢力15人を殺害したという。

アサール少将によると、スワートで軍は、ウズベク人とタジーク人を含む、抵抗勢力4000人と戦っているという(後略)。

hoonPakistan kills 'more than 140' militants
Lehaz Ali、PESHAWAR

■ディールで、スーフィーの息子を含む抵抗勢力10人死亡[090508 News]

治安部隊によると、ロワー・ディールで、モーラナ・スーフィー・ムハンマドの長男のモーラナ・キファヤトゥッラーを含む抵抗勢力10人を殺害したという。

TNSM会長のムハンマドの息子が、4月26日にマイダーンのダーロ地域にいるタリバンに対して実施された軍事作戦で死亡したという。治安部隊が夜明け前、ダーロにあるキファヤトゥッラーの弟の家を攻撃した。ムハンマドの別の息子リズワヌッラーが、兄は屋根が崩れ落ちて死亡したと述べた。軍が故意に、自分たちの家を狙ったと述べた。

リズワヌッラーによると、4月27日に自分の家が攻撃され、1週間前の木曜日には父親のスーフィーの家が攻撃された(中略)。キファヤトゥッラーは公立中学校のアラビア語の教師で、父親の活動にはもう20年間参加していないという。(中略)スーフィーには12人の息子がいて、キファヤトゥッラーが長男である。

軍報道官によると、この地域から武装勢力を排除するために、キファヤトゥッラーを含む抵抗勢力10人を殺害したと発表した。銃撃戦で、10人を殺害したと主張している。

いっぽう抵抗勢力が木曜日、チャックダーラの警察隊本部を攻撃した。警察官3人を殺害、9人を負傷させ、13人を拉致した。

ロワー・ディールの抵抗勢力報道官のムッラー・マンスールが、木曜日にマイダーンのデムダーラにおける治安部隊との衝突で、兵士22人を殺害し、地雷攻撃で戦車2台を破壊したと主張した。

アッパー・ディールの警察官イジャーズ・アフマッドによると、ガンデガールの衝突で、抵抗勢力2人を殺害した。抵抗勢力が警察署をし襲撃したために、2時間にわたって衝突が続いた。多数の警察官と武装勢力が負傷したという。アッパー・ディールの警察署が襲撃されたのは、初めてのことである。

hoonSufi's son among 10 militants killed in Dir
Delawar Jan & Mohabat Shah、DIR/TIMERGARA

■スワートで激しい戦闘、武装勢力48人死亡[090508 News]

スワートのタリバン拠点を戦闘機が攻撃し、重要な司令官を含む48人が死亡した。いっぼう住民数万人が避難を続けている。

戦いが3日目に入り、治安軍がスワートの主要な町を攻撃している。タリバンの重要な司令官だったイブネ・アキールと、マッタのタリバンの重要人物イブネ・アミーンの弟が、マッタ警察署を襲撃した際に、治安部隊に殺害された。数時間続いた銃撃戦で、このほかに5人の抵抗勢力が死亡した。

(中略)治安部隊の情報源によると、抵抗勢力48人を各地で殺害したという。

(中略)軍の車列が谷に向かい、一般車輛は町に入ることが禁じられている。目撃者によると、ミンゴーラでは、脱出する資金がなくて取り残されている家族が多数いるという。

いっぽう抵抗勢力たちは、ブネールに入ろうとしている治安部隊と激しく戦っている。治安部隊と抵抗勢力は、スルタンワスとピール・バーバで対戦している。エレイ地域では空爆が続き、民家多数が破壊され、女性や子供たちが負傷した。

朝の11時から夕方4時まで、外出禁止令が解除され、住民たちは避難することを許された。イスラーム協会会長のハミードを始め、警察関係者、宗教指導者や政治家たち数十人が、行方不明になっている。

いっぽうTTPブネール支部司令官のモーラナ・ムハンマド・アラーム・ハリールとモーラナ・ヤシールが、武装勢力たちが治安部隊に大きな打撃を与え、武器を強奪したと主張した。政府関係者多数が、仕事を止めることを約束したと述べた。

(中略)ブネールのタリバン司令官モーラナ・ハリール・レーマンが電話で、政府がシャリア法導入に誠意を示せば、マラカンド地区全体で停戦協定を交わす準備があると述べた(後略)。

garr48 militants die as Swat fighting intensifies
MINGORA/DAGGAR

■アルカイダ、タリバンの問題を有利に使う[090508 Asia Times]

(前略)ワシントンが、インドがパキスタンの国境で活動することを止めさせることを保証したために、パキスタンは兵をインドとの国境からアフガニスタン側に移動させる準備を始めた。

報告によると、アメリカはワシントンを訪問中のザルダリ大統領に、兵の移動が実現した場合、パキスタン国内への無人偵察機の攻撃を直ちに止めると述べた。これまでの攻撃で、抵抗勢力だけでなく、一般市民多数が殺害されている。

この兵の移動は、タリバンとアルカイダにとっては大きな障害となる。タリバンは最近では、圧倒的に数が多いNATO軍に対して、簡易爆弾で攻撃せざるを得なくなっている。

アルカイダはこの機を利用して、ムンバイ攻撃のような、パキスタンとインドの関係悪化させる戦術を取る。同時にタリバンとアルカイダは、アフガニスタン南部のNATO軍とアフガン政府の影響力を排除しようとするはずだ。ワシントンが、アフガニスタンにおける軍事作戦に対する政治上の戦略を決めかねていることも、彼らにとっては有利に働く。

《ライオン・ハート作戦》

2008年にNATO軍は、アフガニスタンのクナールとヌーリスタンを攻撃、パキスタン人はモーマンドとバジョールのパキスタン人を攻撃した。パキスタンの治安軍の目標は、アフガニスタンに戦闘員を送り込んでいるタリバンとアルカイダの拠点や訓練所を排除することである。

パキスタン人たちはこれに成功して、地元民と和平協定を結んだ。タリバンに活動させないこと、そしてモーマンドとバジョールの軍検問所を守ることが条件だ。その結果、この地域からアフガニスタンに入るタリバンの活動が下火になった。

いっぽう軍事作戦が実施できない場所、特に南ワジリスタンと北ワジリスタンでは、無人偵察機の攻撃が使用された。アルカイダ幹部14人と非戦闘員である一般市民700人が、これらの攻撃で死亡した。

武装勢力たちは隠れ家を放棄せざるを得なくなり、ジャラウッディン・ハッカーニと彼の息子、ナシールウッディンとシラージュッディンの組織は、2008年に縮小した。この組織は、アフガニスタン南東部では最大のもので、カブールにまで広がっていた。今は南ワジリスタンのアンゴール・アッダからパクティア州、そしてパキスタンのガルディ・ジャングル地域を通って、ヘルマンド州に広がる範囲に減少した。

パキスタン人抵抗勢力は、まだまだ負けていない。2月にスワートで和平協定が締結されたが、今これは崩壊し、激しい戦闘が続いている。

アルカイダは、スワート谷の和平協定を崩壊させたがっていた。アルカイダ系の組織、ムッラー・ファズルッラーは、和平協定の存続を望んでいなかった。パキスタン軍を混乱に巻き込み、国境地帯の抵抗勢力の作戦から気をそらせたいのだ。

《アフガニスタンへ》

タリバンがパキスタンの部族地帯から攻撃することができなくなったが、アメリカは、まだカブール、ロガール、ワルダック、カピサ、ガズニ、そしてヘラート、ファラ、ニムローズのあたりに問題を抱えている。タリバンが抵抗行動を行なっている、ヘルマンド、カンダハル、ウルズガン、ザーブルも当然問題である。

アメリカは、ロガール、ワルダック、ガズニに多数の兵を送り込んだ。しかしタリバンはこの地域で目立った作戦はしない予定だ。かわりに地元民と一緒に暮らし、簡易爆弾を使用して攻撃する。NATO軍たちは、タリバンを孤立させるために、部族民たちと協定を結ぶ術を持たない。

hoonAl-Qaeda seizes on Taliban's problem
Syed Saleem Shahzad、KARACHI

■戦闘で147人死亡とアフガン政府関係者[090507 AP]

アフガニスタンの2つの村で涙を流しながら、アメリカとアフガニスタンの調査団に、親戚たちが破壊された建物や墓を見せてまわった。木曜日に地元政府関係者が語ったことによると、米軍とタリバンの戦いに巻き込まれて、147人が死亡したという。

(中略)調査結果は金曜日に発表予定であるが、アフガン人たちは、ファラー州のガンジャバードとゲラニ村の犠牲者は、米軍の空爆のために死亡したと非難している。

(中略)何が起きたかは、明らかではない。米軍は、戦闘の後タリバンに対して空爆を実施するように命じた。しかしアフガン政府関係者は、自宅に隠れていた一般市民が空爆されたと主張している。

村人によると、子供や女性、老人たちをゲラニ村のいくつかの建物に避難させたところ、その建物が空爆されたという。

米国防関係者によると、いくつかの要因が重なって犠牲者が出た可能性があるという。何人かは米軍とタリバンの戦いに巻き込まれ、何人かは米軍の空爆で死亡した。そしてアメリカの空爆のせいにするために、タリバンによって殺害された者たちもいるはずだという。

(中略)いっぽう木曜日にアフガニスタン南部で、バイクに乗った自爆犯が国際軍の車輛を攻撃し、一般民12人が犠牲になった。軍関係者に犠牲者がいたかどうかは、明らかではない。

garrAfghan official: 147 dead in fighting
RAHIM FAIEZ、KABUL

■パキスタン「武装勢力排除」へ[090507 BBC]

パキスタンのギラニ首相が、軍に「過激派とテロリストを排除」するよう命じたと、タリバンに言及して語った。ギラニ首相は、夕方のテレビ番組で、国民に呼びかけた。

スワートを始めパキスタン北西部では戦闘が激しくなり、一般市民数千人が避難を開始した。

いっぽうホルブルック米大使が、パキスタンとアフガニスタンの協力態勢に進展があったと述べた(中略)。

軍によると、過去24時間に、兵士10人が死亡、9人が負傷したという。そのうちの7人は、ミンゴーラ近くで、兵員輸送機が襲撃されて死亡したと報告されている。

ギラニ首相は、平和と安全を脅かそうとしている武装勢力たちの行為は我慢の限界に達し、政府は「決定的な手段」を取らざるを得なくなったと述べた。「国民全体が政府と軍の味方になり、銃をつきつけて国家を捕虜にし、我々の未来を混乱させようとしている者たちに対抗する時がきた」と述べた(後略)。

hoonPakistan 'to eliminate militants'

■パキスタン、タリバンを攻撃[090507 BBC]

パキスタンの戦闘ヘリコプターとジェット戦闘機が、スワートのタリバンを空爆している。市民数千人が、現場から避難を続けている。ミンゴーラの戦いは、特に激しいようだ。

別の場所で起きた戦闘で、スーフィー・ムハンマドの息子が死亡したと報告されている。

水曜日にオバマ米大統領が、パキスタンとアフガニスタンにいるアルカイダとその仲間を敗北させることを誓った。

(中略)ミンゴーラでは、タリバンは戦う準備をしている。ある目撃者の話によると、武装勢力たちは地雷を設置し、避難壕を掘り、道路を遮断するために木を切り倒している。

一般市民の脱出のために、外出禁止令が解除された。

(中略)住民によると、2日間に市民24人が死亡したという。家が砲撃されたて死亡した者や、外出禁止令を無視して銃撃されたと報告されている。リファトゥッラー・オラクザイ記者によると、ミンゴーラの近くのカンジュの目撃者が、武装勢力たちが道路に検問所を設置し、人々の避難を妨害している。女性や子供を含む多数が、足止めされている。

弁護士のショーカット・サリームは、すでに20万人が避難したが、まだ50万人が残されていると述べた。戦闘から避難しようとしている人間を、軍もタリバンも攻撃していると非難した。電力も水も不足し、物価が急騰した。

(中略)スワートに入ろうとしている軍が、遠隔操作爆弾で攻撃され、軍は、武装勢力数十人を殺害したと述べた。またミンゴーラの近くのシャーダーラを奪回したという。戦闘の大半は、ミンゴーラを見下ろす丘で起きている。軍によると、タリバンは町中の重要な建物を占拠しているという。

イスラマバードのイリアス・ハーン記者によると、スワートに入ろうとしている軍は、マラカンドからミンゴーラに向かう約40キロの道路に沿って、激しい抵抗を受けているという。特派員によると、ミンゴーラ周辺で戦闘が発生しているだけでなく、ブネールでも戦闘が続いている。

これとは別に、抵抗勢力がロワー・ディールのチャックダーラの準軍隊の城塞を占拠した。準軍隊兵士3人が殺害され、警察官10人が拉致された。タリバンが爆発物や重火器を使用して攻撃し、城塞が激しく損傷した。

スーフィー・ムハンマドの家族によると、息子のキファヤトゥッラーが水曜日に、ロワー・ディールのダーラ地域で殺害された。「兄が自宅にいたところ、迫撃砲が命中して殺害された」と、ムハンマドの別の息子、ジアウル・イスラームが述べた。スーフィー・ムハンマドの義理の息子も、攻撃で負傷したという(中略)。タリバンは、軍もタリバンも、キファヤトゥッラーの死に関して語っていない。

キファヤトゥッラーが死亡したことで、すでに緊張した状況が、悪化する可能性がある(後略)。

garrPakistan pounds Taleban positions

■スワートとマラカンドで激しい銃撃戦[090506 Dawn]

水曜日にスワートとマラカンドで激しい戦闘と爆発があり、武装勢力47人と治安関係者15人、非戦闘員36人が死亡した。

情報源によると、治安部隊がタハタバンド地区のエメラルド鉱山の近くで武装勢力30人を殺害、その他の場所で15人を殺害した。戦闘ヘリコプターと砲兵が地域を攻撃したあと、地上軍がフィザガート側から入り、鉱山を奪回した。

軍と抵抗勢力との間の戦闘で、一般市民35人が巻き添えになったと報告されている(中略)。

バリコットでは道路脇に仕掛けられた簡易爆弾の爆発で、治安関係者3人が死亡、4人が負傷した。抵抗勢力がカンジュの準軍隊キャンプを攻撃し、3人が死亡、3人が負傷した。

情報源によると、抵抗勢力がミンゴーラをまだ占拠しているという。道路をパトロールし、建物の屋上に陣取っている。

戦闘ヘリコプターと砲兵が、エメラルド鉱山、ミンゴーラのバザール、タハタバンドとエンダロ・デーリを攻撃している。カーバル地区のコザ・バンダとバール・バンダも攻撃された。

情報源によると、マンダラワール、チャルバガー、ハワザヘーラ、バーレインでも戦いが続いている。

(中略)情報源によるとマラカンドでは、兵士9人と戦闘員2人、一般市民1人が簡易爆弾の爆発と銃撃戦で死亡した。チャックダーラ近くのターナ・バイパス・ロードを走行していた軍の車列が遠隔操作爆弾で攻撃され、兵士6人が死亡、3人が負傷した。その後抵抗勢力が車列を襲撃し、銃撃戦となった。抵抗勢力2人が死亡し、女性1人が負傷した。犠牲者や負傷者は、チトラル・スカウトが駐屯するチャックダーラ砦に運ばれた。

これとは別に、バームのバットヘーラにある学校のそばを車列が走行していたところ、GTロードに沿って次々と3回の爆発があり、兵士3人が死亡した。治安部隊が報復し、銃撃戦となった。車列は再びアマンダーラ近くの丘から攻撃された。後に戦闘ヘリコプターが現場を攻撃し、一般市民1人が死亡、1人が負傷した。

hoonFierce gunbattles in Swat, Malakand
MINGORA/BATKHELA

■パキスタンで激しい戦闘、オバマとザルダリ会談[090506 AFP]

パキスタンによると、水曜日の戦闘で抵抗勢力80人以上を殺害したという。

(中略)水曜日に戦闘ヘリコプターと砲兵が、スワートにいるタリバンを攻撃した。「治安部隊が、エメラルド鉱山から狙われた。報復で、抵抗勢力35人を殺害した」と、軍が声明を発表した。

現場の軍関係者によると、戦闘ヘリコプターと砲兵が鉱山を攻撃し、その後、地上軍が地域を制圧したという。一般民も、犠牲になっているようだ。

これとは別にブネールでは、抵抗勢力49人が殺害された。

(中略)戦いが拡散している証拠に、パキスタンの砲兵がハワザヘーラの抵抗勢力の拠点を攻撃したが、犠牲者の報告はない。ミンゴーラでは、タリバンが民家に侵入し、地元民を「人間の盾」にしているという。

(中略)ブネールでは、砲兵が抵抗勢力を攻撃して27人を殺害、車輛8台を破壊したと、準軍隊が発表した。さらに別の地域では、抵抗勢力が村人を略奪しているという報告を受けたために準軍隊が派遣され、抵抗勢力22人がを死亡したという(後略)。

garrDeadly Pakistan fighting as Obama meets Zardari
Lehaz Ali、PESHAWAR

■米軍主導の空爆で主に一般市民100人死亡[090506 AFP]

水曜日にアフガニスタンの警察が、抵抗勢力に対する米軍主導の空爆で、100人が死亡したと発表した。そのうちのほとんどが一般市民だった。

米軍は、月曜日から火曜日にかけて実施したファラー州で作戦に関して、調査を始めた。

(中略)「空爆と地上戦で、100人以上が死亡した」と、西部アフガニスタン警察報道官のアブドゥル・ラウフ・アフマディが述べた。警察や赤十字、地元からの情報によるという。「25〜30人はタリバンで、チェチェンやパキスタン人もいた。残りは子供や女性、老人などの一般市民だった」。

ファラー州副知事のムハンマド・ユーノス・ラスーリーが、村人が、子供20人の遺体を州都のファラーまで運んで来たという。

アフガニスタンの米軍最高司令官のデビッド・マッキールナンが報道陣に、タリバン25人が死亡したが、一般市民の犠牲者数はまだはっきりしないと述べた。タリバンが一般市民3人を斬首したために、アフガン政府から攻撃の依頼を受けたという。

戦闘と空爆は、バラ・ブルック地域で起きた。州警察責任者のアブトゥル・ガファール・ワタンダールも、この地域の2つの村で、100人が殺害され、そのうちの少なくとも30人が一般市民だったと述べた。「戦闘員が何人で、一般市民が何人かを現在調査中だ」という。

タリバンがこの地域を占拠しているために、犠牲者の数を特定することが難しいと、ファラー州知事のロフール・アミーンが述べた。抵抗勢力が治安部隊を攻撃し、民家に隠れたという。

国際赤十字報道官のジェシカ・バリーが「女性や子供を含む数十人が死亡した」と述べた。そのうちの1人はアフガニスタンの赤新月社の活動家で、家族13人と一緒に殺害されたという(後略)。

garrUS-led strikes, clashes kill 100, mostly civilians
Mohammad Reza、HERAT

■和平協定崩壊、スワートからの脱出[090506 BBC]

タリバンとの和平協定が崩壊しそうなスワートから、数千人の市民が脱出を始めた。これまで4万人が避難したと、関係者が述べた。

ミンゴーラでは、火曜日の夜に戦闘が勃発した。パキスタン軍によると、水曜日にスワートと隣りのブネールで、抵抗勢力60人以上を殺害したという。

(中略)軍によると、兵士2人が水曜日の戦闘で死亡するとともに、抵抗勢力がミンゴーラの銀行3店舗を強奪したと、非難声明を出した。タリバンがスワート各地に、地雷を設置している。また軍の戦闘ヘリコプターが、抵抗勢力が占拠しているミンゴーラの近くにあるシャーダーラのエメラルド鉱山を攻撃した。

ミンゴーラから脱出しようとしている市民が、戦闘と外出禁止令に阻まれ、動けないでいると報告されている。戦いの最中、ミンゴーラのバチャ・サイーブの民家に迫撃砲が落下し、一家3人が死亡した。またミンゴーラの孤児院に、児童85人が閉じ込められている。

住民によると、軍は長距離武器システムや砲撃で抵抗勢力を攻撃しているが、タリバンは地上を制圧している。タリバンは広範囲に散らばり、長期戦に備えている。

「火曜日以来、ミンゴーラから4万人以上が非難した」と、スワート行政官のフーシャール・ハーンが述べた。北西辺境州政府は、ここ数日間のうちに50万人が避難してくると見ており、避難所の準備に追われている。

北西辺境州の情報相ミアン・イフタィハールが、和平協定の崩壊はタリバンのせいだという。「このような状況になったのは、彼らの責任だ。政府は対話を通して、全力で問題解決に当たった」。「抵抗勢力に対して行動しろという、多大な国際的な圧力があったにもかかわらず、努力した」。「しかし彼らはシャリア法の導入にもかかわらず、武器を放棄することを拒否し、スワートのパトロールを続けた」。またタリバンが軍の車列を攻撃し、政府関係者を拉致したことも、非難した。

タリバン報道官のムスリム・ハーンは、武装勢力がスワートの「90%以上」を制圧していると主張した。「政府が我々を攻撃すれば、それ相応の報復をする。長い間忘れることができないような報復だ」。

スワートの新たな緊張は、オバマ大統領がアフガニスタンのカルザイ大統領とザルダリ大統領と、ワシントンで会見する前に発生した(後略)。

garrSwat exodus as ceasefire crumbles

■アルカイダ、新たな標的見つける[090505 Asia Times]

米政府関係者たちが、ザルダリ大統領、キアニ陸軍参謀長、ナワーズ・シャリーフ野党責任者に、協力してタリバンと戦わうように説得したあと、シャリーフのパキスタンムスリム連合(PML-N)は、連邦政府に参加するかどうか話し合うための委員会を結成した。

(中略)このような状況の中でシャリーフ元首相は、初めてタリバンに対する非難を行なった(中略)。これはシャリーフと彼の右派政党にとっては、重要かつ危険な政策の変化である。

(中略)すでにスワートでは、新たな軍事作戦が始まっている。

(中略)ここ数年間、パキスタンにいるアルカイダたちは、アメリカの無人偵察機による攻撃で多数の指導者を失っている。また部族地帯の長老と政府が和平協定を結んでいるために、自分たちに対する支持も失いつつある。

もうひとつ意外だったのが、イスラーム協会の新会長、サイード・ムナワール・ハッサンである。アルカイダは彼を期待していたが、ハッサンは民主主義を支持し、アルカイダに協力する者は立ち去るべきだと述べ、テロを否定する声明を出した。ただし政府の親米主義を非難し、タリバンが主張するアフガニスタンの国家的抵抗運動は支持した。

アルカイダとタリバンは協力し、アフガニスタンにいる指導者たちを地下に潜らせて対応した。ジハード組織にとって、裏切り者には死で報復する。アルカイダは、シャリーフを始めとする「裏切り者」たちに、他の方法で報復を考えている。

数日前にアルカイダのメディア部門であるアル・サッハーブが、カラチの医師、アルシャッド・ワヒードの生涯を紹介するドキュメンタリー・ビデオを発表した。ビデオはYoutubeで配信された。

アルシャッド・ワヒードはカラチの有名な病院の外科医だったが、2004年に心臓外科医だった弟と一緒に、アルカイダ系の過激派組織、ジュンドゥッラーに関与していたとして逮捕された。兄弟は後に保釈され、アルシャッドは南ワジリスタンに移った。ここで去年、アメリカのミサイル攻撃で殺害された。兄弟はイスラーム協会の活動家で、その医療支部であるPakistan Islamic Medical Associationで活動していた。

ドキュメンタリーは、アルシャッド・ワヒードがジハードに尽くしていたことが強調され、これに対してナワーズ・シャリーフのような指導者たちは裏切り者として、アメリカ政府関係者と一緒登場する。

このビデオは注目され、シャリーフと彼が率いるPML-Nに波紋を起こした。シャリーフはアメリカの圧力に屈し、タリバンとアルカイダに背を向けた。これまで彼はこれらの名前を使って人気を得ていたが、彼らを敵に回してしまい、標的にされた。

国際的な汎イスラーム組織であるヒズブット・タハリールも、ナワーズ・シャリーフを非難する声明を発表した。ナワーズ・シャリーフはイスラーム法を非難し、アメリカに協力するために、ザルダリを置き去りにすることを約束した(後略)。

hoonAl-Qaeda gets a new target
Syed Saleem Shahzad、KARACHI

■和平協定崩壊、数千人避難[090505 AFP]

火曜日にスワート谷では、軍事作戦が実施されることを恐れて、数千人が避難を始めた。

3ヵ月間続いたタリバンとの和平協定が崩壊したことで、今後パキスタンはこの地域を完全に支配するために、本気で戦わなければならないことを意味する。(中略)政府は、避難民は50万人に達するのではないかと見ている。

ザルダリ大統領は水曜日にワシントンで、オバマ大統領とカルザイ大統領に会見する予定である。

最近戦いが頻発しているスワートでは火曜日、ミンゴーラと隣のサイド・シャリーフで、戦いが激しくなった。ターバンを捲いた抵抗勢力たちが道路をパトロールし、ミンゴーラの高い建物の上にいるのが見られた。治安部隊は基地の周りに、バリケードを張っている。またスワート行政官のフーシャール・ハーンによると、抵抗勢力たちが軍の侵入を妨害するために、地雷を町に設置しているという。

火曜日夜遅く、抵抗勢力数十人が警察官の居住地域と隣のサイドゥ・シャリーフの駅を包囲した。警察責任者と行政府の建物も占拠したという。

「警察署にいる警察官の力は限界があり、外から攻撃しなければ、彼らの侵入を防ぐことができない」と、警察署内の人間が語った。「我々は戦闘態勢にあり、補給隊や物資が必要だ」。

北西辺境州のミアーン・イフティハール・フセイン情報相が、スワートからは50万人が避難してくることが予測されると述べた。

(中略)軍も中央政府も、作戦を実施するかどうかを明らかにしなかった。和平協定が締結される前には、訓練を受けて武装した戦闘員4000人が谷にいると見られていた。治安部隊兵士が何人谷にいるかは、明らかではない。和平協定の条件には、軍の撤退は含まれていなかった。

タリバン報道官のムスリム・ハーンによると、抵抗勢力は谷の「90%」を支配していると述べた。軍が抵抗勢力を攻撃したり増兵して協定に違反したために、対応していると述べた(後略)。

hoonThousands flee Pakistan valley as truce crumbles
MINGORA

■ムンバイ攻撃容疑者、自宅軟禁期間延期[090505 AFP]

火曜日にパキスタンの裁判所が、去年のムンバイ攻撃を首謀したと疑われている、イスラーム過激派組織が運営する慈善団体メンバー2人の自宅軟禁期間を延長した。

ラホール裁判所が、ジャマット・ウッダーワ責任者のハーフィズ・ムハンマド・サイードと別の組織責任者を、さらに60日間自宅軟禁に処したが、残りの2人は釈放した。

「ムフティ・アブドゥル・レーマンとアミール・ハムザを釈放した」と、タヒール・ペルヴェーズ書記官が述べた。しかしハーフィズ・ムハンマド・サイードとナジール・アフマッド元大佐は、あと2ヵ月自宅軟禁になる」。3月には、別のジャマット・ウッダーワのメンバー2人が釈放されている。(後略)。

smellPakistan extends house arrest of Mumbai attacks suspects
LAHORE

■米軍機、「アフガン市民殺害」[090505 BBC]

アフガニスタン西部でアメリカによる空爆があり、市民20人以上が死亡したとという。ファラー州のバラ・ボルック地域で起きた激しい戦闘で、タリバン25人も死亡した。

アフガン政府関係者によると、知事の家の外に置かれたトラック2台の荷台に、20人の遺体が乗せられていたという。犠牲者の中には、女性と子供もいる。遺体を運んだ人々によると、米軍の空爆で殺害されたという。

米軍の報道によると、米軍は現在ファラー州で作戦を実施しており、報告の調査をしているという。

アフガン政府関係者によると、タリバン100人が警察の検問署を攻撃し、アフガン人警察官3人を殺害した。その後抵抗勢力たちは近くの村に移動し、政府のためにスパイ行為をしたという男性3人を殺害した。戦いが続いている間、民家に立て籠ったタリバンに対して米軍が空爆を行なった(後略)。

garrUS planes 'kill Afghan civilians'

■ブネールの作戦でさらに20人死亡[090505 News]

月曜日にブネールにおける治安部隊による作戦で、さらに20人が死亡したという。

情報源によると、治安部隊の車列が抵抗勢力を追って、ガグラ地区とカルパナイ地区に向かっている。自爆犯たちが車列を攻撃したといわれるが、犠牲者に関する情報はない。

しかしガグラ地域で治安部隊が発砲し、20人が死亡、36人が負傷した。タリバンはガグラ地域で治安部隊の戦車を燃やし、兵士からピッグアップ・トラックを奪ったと主張している。

病院に運ばれた治安部隊兵士4人のうち、1人が死亡した。

(中略)ブネールのタリバン司令官、モーラナ・ムハンマド・アラーム・ハリールが電話で語ったところによると、治安部隊が自分が死亡したという噂を流しているが、自分は元気だと述べた。

月曜日にブネールとシャンガーラの戦闘で、幹部司令官を含む武装勢力10人と治安部隊兵士2人が死亡したと、軍が発表した。発表によると、ブネールの作戦は順調で、治安部隊がダッガール周辺を占拠した。

治安部隊がカルパナイにある武装勢力の拠点を攻撃し、アフサール・ハミードと呼ばれる重要な司令官が死亡した。また兵士1人が死亡した。

報告によると、武装勢力はピール・バーバを奪回しようとしている軍と対戦するために、住民2000人を人質にしている(中略)。またシャンガーラの治安部隊の検問所を攻撃し、兵士1人を殺害した。またロワー・ディールのマイダーンでは、ナジームの家を放火したり、一般市民を拉致している(後略)。

hoon20 more killed in Buner operation
DAGGAR

■スワートの和平協定崩壊、パキスタン軍とタリバン衝突[Times 090505]

抵抗勢力が軍の車例を襲撃したあと、昨日になって軍がスワート谷でタリバンに対する攻撃を再開し、和平協定が崩壊した。

軍の情報源によると、車列がバリ・コットで襲撃されたあと、谷の各地で軍が戦闘員と戦い、兵士1人が死亡した(中略)。

軍の報道官は、車列に対する攻撃に対して報復したと述べ、タリバン報道官のムスリム・ハーンは、攻撃に対して犯行声明を出した。和平協定に違反して、この地域に軍の拠点を拡大したためだという。「軍が活動しているのに、黙ってはいられない」と述べた。自分たちは、和平協定に縛られていないという。

スーフィー・ムハンマドが、スワートでシャリア法を導入するために政府が任命した裁判官は、イスラームの基準を満たしていないと述べたために、緊張が高まった。また民主主義は非イスラーム的だと述べ、国家に憲法は必要がないと述べて、パキスタン人を驚かせた。「民主主義を信じる者は、異教徒だ」という。

抵抗勢力が発電所を爆破したために、政府はミンゴーラに外出戒厳令を出した。日曜日にタリバンが兵士2人を拉致し、喉を切った。住民によると、武装勢力が道路をパトロールし、2日前から学校を多数爆破している。

北西辺境州の情報相ミアーン・イフティハール・フセインが昨日、政府は協定に准じてイスラーム法廷を導入し、自分たちのやるべきことはしたと述べ、武器を持つ者は今後全員抵抗勢力と見られると語った(後略)。

hoonPakistan troops clash with Taleban as Swat Valley truce breaks down
Zahid Hussain、Islamabad

■パキスタンとの国境、米軍にとって障害に[090504 New York Times]

オバマ大統領は、今年アフガニスタンに新たに2万兵を派遣予定だ(中略)。しかしタリバンが活動すれば、大きく抵抗されるだろう。アフガニスタンとパキスタンの国境はないに等しいために、タリバンがパキスタン側に入れば、米軍の手は届かない。

28歳の部族地帯出身のタリバン戦略家が、国境を越えてパキスタン周辺を自由に行き来きできることが、自分たちの戦略にとって有利になっていると述べた。彼らはパキスタン人を仲間にし、自分たちに協力的なアフガン人の村人を味方につけている。

(中略)この男は6ヵ月間にわたって、『ニューヨークタイムズ』とのインタビューに応じた。彼は、米中央司令部のデビッド・ペトラウスが、イラクで使用したテクニックをアフガニスタンで使用しようとしていることを知っている。

「我々は、ペトラウスがここで実験しようとしていることを知っている。しかし、我々は仲間のアフガン人のことをよく知っている。彼らはペトラウスから金は受け取るが、彼の味方にはならない。アメリカ人に協力して金を受け取りながら、我々に情報を与えたり武器を売る人間をたくさん知っている」。

今年アメリカ人たちが強大な軍事力を派遣してくることを認識しているが、タリバンはこれを有利に使うことができるという。「アメリカ人たちは村を支配できない」。「我々を追い出すために、彼らは空爆をするだろう。そうすれば一般民の犠牲者が増える」。

彼が気になっているのは、無人偵察機によるミサイル攻撃だけだ。「偵察機は効力がある」。友人29人が攻撃で死亡したという。

無人偵察機の攻撃により、タリバン戦闘員はアフガニスタンに長く留まるか、パキスタン内部に入り込むようになった。仲間は、アフガニスタンでもパキスタンでも戦う。

(中略)パキスタンはアメリカに協力してはいるものの、パキスタン人は米軍が国境を越えることを許さない。部族地帯で、パキスタン軍と一緒にアルカイダやタリバンと戦うことは認めない。

このタリバン戦略家によると、戦闘員たちに国境を越えさせることは簡単だという。国境地帯を警備するパキスタンの準軍隊兵士たちは、自分たちの生存に忙しすぎるという。アフガニスタンで新たに派遣された米軍と対戦させるために、すでにタリバン戦闘員80人を4つのグループに分けて、アフガニスタンに送り込んだ。

友好的なアフガン人の村に4〜6ヵ月間住民と一緒に住ませ、ここで米軍やNATO軍と戦うための武器や支援を受ける。

3月にバイクに乗って、ワナからアフガニスタンのパクティア州に入り、このルートが安全かどうか、偵察を行なったという。最近、3番目のグループが無事にガズニに入ったという携帯電話による連絡を受けた。

2つの戦闘員グループは、カンダハル〜カブール間のハイウェイで、NATO軍の物資や兵士を乗せた車列を襲撃する。「できるかぎり問題を起こし、彼らの士気をくじきたい」。

20代の部下のゲリラたちは、能力と熱心さから選ばれたという。彼のように、カシミールで戦うためにパキスタン政府から訓練を受けた者もいる。米軍が攻撃される様子を撮ってプロパガンダDVDを政策するために、カメラマンも同行している。

戦略家によると、この2年間で太ってしまったために、戦うことができなくなったが、ムッラー・マンスールという司令官に忠誠を誓っているという。

マンスール氏はシラージュ・ハッカーニの配下にあり、シラージュは有名なアフガン人ムジャヒディン指導者、ジャラウッディン・ハッカーニの息子である。

戦略家によると、ワナで主に活動し、ここで小さな商売をしている。彼の友人であるタリバン司令官のワヒード・ウッラーは、11月7日のミサイル攻撃で死亡した。ワナでは偵察機を恐れ、これまで10〜20人で集まってその日の出来事を話し合う習慣がなくなったとい。

パキスタン人タリバンとアラブ人アルカイダ工作員との関係は、それほど強くはないようだ。アラブ人たちはワナのバザールにたびたびくる。しかし、質問しても何も答えない。「彼らの活動に関して、何も語らない。質問すると、非常に機嫌が悪くなる」。

しかしタリバンたちは、アルカイダに協力する準備がある。「自爆攻撃者が必要であれば、提供する」。アルカイダの野望に対しては、敬意を払っている。「彼らはグローバル的使命を持っている。大きな野望を持っている」と語った。

タリバンの目的は、もっと小さなものだ。「アフガニスタンを制圧することは、アルカイダの使命ではない。それはタリバンの使命だ。我々はアフガニスタンを奪回し、アメリカを追い出すことで満足する」。パキスタン人タリバンはアメリカ人を敗北させるまで、戦いを続けるという(後略)。

hoonPorous Border With Pakistan Could Hinder U.S. Troops
JANE PERLEZ and PIR ZUBAIR SHAH、PESHAWAR

■スワートの協定決裂とムスリム・ハーン[090504 News]

スワートの協定が決裂し、スワート、マッタ、カーバル、シャンガーラの抵抗勢力とその司令官たちが戦いを開始する許可を求めたと、情報源が述べた。

北西辺境州政府との和平協定は現実的に決裂していると、スワートのTTP報道官のムスリム・ハーンが述べた。軍が我々を攻撃しており、戦闘員も反撃しているという。

TTP報道官は、自分たちの戦闘員は治安軍と政府関係者を攻撃すると宣言した。パキスタンの支配者たちは、オバマ大統領の指示に従っているという。

「アワミ・ナショナル党が我々を支持すれば、彼らを攻撃しない。しかし彼らが政府に協力すれば、彼らも標的にする。しかし、我々が主に狙うのは、治安部隊とパキスタンの支配者たちだ。パキスタンの他の都市でも攻撃するが、一般民衆は標的としない」と、報道官が述べた。

アワミ・ナショナル党報道官に協定に関して聞いたところ、自分たちはTNSM責任者のモーラナ・スーフィー・ムハンマドと調印したのであり、スワートのタリバンではないと述べた。タリバンは常に協定に違反していると述べた。

TNSM報道官のアミール・イザート・ハーンに協定破棄に関して聞いたところ、そのようなことは聞いていないが、スワートで作戦が続けば、以前の状況に戻ってしまうと述べた。スワートの住民大半が、政府に対立しているという(後略)。

hoonSwat deal is over: Muslim Khan
Mazhar Tufail、ISLAMABAD

■TNSM、ダルール・カジとカジの任命を却下[090504 News]

TNSMが、北西辺境州政府が導入を決めたダルール・カザと、カジに任命された最高裁判所の裁判官2人を却下した。

TNSM責任者と北西辺境の委員会が5月1日にティメルガラで話し合いを行ない、まずマラカンドにおける軍事作戦を中止し、難民たちが家に帰れるようにすることに合意したと、TNSM報道官のアミール・イザール・ハーンが述べた。

第2段階として、州政府とTNSM責任者はシューラーのメンバーと一緒に、ダルール・カザ導入を宣言し、カジをペシャワルで任命することになっていたという。しかし政府は約束を破り、自分たちだけで決議を行なったという。

TNSMは、ダルール・カザとカジの任命には一切関わっていないと述べた。最終的な話し合いに期待していたが、政府がモーラナ・フースィー・ムハンマドと話し合わずに決めてしまったために、非常に残念だという。北西辺境州政府がこれまでの同意事項を無視した、と述べた。

軍事作戦を中止し、マラカンドにダルール・カザを設置してカジを任命したら、タリバンはニザミ・アドル条例の導入のために武器を放棄することになっていたという。

しかし州政府はダルール・カザを設置し、TNSMと相談することなしに、ペシャワル最高裁判所の裁判官2人、ムヒウッディンとジアウッディン・ハタックをカジとして任命したと非難した(後略)。

hoonTNSM rejects Darul Qaza, appointment of Qazis
BATKHELA

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2009.