【2009年8月3日〜8月9日】
●重要なタリバン司令官が、TTP責任者バイトゥッラー・マフスードの後継者を指命するシューラが南ワジリスタンで開催された際に殺害されたと、政府と治安関係者が土曜日に述べた。
●レーマン・マリーク内相がシューラで発砲事件があり、司令官の1人が死亡したことを認めた。
●情報源によると、ハキムッラー・マフスードとワリウル・レーマンが、バイトゥッラー後継者を指命するためのシューラで、激しいののしり合いを交わしたという。その後発砲があり、ハキムッラーが死亡、ワリウル・レーマンは重傷を負った。
●しかしペシャワルの政府関係者は、ハキムッラーとワリウル・レーマンの2人が死亡したと述べた。
●マフスード族のタリバン幹部指導者会議で、ハキムッラーとワリウル・レーマンと、50歳のアズマトゥッラー・マフスードの名前がバイトゥッラーの後継者として挙った。しかし後継者の指命にまでには、至っていない。
●あるタリバン司令官は、衝突があったことを否定した。
●ハキムッラーは、ワリウル・レーマンを押しのけてクラームの司令官にのしあがった。彼はカリ・フセインが率いるライバル組織の出身である。「おそらくハッカーニたちが介入し、後継者争いを解決するだろう」と、ジャラウッディン・ハッカーニの息子のシラージュッディンに言及して、ある関係者が述べた。これまでもハッカーニたちは部族地帯の指導者争いに介入している。
TTP leader dead in succession fight?●タリバン幹部司令官が、自分たちの指導者はCIAのミサイル攻撃で死亡していないと述べたあと、後継者指名のための話し合いの最中、ライバル関係にある派閥間で衝突が発生した。
●レーマン・マリーク内相が土曜日の夜、政府はハキムッラーとワリウル・レーマンの2人がそれぞれ率いる組織間で争いが発生したという情報を得たと述べた。2人ともバイトゥッラー・マフスードの後継者と見られている。
●「どちらかが死亡したという情報が入って来ている。現在確認中だ。遺体を見て、DNA鑑定をしなければ確かなことはいえない」と、地元テレビに出演して述べた。
●事件は金曜日に起きたという。ハキムッラーは土曜日に『AP』の記者に、マフスードはまだ生存していると主張した。
●政府関係者によると、土曜日の夕方の会合でタリバン警備員の間で衝突があり、負傷者が発生したようだという。しかしその中にタリバン指導者がいたかどうか、信頼のおける情報はない。
●しかし地元のテレビ局が、ハキムッラーかワリウル・レーマンが死亡したと報道した。
●別のタリバン司令官のヌール・サイードは『AP』に、ライバル組織間で争いがあったことを否定した。ワリウル・レーマンと話したが、彼は負傷していなかったという。
●話し合いは、ワジリスタンのどこかで開催されているらしい(後略)。
Taliban leader's death disputed, shootout claimed●バイトゥッラー・マフスードに信頼された部下が『BBC』に、彼はまだ生存していると語った。
●ハキムッラー・マフスード司令官が、タリバン責任者が3日前に死亡したという報告は「ばかげている」と述べた。アメリカは金曜日に、マフスード氏を殺害した自信があると主張したが、どちらも証拠を提示していない。
●しかしハキムッラー・マフスード司令官は、バイトゥッラーの死の報告は、アメリカとパキスタンの諜報組織の陰謀だと述べた。「我々の指導者が死亡したという報道は、我々の敵のプロパガンダだ」と語った。「我々の敵の目論みはわかっている。ISIとFBIの陰謀だ。責任者が表に出るのを待ち、目的を達したいのだ」。ビンラディンと同じ戦法を取り、沈黙することにしたのだという。数日間のうちに、メッセージを発表するという(後略)。
Pakistan Taliban chief 'not dead'●パキスタンの最も恐れられていたタリバン指導者、バイトゥッラー・マフスードがアメリカの無人偵察機の攻撃により死亡したことを、パキスタンの治安幹部関係者が認めた。「100%確実だ。確信している。彼は死亡し、埋葬された」。
●(中略)情報源によると、ミサイルの1つが民家の2階の屋根に当たり、バイトゥッラーとまだ結婚して1年ほどの2番目の妻を殺害した。「彼が妻と一緒にいるのがはっきり見えた」と、ビデオ画像を見た治安幹部関係者が述べた。「ミサイルが標的を攻撃した。彼の胴体はそのままだったが、体の半分が吹っ飛んだ」。
●バイトゥッラーを、義理の父であるマリーク・イクラムッディンの家まで乗せてきた車も攻撃された。イクラムッディンは、義理の息子と政府との間で、新たな和平協定を結ぼうと尽力していた。
●タリバンはすぐにザンガーラに引かれた3本の電話線を社殿し、現場周辺5キロを封鎖して、指導者死亡の噂が広がるのを遮断した。
●(中略)バイトゥッラーに対する攻撃は、パキスタンとアメリカの諜報活動の協力の結果だと、関係者が述べた。
●タリバンはマフスードの死亡をまだ発表していないが、マフード族の抵抗勢力は、後継者の指命のために3日前から南ワジリスタンのラッダでシューラを開催している。
●候補者は3人だが、まだ指命には至っていない。バイトーッラの腹心であるワイルール・レーマンがまずその筆頭と言われる。40代のワリはバイトゥッラーの従兄弟で、アルザイ・マフスード氏族でセルワカイのタンギ村の出身である。
●次は、クラーム、オラクザイ、カイバル部族地帯の司令官である、ハキムッラー・マフスードである。彼は最近になって台頭してきた。ハキムッラーは以前バイトゥッラーの運転手を勤め、TTP責任者と親しく、彼が後継者になる可能性が高い。「バイトゥッラーは彼を自分の後継者として育てていた」と、ある軍関係者が述べた。「彼が継ぐのが自然だ。しかし短気が欠点だ」。
●3番目が、これまであまり前面に出て来なかった50歳のアザムッラー・マフスードである。彼はバルワンドのタリバン司令官である。
●シューラがなかなか後継者を指命しないことは、内部に権力争いがあることを暗示する。「リーダーシップを取りたいのは、マフード族だけではない。ワナのアフマドザイ・ワジールとミランシャーのウトマンヘールも野心がある。権力闘争をしている」と、関係者が述べた。
●「おそらくハッカーニの組織が、影響力を発揮するだろう」と、ジャラウッディン・ハッカーニの息子のシラージュッディン・ハッカーニについて言及した。
●シラージュッディン・ハッカーニは、オマール師に南北ワジリスタンの面倒を見るように任命されている。バイトゥッラーは彼に忠誠を誓ったことで、元グアンタナモ囚人だったアブドゥッラー・マフスードを押しのけ、南ワジリスタンのタリバン指導者にのし上がった(後略)。
Good riddance, killer Baitullah●パキスタンのタリバン運動指導者だったパイトゥッラー・マフスードが、水曜日に実施されたCIAのミサイル攻撃で死亡したと、金曜日にタリバン戦闘員2人が述べた。アメリカとパキスタン人関係者は、まだ報告を確認していない。
●(中略)死亡が確認されれば、パキスタン国内の抵抗勢力組織にとっては大きな打撃となる。
●しかしアナリストや元パキスタン政府関係者は、マフスードの死亡によってパキスタン国内の暴力沙汰がなくなるわけではなく、またパキスタン国内のタリバン運動が消えるわけでもないという。ただし、マフスードの後継者が決まるまでは、タリバン内の混乱が予測される。
●(中略)それでもマフスードの死がもし確認されれば、アメリカとパキスタンの諜報組織間の亀裂は修復されるだろう。
●マフスードの組織は危険であるとともに闇に包まれ、彼は殺害されたり逮捕を免れる能力に長け、彼の周囲には陰謀が渦巻いていた。
●アメリカの関係者によると、現場はパキスタンの辺鄙な部族地帯であるために、死亡確認には数週間かかる可能性があり、DNA検査もできないかもしれないという。しかし現場からの報告は、彼が死亡した可能性が大きいことを示しているという。
●オラクザイにいるマフスードの協力者と南ワジリスタンの地元戦闘員が電話で語ったところ、マフスードは水曜日の午前1時に、アメリカの無人偵察機によるミサイル攻撃で死亡した。
●金曜日になっても、アメリカの関係者はマフスードの死亡を確認していない。しかし、水曜日の攻撃で抵抗勢力指導者が死亡したことに、自信をもっていた(中略)。
●30代後半で糖尿を煩っていたマフスードは、腎臓透析を受けている際に攻撃された。透析治療には、妻が付き添っていた。アメリカの攻撃ビデオを見たパキスタンの治安関係者によると、2人は2階の寝室にいたという。
●2人とも南ワジリスタンのザンガーラ村にある、義理の父であるモーラビ・イクラムッディンの家にいた。イクラムッディンの兄弟が医師で、彼が治療を行なっていたと、タリバン戦闘員が語った。
●この2人のタリバン戦闘員によると、現在、彼の後継者探しが行なわれているという。
●彼の後継者としては、マフスードの部下のハキムッラー・マフスードが考えられる。ハキムッラーは最近までカイバル、オラクザイ、クラーム地域の活動を管轄する、若い攻撃的な司令官である。
●もう1人の候補者は、バイトゥッラーが病気になってから彼の右腕となった、ワルフール・マフスードだと、パキスタンの治安関係者が述べた。
●3番目がアズマットゥッラー・マフスードである。後継者の決定には、アフガニスタンのタリバン指導者であるオマール師の意向も大きく働く。
●(中略)マフスードの重要性は確かだが、彼の死が抵抗勢力に与えるインパクトの大きさに関しては意見が分かれる。パキスタンの治安関係者の中には、彼がパキスタン国内で築いたと言われる地位に疑問を投げかける者もいる。マフスードは最近パンジャーブで実施された2つの攻撃−−ラホールの諜報組織とスリランのクリケット・チーム−−の首謀者と言われているが、諜報関係者によると、警察は彼とのつながりを示すものを発見しておらず、むしろアルカイダが黒幕だという。
●しかし、マフスードはラホールの別の2つの事件には関与しており、また南ワジリスタンでアルカイダを匿うことで協力していたという。「アルカイダは自分たちの力を守るために彼のブランドを使用したのであり、彼が行動していたわけではない。彼はそのような力や技術、また資金も持っていない。アルカイダがやっていたことだ。彼は道具にすぎない」。
●マフスードを知っていたパキスタン人たちも、彼は象徴であり、活動家ではなかったという。特に腎臓を患ってからは、ほとんど活動していない。彼のナンバー2のハキムッラーや、パキスタン各地に自爆犯を送り出しているパンジャーブ出身の過激派カリ・フセインのほうが重要だという(中略)。
●パキスタン政府も、それほど手放しに喜んでいない。「まだ他にいる。まだまだ先は長い。指導者を1人殺害したところで、まだ他のやつらがいる」。
●しかしマフスードの死により、パキスタンは今後も南ワジリスタンの抵抗勢力に対して活動するかどうか、疑問が沸いてくる。初めの数週間は、パキスタン軍は戦闘ヘリコプターや大砲、F16による空爆で訓練所や武器庫などを標的としてきた。しかしパキスタン軍は作戦を公言しておらず、南ワジリスタンに地上軍を送ることには、消極的である。
●パキスタン軍や諜報関係者の中には、マフスードが殺害されれば政府は勝利を宣言し、残りの戦闘員とは和平協定を結ぶ、と語る者もいる。米関係者はこのような選択肢を恐れる(中略)。
●マフスードの死亡説は、木曜日に浮上した。金曜の朝になると、パキスタン人治安関係者が、彼の死亡説が有力になってきたと語り始めた。
●タリバンはミサイル攻撃のあと現場を封鎖するが、今回は通常よりもその範囲が3マイル広がった。現場に出入りは禁止された。
●ある治安関係者は、情報源がマフスードはすでに極秘に埋葬され、マフスードの部下が彼の死を認めたと述べたと語った。治安関係者によると、葬儀はザンガーラ地域のナルゴサイ村で行なわれたという(後略)。
●パキスタンのタリバン指導者だったバイトゥッラー・マフスードが、アメリカによるミサイル攻撃で今週死亡したと、パキスタン政府関係者と部族地帯のタリバンメンバーが金曜日に述べた。パキスタン内のイスラーム主義者たちにとっては、大きな打撃となる。
●現場の調査でアルカイダの盟友であるマフスードの死亡が確認されれば、パキスタンとアメリカのタリバン過激主義運動との戦いにとっては、大きな勝利となる。
●金曜日に電話でパキスタンのタリバン戦闘員に聞いたところ、「バイトゥッラーは死亡した」と述べた。この戦闘員によると、マフスードは健康を害していたために、南ワジリスタンのザンガーラ村にある義理の父の家で療養していたという。この地域のタリバン指導者たちは、後継者を指命するために会議を開き、マフスード死後の活動計画を話し合っているという。
●パキスタンのクレイシー外相が、マフスード死亡を確認する諜報情報が入って来ているが、現在南ワジリスタンに関係者が入り、報告の信憑性を調査しようとしていると述べた(中略)。
●マフスードは、攻撃するべき時期と話し合いの時期を巧みに操ることに長け、彼の後継者が決まるまで、タリバン内で混乱が生じると思われる(中略)。
●アフガニスタンの米軍やNATO軍と戦うタリバン司令官と異なり、マフスードはパキスタンの国家を標的としたために、非常に恐れられていた(中略)。彼の攻撃が頻繁になると、イスラマバードとワシントンの関係も危うくなった。パキスタンは、アメリカがパキスタンの敵を攻撃せず、アフガニスタンで戦うアルカイダや抵抗勢力をばかり標的にしていると非難した。しかしここ数ヵ月、アメリカの偵察機はマフスード排除のために、頻繁に攻撃を繰り返すようになった(後略)。
Pakistan Taliban Leader Mehsud Dead, Officials and Aide Say●パキスタンのタリバン指導者がCIAの無人偵察機によるミサイル攻撃で死亡し、遺体は埋葬されたと、パキスタンの諜報関係者が金曜日に述べた。しかしその1人は、彼の遺体を実際見た諜報関係者はいないという。
●関係者が、バイトゥッラー・マフスードが水曜日に彼の義理の父親の家がミサイルで攻撃された際に死亡し、遺体が現場からそれほど遠くないワジリスタンのナルドゥサイに埋葬されたと語った。
●関係者の1人は、マフスードが死亡して埋葬されたという極秘報告書を見たと言うが、現場はタリバンに制圧されているために、諜報員たちは遺体を見ていないという。
●パキスタンのレーマン・マリーク内相は、マフスードの妻が死亡したことは確かだが、マフスード自身に関してはわからないという。ただその可能性はあると述べた。「彼の妻が死亡し、兄弟の1人も死亡した可能性がある。しかし彼自身が死亡した証拠はない」。「彼が死亡したという情報が多数入っている。しかし確かな証拠はない」。
●米政府関係者は、マフスード死亡の報告を調査しているという。アメリカは、まだ彼が死亡した身体的証拠を持っていないという。しかし彼が攻撃で死亡したことを確認する他の方法はあると述べた。その方法に関しては、語らなかった。
Intel officials: Taliban leader Mehsud dead●パキスタン人タリバン指導者のバイトゥッラー・マフスードが、水曜日に行なわれたCIAの無人偵察機による民家への攻撃で死亡した「強い可能性がある」と、政府関係者が『ABC News』に語った。アメリカとパキスタンの関係者は、バイトゥッラー・マフスードが死亡したと見ている。
●アメリカとパキスタンの関係者は、昨日実施された南ワジリスタンに対する攻撃で、マフスードが死亡した「可能性が大きい」と信じている。アメリカの関係者は、死亡したのがマフスードであることを示す視覚的「証拠」があり、彼が犠牲者の中にいたことは95%確かだという。パキスタンの関係者は、人体的証拠を集めようとしている。
●(中略)ミサイル攻撃は、少なくとも3人を殺害し、そのうちの1人はマフスードの2番目の妻だという(中略)。攻撃のあったマキーンはバイトゥッラーの生まれ故郷で、彼はたびたびここを訪れていたと言われる。
U.S. Official: 'Strong Indications' Pakistani Taliban Leader Baitullah Mehsud Is Dead●パキスタンの諜報関係者と軍関係者が水曜日に型ったところによると、パキスタン北東部に対するアメリカのミサイル攻撃で、パキスタン人タリバン指導者であるバイトゥッラー・マフスードの妻が死亡した。
●マフスードの仲間は報告を認めていないが、南ワジリスタンに対するミサイル攻撃で、女性が死亡したことは認めた。
●諜報関係者2人と軍関係者1人が語ったところによると、攻撃でマフスードの義理の父、アキラムッディンの家が破壊され、マフスードの2人の妻のうちの1人を含む、2人の人間が死亡したという。2人目の死亡者についても、確認を急いでいるという(後略)。
Wife of Pakistani Taliban leader killed●米偵察機がミサイル2発を発射し、パキスタンの抵抗勢力指導者の妻の1人を殺害したと、その親戚が述べた。
●ミサイルは、タリバン最高司令官のバイトゥッラー・マフスードの家を攻撃したと、地元民が述べた。南ワジリスタンに対する攻撃で、マフスード氏の他の親戚も負傷したという。
●(中略)水曜日の朝の攻撃で子供4人も負傷したと、地元政府関係者が述べた。家屋はラッダ町北東部のザンガルハ地域にある。バイトゥッラー・マフスードの義理の父であるマリーク・イクラムッディンが所有する家だった。
●マリーク・イクラムッディンの甥のムハンマド・イクバル・マフスードが語ったところによると、攻撃があった当時、家には40人以上がいたというが、他の部屋にいたために、無事だった。当時バイトゥッラーは、家にはいなかったという。イクラムッディン氏は家にいたが無事だったと、ムハンマド・マフスードが述べた。タリバンと地元の住民たちが、バイトゥッラー・マフスードの妻の遺体を、瓦礫の山の中から掘り起こしたという(後略)。
Drone strike on militant's family●月曜日の夜、北ワジリスタンで治安部隊と抵抗勢力との間で衝突があり、女性と子供10人を含む一般市民14人と国境警察隊兵士4人が死亡、数人が負傷した。
●アサール・アッバス軍報道官によると、抵抗勢力が夜間に検問所を襲撃したために、部隊が応戦した。抵抗勢力の犠牲者数はわからないという。
●治安部隊と抵抗勢力の戦いは、抵抗勢力が月曜日の夜に、ミランシャーにある治安部隊の検問所各地を攻撃したために発生した。攻撃は非常によく統率され、抵抗勢力がまず治安部隊の検問所を攻撃し、その後国境警察隊のキャンプに迫撃砲を撃ち込み、さらにミランシャーのパキスタン陸軍基地を攻撃した。
●部族民の情報源によると、町には大きな爆発音が聞こえた。アミン前哨基地、ミランシャーの丘の上にあるサルバンキとバンダ検問所を攻撃したために、治安部隊が砲撃や迫撃砲で抵抗勢力の位置を攻撃した。爆発のために電気の供給が止まり、一帯が停電した。
●政府関係者によると、ミランシャーは戦場となり、銃撃音が郊外にまで聞こえた。一般市民だけが、犠牲になったという(後略)。
10 civilians, four FC men die in NWA clashes●パキスタンの最高裁判所が、ムンバイ攻撃と関連したと疑われている、イスラーム慈善団体会長の再逮捕を求める公聴会を休廷した。
●ハーフィズ・サイードの弁護士が、事件を起訴できなかったために公聴会が中止になったと述べた(中略)。政府はサイード氏を再逮捕したがっている。
●サイード氏は6月、彼をこれ以上勾留する証拠がないとして、ラホール裁判所によって釈放された。
Pakistan adjourns 'militant' case●月曜日にパキスタンのジェット戦闘機がタリバンの隠れ家を攻撃し、スワートの近くで抵抗勢力5人を殺害した。
●戦闘機が、2年前に多数のタリバンが集結していると報告された、スワートの近くのドック・ダラ町を攻撃したと、軍報道官のテーアル・アリ・ハーン少佐が述べた。「爆撃でタリバンの基地3ヵ所を破壊し、抵抗勢力5人を殺害した」という(後略)。
Pakistani jets kill five Taliban rebels: officials