【2009年9月14日〜9月20日】


■トゥルキスターニ・ビッターニ拘束、その後釈放[090920 News]

親タリバン系過激派司令官のトゥルキスターニ・ビッターニが一時逮捕され、その後釈放された。彼と彼の配下の者たちが、仲間が逮捕され武器を押収されたことに抗議して、治安部隊に武器を引き渡した。

しかし諜報組織内の情報源によると、ビッターニはこの件に関して話し合うことを要求しただけで、逮捕されてはいないと主張した。諜報組織はビッターニや他の親政府系司令官と結託し、タリバンを排除するために民兵隊を組織していることを忘れてはならない。

「ここ数日の間に、仲間150人が逮捕され、治安隊に武器を押収された。私は、バイトウッラーの組織と戦っている治安部隊が、私や私の仲間を長いこと利用しておきながら、今になって武器を持っていたというだけで仲間が逮捕されたことに面食らっていると、ビッターニがタンクで治安部隊に投降する前にメディアに述べた。

しかし、治安部隊は過激派司令官の主張を否定し、彼の部下50人がバザールで武器を所持していたために逮捕されたと述べた。町で武器を所持することは、禁じられているという。

情報源によると、ビッターニは土曜日にタンクの治安部隊本部に直行して、部下数人が逮捕され武器を取り上げられたことに抗議し、投降したという。彼はまだ治安関係者のもとにおり、帰ることを拒否しているという。

別の情報によると、治安部隊がビッターニと24人の部下を、公衆の面前で武器を所持していたとしてコール城で逮捕した。数日前にビッターニはタンクの近くで仲間と話し合い、抵抗勢力と戦っている政府とある取り引きをしたが、今は彼らにがっかりさせられていると述べた。ビッターニ氏族の居住地にいたバイトゥッラーの関係者を敗北させて、タンクとジャンドーラから追い払ったが、政府は彼に誠意を見せていないという。

トゥルキスターニによると、政府はタリバンに対する軍事作戦に失敗したという。政府は抵抗勢力を取り締まりもせず、彼の部下が抵抗勢力と戦うことも許さないという。

政府は、今後トゥルキスターニが政府を非難せず、また武器を持ち歩かないという条件で、彼とその仲間を釈放して武器も返還しようとしているという報告もある。しかしトゥルキスターニは武器の返をを拒否し、政府は自分や仲間を裏切ったと非難した。

トゥルキスターニは南ワジリスタンの元スカウトで、軍を辞めたあと、バイトゥッラーの仲間だったビッターニ族の抵抗勢力司令官、アスマットゥッラー・シャヒーン・ビッターニと、抵抗運動や英国時代に建設された橋を破壊したことで仲違いした。トゥルキスターニの兄弟のヒンドゥスターニを含めた30人がバイトゥッラーに拉致され、南ワジリスタンのスビンカイ・ラグザイで虐殺された。バイトゥッラーが死亡したことや、ハキムッラー・マフスードとワリウル・レーマンが衝突したことを報告したのは、ビッターニである。

smellTurkistan Bhittani detained, released
WANA/TANK

■ビッターニと支持者500人投降[090920 Nation]

土曜日に治安部隊が、親政府系民兵責任者を逮捕した。彼が提供した情報により、一般市民9人が殺害されたと、民放テレビ局が報道した。

政府に協力しているトゥルキスターニ・ビッターニが、タンクで24人の重武装した仲間とともに逮捕された。「私は国境警察隊のコール城塞におり、陸軍と一緒にいる」と、ビッターニがドイツ通信社DPAとの電話インタビューに答えた。「私の部下400〜500人に武器を捨てるように命じた。治安軍に抵抗しない」という。

ビッターニは、バイトゥッラー・マフスードを批判したために、急遽脚光を浴びた。バイトゥッラーが殺害されたあと、マフスード族たちが彼の仲間を攻撃している。

ビッターニが政府に重要な情報を提供したために、タンクと隣接するデーラ・イスマイル・ハーンにいるマフスード族数百人が逮捕された。

しかしデーラ・イスマイル・ハーンの住民何人かが、9月16日にビッターニとその仲間が虚偽の情報を政府に提供した結果、軍が自分たちの家族を殺害したと非難した。「兵士たちがビッターニの仲間と村にやってきて、9人を逮捕した」と、アンダ・ハーニ地域の住民、イムティアーズ・アフマッド・ハーンが述べた。兵士たちがそのうちの3人をその場で射殺し、残りは離れた所で殺害して、近くの畑に遺体を遺棄したという。「この事件に関して、法に調査を依頼したい。無実な人間に対する残虐な殺人の責任者を裁いてほしい」と、ハーンが述べた。

家族を殺害されたもう1人の住民グル・フラーズは、ビッターニが自分たちと対立する部族民から金銭をもらい、親戚を殺害したと疑っている。

hoonBittani, 500 supporters surrender

■兵士2人、ダラの自爆攻撃で死亡[090920 News]

土曜日にダラ・アダムヘール町のザール・キレイにあるモサール検問所で自爆攻撃があり、兵士2人が死亡、通行人1人が負傷した。

情報源によると、治安部隊兵士が、10代の少年の身体検査をしようとして彼を制止すると、自爆したという(後略)。

hoonTwo soldiers killed in Darra suicide attack
Syed Yasir Shah、KOHAT

■パキスタン、ドイツ人6人拘束[090920 AFP]

パキスタンは5月に、過激派組織に入ろうとしていた4歳の少女を含む6人のドイツ人をイランとの国境で逮捕したと、週刊誌の『Der Spiegel』が報道した。

ウズベキスタンイスラーム運動報道官のムニール・シュカの義理の兄弟が、この中にいるという。さらにイスラームに改宗したドイツ人とエリトリア出身の妻とその4歳の娘がいるという。

6人はトルコ人だと主張し、書類を紛失してしまったというが、パキスタンの諜報組織が彼らの身元を明らかにしたのは、8月になってからである。それ以来、ドイツ政府は女性とその子供の釈放に尽力していた。6人全員は今、ドイツに国外追放される予定になっているという。

7人目の男性で、ドイツに住んでいたチュニジア人は、滞在許可の期限が無効になっているために、国外追放の一行には入れないという。

『Der Spiegel』によると、拘束されている人間たちは「ジハードに参加」することを希望していると大使館員に語り、パキスタンの治安軍から手荒く扱われたと不満を表明した。

hoonPakistan holds six GermansPublished: September 20, 2009
BERLIN

■スーフィー拘束、1ヵ月以上続く[090920 News]

土曜日に地域行政府が、TNSM責任者のスーフィー・ムハンマド師の拘束期間を、さらに30日延長した。スーフィー師の拘束期間は、イード祭の最中に切れるはずだったが、さらに30日延長された。

スーフィー師は、3人の息子、リザヌッラー、ジアウッラー、ハヤトゥッラーとともに、7月22日にセシ町の借家で逮捕された。

ペシャワルでスーフィー・ムハンマドが逮捕されてから、サイドゥ・シャリーフ警察署でいくつかの立件で起訴された。ディールとスワート警察署でも、16の立件で起訴されている。

hoonDetention of Sufi extended for one month
Javed Aziz Khan、PESHAWAR

■抵抗勢力、ギリシア人技師解放に条件提示[090920 Dawn]

ギリシア人技師のアタナシアス拉致犯人たちが、彼の解放と引き換えに200万ドルとアフガン人タリバンリーダー3人の釈放を要求してきた。

解放の交渉のために、使節団を率いてヌーリスタンを訪れていた元地方議員のアブドゥル・マジッドが土曜日に戻り、ギリシア人ボランティアがカムデシュ地域に拘束されているが、無事であることを記者団に報告した。

(中略)タリバンたちが釈放を要求しているのは、アフガン政権時代の元国防省のウバイドゥッラー・アフンドと、ムッラー・ヤシール、カリ・ラフマットゥッディンである。マジッド氏がチトラルの政府関係者に、タリバンが示している条件を伝えた。

9月19日にアタナシアスが友人たちに宛てて書いた手紙によると、自分は元気であり、ヌーリスタンに連れて来られてからも、何も問題は生じていないという。「私は今、タリバンの一団と暮らしている。彼らはとても親切で、私の命と安全のために、最大限尽くしてくれている。タリバンの私に対する態度はとても良い」。「問題を解決しようとしている人全員に、感謝したい。特にヌーリスタンまで来て、問題を解決しようとしてくれたマジッド氏とナシール氏に感謝している」。「どうか私の親戚、特にギリシアのボランティアたち、そしてイスラマバードのギリシア大使館に連絡して、私が元気であること、心配しないでほしいということを伝えてほしい」。

カラーシュの人々は、もし政府がすぐさまギリシア人ボランティアの解放のために動いてくれなければ、イード祭のあと、抗議のために他の国に移り住むと述べている。彼の解放のために、自分たちの財産を売却するとも述べている。

hoonMilitants set conditions for Greek engineer's release
Zahiruddin、CHITRAL

■パキスタン警察、米雇用の警備会社を取り締まる[090919 AP]

アメリカが民間請負会社を使用することに関心が集っている今、パキスタンの警察が土曜日、米大使館が雇用している地元警備会社の家宅捜索を行ない、数十の無許可武器を押収した。

『インター・リスク』の職員2人が逮捕されたと、イスラマバード警察のラナ・アクラームが述べた。ライフル61丁とピストル9丁が、報道陣に公開された。

アクラームが、警察が会社のオーナーの行方を捜索していると述べた。地元のメディアによると、アメリカの外交官たちがパキスタンで使用できるような民間警備会社を設立しようとしていたという。

特にパキスタンの記者やブロガーたちの間では、アメリカが『ブラックウォーター』という名前で以前知られていた会社を使用しているかもしれないという憶測が、飛び交っている。イラク政府は、今年になって『ブラックウォーター』がイラク国内で仕事をするためのライセンスを取り消した。

米大使館は『ブラックウォーター』−−現在は『ズィ・サービス』−−と呼ばれるこの会社をパキスタンで使用していることを否定している(中略)。

米大使館報道官のリック・スネルザイアーは、去年「インター・リスク」と雇用関係を結び、2009年の初めから雇用開始を認めた。アメリカが地元の会社を雇用したことは、これが初めてだという。「我々の理解では、彼らは契約に必要なものすべてを持ち込むための許可を得ている」と、スネルザイアーが述べた。「政府には、我々が『インター・リスク』を雇い、『インター・リスク』が大使館の警備にあたることを報告している」。

アメリカは、パキスタンに数十億円ドルの人道支援を行なうという名目で、大使館の拡張計画を進めており、スタッフ数百人を増員し、土地も広げようとしている。

アクラームは、他の民間警備会社も不法に武器を使用していないかどうか、捜索しているという。

hoonPakistan Police Raid U.S.-Employed Security Firm
ISLAMABAD

■タリバン、頭を付き合わせる[090919 Asia Times]

(前略)予想外の展開ではあるが、10日前に、4つの地域の抵抗勢力組織がアフガニスタンのホーストに集まり、NATO軍とパキスタンの治安部隊に対する対処の仕方を話し合った。

集まった指導者たちは、最大のタリバン組織を率いるシラージュ・ハッカーニ、パキスタンのTTP責任者のはハキムッラー・マフスード、彼のライバルでアフガニスタンのパクティアを指揮する、南ワジリスタンのタリバン司令官ムッラー・ナジール、そして北ワジリスタンのタリバン司令官グル・バハドゥールが含まれる。

情報源によると、シラージュ・ハッカーニが音頭を取り、仲違いするさまざまなタリバン組織が協力し合うことを強調した。各組織はみなオマール師に忠誠を誓い、アフガニスタンにいる外国軍に対して抵抗運動を行なうが、組織間には亀裂がある。例えばムッラー・ナジールとグル・バハドゥールはワジール族出身で、マフスード族とは仲が悪い。時にはそれぞれに敵対するために、政府に協力したこともある。

この会合で話題になったのが、パキスタンにおける軍事作戦である。軍事作戦により、アフガニスタンに入るタリバンの補給線が大きな被害を受けた。過去においてタリバン数千人が国境を越えていたが、その数が激減した。

責任者たちは、ライバルであろうとなかろうと、タリバンの組織はそれぞれ協力し合い、必要があれば一緒に作戦を実施することに合意した。このような武装組織間の協力はアフガニスタンでは成功しているが、地域レベルで行なわれるのは初めてのことである。

このような協力態勢は、北アフガニスタンで特に大きく成功している。木曜日にカブールで実施されたイタリアのパラシュート隊兵士への攻撃も、そのひとつである。この自爆攻撃で、兵士6人と一般市民10人が死亡している。

アブ・アブドゥッラーと名乗るジハード組織の人間によると、「カブールの作戦は、シラージュ・ハッカーニが首謀し、24人ほどの人間がコハートからカブールに何人かずつ派遣された。何ヵ所かのタリバンの隠れ家に、それぞれが滞在した。そのうちの1人が自爆ミッションのために選ばれた。他の者たちは、今後の作戦のために待機している」という。

アブ・アブドゥッラーによると、作戦はカブールにいる地元の親タリバン系の人間の協力を得て実施された。この人間は地元政府内部に精通し、NATOの車列を追跡していた。政府内の地元協力者の助力で監視所を設け、幹線道路を通過する3台の車があることを報告し、自爆者の車がその1つの車に激突した。彼によると、車3台が破壊され、NATO軍兵士25人が死亡したという(後略)。

hoonTaliban put their heads together
Syed Saleem Shahzad、ISLAMABAD

■ギリシア人拉致[090919 News]

ギリシア人社会運動家のアタナシアス拉致犯たちと接触するために、ヌーリスタンに出かけていたジルガのメンバーが、チトラルに戻り始めた。

ジルガのメンバーのザヒールはすでにチトラルに戻り、残りのメンバーも金曜日か土曜日にイード明けの祭りを祝うために、家族のもとに帰宅予定である。ザヒールはチトラルに住む元アフガン人ムジャヒディンであるが、他のメンバーとともに、祭りが終わったらヌーリスタンに戻り、解放の交渉を再開する予定である。

(中略)犯人たちはまだ要求を明らかにしていないが、ヌーリスタンで聞き込みをしているジルガのメンバーたちは、犯人たちが犯罪団であることを確信している。これが真実だとしたら、犯人たちは身代金を要求してくると見られる。

しかし未確認情報によると、犯人たちはモーラナ・ラフマトゥッラーと彼の仲間のサイフッラーという過激派の釈放を要求しているという。2人は、パキスタン政府に拘束されていると言われる。しかし、政府もジルガのメンバーも、これを確認していない。

チトラルからヌーリスタンに出かけたジルガの他に、影響力のある関係者がアタナシアス解放のために、ヌーリスタンに向かった。元議員のアブドゥル・マジードが率いる一団も、その1つである。チトラルの警察や政府関係者も、この中にいる。

(中略)いっぽうでヌーリスタンのタリバンが、アタナシアスの拉致に関与していることがわかった。

hoonKidnapping of Greek national
PESHAWAR

■パキスタン、「ムンバイ攻撃」に関与した宗教指導者から調書[090918 AFP]

パキスタンは、欧米からテロ組織のブラックリストに入れられ、ムンバイ攻撃と関係があったと疑われている慈善団体責任者に対して、2件の事件に関して起訴した。

ハーフィズ・ムハンマド・サイードはジャマット・ウッダーワ責任者で、インドからムンバイテロを実施したと非難されているラシュカレ・トイバの創始者である。

(中略)「サイードは、一般民衆を煽動し、不法に集会を開いた件に関して調書をとった」と、警察関係者のムハンマド・メンシャが述べた。ファイサラバードの習慣で、人々にジバードに行くことを呼びかけ、最近のスピーチではパキスタン政府を批判したという(後略)。

hoonPakistan books cleric 'linked to Mumbai attacks'
ISLAMABAD

■アルカイダ司令官、米攻撃で殺害される[090917 AP]

パキスタンにおけるアルカイダの作戦責任者とウズベク人抵抗勢力司令官が、今月初めにアメリカの無人偵察機のミサイル攻撃で死亡したと、パキスタン人関係者が木曜日に述べた。

イリアス・カシミーリとナジームッディン別名ヤハヴォの死が確認されれば、アメリカの政策が成功していることがわかる。

イリアス・カシミーリはパキスタン人で、9月7日に北ワジリスタンの建物がミサイルで攻撃された際に死亡したと思われる。同じ地域で14日にも車輛が攻撃され、ニザームッディンが殺害されたという。

(中略)情報は、抵抗勢力間の電話連絡の盗聴や、仲間内の情報源に基づくという。カシミーリはハラウトゥル・ジハード・イスラーミのメンバーで、アフガニスタンでソ連軍と戦っていた時代からの戦闘員だという。

パキスタンの関係者によると、カシミーリはムシャラフ元大統領の暗殺未遂事件に関与していた。

ナジームッディンに関しては多くの事はわからない。しかし、彼と同じ名前と別名を持つ人間が、アメリカの指名手配中のテロリストのリストの中に入っている。

(中略)これとは別に、治安部隊は木曜日に、ミンゴーラに侵入しようとしていた抵抗勢力10人を殺害した。

hoonAl-Qaida commanders killed in US strikes
MUNIR AHMAD and CHRIS BRUMMITT、ISLAMABAD

■米無人偵察機、テロリストのリーダー2人殺害[090917 Dawn]

水曜日に諜報組織の情報源がワシントンで記者団に語ったところによると、最近の攻撃で2人の重要なテロリスト指導者が殺害された。

(中略)今月の初め、ナジームッディン・ザラロフ、別名ヤハヴォとイリヤス・カシミーリが殺害された。2人はともに、アメリカの指名手配テロリストの中に入っていた。

ヤハヴォはウズベキスタンのジハード組織の重要な指導者で、ビンラディンと親しい。イリヤス・カシミーリはハラカトゥル・ジハード・イスラミ責任者で、アルカイダと関係するカシミール人抵抗勢力である。

カシミーリは9月14日に無人偵察機の攻撃で殺害された4人のうちの1人で、ヤハヴォは先週殺害された。

(中略)カシミーリは、2004年に12月に、ムシャラフ元大統領の車列に車を激突させた自爆犯たちと関係していたとして、逮捕されたことがあるが、後に釈放されている。当時はムザファバードのハラカトゥル・ジハード・イスラーミ責任者だった。

hoonUS drones killed two terrorist leaders in Pak
Anwar Iqbal、WASHINGTON

■デーラ・イスマイル・ハーンで戦闘ヘリコプター、抵抗勢力11人殺害[090917 News]

水曜日に、デーラ・イスマイル・ハーンのナディール・ワンダ地域にある抵抗勢力の隠れ家を戦闘ヘリコプターが攻撃し、抵抗勢力11人が死亡した。

情報源によると、治安部隊がシャー・ハッサンヘール村にあるナディール・ワンダとワンダ・ミール・アリで捜索活動を実施した。戦闘ヘリコプターも出動し、抵抗勢力11人を殺害した。情報源によると、作戦は抵抗勢力司令官のアシュラフ・アリを狙ったものだったが、彼は逃走した。

hoon11 militants killed in DI Khan gunship copter attack
DERA ISMAIL KHAN

■タリバン、バイトゥッラーの親戚2人殺害[090917 News]

TTP指導者の故バイトゥッラーの義理の家族2人が、南ワジリスタンのタリバンにスパイ容疑で殺害された。

水曜日に『BBC』ウルドゥー語放送が報道した内容によると、タリバンに拘束されていたバイトゥッラーの義父モーラナ・イクムッディンの甥が死亡した。情報源によると、バイトゥッラーの義理の家族の話として、イクバル・マフスードは心臓発作で死亡し、タリバンが遺体を家族に引き渡してきたという。

別の妻方の親戚アキラーム・グルも、タリバンに殺害されたと報告されている。イクバル・マフスードとアクラーム・グルは、バイトゥッラー死亡後、南ワジリスタンのタリバンに拘束された彼の妻方の家族6人に属する。

拘束されたのは、バイトゥッラーの義父のモーラナ・イクラムッディン、息子2人、兄のサイードゥーッラー、甥のイクバル・マフスードと、アクラーム・グルである。レーマン・マリーク内相は以前、タリバンがモーラナ・イクラムッディンを含めた親戚を、バイトゥッラーのことをスパイしたとして殺害したと主張していた。しかし、この裏付けは取れていない。イクバル・マフスードも、政府関係者と親しかった。

hoonTaliban kill two in-laws of Baitullah
PESHAWAR

■ラシュカレ・イスラーム責任者、ペシャワルをロケット弾で攻撃[090917 News]

ラシュラカレ・イスラーム(LI)責任者のマンガル・バーが、4日にわたってペシャワルに5回ロケット砲を発射した。

火曜日から水曜日にかけて、カイバル行政区からロケット弾8発が発射され、ハヤタバードとジャムルッドに着弾した。ハヤタバードの民家に着弾したために、2人が負傷した。

(中略)バラに対する作戦が開始されてから、ロケット弾攻撃が頻発している。バラは、LIの拠点であるが、TTPやLIと敵対するアンサルール・イスラームも、ペシャワル攻撃に関与しているようだ。

マンガル・バーは以前は政府や治安軍に協力していたが、数年前シェイハーン村で18人を殺害したことや、先月モミン町で発生した自爆攻撃などのテロ行為に関与したと見られ、起訴されている。

火曜日にはロケット弾4発がペシャワルに発射され、ハヤタバードで労働者が負傷し、民家2軒に被害を与えた。さらに日曜日には2回にわたり4発、金曜日にも6発が発射された。

hoonLI chief charged with Peshawar rocket attacks
Javed Aziz Khan、PESHAWAR

■パキスタンの包囲網、タリバン司令官負傷[090916 AFP]

パキスタンによると、水曜日に、負傷したタリバン司令官を逮捕した(中略)。5日の間に、3人の重要指名手配人を逮捕したことになる。

軍によると、シェール・ムハンマド・カサーブは、チャルバーのタリバン司令官だという(中略)。カサーブは、指名手配になっているスワートの司令官15人のうちの1人で、軍事作戦で負傷し、逮捕された。この作戦で息子3人が死亡し、1人が逮捕された。「治安部隊との銃撃戦で負傷した。同じ銃撃戦で、息子3人が殺害された」と、スワートの軍報道官アサール・アッバス大佐が述べた。「軍は数日間、彼を包囲していた」という。別の軍関係者によると、4人目の息子は生き延びたが、父親と一緒に逮捕されたという。

軍によると、カサーブは治安部隊兵士を自身で斬首し、各地の女子校を放火していた。「チャルバーで屠殺場を作り、彼自身が彼に抵抗する者や治安部隊兵士を殺害していた」という。カサーブは、ウルドゥー語で屠殺者という意味で、抵抗勢力の一員になるまでの彼の職業だった。

金曜日にパキスタンは、スワートのタリバン報道官のムスリム・ハーンと、北部の司令官マフムード・ハーンを逮捕している(後略)。

hoonPakistan nets wounded Taliban commander: army
Lehaz Ali、PESHAWAR

■サウジ慈善団体の資金、アルカイダ系パキスタンテロ組織に[09014 News]

アルカイダのフロントと噂されるサウジアラビアの慈善団体が、テロ攻撃を行なう資金として1500万ドルをパキスタンの過激派に提供したという極秘報告書を、パキスタンの警察が作成しようとしている。

犯罪捜査局がまとめた報告によると、TTPが、アル・ハラマイン基金から資金を提供されたという。アル・ハラマイン基金はアルカイダと関係があるとして、国連安全委員会から活動を禁じられている。

TTPは、パンジャーブで大きな攻撃を計画しているという。TTPとSSPが、シーア派を攻撃しようとしている。カラチで最近殺害された、SSP幹部の復讐のようだ。

TTPのハキムッラー・マフスードと従兄弟のカリ・フセイン・マフスードは、反シーア派を掲げ、ラシュカレ・ジャングヴィやジャイシェ・ムハンマドと密接な関係がある。

hoonSaudi charity funds al-Qaeda linked Pak terror outfits
ISLAMABAD

■米偵察機、パキスタンで5人殺害[090914 AFP]

月曜日にパキスタンの部族地帯をアメリカの無人偵察機が攻撃し、抵抗勢力5人が殺害された(中略)。偵察機が、トゥーリ・ヘール村で抵抗勢力が乗った車を攻撃したと、パキスタン人関係者が述べた。

「アラブ人2人を含めた、抵抗勢力5人が死亡した」と、地元政府関係者が述べた。この他に、3人が重傷を負ったという。「ミサイルは、アメリカの無人偵察機から撃ち込まれた」(中略)。住民によると、建物の外に駐車していた車が出発しようとしているところを攻撃され、火の玉になったという(中略)。先週の火曜日にもこの地域では同じような攻撃があり、抵抗勢力3人が死亡した。その前日はマドラッサが攻撃され、5人が死亡している。

hoonUS strike kills up to five in Pakistan
Hasbanullah Khan、MIRANSHAH

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2009.