【2009年10月26日〜11月1日】


■国連職員攻撃に、アルカイダ関与[091031 New York Times]

先週国連のゲストハウスが自爆攻撃を受けた事件は、パキスタンの部族地帯を拠点とするアフガン人軍閥とアルカイダが首謀したものだったと、アフガン諜報組織関係者が土曜日に述べた。

土曜日夜明けにアフガン人警察官の制服を着用した3人の男たちが、ゲストハウスの周囲の塀を乗り越え、銃と手榴弾で攻撃を行なった。5人の外国人を含む8人の国連職員が死亡した。

犯人たちは自爆ベルトを着用し、1人はこれを爆破させたが2人は射殺された(中略)。

諜報関係者のアムラッラー・サレーが語ったところによると、アフガン人容疑者8人が逮捕された。そのうちの1人がイマームで、犯人たちを匿ったという。彼によると、犯人3人は全員スワート谷出身者だったという。

サラーによると、作戦はハッカーニの組織とアジュマルというアルカイダ工作員が率いる組織の合同作戦だったという。アジュマルはワジリスタンに逃走した。

hoonQaeda Had Role in Attack on U.N. Staff, Official Says
DEXTER FILKINS、KABUL

■パキスタンの道路で爆発、7人死亡[091030 BBC]

パキスタンの北西部で道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、準軍隊兵士7人が死亡した。カイバル行政区で隊が通常のパトロールを実施していた際に爆発があり、この他に準軍隊兵士11人が負傷した。

さらにオラクザイ行政区で空爆が実施され、抵抗勢力12人以上が死亡したという。

土曜日の爆弾は、カイバル行政区東部のスール・ハールで、兵士たちを乗せた車を狙ったものだったという。

オラクザイの抵抗勢力の拠点が空爆され、少なくとも抵抗勢力13人が死亡した(後略)。

hoonPakistan road blast kills seven

■9.11と関係するパスボート、故郷付近で発見[091030 AP]

タリバンと戦っているパキスタン軍が、9,11容疑者と関係がある可能性のあるパスポートを報道陣に公開した。軍は木曜日に、外国人と地元ジャーナリストを、部族地帯に案内した。

(中略)兵士たちは、作戦で押収したパスポートを公開した。中にはサイード・バハージというドイツ人の書類もあった。この男は、9.11の攻撃に関与していたハンブルグの組織の人間の名前と同一である。バハージは、9.11以後ドイツから逃走したと言われる。

パスボートには、パキスタンに入る観光ビザのスタンプや、カラチに入国したスタンプが押してあった。

これとは別のスペインのパスポートには、ラクカル・ブルゴス・ガルシアという名前が記されている。スベインのメディアによると、この名前と同じ名前の女性が、やり9.11や2004年のマドリードの列車爆破事件に関与していた、モロッコ人アルカイダ容疑者、アミール・アジジと結婚しているという。

マドリードにいる家族は、2001年から彼女と音信不通になっているという。彼女のパスポートには、インドとイランのビザもあった。さらにブルゴス・ガルシアの写真などがついた、モロッコの書類もあった(後略)。

hoonPassports linked to 9/11 found along Afghan border
NAHAL TOOSI、SHERWANGAI

■パキスタン、ウズベクの基地を攻撃[091029 BBC]

南ワジリスタンでタリバンと戦っているパキスタン軍は、ウズベク戦闘員の拠点を包囲したという。軍によると、カニグラームはパキスタン人タリバンの「作戦センター」でもある。抵抗勢力との戦いは「良い成果」を得ていると、軍は述べている。

(中略)人権団体によると、戦闘現場の住民たちが、厳しい冬になるまえに避難しようとしている(中略)。軍によると、避難民のために診療所を増やしているという。

軍は、ナワーズコットとラズマック〜マキーン地域で「かなりの成功」を治めたと表明し、抵抗勢力11人と兵士1人が最近の戦いで死亡したという。

しかしアナリストによると、抵抗勢力が強く抵抗していることから、軍の計画はそれほどうまくいってはいないはずだという。報道陣は現場に入ることができないために、戦いの様子を確認できない。

(中略)カニグラームには、ウズベク人戦闘員が約1500人いるといわれる。彼らはこれまで、ウズベクイスラーム運動(IMU)指導者のタヒール・ユルダシェフに率いられていた。ユルダシェフは最近の無人偵察機による攻撃で死亡したと見られているが、タリバンはこれを否定し、今のところ後継者の話もない。

たとえ指導者がいなくても、ウズベク人たちにとってはこの戦いが非常に重要であることは明らかだ。カニグラームに長期間住み着いているウズベク人はそれほどいないが、2007年に親政府系タリバンのモーラビ・ナジールにワナから追い出された者たちが、ここに集っている。

パキスタン政府は、これまでアフガニスタンで戦っていたパキスタンのタリバンが、最近ではパキスタンを標的としているのは、このIMUのせいだとみている。ウズベク人たちは「近い敵とまず戦う」というイデオロギーを、広めている。

したがってカニグラームの戦いは、非常に激しいものになるはずである。カニグラームの住民の多数はブルキ族である。しかしマフスード族やワジール族もいる。またハキムッラー・マフスードが率いるパキスタン人タリバンに好意的な人間が多数いる。

カニグラーム自身は山々に包囲されているが、他の地域とつながる道路が、網の目のように存在する。しかし冬になると、遮断される(後略)。

hoonPakistan army targets Uzbek base

■パキスタンのマーケットで車爆弾、100人死亡[091028 AP]

水曜日に、女性や子供で賑わっていたマーケットで車爆弾が爆発して100人が死亡し、ウェディング・ドレスや玩具、宝石を売る店が焼けただれ、遺体が散乱した。

(中略)今回の攻撃はこれまでと違い、一般市民を狙ったものだった。今のところ犯行声明は出ていないが、国境近くで実施されている軍事作戦を支持する政権や一般民衆を標的にしたものと思われる(中略)。

犠牲死者のうち、少なくとも60人が女性や子供だった。治安アナリストたちによると、今回の攻撃は抵抗勢力にとって大きな打撃となり、今後彼らに関する情報を提供する者たちが出てくるだろうという。

午後1時15分頃に起きた爆発で、ペシャワルの旧市街にあるミナ・バザールの大部分が破壊された。この地域には貧困層の女性や子供たちが、集まる(後略)。

hoonCar bomb in crowded Pakistan market kills 100
RIAZ KHAN and ROBERT BURNS、PESHAWAR

■カブールの殺人を国連避難[091028 BBC]

国連のバン・キー・ムーン総長が、カブールで起きたタリバンによる国連襲撃を非難した。この襲撃で国連活動家5人が死亡した。カブールの国連のゲストハウスに対する自爆攻撃で、このほかにアフガン人3人が死亡している(中略)。

タリバンが、今回の攻撃は来週予定されている、大統領選挙の決選投票を妨害する最初のステップだと述べた。

これとは別に、カブールの5スターホテルであるセリーナ・ホテルがロケット弾攻撃を受けたが、負傷者はいなかった。

(中略)少なくとも25人の国連活動家が、ゲストハウスにいた。自爆ベストを着用し、手榴弾とマシンガンを持った3人のタリバンが、襲撃を実施した。国連の職員が逃げ出そうとすると、ゲストハウスの外で銃撃音と爆発があったという。建物は火で包まれた。3人のガンマンは射殺された(後略)。

hoonUN chief condemns Kabul killings

■アフガン指導者の弟、CIAから報酬を受ける[091027 New York Times]

元・現米政府関係者によると、アフガニスタンの麻薬密輸に関与していると見られているアフガニスタンの大統領の弟、アフマッド・ワリ・カルザイは、少なくとも8年間CIAから定期的に報酬を受け取っている。

CIAはカルザイに、カンダハル周辺でCIAの指示に従って活動するアフガン準軍隊の入隊者を集めるなど、さまざまな仕事をさせている。

CIAとカルザイ氏が密接に行動していることで、アメリカのテロとの戦争戦略に疑問が湧いてきた。

カルザイ氏との関係により、オバマ政権内に大きな亀裂が生じている。批判家たちは、アメリカとカルザイ大統領との関係を複雑にしていると語る(中略)。またアメリカはアフガニスタンの麻薬密輸を取り締まるために、やるべきことをしていないことも明らかになってきた。

アメリカが、タリバンが勢力を振るうアフガニスタン南部における、最も影響力のある人間であるアフマッド・ワリ・カルザイに頼っているために、中央政府は法と秩序を保つ能力をいつまでも持てず、アメリカもアフガニスタンからなかなか撤退できない結果となっている。

(中略)アフマッド・ワリ・カルザイはインタビューで、アメリカの文民・軍関係者に協力しているが、麻薬の密輸には関与したことはなく、CIAから報酬は得ていないと述べた。

カルザイ氏とCIAの関係は、広範囲に及ぶ。彼はカンダハル・ストライク・フォースという準軍隊の活動に協力している。この隊は、抵抗勢力やテロリストに対する襲撃作戦を行なっている。また今までわかっているだけでも少なくとも1回、アフガン政府関係者に対する非公式の作戦を実施したと疑われている。

CIAや米特殊部隊が、カンダハル郊外にあるオマール師が以前所有していた建物の使用も許可している。この建物群は、カンダハル・ストライク・フォースの基地でもある。「彼は我々の地主だ」と、ある米政府幹部が述べた。

カルザイ氏は、CIAがタリバンやタリバンと親しいアフガン人たちと会うための便宜もはかっている。カルザイの役割は、アメリカ人とタリバンとの仲介役である(中略)。

米政府関係者の中には、カルザイ氏が麻薬密輸に関わっていることが決定したわけではないと述べる者もいる。「アフマッド・ワリ・カルザイが麻薬密輸に関わっている証拠はなく、裁判で証明することはできない」と、諜報情報に関与しているあるアメリカ人関係者が述べた。「またアフガン政府がアメリカの対テロ努力に貢献している事実を、無視することはできない」。

アフガン戦争の初期、米政府はアフガニスタンの軍閥に多額の報酬を支払い、タリバンの打倒に協力させた。しかしタリバンが復活し戦いが激化すると、中央政府が強くならなければタリバンを負かすことができないことに気づいた。

多数のアメリカ人の命が危険にさらされている現在、カルザイ氏との関係に関して米軍関係者やオバマ政権関係者の間では、怒りと苛立ちが芽生えている。カルザイ氏が麻薬密輸に関与し、また彼が「マフィア」風にアフガニスタン南部を支配していることで、彼は悪の力となっている。

軍や政治関係者は、カルザイ氏は芥子や麻薬の密輸に加担することで、裕福になったことが明らかだという。

(中略)さらに欧米関係者は、アフマッド・ワリ・カルザイは兄が再選されるように、数百、数千票の不正を指図した証拠があると述べる。また紙面の上だけに存在する、いわゆる「幽霊投票所」を数十ヵ所に設け、数万票の不正票を得たといわれる。

(中略)「私はCIAの人間は誰も知らない」とカルザイ氏は述べる。「いかなる組織から、いかるな資金も受け取っていない。もちろん協力する。可能の限りアメリカ人に協力する。それはアフガン人の義務だ」。

カルザイ氏は、CIAと特殊部隊が、オマール師の建物に滞在していることを認めた。またカンダハル・ストライク・フォースがそこを拠点としていることも認めた。しかし、自分は関与していないという。

いっぽう、アフガニスタンでの経験がある元CIA関係者は、組織はアフマッド・ワリ・カルザイに強く依存していると述べ、彼が所有する建物内で極秘作戦を行なったと述べた。カルザイが麻薬密輸に関与したかどうかは、CIAにはどうでもよかったと、対テロ活動に焦点を当てる関係者が述べた。「アフガン人は、誰でも麻薬密輸にある程度関与している。マザー・テレサを探しているのなら、アフガニスタンで探しても仕方ない」。

アフマッド・ワリ・カルザイに関する問題は、オバマが1月に大統領の座に着任した後の6月に、突然問題視されるようになった。カンダハル・ストライク・フォースが、地元の政治家の事務所で発生した銃撃戦で、カンダハル州警察責任者のマティウッラー・カティを殺害する事件が発生した。この事件の詳細に関しては、いまだに何の説明もない。

カティの死を巡る状況は、謎である。たとえば、このとき何らかの組織の人間がいたのかどうかも、明らかではない。しかし関係者によると、カティが、拘束されていたタスク・フォースの隊員の兄弟を解放しようとしたストライク・フォースを阻止しようとして、銃撃戦になったという。「マティウッラーは、いてはいけない時に、いてはいけない場所にいた」と、カルザイ氏が述べている。

(中略)アフガン人捜査官幹部によると、カルザイ氏が麻薬の密輸商売に関与していることは、十分よくわかっているという。今年になってアフガン内務省幹部関係者が、麻薬密輸に関するカルザイ氏の影響力は、ヘルマンド州とカンダハルとの間のルートに位置する、ヘルマンド川を渡る重要な橋を彼が管理していることだという。カルザイ氏は、橋を渡る麻薬密売人から、多額の通行量をまきあげている(後略)。

garrBrother of Afghan Leader Is Said to Be on C.I.A. Payroll
DEXTER FILKINS, MARK MAZZETTI and JAMES RISEN、KABUL

■米政府関係者、アフガン戦争で辞任[091027 Washington Post]

今年外交局に入ったマシュー・ホーは、アフガニスタンの開発事業のために、政府がまさに望んでいた有能な文民・軍人材だった。

元海兵隊大将はイラクでの経験もあり、ペンタゴンや国務省で働き、イラクでは文民活動もした。7月には、ザーブルに米文民関係者幹部として、派遣された。

しかし先月ホーは、アフガニスタン戦争に抗議して辞任した最初の米政府関係者となり、ホワイトハウスに波紋を起こした。彼は、アフガン戦争は抵抗運動を激化させているにすぎない、と信じている。

「アフガニスタンにアメリカが留まるという戦略的目的に、理解と認識を失ってしまった」と、国務省責任者に4ページの手紙を書いた。「現在の戦略と今後の戦略に、疑問と懸念を持つ。しかし、この戦いの方法ではなく、なぜ戦い、どのような目的で戦っているかに疑問を持ち、辞任する」。

ホーの手紙に対する反応は、大きかった。カブールのエルケンベリー米大使は彼をカブールに連れて来て、大使館幹部としての仕事を提供した。ホーはこれを辞退した。アメリカに帰され、ホルブルックと会見させられた。「彼は非常に有能な人間だったために、彼の手紙を真剣に受け止めた」と、ホルブルックは述べている(中略)。

ホルブルックは、「戦う価値がない」という彼の見解には同意しなかったが「彼の分析に共感する」と述べた。ワシントンで自分と一緒に仕事をしないかとの申し出に、ホーは一度は同意したが、1週間後に辞退した。

ホーはアルカイダやタリバンについて「殺す必要のある悪いやつらはたくさんいる」と語る(中略)。しかし多数のアフガン人は、米軍がそこにいるから戦っているのだと語る(中略)。タリバンが最大の悪であり、パキスタンを拠点とするアルカイダに対戦する必要はあるが、遠くで起きている市民戦争のために、アメリカは自国軍に死んでもらっているのだという。

(中略)ホーの疑問は、ジャララバードで始まった。彼はマイク・ミュレン総督が4月にアフガニスタンを訪問したときに、なぜ米軍はアフガニスタン東部にある孤立したコレンガール谷で何年も活動しているのか尋ねた。多数の米兵が、ここで殺害されていた。こにれ対してホーは、妥当な理由を見つけることができなかった。コレンガールの人間は、米国人にいてほしくなかった。抵抗運動は、米国人が来たために開始した。両者の戦いで流血が続き、こう着状態に陥ったにすぎない。

コレンガールなどの地域を見て、「抵抗運動がいかに局所的な戦いになっているかに気づいた。この谷の抵抗勢力は、2キロ先の抵抗勢力と何の関係もなかった」。アフガニスタンにある数百、あるいは数千のグループは、タリバンとイデオロギーを共有しているわけではなく、金のために外国軍と戦い、地元の権力争いであることに気づいた」。「このことに、ショックを受けた。もっと国家規模の戦いだと思った。しかしこれは地域の問題だ。谷単位のものともいえる」。

(中略)ザーブルは「最も難しく、無視された5〜6の州のひとつだ」と、カンダハルの国務省関係者が述べた(中略)。ホーがザーブルの州都カラートに到着したとき、すでに「忍耐が切れていた」。しかしその時は、新政権が方針を変えるつもりだと思っていた。だからもう少し忍耐を続けるつもりになった」という(中略)。

アフガニスタンの大統領選で、さらに疑問が大きくなった。彼の辞任の手紙によると、戦争は「教養があり、現代的な街部の世俗機関と、地方の宗教的・文盲・伝統的なアフガニスタンを対立させた。後者がパシュトゥーンの抵抗運動を形成・支持する」。「多数の不特定の地元のグループ」による抵抗運動は、パシュトゥーン族の間で数百年来続いてきた、文化、伝統、宗教、内部抗争の戦いと一体化している。パシュトゥーンの谷に米軍やNATO軍が存在すること、さらに非パシュトゥーンのアフガン軍や警察が存在することで、抵抗運動が正当化されている」(後略)。

garrU.S. official resigns over Afghan war
Karen DeYoung

■パキスタン、対タリバン作戦で抵抗勢力42人殺害[091027 AP]

火曜日にパキスタン軍はアフガン国境に沿ったタリバンの領土深く侵入し、抵抗勢力42人を殺害したと発表した。

イスラマバードでは、パキスタン陸軍幹部が銃を持った男たちに襲撃された。軍関係者と一緒に車に乗っていた母親は、2人とも無事だった。

(中略)パキスタン軍によると、24時間内に抵抗勢力42人と兵士1人が死亡したという。作戦開始以来、抵抗勢力231人と兵士29人が死亡したと発表されている。一般市民の犠牲者に関する言及はない。報道陣や人道活動家は現場に入ることができないために、軍の主張に対する裏付けはない。

火曜日にイスラマバードで、陸軍准将が自宅から銀行に向かう途中に襲撃された。近くでビジネスをしているムハンマド・イムラーンによると、シャルワールの中から武器を取り出した男が、スピード・バンプを乗り越えるために徐行した車に発砲したという。バイクに乗った別の若者が現われ、2人は逃走した。

いっぼう政府は、パンジャーブのパキスタンタリバン責任者だという、これまで無名の男の逮捕を発表した。カリ・イシュタィアークが、パンジャーブのバハワルブールで逮捕された(後略)。

hoonPakistan kills 42 militants in anti-Taliban push
ASIF SHAHZAD、ISLAMABAD

■米機残骸から3遺体発見[091027 AP]

NATO軍が、アフガニスタン北東部の山中でに2週間前に墜落した米軍請負会社職員3人の遺体を回収したと、軍が火曜日に発表した。

米軍のC-12 Huronツイン・エンジンターボプロベラ機が、ヌーリスタン州で偵察活動をしていた10月13日に墜落してから、行方不明になっていた。同機は、抵抗勢力が同州の前哨基地を襲撃した2週間後に、墜落した。

NATOは、墜落の原因は「現在調査中だが、敵の活動によるものではない」と述べた。

ロッキード・マーティン・コープ報道官のトマス・キャセイが、死亡した操縦士と副操縦士、技術士は、ロッキード・マーティンの仕事を請け負っていた米国人であることを認めた。

米軍報道官のウィン・シャンクスは、墜落した機に乗っていたのは3人だけで、救援サインを発することなく墜落したという。「突然通信が途絶えた」と語った。

(中略)シャンクスは、機は当時NATO軍のために偵察活動をしていたと述べたが、それ以上は明かさなかった。

軍によると、同機の通信が途絶えた4日後に墜落現場に飛んだUH-60ヘリコプターが、「強い下降気流に巻き込まれ、近くに不時着した」という。ヘリコプターの乗員は救出され、機体は、重要機器や使用可能機器を取り外してから、爆破された。

hoon3 bodies found in US plane wreckage in Afghanistan
KABUL

■アフガンの爆弾で米兵8人死亡[091027 BBC]

アフガニスタン南部で爆弾攻撃があり、米兵8人が死亡した。アフガン人の一般民も、この「複合簡易爆弾」で殺害された。

10月は米軍にとって、最悪の月となった。月曜日には複数のヘリコプター墜落自己があり、米兵11人を含む米国人14人が死亡した。全部で米兵55人が、10月に死亡している。

(中略)軍報道官によると、アフガン南部をパトロール中に、2回攻撃された。最初に米兵7人とアフガン一般民1人が死亡し、次に米兵1人が死亡した。

さらに火曜日には、10月13日にヌーリスタンで行方不明になっていた米偵察飛行機が発見された。NATO軍によると、現在事故は調査中であるが、敵の仕業ではないという。

hoonAfghan bombs kill eight US troops

■アフガニスタンでヘリ墜落、米国人14人死亡[091027 Times]

ヘリコプター1機が激しく攻撃されて墜落し、2機が空中で衝突して、米国人14人が死亡した。

最初の墜落で、兵士7人と一般民3人が死亡した。ヘリコプターは、麻薬密輸が横行している地域で取り締まりを終了した後、兵士たちを引き上げるところだった。

軍は、米国の一般民が「他の政府関係者」と一緒に搭乗していたことを認めた。

米エリート隊が夜明け前に、アフガニスタン西部で、麻薬密輸に関与する抵抗勢力を匿っていたと思われる建物群を空から攻撃した。「作戦の最中、抵抗勢力が合同軍と戦い、敵の戦闘員12人が死亡した」と、軍報道官が発表した。「合同軍が引き上げるとき、ヘリコプター1機が何らかの理由で墜落した。犠牲者が出た模様で、救出作戦を実施している」。

この墜落でアフガン兵と米兵26人が負傷した。救出作戦が実施されているが、終了するまで詳細は伏せられている。

アフガン人将校が、アフガニスタン西部のバッドギス州ダルパム地区で実施された襲撃には、特殊部隊が関与していたという。

タリバン報道官のカリ・ユースフ・アフマッドが犯行声明を出した。「バザールで外国人とタリバンの間で戦いが発生した。この戦いの最中、タリバンが外国のヘリコプターを撃墜した」という。

しかしNATOのISAF軍によると、墜落原因は現在調査中だという。「敵の仕業ではないと思われる」。「米兵7人と米国一般民3人が死亡した」。「負傷者には、アフガン兵14人と米兵11人、米国一般民1人が含まれる」という。

米軍報道官は、軍は、敵から攻撃された可能性はあり得ないと述べた(後略)。

hoonFourteen Americans dead as helicopters crash in Afghan raids
Jerome Starkey and Jenny Booth、Kabul

■バジョールのミサイル攻撃犠牲者、33人に[091026 News]

土曜日に実施されたバジョールへのミサイル攻撃の犠牲者は、負傷した13人が死亡したために33人になった。

バジョールのダマドーラにいる情報源によると、負傷者は診療所に運ばれる途中で死亡したという。さらに6人が重傷で、犠牲者数はまだ増える可能性がある。

情報源によると、犠牲者の中にはミンハージという名前の司令官とウズベク人3人が含まれている(中略)。モーラナ・ファキール・ムハンマドは無事だった。彼の甥と義理の息子が死亡したと報道されているが、これは確認がとれていない。

hoonBajaur Agency drone strike toll rises to 33
KHAR

■パキスタンの攻撃で兵士4人死亡[091026 BBC]

タリバンがパキスタンの部族地帯にある軍の検問所を攻撃し、兵士4人が死亡した。

(中略)ロケットや銃で武装した抵抗勢力20人が、バジョールのマタック検問所を攻撃した。「何発かロケット弾を発射したあと、検問所に近づき、自動兵器で攻撃してきた」という。「この急襲」で、兵士4人が死亡し、2人が負傷した。兵士たちが報復し、タリバン6人を殺害したという(後略)。

hoonPakistan attack kills four troops

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2009.