【2009年11月23日〜11月29s日】


■パキスタンで陰謀説、飛び交う[091124 BBC]

テレビでは、インドやアメリカが首謀者であるという陰謀説をまき散らし、最近の自爆攻撃は過激派ではなく、外国人によって首謀されていると主張している。

(中略)パキスタンはさまざまな危機に面し、国民は国家に自信を持てなくなっている。

(中略)最近では退役軍人が、ムッラー・マフスードが、アフガニスタンのバグラム基地に、アメリカのヘリコプターで救出されたと語った。

パキスタン人タリバンはアメリカの駒であるとともに、アメリカの無人偵察機が、ワジリスタンのパキスタン人タリバンを攻撃していることも認める。

陰謀説が渦巻き、パキスタンのすべての悪はアメリカ、インド、イスラエル、アフガニスタンのせいにされている。軍も、国家を転覆させてイスラーム国家を築こうとしているパキスタン人タリバンは、地元の人間の運動であることを強調せず、外国の陰謀であるとする。

このような軍の声明は、タリバンと戦い命を失っている兵士たちへの裏切りだ。

PPP政府も、このバランスを正そうとしない(中略)。現在もっぱらの話題は、いつ、いかにザルダリ大統領が退陣、または排除されるかに集中している。憲法の上では彼を排除する方策はなく、軍事クーデター以外はありえない。

一部の政治家やメディアは、ザルダリを排除するために、やっきになっている(後略)。

hoonAhmed Rashid: Pakistan conspiracy theories stifle debate

■バジョールで抵抗勢力17人殺害[091123 News]

日曜日にバジョール各地で、司令官2人と外国人2人を含む抵抗勢力17人が、戦闘機の空爆と治安部隊との衝突で死亡した。

政府筋によると、パキスタン空軍のジェット戦闘機が、マモンド地区のサパレイ、ハルケイ、ゴキ、ワエイ地域にある抵抗勢力の拠点を空爆した。この攻撃で外国人2人を含む抵抗勢力4人が死亡、5人が負傷した。

これとは別に、治安部隊がロイサム、インザリ、ラシャカイ地域で抵抗勢力と衝突し、重要な司令官であるラフィウッラーを含む抵抗勢力10人を殺害し、3人を負傷させた。

報告によると、抵抗勢力が自動兵器で治安部隊の検問所を攻撃したという。地元抵抗勢力の司令官も、死亡したという。

さらにオラクザイのシャフヘール地域で戦いがあり、抵抗勢力13人と兵士1人が死亡した(中略)。

部族民の情報源によると、作戦はハングではなく、オラクザイのシャフヘール地域で起きたという。地元民によると、抵抗勢力はすでにシャフヘールから撤退した。またシャフヘールにある抵抗勢力の隠れ家や建物が、ジェット戦闘機やヘリコプターで攻撃された。

いっぽうでTTPのオラクザイ地域報道官のジアウル・レーマンが、この戦闘で死亡した戦闘員はいないと述べた。

南ワジリスタンでは、抵抗勢力5人が死亡し、9人が負傷した。関係者によると、軍がパシュ・ジアラートとシャーワルに前進する際、抵抗勢力の攻撃を受けたという。治安部隊が応戦し、攻撃者2人を殺害、5人を負傷させた。現在軍はシャーワルに前進している。カニグラームのアスマン・マンザイで、衝突が報告ささている。

関係者によると、抵抗勢力がムルダール・アルガド地域で治安部隊を攻撃した。応戦した隊が、抵抗勢力3人を殺害した。

治安部隊によると、ラッダ・マキーン間の道路は確保され、ワナ・カニグラーム間をパトロールしているという。またジャンドーラ・ワナ間の道路を完全に掌握したという。

hoon17 militants killed in Bajaur attack
KHAR/KALAYA

Sniffed Out By Trail Dog 0-1, 2003 - 2009.