【2011年6月27日〜7月3日】
●ジェット機や戦闘ヘリコプターで援護されたパキスタン軍が、過去3日の間にアフガニスタンとの国境地帯で過激派40人を殺害したと、軍事司令官が木曜日に述べた。
●アフタブ・アフマッド准将が語ったところによると、モーマンドのバザイ地域にあった過激派の隠れ家17ヵ所を破壊したという。「過激派たちが、定期的にションカリとミタイにある我々の国境検問所やアフガニスタンに入る車輛を標的としていた」という。
●ガラナイはモーマンドの中心的な町で、軍は最近になってこの地域の過激派の拠点に対する攻撃を開始した。「3日前に航空機やヘリコプター、ジェット戦闘機に援護されて作戦が開始された。過激派が少なくとも40人殺害された」と、アフマッドが述べた(後略)。
●アメリカは、CIAが無人偵察機を離発着させるために使用している軍事基地からの撤退を望むパキスタンの要求を却下したと、米関係者が『ロイター』に語った。
●米関係者はシャムシ航空基地から引き上げてはおらず、そうする計画もないという。「基地から引き上げていないし、引き上げる最中でもない」という。別の米関係者も、この発言を確認した。
●ビンラディン殺害後、米パキスタン間の関係がぎくしゃくしている。「この件に関して、以前からアメリカに要求していたが、5月2日以後、再び要求した」と、ムフタール国防省が『ロイター』に語った。「彼らがあそこから攻撃しなければ、無人偵察機の攻撃はなくなる」。
●(中略)パキスタンの軍関係者が、米に基地から撤退するように要求したことを確認した。「我々は基地から撤退するように要求した。彼らの安全を保証できない」と、『ロイター』に語った。
●しかし、この地域の代表である国会議員であるアブドゥル・カディール・バルーチ元少将は、基地にはまだ米関係者がいると述べた。
●別のパキスタン軍関係者によると、アメリカがアフガニスタンとパキスタンで対テロ作戦を実施し始めた時期に、ジャコババードとシャムシの2つの基地をアメリカに提供した。ジャコババードは長い間使用されていないが、彼らはシャムシをまだ使用している」。
●「彼らは引き上げている」と、関係者が主張した。「シャムシ基地は兵站学的な目的のために使用していた。しばらくの間偵察機のためにも使用していたが、あそこから離発着したことはない」。
●パキスタンがアメリカに、CIAの極秘無人偵察機攻撃を行なうために使用されていると報告されている砂漠地帯にある航空基地から撤退するように伝えたと、国防省のアフマッド・ムフタルが水曜日にメディアに語った。シャムシ基地に停まっている偵察機の画像は、以前グーグル・アースに映っていた。滑走路は、バローチスタン州にある。
●(中略)「我々は米関係者に、航空基地から引き上げるように伝えた」と、『APP』ニュースに語ったという。
●(中略)米大使館報道官が語ったところによると、シャムシ基地には空軍関係者はいないという。
●(中略)『CNN』は、ラホールでCIA関係者が拘束される事件が発生した後、4月にすでに基地から撤退したと報道した。関係者は、パキスタン軍の承諾を得て基地を使用していたという(後略)。