【2011年9月5日〜9月11日】
●タリバンはヌーリスタンの8つの地域のうちの6つを支配していると、この地域に新たに配置された知事が述べた。
●ムハンマド・タミム・ヌーリスタニ知事が最近『Pajhwok Afghan News』に語ったところによると、バルゲ・マンタール、カムデシュ、ワイガル、マンドール、ドアーブ、そしてヌールグラムの一部をタリバンが支配しているという。パルンとワマだけが、アフガン政府管轄下にある。
●(中略)ヌーリスタニ知事によると、2年前に認可された800の開発計画のうち6つだけが完成され、あとは治安問題のために途中で放棄されたりキャンセルされている。ヌーリスタニは、長年この地域を支配していたジャマールッディン・バドルに代わって、最近知事の座についた。バドルは2008年7月に更迭された。
●(中略)タリバンに加えて、ヒズビ・イスラミ・グルブディン、アルカイダ、ジャマット・アル・ダーワ・イラ・アルスンナなど、さまざまな組織が活動している。ジャイシェ・ムハンマドとラシュカレ・タイバも活発である(後略)。
●月曜日にパキスタンが、諜報組織がユーニス・アル・モーラタニという名前の「アルカイダ幹部」を逮捕したと述べた。国際的な作戦を指揮し、ビンラディンにアメリカやヨーロッパ、オーストラリアの経済を混乱させるように命じられていたという。
●パキスタン軍はこれを、アルカイダにとっては「さらなる致命的な打撃」と説明し、この他に2人の幹部も逮捕されたという。
●「ガスや石油パイプライン、水力発電所などを標的とし、国際水域内で爆発物を搭載した高速船でオイルタンカーを攻撃しようとしていた」という。
●(中略)声明によると、アル・モーリタニはアメリカとの合同作戦で逮捕されたという。「ISIはアメリカの諜報組織と歴史的に長いつきあいがあるが、今回も技術的な援助を得て作戦を計画し、実行した」。「パキスタンとアメリカの諜報組織は互いに密接に連絡を取り合い、協力し続けている」という。